もう梅雨入りという。
バリ島ももう乾季という。
5月なのに上空の風が安定しているようで凧揚げ日到来!という感じで
バリ島では子供から大人まで男子は皆毎日空を見上げているようです。
風が吹くと空を見上げるのはバリ人男子のDNAかもしれません。
日本では第4波の中、辛抱強く日々を送られている方も多いと思います。
大阪での感染拡大が心配ですが、
やはりマスクをちゃんと着ける習慣が定着しているせいなのか
社会活動にロックダウンのような大幅な制限が無いまま
大規模な感染拡大が今のところ回避されていて、さすが日本!な印象があります。
オリンピックは話の外として、このまま集団免疫がうまくシフトされるとよいです。
バリ島は3月下旬に急にジョコウィ大統領がUBUDに来たと思ったら
その翌週から大規模なワクチン接種がスタートしました。
キャンペーンで大統領が接種したのはC社だったのに、一般庶民にはA社。
某レストラン従業員はほぼ全員副反応が出て3日間休業したという話しも。
仕事の合間にYouTubeでいろいろな学者さんたちの見解を見ていますが、
変異株は自然現象的に起きるようですね。
ワクチン懐疑派も角度がいろいろですが、私は自分の体質からのワクチン先延ばし派です。
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さて、前回までの本ブログ「2020年2月のインドまめたび」、長引いてしまって
すみませんでした。(^-^;
身近なところでのレポート、しばらくぶりにしたためます。
これがまた長い。
いつもお付き合いくださっている皆さま、重ね重ねごめんなさい。
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1 作品展もうすぐ!
4月中旬に仕上がった服からDM用の写真を撮りました。
モデルさんはkukuさんという方です。
ご自身も写真を撮ったりデザインをしたりするセンスの良いお方。
今回はお天気がやや下り坂で元の写真はすごーく暗いのですがそれを明るく補正してみましたら
白い背景が初夏っぽく良い感じ。
私はめっちゃくっちゃアナログ派なので、グラフィックデザイナーさんへ送るラフも
こんな風に適当な大きさにプリントアウトしたのを切り貼りして
構図を何となく作って、それをスキャンして送るんです。
ここからデザイナーさんが印刷に合うようなものにしてくださいます。
それにしても、フォトショ持ってるんだからもう少し頑張ればいいのに自分。毎回同じ反省をしています。
作品展情報はこちらです。
上の「こちら」をクリックいただくと開催についての最新情報をご覧いただけます。
今のところ告知予定通りの開催です。
コロナ時代2年目の夏のマニスは
昨年から仕掛かってきたオリジナル(注文制作による)布が中心となる初めての回。
これまではコレクト(集める)布が中心だったので、より作りたいものへ向かってきた半年でした。
お出かけいただくのが厳しくなる時期ですが、ご負担のない範囲で
ゆっくりとご覧いただけたら幸いです。
詳細は来週のブログにて!
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2 デウィシタ通り
5月あたまの写真です。
相変わらず寂しい感じのアトリエマニス・バリショップ前の光景です。
周囲のお店は週末だけ営業したり、隔月営業や不規則営業。
かつては渋滞が深刻だった国際的観光地のショッピングエリアは
観光ビザでまたたくさんの外国人の皆さんが集まってくるのをずっと待っているようです。
しかし、先週再就航予定だったシンガポールからのフライトも直前になって延期に。
イスラム教の人々が1か月の断食明けに大移動するイドゥル・フィットリの休暇を懸念したものと思われます。
けれども、ボスの私の考えで毎日営業しているマニスのお店。(写真左のゴミ箱のところ!)
