京都に戻ってから数日、
作品展準備は着々とすすんでいます。
きょうは先ほど全部の荷物を発送完了!
いよいよ今週末です。
なかなかブログの更新が遅れがちですが、、、
本日より3回に分けて「まめしんぶん」をアップしていきますので
皆さまよろしくお願いいたします!
・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の春夏のマニスは、COLORS&BATIKがテーマ。
植田有加さんのバティック作品を中心に無地染めをつくったり、カラフルな布を集めたり。
伝統的なものと同じ方法で染められたモダン・スタイルのバティックは、ありそうでなかった領域を感じます。
流行ではなく、新しい技法でもなく、模様もごく普通にあるものながら新鮮な風が吹く。
服のデザインもプレーンなものだけれはなく、ちょっとひとひねり。
ぜひ作品展でいろいろ試着してみてください♪♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ストライプバティックとカラープリミシマ
【ストライプバティックのパレオスカート】
プリミシマを3mずつに切り、細いストライプで描かれた大きなサークル模様がふたつ。
その周囲が太いストライプ。
大胆な構図の単色バティック。
成り行きで裁断して、イレギュラーな配置にしたスカートです。
大きな不揃いのストライプも表情があり面白い仕上がり。
左右の折り畳み分を結ぶリボンは前後どちらでも。
後ろ中心に大きなタックを入れてポイントに。
ブルー、グリーン、ダークグリーンの3色があります。
【ストライプバティックの2wayボトム】
大きなサークル模様が左右イレギュラー、片足パンツ、片足スカートの2wayボトム。
変化のあるシルエットと柄が楽しいボトムです。
両足スカートでも。配色は上と同じです。
【プリミシマ・ハンドダイのプルシュミゼ】
バティックの基布として広く使われているプリミシマは、白生地のままずっと使ってきました。
今回、無地染めもできそうだという事で、
バティック作品と一緒につくってみてもらいました。
ブルー、オレンジ、グリーン、ダークグリーンの4色がありますが、グリーンとダークグリーンはなかなか思うように染め上らず都合2色ずつあります。
プリミシマは緻密なのでムラなく染めるのが難しいのだそうです。が、出来上がりはなかなか新鮮です!
こちらはプルシュミゼ。両サイドにポケット、後ろは小さなボタン開き。
ブルーはかなり鮮やかな色に染まっています。
こちらのほかに、サックボトムがおすすめですよ!
【プリミシマ・ハンドダイのBIGパンツ】
こちらはグリーンのうちの1色。写真より実物の方がもう少し鮮やかです。
小さな人なら二人くらい入りそうな(笑)、大きなパンツをつくりました。
こちらも4つの配色があります。
ウエストゴムでごく簡単な形ですが、この風通しの良い形は夏に重宝すると思います!
【リネンダブルガーゼ・ハンドダイのカシュクールクート】
深いオレンジ色と、深いマリンブルーの2配色。
リネンダブルガーゼは染料の入りがよく、しっかり染まってきました。
ヨークから下にたっぷりギャザーが入ったカシュクールは1サイズですが、以前のパターンより少し大きめにつくっています。
サイドポケットがついています。

【バティック・ピンギルのイカットスカート】
写真の色がやや暗めですが、上のカシュクールのようなはっきりしたオレンジ色と
その2つ上のプルシュミゼと同じブルーの組み合わせ。
はっきりしたコントラストが特徴の植田有加さんのオリジナル・バティック、ピンギルのシリーズ。
ピンギルとはインドネシア語で「端」の意味です。
サロンやサリーなどの裾に使われるような細長い縁取り用のチャップ(版)をあえてメインの柄に使ったもの。
こちらはテーブルクロスか額縁のように「囲む」構図のピンギル。
前スカートと後ろスカートで縦横を変えてつくってみたシンプルなスカートです。
【バティック・ピンギルのBIGパンツ】
ピンギルのダイヤモンド。こちらは同じチャップを斜めに使ったものです。
はっきりした赤と黒のコンビネーションは、オリッサの絣やアフリカのバティックを髣髴させられますが、やはり別物。
独特の主張があります。
端っこの存在の活躍ぶり、ぜひご覧ください。
【バリハンドバティック・フラワーモティーフのBIGパンツ】
同じかたちのパンツを、昨年のHarumanisバティックで。
ブッダ・フラワーと名付けているもので、
ヒンドゥや仏教のモティーフにしばしば取り入れられている四枚花弁の花柄です。
今回はこちらの配色のみ。朱色の発色がきれいなベージュ地です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
続きます!