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2020年8月29日 (土)

バリ通信 5 ニューノーマルのUBUDで・長文です

新コロ時代に入り、観光業がほぼ大黒柱だったバリ島では大変なことになっています。

かつて空港のアライバル出口にびっしりと待合していたガイド、ドライバーは今どうしているのか。

某ホテル従業員は給料が70パーセント以上カット。

観光客向けのビジネスは(ウチを含めて)ほぼ売り上げゼロのまま半年が経ちます。

行政は補助金、助成金の手配もし始めているけれど、インドネシア全体では残念ながらレッドゾーンのため、オレンジ~イエローのバリ島ですが来月の国際線乗り入れ開始の予定が、なんと来年に先延ばしに。

きょうは領事館からの知らせで入国管理局職員が複数陽性となった関係でしばし全員自宅待機になるそうです。

という事は、急遽、どうなるのでしょう??

フライトキャンセルあるいは、一旦仮入国みたいな措置??

バリロスの皆さま、まだまだ先は見えません。そして私のような在住者は日本へ帰るのに相当な覚悟がいる時代になってしまいました。

しかし。これまで観光業と言うかなり簡単に高収入を得られる人が多かった島は、

これからは自分たちでバランスを取りながら

なんとかやっていく方にシフトしはじめたように思います。

一部の情報ですが、お客を連れて行くとコミッションが4割とか呆れるようなビジネスが当たり前だったガイドたちに新しい規制が設けられる。中国人のように観光名所の物件を中国人専用のレストランにしたり、中国人経営のホテル、中国人経営のバス会社、中国人専用のお土産屋など、偏った運営の観光業者には業務免許を与えない方針もあるそうです。

新しい時代に入ったバリは、県ごとにコロナ対策も異なり、

もともと村ごと、地域ごとなど小さな単位で社会を運営する体制を取っているせいか、今のところとても良く頑張れている気がします。

さて、

8月と言えば大渋滞の渦だったUBUD中心地区はゴーストタウン化したまま。

アトリエマニス直営店のあるデウィシタ通りもシャッター街のようになってしまいました。

コロナのネガティブイメージが「外国人」やよそ者に向けられたせいもあるかも。

それにしても寂れすぎだと思って、ちょっとやってみた。

UBUDを中心にしたインディビジュアルなアラート情報源(日本人会のような領事館と結びついたものとは別の個人的な情報源・ただしデマではない内容かどうかは厳しく確認)として立ち上げたライングループが

口コミで140人越え。すでに帰国した在住者も結構いる中で、この人数はかなりのものです。

そのままだといろんなPR広告の投稿に流されてしまうので、何か定期的にやれることはないかと

管理人グループ4名で初ミーティングをしたのは7月1日の事。

そこから

成り行きにて、なんと、ウチのお店を開放して在住者向けマーケットを開催することとなり、

そこから毎週マーケットat MANISとなりました。

当初は店頭での野菜販売だけだったのですが、、、

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今では店内も使って密を避けながら、UBUDの名ブランドを経営する皆さんはじめ新規立ち上げブランドが

お弁当、手打ちうどん、ナチュラル石鹸&洗濯石鹸、冷凍食品、ケーキ、バリ納豆の販売が

毎週水曜日に開催されるようになってしまいました。

お籠りでどよよ~ん、となっていた皆さんの気分転換の場になり

Go foodなどの配達だと手配が面倒な食品がいろいろ買えるとあり

毎週たくさんの方が来てくださるようになったため

私は現在毎週水曜日は、「密」にならないよう入場制限する警備員になっています。

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こちらはkayunの和田浩美さんが手がけるベジ・ランチボックス。

こんな風にヤシの葉で入れ物を作るところから。

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毎週のメニューの変化がすごいんですよ。

もう、創作の域。自家菜園の薬草を使い、

2番目の写真はデザートセット。甘味には砂糖ではなくジャカというヤシの樹液を使っているそうです。

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その他、南部から毎週入れ替わりでお招きする冷凍食品やスイーツの販売もとても好評になり

このまま毎週「密」を監視する係をしながら秋の服作りにダイブするのかぁ。

まぁ、こんな時代ですので何でも前向きにやってみようかな!

