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2017年10月16日 (月)

Tubanへ再び

9月のはじめ。

またもトゥバンへ行きました。

前回注文していたものを直接見て受け取れたらなぁ、と思いながら

ちょうどいいタイミングで日本から来た布系のお友達と一緒に行こうよ!ってことになり。

まさかの、あの、「飛行機乗りそびれで再び」だった、

スラバヤのバスターミナルにひと月後に再び!w

あまりの暑さに驚く同行人を励ましながら、

巨大な扇風機の前に避難してトゥバン行きのバスを待つ。

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さすがに学習も積んだし、騙されることもないはずの

バスは、相変わらずすごかった。

物売り、ミュージシャンの嵐、

容赦ない日照り、

エアコン完備といいながら次から次へと乗り込んでくるローカルの皆さんの

汗ばむ体がグイグイこちらに押し付けられれば、

もう、逃げ場のない暑さに同行人が干からびないかと心配するも、

身動きの取れない姿勢で後ろも振り向けず!

バスはでこぼこ道の路肩、微妙な隙間を暴走する。

時々片側のタイヤがふわっと宙に浮いたりして、

終始気の置けない運転に驚愕すること再び。

そして、GPSを屈指して降車ポイントを狙ったというのに、

まるでパリテキサスみたいな荒涼とした道端で下される我ら。……

2度目でひと月後だというのに。

なぜか最初からやり直しさせられたかのような、アドベンチャー感覚とともに

無事トゥバンに到着できたことには、喜びひとしお。

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しょっぱなからの強行軍にもめげず、間髪おかずに

夕暮れ時の時間にトゥバン市内のバティック工房に無理やり滑り込む我々。

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こんな木像が布の棚の隅っこに。
何だこののんびりした感じは~~~w?
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というわけで、またも始まりました。
ツアー@トゥバン♪
同行人はパサールクマンマンの金澤さんとてっちゃん、UBUD在住のNさん。
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この下の写真は、UBUDのスレッド・オブ・ライフさんで拝見したものですが、
インドネシアでカパスと呼ばれているものは特有品種ではなく、
やはり普通の綿花のようでした。
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予期していたものの、ランチはお預けだった。
みな、腹ペコで汗まみれである。
そんな日没後の車窓から見えたフルーツ屋。
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あの、ちょっとでも早く先に進もうとするバスの無理やり感

(実際に事故は多いらしく)、と、
この、灼熱の時間帯が去った後の
じんわりと夜風に漂うフルーツ屋台の香りと。

その、どっちもが、ジャワなんですな。
私の流儀では、良い方の思い出だけを持ち帰る。
それに尽きる。
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翌日も元気にゴー!

トゥバン郊外の工房を数件回りました。
前回と同じ店に1か月ぶりにまた来て
店のイブ(おばちゃん)も、何だか「近所のあの人」みたいに思えてくる。
別れ際のあいさつは、
「じゃ、また来月ね!」、なーんて。w
インドだったら1月ベースでなんてありえない、けれども、
てっちゃんは、この旅のイメージが
ジャイプールの田舎町と重なるようで。
そうですね、確かに、この町は、どこか懐かしいものに満ち溢れていますから。

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あ、このチェック地は、むかーしマニスでも使いましたっけ。
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染め工房の職人さんたちがすすめてくれたおやつは、
魚味のクルプック。
海の街、トゥバンらしいおやつ!

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染め工房の一角に積み上げられた、手紡ぎのテヌンが美しい。
天然染めのショールを注文してみました。

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この昔ながらの風景が残る美しい田園地域の近くには
まるで不釣り合いも甚だしいほどの巨大なセメントのコンビナートがある。
日本でいえば、国立公園の近距離に突然あらわれる原子力発電所みたいな印象の。
東日本震災の教訓が深い私には、シュールを通り超えて
ほぼ祈るような気持ちにすらなる。
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トゥバンからスラバヤの帰路、今回はタクシーを使ってみましたら、

快適そのもの!
空調も利いてスムーズで安心感のある新車は、
渋滞に巻き込まれることもほぼなく

スラバヤの市街地へ。


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コロニアル建築が多数残る、美しい街並み。

布がたっぷり詰まったカバンにはさまれながら。
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前回と同じマジャパヒトホテルでゆっくり朝食を楽しんだ翌朝、

Nさんが調べてくれていた骨董屋へ。

移民都市スラバヤのひとこま。

ここは中国系のお店。やはり、清、明のものが多い。

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前回膨大な在庫の中から
今回はこの辺りをえら選んでみる。

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価格交渉も無事成立!

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そのあと、やはりNさんの案内で訪れたサンポルナ・タバコ博物館。
博物館ではあるけれど、実際の工場に併設されていて、
作業風景が見学できる。

この今でも同じパッケージの両切りたばこは、何と現在でも

人力で、ものすごい速さで紙巻している。
たまげました!
まるで、モダンタイムス。

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この工場の撮影は禁止されていたので、
展示されていた昔の写真を撮ってみた。
が、今もこれと同じ風景。
何百という女工さんが、タバコを巻いている!
何という事か。
インドネシア、まだまだ知らないことだらけ。
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前回はまさかの乗り遅れだったガルーダの同じ便に、
今回は渋滞もなくスムーズに、

真新しいスラバヤ空港のターミナルで搭乗前に

ナシ・ペチェルも食べることができたし、

スタッフにいい感じのおみやげを買うこともできたし、

余裕たっぷりの帰路。

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前回と15分も違わないホテルからの出発だったのに。
思えば、あの乗り遅れはまるで妖精のいたずらみたいな気すらしてきます。

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