マニスの旅・2020年2月インド その6
しばし時間が空いてしまいました。
2月に完結したかった1年前のインド編、何ともう4月も半ば!
あともう少し続けていきます。
その前に、来月5月に予定している東京での作品展は
運営のお手伝いをしてくださる方々がまとまり、今回もたかはしはリモートで皆さまと繋がりながら
開催することになりました。
インドへも日本へも行けませんが、バリ島からさまざまな布づくりの地域と人々にお力添えをいただきながら
布を探す旅から布を作っていただく事にシフトして
これまでになかった連携プレーが生まれています。
今日は、ウールの産地ラダックのコミュニティの方とワッツアップで繋がり、
一つ先のシーズンに向けて手織り制作がスタートすることになりました。
バリ島ではバティック作家の植田有加さんとの共同制作で試作・制作が進んでいます。
作品展には、素敵なお取り寄せとWSがお願いできる事も決まり、
全てが楽しみになってきました。
ではでは、以下
2020年2月のインドの続編です。
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前回の地域、
カルナータカ州メルコテにて。
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布づくりの現場を見せていただいただけでも胸がいっぱいだったが
ドライバーのアニル氏がソワソワしているし、
メルコテの遺跡は只者ではないのかも、と、
ちょっと欲を出して駆け足で見学です。
(今、改めてメルコテを検索すると自分が見た遺跡がごく一部だったことが分かりました!)
ここは一つの聖地になっているような印象です。
丘の上に立つ寺院は小さなカイラスのような雰囲気すらあります。
その「丘の上」が今グーグルマップを見ながらもなかなか特定できない。
お寺が多すぎて、なかなか名称が確定できないという、意外な事態。
まずは、この中腹にあるスタジアムのような建築と中央の池は
トリップアドバイザーに投稿がいくつかあって名前が出てきました。
池を取り囲む回廊。その中央に池。メルコテ・カイラニ。
なかなかに大きな池です。
泳ぐ輩は見当たりませんでした。
釣りをしている人もいなかったので魚はいない??のかも。
池が芝生だったら、テニスの公式戦スタジアムという感じ。観覧席風階段で囲まれています。
何のために使われていたのかが今になって気になりますが、
ネットで探してみたものの直ぐには出てこないようで、ますます気になる~。
けど、お寺の一部らしいのでやはり沐浴場でしょうか。
そして「丘の上」にあるのはヨガ・ナラシムハ寺院という有名なお寺であることが分かりました。
寺の中の様子が紹介されているYouTubeがあり、
これはありがたかったです。
(ご興味がある方は、こちらをご覧ください。)
マスク時代前の三密インドでにぎにぎしく、カネをたたく男たちがネアカです。
池のほとり。現場は押さえなかったが、下たる水に証拠あり。
という訳で泳ぐ輩はゼロではない。
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そのホーリーな面持ちの「丘の上」にはいささか時間が足りず、
近くの別の丘にある寺と遺跡へ行きました。
それでも、十分すぎるくらいの見ごたえ。
シェリナラヤム・スワミ寺院(だと思われます)。
昼休み中で中には入れず。
(昼休みが長い!)
あっ、友達が!
(バリの我が家を基準に。)
友達はさておき、建築の美しさ。こうして見るとヒンドゥ文化は仏教とは結構異なる印象。
サドゥのような人たちもいました。
付近の住宅の入り口。
(バリ島目線でこれを見ると、この吉祥柄はチャナンのよう。)
もう一つ近くに池があるから見に行こうよ、とアニルがすたすた前を行く。
この人、なかなか歴史とか遺跡に詳しくて。
ウーバー(ネット手配タクシー)からの個人折衝という経緯ながら最適じゃない?
アニルの後ろにいるのはこの近所に自宅があるというヤナパダのスタッフさん。
一緒に案内をしてくれました。
これはもうご褒美ですね。ほくほく。
大きな石の前の素敵なカフェ。同行者がいなければそのまま通過しなかったんだけど。
ここであの南インドコーヒーが飲めたら最高だっただろうな。
もう一つの池は小さいながらも神秘的な場所でした。
アニル氏によれば、
昔この土地を支配していた王族の
双子の王女のミステリアスな伝説。
そっくりな2つの池はなぜか水の色が違う。
先ほどのヤギさんがまったりしていた池とは雰囲気も違う。
古代ヒンドゥーの遺跡はパワスポのような独特の静けさでした。
ぐるり一周して、先ほどのサルの一家に会った建物の反対側から
元の場所へと戻っていきます。
パースペクティブが美しいのは、当時の建築の美意識だったと思うけど
今の直線的建築では逆に作れないような柔らかさが溶け合う美しさ。
日帰り強硬スケジュールの中でここが見られて本当によかったです。
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午後3時半、メルコテを出発。
やや西に傾いた太陽を右側に見ながらバンガロールへ戻りました。
沿道にコーヒーショップがたくさんあったので
夕刻のブレイクタイム。
インドの旅先でコーヒーが飲めるなら、たとえ甘すぎても結果オーライです。
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7時半ごろにホテルに戻り、向かいのコロニアルな別のホテルのレストランで
チャイニーズ。
絶対に食べきれない量が出てくるから1品しか頼まない、インドでのチャイニーズ。
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翌朝。バンガロール最後の朝のコーヒー。
この後、空港までのハラハラがこれまた忘れがたいのですが、
アニル氏何と45分も遅れてやってきて、これじゃ絶対飛行機間に合わないと思いきや
全然余裕で間に合ったという。笑笑
インドネシア国内線で2度も乗り遅れた自分としてはなぜ間に合うのソレ、と
未だに摩訶不思議。
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2020年2月のインド、次回は最終回です。
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