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2018年12月20日 (木)

まめしんぶん 2018年末版

皆さまクリスマスで年の瀬で師走の折、こっそり投稿します。

日本からの季節の便りに、もう何年もご無沙汰しているこの時期のあれこれを

遠い目で、おぼろげな記憶をなぞっています。

大掃除、という言葉が出てきた時、それだ!、と膝を打ちましたね。

お餅より、ご馳走より、私にとってのこの時期といえば

大掃除とお年玉でした!(なぜに?笑)

さて、今年最後の投稿は

作品展後に11月末までに仕立てた服たちについて。

アサンブラージュさんでのマニス展は12月25日まで、

いわき市の和樂さんでは引き続き12月30日までの参加です。

その他のお取り扱い店の中にも以下ご覧いただけるところがあります。

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この秋冬は赤をキーにノクシカタの服を作りました。
今年最後のコレクションはクリスマスっぽくこちらの

ブロックプリントのシリーズで。

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バグルー産天然染ブロックプリントの
カタックラージ

インディゴ染のブロックプリントに赤いブロックプリントをパイピングと包みボタンに使ったもの。柄が赤いドットなので、写真だと赤いボタンが背景に溶け込んでしまいましたが、実物はなかなかスパイスが効いた仕上がりです。
フォークロアで工芸的な服になったかな、と。

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バグルー産天然染ブロックプリント&コットンキャンブリックの
ワーカーズドレス

こちらの赤い生地を今回はたくさん使いました。深みがあって天然素材、天然色によく合います。
今回はワンピースの部分使いに。

スカート部分のブロックプリントは少し前のもので、昔ながらの色柄がいい感じなのですが、そのままだと案外地味なのでコンビネーションしてみました。

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こちらの紺のスカート部分は細かい花柄。こんな細かな版を押せる職人は、もうあまりいないのだと聞きました。


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トゥバン産手つむぎ手織コットン(tenun)&
バリ手織シャンブレーのHoldシャツ

生成のトゥバンコットンとバリシャンブレーのリバーシブル仕立て。表面の袖口と裾に古いサリーの手刺繍トリミングを縫い付けました。

昔の高級サリーは縁取りのブレード部分を手刺繍していたようです。サリーの生地は着古してボロボロなのでブレードだけを外してアンティークパーツとして売られているのです。

ウールにもリネンにも合うシャツジャケット。ボタンにも近似色の色糸でモティーフを。

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インドネシア産コットンプリミシマのチュニスブラウス

ジャワ・バティックの下地に使うとても気持ちの良いコットン。
共地ボタンでシンプルな仕上がりです。


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カッチ天然色手織ウール&バリシャンブレーの
空手パンツフロントオープン

裁断の方向でたて縞と横縞の組み合わせを。

カッチの薄くてかたいウール生地はとても個性的です。砂漠を感じます。

誰にでも似合う無難さはなく、はっきりとしています。

履くと案外心地がいいので、その違和感(?)も面白いのです。

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良いお年をお迎えください!

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2018年12月12日 (水)

徳島に行ってみました。

きょうは日本から「雪」情報が聞こえてきます。

南半球のバリは本格的な湿気&暑さの時期を迎え、

この時期お決まりの羽虫が日没後に大発生。

1時間ほどで終焉を迎えるのですが、

以前にも書きましたが、

電球に群がっているさまは舞う雪のよう、という表現もあり

「バリの雪」とも呼ばれています。

想像に任せる方がよいと思い写真は割愛します。(笑)

ともあれ、もうじきクリスマスですね。

今回のクリスマスはバリのお盆・ガルンガンと重なり、ニューイヤーの後は送り盆のクニンガンとお休みモードがだらだら続くので、

私は逃げることにしました!

