ロックダウンまでのいろいろ日記1 最初は近況報告
ご無沙汰しておりました。
5月の作品展では、微妙な時期に
お越しいただいた皆さま、お手伝いくださった皆さま
大変ありがとうございました。
何と、私としたことがお礼の言葉も入れそびれていました!
お世話になった皆さま、今頃になって本当にごめんなさい。
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そしてブログをご購読の皆さまにも
更新がひと月半も空いてしまって、たいへん申し訳ありませんでした。
一部の方々より、
今月に入ってからのインドネシアの感染拡大の惨事の報道から
バリ島の私たちへのご心配をいただいています。
それで、中途半端になりますが
一度こちらの近況をお伝えすることにしました。
写真は6月3日にうちにやってきた新しいワンコ。ルビーです。
息子の進学祝い(進学先まだ決まってないのにw)。
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バリ島の状況お知らせします
バリ島は先週から徐々に、実質的にロックダウンに入りました。
朝の散歩に出ても通りには犬しかいないことも。
外出は禁止ではありませんが、
学校は全部オンラインに戻り、仕事は必須業務を除き100%在宅という社会的プロトコルが
州政府から出ています。
ワクチン接種証明があれば問題ないと言われていますが、県や郡のボーダーに
警察が大がかりな検問をしているそうです。
UBUDでは先週月曜日まではまだ何軒かレストランがやっていましたが、
7月3日から先イートインは禁止になっているため
今週はもうほぼ全体がテイクアウトオンリーです。
観光客向けはおろかローカルの人々が利用する商店はほぼシャッターが下りていています。
バリ島の新規感染者数は連日記録更新中で、19日は944人。間もなく1000人台になるかもしれません。
バリの人口は436万人。プラス外国人滞在者が結構います(人数は不明)が、
東京は1396万人なので、約3分の1ですね。そこが新規陽性者数1000人って相当多いです。
ジャカルタは1056万人ですが、人口の半数が感染しているという報道があり
デルタ株を越えるジャカルタ株などが出ないように祈るばかりです。
チレボン在住バティック作家の賀集さんが病床を確保できなかったことも大変残念です。
インドを心配していた2か月前が、今度は隣の島なので、
皆とっても不安がっています。
まだまだ若い国の今の大統領は、貧困家庭の出身でバティックの産地ソロの出身。
ジョコウィ氏が就任してからのインドネシアは賄賂や裏金のあぶり出しをはじめ
私が住み着いてからの20年においてその前と今を比較するに
相当な貢献をされているように思います。
しかし、ここにやってきたコロナ禍。
経済優先で、教育や医療の圧倒的遅延が裏目に出たような結果と言えるでしょうか。
仕方ありません。
とにかく、当局は相当混乱しています。
写真は庭で採れたの、いただきもの。ピサンラジャ(キングバナナ?)という少し酸味がありねっとりしたバナナです。
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マニスのバリスタジオは私の設計ミスとビジネスの読み違えから、空間が無駄に広いので
今回のソーシャルディスタンスにはたまたまですが、ぴったりです。
元々、スタッフたちは5メートルずつ離れています。しかし
今回は必須分野以外は100%在宅とあるので、同じ村から来ているMurdaniと隣の村からのMadeだけ
時短で来てもらい、他は在宅ワークに。
写真はギャニャールのブラックサンドビーチ。役所の用事で行った先が浜辺に面していて久しぶりの海でした。
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先週までの1週間は検品があったので朝から昼、昼から夕方の2部制シフトにして
私はみんなが帰った6時半か7時から深夜までの仕事でした。
ところが、昨年もそうだったのですが
怖さで頭がボーっとしているのか、みんな指示している仕事を間違えたり忘れたり、めちゃくちゃなんです。
こんな不安な時期に集中できる仕事があるって本当にラッキーだよ、
家族の為にも頑張ってみて、とちょっときつめに忠告すると
やっといつものペースが戻ってきました。
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まだ身近で感染した人がさほど出ていないけれど
もうあと1週間か2週間、1か月、2か月のうちに
私たちのところに迫って来ないことを祈ります。
このような状況でもUBUDのショップをしばらく開けていましたが、
ジャカルタからの観光客がまだちらほら入ってくるので
今回はスタッフの安全のためにも潔く店はクローズすることに。
昨日は店内や路面のパトロールに行ってきましたが
ほんと、まだジャカルタっぽい人たちが通りを歩いています。
帰らないのか、逆に避難して来ているのか、
そうした人たちの管理がずぼらになっていないか、非常に気になります。
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ルビーがやってきた
さて、今日は
後半こちらの話題をお届けします。
いつものごとく長いです。(笑)
冒頭の写真、ルビーのお話です。
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昔、主人が「安かったから」と買ってきた。
それは、白いゴールデンリトリバーで6か月のほぼ成犬でした。
安いからって、買いますかね?WW
それ、家族に相談してからじゃないかな普通???
