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2023年3月23日 (木)

マサマサ バリ島に出来たスマトラの館

マサマサの検索からこちらのブログに入られている方には

ちょっと物足りない投稿になると思います。

悪しからずご了承ください。

いつもご覧いただいている皆さま、ご無沙汰しております。

ピテカントロプスをご存知の方も多いかと思います。

バリ島の空港や観光ストリートの店舗が多いバティック雑貨のブランドで

一時期日本でも流行したあのビンハウスは最近見かけなくなりましたが、

ビンにちょっと似た感じのものを感じるブランドです。

(あくまでも主観です。)

パレンバン出身という

そのオーナーがバリ島にレストランをオープン。

それがマサマサです。

スマトラ島から移築された大きな木造建築の中に

ピテカントロプスと姉妹ブランドでアンティーク中心のプサカの贅沢なギャラリーショップが入っており

中庭がレストランになっています。

メニューも充実していて早速在住者の間で話題になっています。

海を見晴らすロケーションが素敵なのだけど

このヴィンテージの木造建築が痛まないのかと

つい余計な心配もしてしまうほどとっても素敵な建物です。

 

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オープニングイベントとして

オーナーのプライベート布コレクションが

昨年(2022年)末から1月に展示されました。

展示の様子はこちらのインスタのMUARAというタイトルのストーリーズの中に少し紹介されています。

(パフォーマンスフィルムが中心です。)

https://www.instagram.com/masamasabali/

Img_8877

正直驚きました。

非常にコンディションが良いものばかりで

何よりセンス抜群。

布収集家って価値のあるもの、高額なものを珍重する傾向が高くなりがちですが

そうなればなるほど一般人には分かりにくくなる。

昔デリーで岩立広子さんが行かれていた収集家のところで

「値段を先に聞かないで。あなたがピンとくる美しいと思うものを選びなさい。

値段はその後決める」って言われたのを思い出しました。

MUARAのコレクションは華やかで粋なものばかり。

知識が無くても感動できるホンモノのコレクションです。

ジャカルタにはテキスタイルミュージアムというのがあるそうですが

在住者からは展示内容が乏しいと言われています。

本当にいいものを見たいからと博物館へ行ってもダメだなんて。

その代わり、こうして個人の収集家が自分のプロパティで無料でいいものを一般人に公開している。



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古渡でしょうか、チンツです。



このドリアン柄すごく素敵。

ピテカントロプスはこうしたオリジナルを集めてプリントにして

アパレルや雑貨にしているのだと思われます。

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こちらはカッチのミラーワークみたいな刺繍アップリケ。

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無許可ですので一部だけご紹介させていただきました。

Img_8888 



この展示空間が継続するのかどうか不明ですが、

クタのビーチウォークにあったビンハウス主宰のミュージアムカインも無くなってしまったので

期待したいところです。

ちなみに今バリ島ではスミニャックのジョンハーディーで2か月タームくらいで

布やクラフトの作家を紹介する展示をしているようです。



では皆さま、また近いうちに!

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