お店番スタッフは毎日昼寝かもしれませんが、たま~に遠方からのリピートゲストが来てくださいます。
国内移動も検査必須で大変そうな中、バリには結構国内富裕層の人が来ている印象も。
萎れていく大半の店舗に対しコロナ期新規オープンのジャカルタ資本っぽいカフェもいくつかあり
そうしたお店は大賑わい。行列のカフェさえあるそうで、不思議の国でアリス。
通りは寂しくても、マニス店内はいつも照明をともしてガラスもピカピカに磨いています。
退屈過ぎてもしっかりお店を守ってくれているKadekとWayanに感謝です!
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3 ガルンガンとクニンガン
4月はバリのお盆に当たる休暇がありました。
コロナで景気が悪いので竿飾り「ペンジョール」が貧相になった、という人もいましたが
豪華な向きがなくてもバリ島の皆さんにとってご先祖様が戻ってくることには変わりありません。
毎年ただの連休とおぼしき休暇だったので、この時期は移動や出張に充てることが多かったけれど
もうどこへも行かない生活。
早朝の村を歩いてみると、私以外すべての人がクバヤとサロンで正装しているのでした。
民族衣装でもあるけれどバリの正装は日本の「身だしなみ」のようなものに近く、
社会的秩序でもあり、お寺への礼儀に近いと思います。
ガイジン、お客さんの事をタムーと言いますが、ここは、タムーがいてもいなくても全く関係ありません。
帽子被ってスニーカーなタムーの私はちょっと恥ずかしい気分に浸ってしまう。
イメージ写真じゃないのです。これが今いるそのままの周囲です。
たくましいし、ありがたい。
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4 学校
ウチのすぐ前にある古びた小学校の校舎には、4月アタマから制服を着た子供たちが登校し始めました。
1年ぶりの事です。
ウチのコの学校は昨年3月下旬以来ずっとリモートで、高3ゆえにこのままフェードアウトでおしまいな感じですが
ローカルの学校はいきなり大統領がバリ島に来て、ワクチン接種が始める!と宣言したと同時にオープン!!!
しかも「明日から」みたいな通達でしたので
皆、1年前の靴が履けないよ!ってところからのスタートだったそうです。
その日の靴屋さんがどんなだったか、考えるだけでニヤニヤしてしまう。
子供の足は1年で1センチは大きくなりますから。
この写真は休校中の「ウチのすぐ前」の小学校。門のカギが開いていたから侵入して窓越しに撮りました。
1年前の窓飾りがそのままで
アートシアターの映画のような情景でした。
日本の学校事情とあまりにかけ離れているこちらの教育関係には、
残念な思いもありますが
コロナ期の子供たちがどうかこの体験をばねに生き生きと好きな勉強をしてくれますように。
とにかく学校再開、その延長で各種お祭り事も復活。
皆さん気を付けながら再会を楽しんでくださいね、って言ったって
道路では必須のマスクは会合では外すの。逆にしてほしいです。
(交差点で警官がマスクチェックをしていて、タムーは2回引っかかると国外退去になるんですって。)
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5 いろいろあったベジのお寺
今回は書きませんが、少々ショッキングな出来事があって
どうにも落ち着かなかったお寺でしたが
クニンガンが終わってすぐに事態が完結。
朝歩きで拾うお花をお供えにトッピングして、
お寺通い続行中です。
こんなお花がいつもそこらじゅうに咲いていて、花ごと落っこちているのです。
1時間も歩くとレジ袋くらいの袋がいっぱいになります。
白いのはプルメリア。バリ島ではジュプンと呼ばれているとってもポピュラーなもの。
どちらかというと夜間に高貴でやわらかい香りを放ちます。
花弁は少し肉厚で、これは食べられないのが残念といつも思う。
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6 プチ引っ越し
エアコンの中にアリが巣を作って、そこからフンが落ちてくる。
写真の椅子の間、壁の上にそのエアコンがあるんですが
ちょうどその真下に受験を控えている息子の勉強机がありまして。
「部屋変わっていい?」と以前からも時々言われていまして、
あと少しで最終試験だし、ここはOKを出しました。
我が家は元を正せばスタジオの平屋に慌てて付け足した2階部分なので
子供の成長までは考慮出来ていない単純な設計です。
ちなみに、設計したのは自分です。w
写真の部屋は川に面していて西向きで夕方になるまで暗い。
元々使っていた部屋は東向きで日の出とともにギラギラ。
部屋の配置はダイニングを挟んで左右対称で内部仕様も対称だから、
引っ越したと同時にすべてが180度逆です。
これまで右だったのが左になり光の入り方も真逆になったのですが
1~2週間でほぼ慣れました!
