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2017年10月23日 (月)

9月のバリ(2017)

皆さま、台風はいかがなものでしょうか。

被害に遭われた方にはつつしんでお見舞い申し上げます。

先週は関東でも積雪、と聞きました。

雪の後に台風だなんて、ほんとうに激しい天候ですね。

わたしもそろそろ作品展の服の最終検品に取り掛かるところです。

きょうは、これまた遡って

9月のつれづれ。さっそく、まいります!

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某日。

コーラス部の発表会につかう譜面カバーを、手すきのバナナペーパーでつくろう、ということになり、

材料をマニス・スタジオに持ち込んで、コーラスのメンバーが集まりました。

ん?どこかで見たことのある人、いますねぇ。w

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Nさんのバナナペーパーと、タイの花びら入りの手すき紙を使って。

豪華な譜面カバーができました。

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あぁ、やっぱり、あの人ですねぇ。

金澤さんたちに同行して、6年ぶりのバリです。
ランチはワルン・ハナからおいしいものをいろいろお取り寄せ。
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そして金澤さんのコンサート(プラスおまけでいれていただいたコーラス部発表会)
思いのほかたくさんのお客様で最後は申し込み締め切りになりました。
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バリに住んでいても、こんな風にたくさんのお友達といろいろ楽しいことができる。
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某日。
コンサート&発表会の前日、忙しいさなかにがんばってディナーを予約してみた。

Eさんの早めのバースデーやりました。
地産地消のコンセプト「Locabore」がプロデュースする
デウィシタ通り3件目のレストラン、「Nusantara」に行ってみました。
群島国家インドネシアの幅広い料理を味わえるというコンセプト。
サービスで出てくる突出しはさまざまな味付けが少しずつ試せて、おもしろい。
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UBUDにしては珍しいタイプのエアコン空間。
ちょいと高級なので、次回はまた誰と来ましょうか。w
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某日。
Eさんうちに滞在中。
ぼーっと過ごすのがとても上手なので、ついつい用事を頼んでしまう。
この日は肉じゃがつくってもらいました。
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某日。
Eさん誘うも、行かないというので、w
ひとりクルンクン方面の布の買い出しに。
この日あたりから火山性微振動が体感され、ぼんやりしていたら火口に近いカランガスムの布は買えなくなるかもしれないと急ぐ。
今年のカランガスム・チェックは、こんなに鮮やか。
アソートして、配色の楽しさを生かします。
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某日。
やっとTubanのバティックの裁断に取り掛かり、リバーシブル仕立ての裾上げを。
1点ごとにこうして丈を整える作業はなりゆきでやるとまたゆがむ。
表と裏をまっすぐなラインで結ぶようにする必要があります。
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某日。
Eさん無事帰国後、火山の活動がますます活発化。

ついに警戒レベルが最高の4になり、週明けは子供の学校でも、
休んで自宅待機する子や、家族でジャワに避難した子もいて、急にものものしくなる。
火口から12キロ圏内の住民は避難させられて、
あちこちの集会所は1週間ほどの間に14万人もの避難の人たちでいっぱいに。
私たちのUBUDはアグン山の尾根から逸れているので直接の被害はないと思われるが、
万一噴火すれば今の風向き(東からの風)からしてものの数時間で火山灰がやってくる。
まずは自分と周囲の人が慌てずに済むようにマスクとゴーグルの調達を。
ところが薬局ではサージカルマスクが早くも売り切れ。

震災のときのコンビニのようだ。
量販店は歯ブラシやらの日用品を買い占める人で長蛇の列だと聞く。
まずはゴーグルだけでも、と、ホームセンターに行く。手頃な値段のものをスタッフと私たち分。
ゴーグルは、はたして、十分な数が売られていた(マスクは完売だったが)。
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地震はますます頻繁になり、落ち着かない帰り道。
子供のくもんを待つ間、
ちょいと贅沢なモダンアートギャラリーのなかにオープンしたこのカフェで一休み、
……ではありませぬ。
SNSでマスク手配の連絡を各方面に。
詳しい人によると、サージカルマスクでは火山灰は通り抜けてしまうので、
やはりN95がよいという事になり。

御嶽山のときに活躍したという防塵マスクを扱う会社と連絡を取り合うも、

出荷に時間がかかるらしくあきらめる。

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マスクを日本から来る人に持ってきてもらえる人と、
その方へのマスク配達のタイミングがなかなか合わず。
そもそも火山活動が活発化しているせいで
バリへの旅行を取りやめる人も続発しているのだから仕方ありません。
その日の夜、マニスのお客様でマスクの件を相談していたKさんから情報が入り、
某インター系の学校のLINE情報から、

UBUDのオーガニックショップでN95が買えるとの事!
夜8時過ぎ、さっそく行ってみると、すでにブッキングされたほかに何点か残っていたので
これを買い占める!

