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2023年12月21日 (木)

作品展vol.77を巡って帰国の記 その3

少し間が空きましたが、引き続き

作品展vol.77帰国の時の記。

もうかれこれ1か月半前になってしまうのですが、

初めての山形&秋田への1泊2日。

バリへ戻る直前に行ってきました。

初めての事って面倒くさいようでいて発見がたくさんだから、意外と嫌いじゃないたかはしです。

しかし、日本国内だしヤフー乗り換えマップで時間帯分かってるし、と手配関係を前日の夜までアタマの引き出しに入れたまま。



スマートEXは圏外、切符予約は「えきねっと」。しら~ん。

乗り継ぎ時間は十分なのか、どこがスイカは路線でどこが紙の切符なのか、とか

発券はスイカから駅の券売機を通さなければならないらしく

わからな過ぎて前日の晩にJRさんに電話しちゃいましたよ。





その前日というのが、ハハの荷物を発送した日。

ヤマトさんに受け渡した後は戦慄の時間でした。(笑)




大宮駅から新幹線の乗り換えなんですが、

こんな感じで、電車降りたら新幹線「とき」がホームの向かいに!!

ホームに新幹線の自動改札があって、ここまではスイカで。

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新潟駅まで所要1時間ちょっと、そこから山形県鶴岡市まで1時間。ここだけが切符!!!

朝7時50分に家を出て昼には山形到着です。



前置きが長すぎましたが、

鶴岡のギャラリー東風さんへのご訪問なのでした。

展示は毎年1月と8月お願いしてかれこれ何年経ちますことか。

オーナーの本村さくらさんが駅まで車で迎えに来てくださって、

そこからさらに20分くらいの山あいにある。

日本海を見るのも多分初めてながら、この里山の、おとぎ話に出て来そうな小さな庵のようなギャラリーで

アトリエマニスを販売していただいていると分かって、もうワクワクしっぱなしです。

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お伺いする時期が展示と合わせられたら一番良かったのですが、

せめてお直しご相談だけでもとお知らせしていたら、この日は次の展示前の休業日だったにもかかわらず

おしゃれなお客様も来てくださって

楽しいひとときとなりました。

ひと月経って、今日は大雪注意報になっている日本海沿岸部。

一体どんな景色なっているのでしょう。

お預かりしたお直しの服もそろそろ東風さんに届くころ。

夕日がきりりと美しかった景色が、まだひと月前の事だったとは。

時間の濃さに今もう一度驚いています。

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同日。

鶴岡から夕方の特急で秋田へ。駅で直接予約した指定席の車両には私の他二人しか乗っていませんでした。

料金4000円也。

2時間の移動で仮眠をするつもりが、日本海に沈む冬の日没や自分にとっては非日常的な「疎」の空間に

思考があれこれ働いてしまい、

秋田に着くまで冴え冴えのまんまでした!

不器用すぎる!

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秋田のホテルのチェックインが20時以降だったので、付近を歩いてみるものの

結局駅前のプロントに入ってスマホで事務仕事。

ワイン付き前菜と、長居したのでもう一つグラスワインとパスタを頼んで2266円って。

どうなってる物価??しかもパスタもワインもたっぷり過ぎて残してしまったの、ごめんなさい。

ホテルは予約したのが前日だったせいか16000円もしたんだよっ。レイトチェックインで朝食無し!

そのホテルのお部屋に何とぶんぶんぶんの蜂さんがいてて、

バリの自宅に帰った気分でした。(笑)



翌朝はこんな楽しい電車に乗って秋田駅から30分弱。

エムコレさんのマニス展初日の立ち合いにお伺いしました。

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かわいい駅に降り立ち、写真撮ったりきょろきょろしていたら

改札の向こう側で徳子さんが手を振ってるのに気が付く。



諸橋徳子さんはエムコレさんの創設者で、10年以上前に

バリスタジオまで来てくださってお目にかかって以来。

現在は娘さんの小森夫妻に代替わりされていますが

この単線電車の小さな駅にあるお店であることが今回の最大のビックリでした。

エムコレさんはこれまでいろいろな角度から謎の多いお店でしたが

お伺いしてすべて納得。

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スイカは使えず、またも切符だった!(笑)

到着後しばらくすると怒涛の初日オープンの時間帯。そして雨が降り始め。

「バリ島から」という珍訪問者を楽しみにしていてくださったお客様に

たくさんお目にかかる事が出来ました。

お昼には雨も本格的に。

徳子さんがきりたんぽ鍋を作ってくださいました。

傘を開いて10秒。お店のすぐ向かい側のご自宅は伝統建築の部分を残しながらのリフォームでありながら

どこか外国っぽさが。

聞けば若い時から海外にあちこち行かれていたそうです。

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アトリエマニスを巡る山形・秋田の旅は、こうしてココロの旅となりました。

左は元南極隊員・元気象庁の経歴を持つコモリンこと小森さん。右は徳子さんのお嬢さんで現オーナーのももこさん。

ももこさんのニコニコ顔は一度見たら目に焼き付きます。

コモリンさんはサイエンスオタクである私に、希少な南極の氷を砕いて食べさせてくださいました。

5人のスタッフさんもさまざまな経歴の皆さんで、教えられることがいっぱいのエムコレさんでした。

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今回は実は歯の治療が目的でいつもより長めの帰国日程にしていたところ

治療が難しくて延期となり、

そっか、そしたら

ぎりぎり間に合う!とエムコレさんの初日のお立会いにお邪魔することになりましたが

お客様とマニスの服を楽しんでくださっている様子が

東京の作品展で育子おしゃれ番長の存在とかぶって見えて

こうして着る人のところへ服たちが喜んで迎えていただけることに

今一度震えるのでした。

今回は忘備録的に書きました。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

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