……とにかく、ある日突然、一人っ子の息子に兄弟が出来た。
息子ちひろは当時まだ10歳だったからそのゴールデンと同じくらいの大きさでした。
その子、ルナはとっても丈夫で賢くていたずらっ子でしたが
ある日急に亡くなってしまって。
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以来、それが原因でオレはゲーマーになってしまったのだ、みたいに言うので
犬がいたら散歩でエクササイズが出来る、とか言うので
ならばまたゴールデン飼ってゲーム辞めたら?と。
じゃ、大学決まったら、お祝いに買ってあげるよ、と。
まぁ、そんなこと覚えてるのは私だけですけどね。(笑)
で、ブリーダーさん探してブッキングして、6月3日が子犬生後2か月で引き渡しの約束日。
ところが試験に落ちました。(笑笑)
全くと言っていいほど勉強しませんでしたしね。
仕方なく、進学先が決まる前にルビーがうちにやってきました。
いや、分かっていましたけれども。
忙しいのなんのって。
おしっこ、うんち、かみかみ。
かみかみは私の腕や足です。レギンスは穴だらけ。どこへでもついてくるし。
このテディちゃんは、何とアトリエマニスのお客様からちひろが生まれたときのお祝いです。
もちろん、マニスのお客様とあって自作です。
あまりの忙しさに悲鳴を上げた私は、そうだ息子のクロゼットに……。
この子と黄色いクマのプーちゃんをルビーに上げました。
テディとプーちゃん申し訳ない。
毎日ブリブリふりまわされて。
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作品展の時に販売したシンゴスターさんのコーヒーがたまたま少し残ったというので
荷物に入れてバリへ送ってもらったんです。
もう感動のおいしさ。
ミルで挽いているときからソワソワしているルビー。さて飲もうかな、というタイミングで
ルビーがカップをなめそうになって
「おっと、子供はNGやで。
コーヒーは大人になってからな」
「えー、私も飲みたいよー」
ほかのコーヒーにはあまり反応しないのにシンゴスターさん、すごいです。
この写真をフェースブックに載せたところ、センス抜群のライター浮田さんが
イラストを描いてくれました。
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さて。あまりにもエキサイティングなので、まだ赤ちゃんだけども
外の世界デビュー。
私の朝歩きに連れていくことに。
しかし村の通りにはたくさん犬がいるためこうした何もないところに着くまでは
布バッグに入れて担ぐのですが、
人間の赤ちゃんと同じで寝ちゃうとすごく重くなる!
外の世界では土を食べることにハマりなかなか前に進まない。
ルビー、おかーさん、ちかれたー。
その後おかーさんの仕事は夜勤となり朝歩きも中断です。
そうこうするうちにルビーは土の食べ過ぎでお腹を壊し、何と入院。
家族で入院したのあなたが初めてかも。
帰ってきたら、前よりも大分大人しい子になって
それはそれで心配だなと思っていたら
今度は足の病気が見つかる。
歩きに行くのはもうできないから、バイクでスーパー行くときなどに連れていき
外の世界にるんるんするルビーちゃんです。
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今日も
長々とお読みいただきありがとうございました。
また近いうちに更新入れていきたいと思います!
そうそう。
ちひろはその後、おかげさまでジャワの大学にオンライン試験で合格しました。
本当にそこに通えるようになるのかは不明ですが。
オリンピック目前にて慌ただしい今週をお迎えだと思いますが
皆さまもどうぞお気をつけて。