クリスマスとニューイヤーは、予定を早めて旅に出ます!(笑)

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遡って11月。

皆さま、日本では今回もお世話になりました。

作品展後は、

岡崎、名古屋を経由して京都へ戻りました。
岡崎は三河木綿の継承者の方の工房、
名古屋は
名古屋市立博物館の古代アンデス展。
そしてバリへ戻る直前に徳島へ。
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京都からはバスで3時間と便利な四国。ですが、徳島の場合は

1両編成、1時間に1~2本というJRか、1時間に1本のバスしかない。
私もお遍路さん見紛う、この日の歩行距離は15キロ。
目的は、もちろんアレですよ。徳島、といえばマルマルマルマル。w
ついでに麻の神がまつられる大麻比古神社行ったので、こんなに歩いてしまったというわけなのです。
雨だし、途中にはコンビニ一軒しかなくて、、、心細かったのだけど

あった、ありました!

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神社参道の入り口に、たまたまあったお遍路さんの第一札所霊山寺。

ここにお遍路グッズを売る売店と、軽食屋がっ!


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大麻比古神社。
あゝ、そして。ここでも、私が行くときに限って人はいない。

この樹齢1000年という楠木の木陰に入ると少し日が差してきた。

木のうろが大きく口を開けていたので、一応トトロを呼んでみた。
(もちろん誰も出てこなかった。)(あぁ、怖い!)(^▽^;)
木の胴回りは8.3mもあるそうです。
本殿の先に、山道の奥の院があったけれど、
きっとそこまで行けばこの神社の主に会えるのだろうけれど、
脚力に自信がなく引き上げてきました。
だけど帰り道に足が攣ってしましましたとさ。(笑)
昔四国に麻の栽培を普及させた大麻比古大神さまに守られて、

糸偏族の私はその後、1両編成の列車にいいタイミングで乗れました。


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その前にせっかくなのでお遍路さんのグループについて霊山寺にも入ってみました。

皆さんの唱える般若心境がしみじみと有難かった。
そして御朱印の白衣が私には興味深かった。

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ただいま、バリ。
着いて2日目、入れ替わりでバリから東京へ帰る友人、Askaさんとランチ。

Askaさんの紫檀のネックレス、皆さまにご覧いただいたばかりですが
次回の作品展でも参加していただくことに♪

コマネカビスマのカフェスペースが気持ちよい午後。


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これ食べるとバリ着地を実感するんです←ナシチャンプル。

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12月になりました。
ここから先はプチ日記、さらっと読み飛ばしてくださいませ。w
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売り切れた色もありましたが、ソカシスカーフが再入荷したバリショップ。

久しぶりにウインドウにソカシを展示。

今回から肌触りの良いコットン100%になりました。


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今年の祭り続きは本当にすごい。
帰ってきたら、またベジのお寺のオダランが待っているではないですか!

私たちはお参りに行くだけですからいいけれど、村から来ているマニスのスタッフは大変です。昼夜を通して係がありますから。

この裁断にはハノマン様がお祭りされています。

孫悟空のモデルとなった、おサルの神様、風神ハノマン様です。

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日本から布好きの皆さんがやってきて、

いつもの布市場にご一緒する。

クルンクンの布市場って、あまりにいろんなものがびっしりなので

どこのお店で見たらいいのか分からないようで、確かに。

私は別段どこの店も同じかな、と思いながら

いつもこのおばちゃんのいる33番地へ行く。

おばちゃんの後ろには最新デザインのソンケットが並ぶ。

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某日。
おみやげでいただいたおかかがたくさんあったので、
インドネシアでは比較的安く手に入るちりめんじゃこ(だって名産地です)を使って
ふりかけを作る。

数分で出来る簡単レシピです。
じゃこ、おかか、白ごまを炒って、
醤油、みりん、ヤシ砂糖のたれを回し掛け。

それだけ。

おにぎりにも便利です。
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12月、マニスのノエル&お正月向けシリーズが各お取り扱い店で展示されています。
また追ってご紹介していきたいと思います。

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