最近ホテルに泊まることも皆無となったので、なかなか新鮮な宿替えでした。
何度かトイレの場所やタンスの位置などを間違えながら。
そうこうするうちに、
アリも住まいを移したみたいでエアコンからゴミ落ちてこなくなりましたが!(笑)
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7 時々ノマドワーク
先ほどと同じ話題となりますが、本当にどこへも出かけない1年以上なので
時々頑張ってパソコンを持ち歩き仕事場的プチ引っ越しをします。
とはいえ、せいぜい午後の2~3時間程度。
UBUD村にはノマドワーカーがまだ相当数いて、
wifi環境がいいカフェはそこそこ混んでいます。
観光客がいなくなった現実は観光業の方にとっては直面の問題ですが
長期滞在者にとっては恩恵が多いかも知れません。
こちらの比較的新しいカフェはUBUD中心地、王宮のはす向かい。
地価からして初期投資は億の単位だと思いますが、ソーシャルディスタンスで
空港のラウンジのように寛げます。
寛いじゃうとせっかくのノマドがワークにならないのでしませんけども。
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8 魚と遊ぶ毎日
ベジの池にいるお魚に、お供えに使うクラッカーを上げていますが
ただ上げても面白くないので、
最近は手なづけたりしております.
写真がいまいちですが、この薄オレンジ色の原種のようなお魚は
鯉と違って、結構するどい歯があって、アヒル顔で口が大きいので
手から直接食べさせようとすると噛まれます。
ので、えさ(クラッカー)を水面に近寄せておびき寄せ、口のそばにポトンと落とすと
いい感じで拾ってくれます。
池は左右対称で2つあり、もう一つの池の方には中国っぽい鯉が放たれていて
そちらのコたちは歯がないのとチュパチュパする小さな口なので
手から直接エサをキャッチできるようになりました。
私がお魚と遊んでいると「ハトおばさん」みたいに見えるようで
村の人が遠くから黙って見ていたりします。(笑)
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9 インドからの便り
心配をしていたカッチの織職人さんから先日2週間ぶりに連絡が来ました。
家族の中に3人陽性の方がいるそうですが、何とか無事にしているようで
少し安心しました。
しかし、いつもはどうでも良い事でもしょっちゅうビデオコールがかかってくるおじさんなので
(私より歳は相当下ですが・笑)、
その後も送ったメッセージにまた返事が来ないのはどうにも心配です。
写真は秋までにと頼んでいるデシウールの手織り。
糸をインディゴに染めたところの確認ですが、この写真のすぐ後にロックダウンになり
引き籠って織をすすめられたのは良かったそうなのですが。
その下はラダックの方からの写真です。
地域で取れる獣毛で手織りをしている女性グループですが
こちらはリーダーの方が罹患されていて現在仕事が中断しています。
1か月ほどのち、また再開することになっていますが、
今のところまだ連絡が来ていません。
インドの変異株についてはニュースが大げさに伝えすぎているという説もありますが
私のところに来る知らせは5件中4件が心配なもので、
決して侮れないと思います。
明日は我が身かもしれませんが、現地の方々への支援も始まっていますので賛同しようと思います。
ちなみに岩立さんのところでも募金の窓口を準備中とのことです。
現在のところキャリコさんがすでに募金を開始されています。
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何日かかけて書いているうちに
作品展まであと1週間となりました。
また近日中にアップします。
皆さま、雨にもお気をつけてお過ごしください!