« 2024年7月 | トップページ

2024年10月23日 (水)

2024秋の作品展ご案内

ご無沙汰しておりました、

Img_1345

前回の投稿から季節は夏を通り抜け秋になりました。

たかはしは10月15日の晩に予定通り京都に入り

おかげさまでトコマニスのワンデーオープンも賑やかに

そして今週末の東京での作品展準備も京都のスタッフの皆さんに支えられて

昨日コンテナ発送完了。本人も今日の新幹線に乗ります。

Img_1510

今回も西部亜由美さんによる可愛いDMでご案内中、

アトリエマニス作品展vol.79です。

応援してくださる皆様のおかげで本人は還暦、マニスは24歳、作品展は79回目という、、

本当に感謝しかありません。

Img_0822_20241021234901Img_0821

今回もご予定くださっている皆さま、

フラスコさんの周辺も少しずつ変化があり、目印になっていた路地手前の100均がなくなったとのことで

DM右下に会場位置のQRコードを入れています。

ギャラリー向かいにはおばんざいやさんがオープンしたとの情報も!

⚫︎

vol.79展示内容につきましては

ショッピングサイトに内容を掲載しています。

sold outの表示が多数となっていますが一部を除き

(トコマニスとショッピングサイトでの販売済みを除き)

ほぼご覧いただけます。

2023秋冬の旧作も残りごくわずかとなりましたが若干数展示いたします。

Img_1440

⚫︎

今回は7月を挟んで足掛け3ヶ月間、

スクラップことハギレの接ぎ合わせで毎日少しずつですがミシンを踏んでいました。

こちらはコロナ期前にカッチに注文したデシウールの最後の残りをはぎ合わせたもの。

Img_0520

私は洋裁の基本を一応学んでいますが

あまりテオリーにしたがっていないかもしれません。

服を仕立てる際に布の性質により地の目を縦横両方使ったり

(普通は縦地の目のみを使います)

中途半端に残らないようにアクセント的に剥ぎ目を入れたりして

裁断の際捨てる部分があまり出ない方を優先しています。

デザインとしてではなく、布との相談によりそのような仕上がりになるのです。

それでも、

長年のスクラップコンテナには膨大なハギレがストックされています。

いつか何かに使おう、と保管していたそれはまず

数年前にマスクになりました。

また、時に人手がある際は四角いパーツに切り揃えパッチワークとして再利用させてもらいました。

今回は「はぎれコンポジット」。

服のパターンに合わせたサイズにタピスリーのようにハギレを構成したものを中心にしています。

Img_0882Img_1296

そのうち、作品展には10点前後のコンポジットによる服が並びます。

従来のパッチワークものでは、バッグを何点か作りました。

というか、パッチワーク生地の残りを接ぎ合わせたものです。

Img_1016_20241023000201

プレーンなトートバッグですが、お使いいただけたら嬉しいです!

⚫︎

1点ものではソンケットの服もぜひご覧ください。

比較的小さなピースなのでLサイズは2つの柄を組み合わせています。

Img_1319

おそらく遠い昔はインドからの影響で始められ、

具象と抽象の間のようなバリ島独時のソンケットは

現在ではかなりの割合で機械刺繍化が進んでいますが

紋織という多色の糸が使える技法ゆえレアなオリジナルは独特の色彩感覚を感じます。


Img_1320_20241023000901

1枚に2ヶ月かかるという複雑な織物ソンケットはバリ島以外には

スマトラ島パレンバンで織られているようですが

もっと単調で小さなモティーフのものを多く見かけます。

主にメタリック糸を使うのが特徴です。

おそらくマジャパヒト時代に入ってきた技術はその後細々と

踊りの衣装などの一部の利用で継続され、

一般の人たちが婚礼などの儀式の時に使うようになったのは

かなり最近のことです。

昨年はこのソンケットの機械刺繍版を少し取り入れました。また

数年前にはレア・ソンケットのスカートを少し作りましたが四角い布のままで着丈分を切ったものでした。

今回は1点ずつパイピング、裏地の配色をあつらえたジャケットです。

メタリック糸が入っていなくて色彩が落ち着いたタイプが見つかることはなかなかなく

何年かかけて集めてきたものを今回5点のジャケットにしました。

Img_1333_20241023001201

そのハギレは、

わずかしか出ませんでしたが

いつかまたコンポジットしたいと思います!

⚫︎

ベーシックタイプも少しご紹介します。

Img_1003

カラフルパートのベーシックでは

ウール100%の軽くて履きやすいボトムが今回のおすすめです。

1点もの系とのコーディネートも楽しめる配色ですので

是非色々ご試着をお楽しみください。

また、

毎年使っている黒の圧縮ウールニットによる服は

ウールに合わせやすい天然染=ナチュラルカラーのルリックとの組み合わせです。

Img_1040_20241023102401

上はリバーシブル。シマシマの向きを交互にしているところがポイント。

下は1枚仕立てのフルレングスパンツの内側ウエストにルリックを使ったものです。

Img_1009_20241023102501

 

⚫︎

プチマルシェのハギレですが

秋冬に合う配色のものをご用意しています。

Img_1132

お会計コーナーの脇で今回も屋台風に「ハギレ」のお店をします。

ところがうっかり、数がかなり少なめでした。

ご興味がある方はぜひお早めに。

今回はドネーションの予定にしていないので

お値段もお手頃、200円からのいろいろです。

ラリーキルトも少々ご用意してみました。

(無くなり次第終了の予定です。)

Img_1129

⚫︎

それでは、皆さま

今回も育子さん、麻子さんとともに

フラスコさんでお待ちしております!

一期一会のご試着を今回もぜひ。

 

| | コメント (0)

« 2024年7月 | トップページ