そのLINEグループの別企画で

上のお弁当のKayunさんの素敵なカフェ「Kayun pure」で、今月はソーシャルディスタンシングな対面座談会も催行しました。

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「新コロ移行の学校・教育の状況」情報交換会。

宙に浮いたような教育現場の在り方、子供たちがオンライン授業はつまんない、という

先生はやり方がよくわかんないという。

(ウチの子供の場合は、カリキュラムを組んでいる英国から試験を中止する通達があり、その後各自に伝えられた成績がめちゃくちゃ間違えており、入試を控えて右往左往しております。)

未曽有の混乱期の中、子供たちはどのように育っていくのか、どうしてあげられるのかをみっちり話し合いました。

そして、凄いよ!

なんと、我々UBUDを含むギャニャール県の県庁へインタビューにも行きました!

コロナ対策担当官からお話しを聞くの巻。

インタビュアーはコマネカグループの中谷薫さん。

インドネシア語ほぼツーリストレベルの私は背後でただ感心する役。

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おこもり生活で大流行の野菜作り。ウチも庭からはすでに余るほどのキュウリが収穫されるイマです。

ジャックと豆の木のごとく延々と蔓を伸ばし続けるので藤棚みたいな天井を作って支えています。

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それにしても大きすぎ。育ちすぎっておいしくないかも、と思いましたが

いろんなレシピに使えて毎日飽きずにおいしく消費。

スタッフに地面を掘ってもらって半年間。コーヒーのかす、落ち葉、卵の殻、バナナの皮を何度か混ぜ合わせていくうちに

ミミズがいっぱいのフカフカの土になり、雑草も虫もそんなに来なくて

育つ!!育つ!!

ずっとやりたかったけど犬がいるからとやらなかった菜園ですが、何と犬すらもこの土には無頓着で幸運が重なりました。

一方で、一般の園芸店の種は発芽するものの全滅。このキュウリはIDEPという遺伝子組み換えでない種の専門店のもの。

今、市場で買ったパプリカから採った種が発芽して育てていますが、知人によると2次的な種は途中まで育つけど実らないのだそう。

野菜がどういうふうに育ち食べられるようになるのか間近に学習する今です。

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長すぎてすみません。

私にもずっと前からやってみたかったフード部門のアイディアを試すチャンスがやってきたみたいです。

この時代なので実店舗はいらない。

まずはネットでお弁当箱注文してみる。10個くらいで十分だけど50個単位じゃないと買えないそうで仕方なく50個買う。

買った手前、ひとまず50個分お弁当を作って消費しよう。

初回はこれ。

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ひとまずイメージした内容で自作。10個作る。

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2回目も自力で10個。

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3回目は箱詰めなどを息子に少し手伝ってもらって。

ココから先はスイッチ入りまして。笑

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4回目から先はスタッフを巻き込む。

新コロ鬱気味で仕事めちゃくちゃ間違えてやってしまってた、

私にすんごく叱られっぱなしだったみんなと。

人数増えて刻んだり揚げたりする作業が分散できるようになって

メニューにも広がりが。

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5回目からはテーマのある内容に切り替え。

インドロスにて

インド家庭料理を辛くない仕立てで。我ながら泣けるおいしさ。旅先の再現とは、誰かにゆだねるものではなくで自分で作るもの。

● 

仕込みで遅くなる日は試食かねてまかないゴハン。

立ち姿勢でいろいろな流れをつかみながら効率よく動く訓練は

脳みそを活性化していると思う。

その後の出来立ての試食は絶対楽しい(はず)。

仕立て仕事にも集中力が出てきてみんなが生き生きとしてきた。

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6回目は京都ロスだからとおばんざい特集。

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お品書きは、

よもぎごはん、肉団子と揚げ那須の甘辛炒め、サツマイモのツナ和え、ツナの西京焼き、万願寺をパプリカに変えてジャコと炊いたん、だし巻き卵、ひろうす炊いたん(豆腐から作る難しさよ!)、白和え失敗→胡麻和え用胡麻不足→生ピーナッツを揚げ甘皮外して潰すところからのピーナッツ和え。

1回目に一人で作っていたところからの6回目はそれなりに大分らしくなってきた感じです。

お弁当はみなさまご存知の通り、冷めてもおいしい味付けで多少痛んでも味が変わらないような落としどころが大事です。

ってことも今回初めて学びました。

思いがけず未踏の領域もあるかもしれず、ちょっと続けていく予定。

週一アトリエマニス食品部。

次回は服のお知らせを近日中にいたします。

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