インド行きました。2019.3 その4
ずっと行きたかったけれど、なかなか行けなかったブージ。そのため、
今回はデリーを外してコルカタとブージだけ、という異例のコースなんです。
いきなり行って手に入るものがあるのかは不明でしたけれど
(あるいは、ほんのちょっと手前で行きそびれたかもしれなかったし)(ジェットエアウェイズの件で・笑)
まぁ、何とも、素晴らしいところでした。
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ほとんど寝てないけど、布探し。の続きです。
カッチ地方のコットンは、カラコットンと呼ばれる原種綿だそうで
ワタの実が小ぶり。繊維長が短いタイプと思われ、そのせいか
糸の撚りが強い傾向がある。
洗うと楊柳のようなしわが入る布もあって
独特の風合いです。
カッチの手仕事を奨励し女性たちの現金収入の助けになるよう運営されているNGOの工房に行くと、
ラバリ族の女性グループが見学に来ていました。
いやー、それにしてもすごい日差し。
3月下旬には40度以上の酷暑気に入るとのことで、その直前でしたが
乾燥しているとはいえ35度越え。
この木製のチャルカはウール用?
カッチではウールの手織りも盛ん。
初めて見ました。こんな経糸の引っ張り方。ねじって、ねじって、引っ張っています。
右側のロープを、織り機の横から引っ張りながら張りを保っている。
織機はこんなふうにコンクリを掘り下げて。
左下のロープが経糸を引っ張っているものです。
いろいろな工夫があるものですね。
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午後は別の工房に行ってみました。
こちらはウール織を多くやっている。
ブログサイトがリニューアルされて画像が時々こんな風に小さくなってしまうので
重ねてみました。w
経糸を長ーく庭に引っ張りながら。ということは、雨はほとんど降らないのでしょうか?
聞いてみると、もう5年くらいまともに降ってない、とかおっしゃる。
おじいちゃんの機に一緒に座るおかっぱちゃん。
この家族はラバリ族。という事は、昔は遊牧生活をしていた、と思われます。
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この天井からつるされたかごのようなリクライニングは、このお母さんがつくったものらしい。
このお家は60年ほど前のものをリフォームされたそうですが、
床だけは当時のまま。
砂漠です。カッチ。
こんな気候の場所に来たのは久しぶり。
夕方の光はあっという間に影を長く伸ばす。
左右の景色は、どこまでもほぼ同じ。
ここから北へ行くと塩の砂漠で知られるカッチ湿地。砂漠は今のような乾季しか見れないとか。
雨季は湖に覆われてしまう、という。(やはり雨季には雨は降るのでしょう。)
こんな荒涼とした自然の中で暮らしている人たちの織物は
思いのほか丁寧で洗練されています。
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まだまだ日は暮れない。
夕日の中、ブージへ戻ってマーケットに。
狭い通りにバイクやら牛やらいろんな人々が向かっている。
とても賑やか!
2日後に迫るホーリー祭のせいかもしれません。
2001年に大地震があったせいか、古い建物はほとんどない。
観光客も少し見かけました。
こうした雑貨品を売る店よりも圧倒的に多いのが刺繍糸や飾りテープを売る店でした。
あっ、これ。ホーリー祭で使うもの!
「その日外に出ると色粉掛けられるから注意!」、って郁子さんから言われてます。
あっ、黒装束ラバリ族の人もいました!
と言っても、普通のサリーを着ている人たちの多くもラバリらしい。
骨董屋に入ってみると、郁子さんのお友達でした(笑)。
日本からこのマーケットの近くに通うように来る女子は少なくないらしい。
確かに、とても遠いけれどほかにはない魅力があります。
けど、本当に、、、遠い!
日本人女子、すごい。
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続く。
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