しかし、さすが。高い!!!

でも、この日のうちに手に入ったのだから、本当に良かったのです。
備えあれば憂いなし。
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ところで、
このような忙しい日に限って、
朝に門をすり抜けて脱走した犬のコピが、
夕方になっても戻ってこないというので、ベジの階段を下りて探しに行く。
途中、行水を済ませ下から上がってきた村の人に聞くと、犬は見なかったという。
結局、暗くなってから森の中から出てきて戻ってきたのだけど、
門の中にやっと入れると、
歩き疲れたのか舌をだらんと出して座り込んで動かなくなった。
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やはり犬も地震に緊張感が高まっているのでしょう。
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某日。
バリ中の人たちが山に祈りをささげる日々。
そのせいもあってか、警戒レベル4になってから先、

しばらくすると体感する地震は減ってきた。
しかし、食料もある程度備蓄しておきたいと思い、
オーガニック・ミートの問屋に買い出しに。

その道すがら、新しくできていたビンテージ・ランプのショールームにたちよってみると、
鋳物風の重たげなランプが4つ在庫されていた。
昔は、薄くて軽いものが作れなかったのかもしれない。
ホーローのような質感で、昔のラボラトリーで使われていたものらしい。
同じものが20個以上あったそうだけど、つい数日前にとあるホテルが買い占めたそうで、
これまた残りを買い占めることに。(笑)
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今年中をめどにバリショップの改装をしようと思っていて、
いい業者を探しているのだけれどもなかなか出会えず、
先に買えるものを買っておこう、と。
(あ、肉ももちろんフリーザーに入るくらいの分は買いましたけれどもw)
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ご存知の方も多いかと思いますが、バリショップは、
最初の店舗のオープンに設営が間に合わず、
たまたまペンキ職人が置いていった足場をこれみよがしに。(笑)
そのまま早17年。

足場のハンガーラックそのままに。

今の店舗も10年目、天井のソケットからはみ出したままの電球も

ひとまずのつもりが、10年そのままで、
いいかげん何とかしようと思うのです。
(これ買っちゃったからには気が変わるなんてことはもうありません。)
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某日。

さすがに疲れて、マッサージなどに久しぶりに行ってみる。

その帰りに、モンキーフォレスト通りに1,2年前からあるFOLKというカフェに行ってみる。

特筆すべきものはないけれど、ナシチャンプルの大きさにたまげました。

大きいポーションは二人用、というので小さいポーションを頼んだというのに、このサイズ。
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なかなかおいしかったし、心配をよそに完食。(笑)
ランチを外で食べるのも、たまにはいいものです。

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某日。
アグン山の一件含めいろいろあったけど、ここで、仕切り直し。週末の外ごはん。

息子がなぜか贔屓にしているhujanは、インドネシアの家庭料理がメインながら、
その他のメニューもなかなか充実している。
いつも混んでいて予約しないと座れないのだが、この日は一応予約はしたものの、
空いていたのでラウンジ席でゆっくり。

アグン山の影響ですね、きっと。
私はこちらのインテリアが好きです。暗くてあまり写りませんでしたけれども。
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野菜で包んで食べるベトナム風春巻き。細長いマルゲリータ。
このほか、ラム肉のソテーを頼んでご満悦。
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某日。
火山は小康状態にて、制作に集中する日々。
ある日ふと思いついて、モロッコ在住の知り合いに連絡を取ってみると、

オールドキリムの話題となる。
私が唯一持っているのを写メで送るとこれはトルコ製らしい。
そういえば、そうだったかもしれない。
DEESHALLで買ったのだから、あれは確かにトルコですね。
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いつの日か、モロッコからいくつかキリムを送ってもらうことに♪♪
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某日。
ノーベル文学賞のこの人のノベルズを読んだことがない、というと
早速友人が3冊も貸してくれた。
おまけに雨続き、週末、
来客なし。
これはおこもり決定だ!と思いきや、そうだ、まだまだやることたくさん。
結局読書は寝る前の時間となり、
その結果、寝不足の日々がはじまる。……
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イシグロ作品、原作は分からないが、対訳の素晴らしさに引き込まれる。
デビュー作の「遠い山並みの…」は、主人公のむすめが、「おかあさま」、と話しかける冒頭からずっと上質な空気が流れ、上の娘が自殺してしまう事や、その昔長崎で出会った奇妙な(怪奇な?)母娘のエピソードも、どんより感がなく静謐というか、不思議にいやな読後感がない。
そして、今「日の名残り」読み始め、これまた丁寧な執事の言葉づかいが美しくて。
作品展前の追い込み時期に本を読む毎日なんて、はじめてのことです。
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おぉ、今回も長かった。(笑)
もう少し短くできないのかしら、といつも思う。
そして、この後間に合えばもうひとつバリの日記を入れてから、
今期の「まめしんぶん」へと流れます。

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