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2022年4月10日 (日)

3月のバリマニス 2022.3

今年の桜は、ひときわ心に余韻が残りました。

新しい土台に乗って始まった感じがいたしますね。

ひと月以上また空いてしまいましたが

皆さまいかがお過ごしですか?

怠け者フロムバリマニスブログのお時間がまたやってきました~

 

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3月後半より少しずつまた生き返りつつあるバリ島です。

到着ビザが復活した3月、日本からのガルーダインドネシア航空のバリ島直行便も気まぐれながら運航開始。

シンガポール、オーストラリアなどの航空会社も直行便再開で

各国からの人々が入ってきているようです。

荒れ果てていたUBUDの街も再開するお店が少しずつ増えてきて、

道路も少しずつ渋滞し始めて大型バスも見かけるようになりました。

2001年の爆弾テロ事件の時、2017年のアグン山噴火。何度か観光客が途絶える事があったけど

今回は2年間に及びました。

オミクロン株では一旦陽性者数が上昇しました。在住日本人でもかかっちゃった人結構いました。

けど、ローカルの人はもう熱が出ても検査しないし病院にも行かないような人も結構いたらしく

実際今本当に収束しているかは不明なんですが、突如政府により観光オープンが決まりました。

最初の復活日本直行便には確か7人しか乗客がいなかったそうですが、

そのフライトが急遽就航した時にはまだビザほか入国条件が厳しかったのです。

オミクロン株とのせめぎ合いはどの国にもあると思われますが、

インドネシア内もまだ3重マスクを3時間ごとに付け替えなさい、とか言っているみたいなんです。

ノーモアマスクな人もいらっしゃる。

何となくバリだけじゃなく世界的にコロナはもう終わりに向ってる感?

不思議ですねぇ。

まぁ、そんなわけでとにかく気分的には大分上向きになっているバリ島だと思います。

 

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私は相変わらずワンコのルビーと朝散歩したり、

夕方にお寺へ行く(ルビーと)という日々ですが

3月には犬人口が変化するという事件が起こりました。

まずは昨年末に大騒ぎしながら手術をしたクマが、2月の満月の夕方門から走り出たまま帰ってこない。

続いてメロン(唯一の男子)が急な病気で旅立ってしまいました。

かつて犬屋敷と言われた我が家のワンコは何と3人に。

するとどうでしょう、敷地内が無駄に広いのがまた際立ってくるかのよう。

それとはほぼ別の理由で別のタイプの人口が一人増えました。

こちらです、ニューフェース。

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私としたことが、うっかり拾ってきてしまいました。

ある日、ルビーと朝んぽの時にたまたま門をすり抜けてついてきたメロン(その時はまだ全然元気だった)と

いつもの道を歩いていたら草むらに2匹のコレがうずくまっていました。

メロンは老犬で耳が聞こえない。

牽制したんですが間に合わず条件反射的に1匹をハンティングしてしまいました。

私はルビーをなだめるので精いっぱい、力が及ばず。

こりゃお手上げ。

散歩はキャンセル。

踵を返し戻ろうとしたところに丁度スタッフのDedutがお米と水を買いに車で通りかかる。

咄嗟思い付きでルビーを車に押し込み、私はネコの様子をまた確認しに戻る。

噛まれてしまった方の子はもうぐったりとしていて、ホントゴメン手当のしようがないと判断、

もう一匹の子が他の同じような散歩犬被害やバイクの下敷きにならないようひとまず保護。

手のひらサイズ、ネズミのような軽さのニャンコです。。

噛まれちゃった方の子はグレーの縞々でした。

来ちゃった方の子は白にグレー縞の島が浮かんでる。縞島にゃん。

こんなちっちゃいのはひとの手で育てるのはきっと難しい、けど何とかしてみたい。

にゃん的世界に詳しい友人に手ほどきを受け

始まったにゃん育児。

もう忙しいのなんの。

悲鳴上げていたらにゃん世界に詳しい友人もボランティアで通ってくれたりして何とかペースがつかめてくる。

一時は寝不足で体調がまずい感じになりながらも(←ってこれは私)、ニャンはうまいとこ軌道に乗ってきた。

にゃん頻発ですみません、、にゃん。

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1週間後、目が開いた!

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数日で目がもっと大きくなる。色はブルー。

息子が産まれたときにのぞき込んだ深い領域を思い出す。

開いているけど見えていない目。

この「生まれたて」を目の前にする経験がまたやってくるなんて。

(うちで出産するワンコたちは赤ちゃんがある程度大きくなるまで人を寄せ付けないのです。)

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目が見え始めて自分で移動できるようになると早速スリッパを寝床に。

日増しに目がおっきくなっている。

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初ニャンを学ぶ日々。

それ以上かもしれないのは、ルビー。毎日ニャンが気になって仕方ない。

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どうぶつたちの話しが長くなりました。

ついでと言ってはナンですが、ルビー前日1歳になりました。

今までやったことがなかったけどワンバースデー。

ホットドッグパンにイチゴとローソク1本乗せてみました。

いやもう、人口が増えたり減ったりでおかーさんグルグルしてます。

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ここから先はマニスの話題をひとつ。

写真もひとつしかありませんけど。

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アトリエマニスの仕事が生まれて

もうかれこれ20年くらいになるんですが

今でも当初と変えていないことがいくつかあります。

その一つは「手書きのタグ」。これはまたいつかご紹介するとして

もう一つは「1点ずつの検品」です。

何度もスタッフに移行しようと試みながらいまだに自分でやっている仕事の大事な部分です。

裁断や試作を自分でやっていた時代を経て

今ではほとんどの製作をスタッフの人達にゆだねているけれど

出来上がった服のチェックは全部私がやっています。

制作スタッフは少数精鋭で現在4名。

指示書にほとんど間違う事もなく仕上げてくれます。

私が最後に確認しているのはいわゆる「出来栄え」です。

アイロンをかけないと美しくないような仕上げではなく

洗っただけの状態でそのまま着れるもの、長く着ても遜色がない仕事。そのために

縫いのコンディションを確認します。

アパレルの工場生産のものにはあまりない感覚かも知れませんが

食べ物でいうと工場でつくるような均一的な食品と手作りのものの差?のような。

手作り的行程だとムラが出る。そのデコボコさ加減が魅力ではあるけど

しっかり安心できる品質で送り出せるように。

これは私の仕事として今もここにあります。

 

経年変化で段々、糸くずや織ムラに気が付かないままの事もありますし

縫製的な問題を見落としていることも増えてきています。

1点ずつ仕立てる服のウィークポイントでもありますが、

お買い上げの際、また長く着ていただく中でお気づきのことがありましたら

いつでもご遠慮なくお知らせください。

服は第二の皮膚という感覚を大切に、極力対応させていただいています。

 

なんか立派な事書いてますが

戦争とかいろいろ気持ちを引っ張る世界観になってきていますが

気持ちって変えられるかも、縫製は変えられないけど、から

しっかり確認してから送る。

20年前、これが要になるとは思っていなかったのは確かです。(笑)

にゃんがここにやってくるとも思わなかった、なかなか

思い通りではないのが世の常でしょうか。

ではまた

近いうちに!

 

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