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2019年5月15日 (水)

突如ジャカルタと4月のバリ2

まめしんぶんとつれづれ日記が交互に入る今期です。

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もうじき帰国だが、「旅」を差し込むことに。

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4月下旬のある日、

インスタグラムを見ていたら、急遽ジャカルタへ行こうと思いつく。

ええと、インドネシアのジョコウィ大統領をフォローしているんですが、

間もなくINAクラフトというイベントが開催されるという投稿が。

前から行ってみたかったけれど開催時期が分からなかったのでずっと据え置きだったのです。

スケジュールは? ……うん、何とかなる。

あとは? ……パ、パスポート!

まだイミグレの手続き中で手元にないのだった。

滞在許可証もまだ新しいものが来ていない。

国内線に乗れるのか?

調べたところ、「パスポートのコピーで可能」とのことで、早速航空券をポチっとしました。

今度こそ問題のない航空券でありますように!!!!(前の月にジェットエアウェイズの災難がありましたから!)

しかし。

 

予約確認はできていたのに翌日になってもE-ticketが来ない。

「これは怪しい」。

辿ってみると、

クレジットカードがネット上でブロックされるという事が起きていた。

第3者がなりすましで利用しているかもしれないと、オンライン決済が自動的にブロックするものらしい。

すぐに気が付いたので良かったヨカッタ良かったヨカッタ。

翌日(=出発の前日)すぐに決済やり直し。

最近は冷や汗かくのに慣れてきた。(笑)

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【ジャカルタ日記】

渋滞で有名なジャカルタなので、今回は前もって調べて「エアポートトレイン」というのを使ってみました。

空港ターミナルから別棟の、3階建てくらいの建物。

エスカレーターでただ上がっていくだけの。

ほかに何もない建てもの。(これでいいのか、どうか。)首都の空港なんですが、、。

Img_7777

改札手前の券売機。驚いたことに、乗車券がカードでしか買えない。(現金使えない。)

インドネシアのお札は使い古されてくしゃくしゃのが多く、自販機に対応できないのかもしれない。(ちょっと情けない。)

ホームはガラス張り自動開閉。←ここはシンガポール並みかと!

Img_7781

座席が指定になっているので、その席を探して見つけるも、

車内ガラスキなのになぜかそこだけに誰かが座っていたりする。

羽田モノレールみたいに荷物置き場があります。

Img_7786

ピッカピカの列車だが、車窓はバラック

この線路に面した自由奔放な生活ぶりが面白いのだけど(住んでいる人たちはピカピカ列車が借景、己に屈託がない)、

政府の方針からしてこの人たちのパビリオンが撤去されるのも時間の問題かと。

Img_7794

 

都心の駅で降りて、そこからはメータータクシーで会場へ。

入り口はこじんまりとしているが、ものすごい広さ。

インドネシア中の工芸品、布が集まってい来ると思われる展示会場。

何と700店舗もの出展者。

その半分くらいがバティック屋なんです。

 

この人たちが広げているのは20ジュタ(16万円ほど)もするクラシックな手描きバティック。

物色していたのは若い男性でした。(右端にちょこっと顔だけの人。)

こういうのを自分でお見立てできるってなかなかの人ですよね。

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下は、最近はやっているタイダイ。こちらではジュンプタンと呼ばれているが、

店によっては「シボリ」と呼んでいる。

流行りものには人だかり、店の中に入っていくのが面倒になるくらい。

試着室がないからそこでおおらかに着脱ぎしているし、、。

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PPバンドと呼ばれる荷物をくくる紐を使ったカゴは、ベトナムで多く作られている?ようですが、

これはジャカルタのホームデコのブランドのもの。

マニスバリショップ用にいくつか買いました。

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こちらは、素晴らしいクオリティの草木染ソンケット。

スマトラ島からの出展者。

全部ほしくなるも、一枚も買えない値段でした。

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日本の帯地にも使われているブランドだそうです。

分かる!帯地にピッタリ! でも、私は切ってスカートを作りたい。

こういうスカートに生成のニットとか、そんな風に着たい。コートはブランケットコートで。

……ここは、潔く、買いませんでした。(笑)

Img_7821

 

2019年の受賞作。

さすがに洗練されたものが多い。

上段左側のクラッチバッグが素敵だったので注文してみました。

カリマンタン島のとても細かいラタンワークとレザーのもの。

出来上がりは7月とのこと。楽しみです。

Img_7810

布部門の大賞はこの2点。右の浮き織はとてもシックなインディゴ染。

機械織としか思えない精緻なシルクの手織りでした。

左はジュート。

こんな大人しいタイプの作品がグランプリとは、意外なインドネシア。

審査員は誰だったのだろう?

Img_7813

2日間あれば十分かと思っていましたが、相当駆け足でした。

万歩計使ってみたら良かったな。

のべ12時間弱。ものすごーく歩きましたので。

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以下はジャカルタ後のプチバリ・レポートです。

全然関連性のないお話しですが、。💨

 

ジャカルタの翌週は、服作り最後の追い込み。

サマードレスに仕掛かりました。

半年間で集めた今年用のドレス生地を取り出して。

毎年楽しみな夏のドレス作り。

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忙しくなってきた最中に、

こんなものがタイルの目地から生えてきた。

友人たちが「蟻塚」だと教えてくれる。

そして、「それが現れたら割とすぐに近くの家具がボロボロになる」、と予言された。

Img_7666

その5日後。

夜ちょっと仕事をしていて気が付いた。生地棚に蟻。

翌日スタッフに見てもらうと、何千という数の羽アリが生地を巻いているパイプから出てきたので、

生地を強制撤去。

Img_7776_1

そのまた数日後にも、子供部屋の壁面の額縁の裏にきれいな家形の巣を発見。(きれいな形、無印良品みたいだと褒められました!)

アンド、

そのまた後に、キッチンが!!

夜中に大勢のアリ族の移動の為、壁中と床が薄黒くなるという事態に見舞われ(族が通過しただけだったので損傷はありませんでした)、、

蟻塚の「お知らせ」がこれほど大きなことにつながるとは驚きです。

ちなみに3回とも異なるアリ族でした。

しかし、まだ「家具はボロボロに」なっていないため、

引き続き警戒が必要です。

 



またもや話題が全く変わりますが、アリ騒動でわさわさしているのと同じ頃、

植物繊維から紙のオブジェ、タピスリーなどを作っているアーティスト、ジョセフさんのお家に久しぶりに。

彼の作品はアマン東京にも使われているほど、一流。

お茶を挟んで積もる話を。

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とても珍しい高級ウーロン茶を入れていただきました。

Img_7916

別世界に、なごみます。

 

最近やっと秋らしくなってきました、南半球。

隣の田んぼは今休息中で、大豆畑になっている。

秋とはいえ紅葉はなくて、相変わらず青々としております。(笑)

Img_7989

 

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次回は「まめしんぶん」の続きです!

 

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