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2016年7月27日 (水)

夏休み 7

7月ももう間もなく終わりに近づいていますが



いろんな事があって、今月はそれなりに長いのです。


心の中での起伏もいろいろ。


雲の上を飛んでいる飛行機のように


滑るように安定していたかと思うと、突然乱気流。


地球の上で生きているって、そういう事なんだなと思うこの頃です。




さて、長々と続いております「夏休み」投稿、


そろそろ大詰めです。




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帰国中最後2日間の日記です。




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子供はほぼ毎日12時間くらい寝ている。


寝るは育つのかもしれませんが、寝る時間が早朝だから。


下手をしたら夕方まで寝ている始末に


へこたれずお説教というのもなかなかなものです。




この日も午後までへいちゃら寝ているのを無理無理に起こし、進々堂でブランチして


どこか行きたいところはないのか、


何かもうちょっと興味が沸くことはないのかと尋問するに、


「釣りがしたい」、とおっしゃる。


へぇ、今の時間から釣りどすかい?


ところが、ネットで調べるとちゃんとある。


しかもバス一本で行けるところに。


あーた、運もなかなか。おきばりやす!




京都って本当に小さな中に何でもある。


今さら何度でも感嘆する。




弁慶っていうフナ&コイの釣り場主人は、


ヘビーメタルな装いで先がとんがった革靴で釣り掘場にはおよそ180度そぐわない。


映画の中に迷い込んだかのようで、軽くめまい。うん、もう、グルグル。




そして、閉場時間までの1時間。


点々々、、、、………からきし釣れない。




まぁ、釣れたところで持って帰るわけにもいかないし!
(コイだろうとフナだろうと、考えてみたら釣れたら困る。)






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ほかの釣り人も空振りだったので、ビギナーズラックはここにはないのだと


すんなり引き上げる。




この顛末、かなり高得点ではないかしら。w




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バス移動&釣り堀で


すっかりお腹空いた~。




このタイミングで行くべきはトラモント。




私が何度行ってもね、お店の人に覚えてもらえない。


子供と一緒に行くとね、


「あら~!」、って大層歓待される(笑)。




毎度行くたびに大きくなって様変わりしているのに


ちゃんと分かるんだね、トラモント。




カルボナーラをはじめパスタのおいしさでいつも満員のお店です。


久しぶりのトラモントにテンション上がりっぱなし、その割に、


今回は


カルボナーラは普通サイズで


前菜をちょっとずつ。




「あれ、これしか食べないの?」、って心配されましたが、


この後宵山祭りの出店がまだ待ってますから~




いつもパスタ大盛だけでほかのメニューに行きつかなかったゆえに、


前菜の域まで今回到達できたのは


なかなかヨカッタのではないかと思います。w




Img_8786



そしてトラモントが近所というシアワセを、何度も何度もかみしめる。




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その翌日も、全然起きないから、


一人で朝から出たり入ったり。




コンビニ行って戻って、ゴミ捨てに行って戻って、そして


進々堂にパンを買いに行ったついでに


山鉾巡行も見に行ったりできる。




そうなんです。


宵山だけでいいかな~、って軽く思っていましたけれど、


パンを買いにマンションを出たところから高い鉾が見えた途端、


吸い寄せられました。




おぉ、これがクライマックスでもあります。


4年前にも見ましたが、


今回は今回でまた見ごたえがあります。




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先頭の長刀鉾。


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法被や浴衣がかっこいい!


というか、もう、そこに目が釘付け!

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その下の豪華な織物について、じっくり見るなら後祭の時期。




山鉾のそれぞれに


ペルシャやらインドやら、異国の織物が美術館の展示のように。




雨模様の日だから、ビニールが掛けれれているものが多かったけれど


見学者の方が「そら、たいそうなものだから、お天気で大変なんですわ」、って。




何百年も前から大切に、そして祇園さんの時にはあでやかにお披露目されてきた織物は、室内で大切にしまわれているものとはまるで違って見えました。




お祭りのたびに沢山の人に見てもらっていると、何かが宿るんでしょうか?




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長刀鉾には生稚児さんが乗っています。


昔疫病が流行ったことからこの伝統。


稚児さんは八坂神社の氏子さんから毎年選ばれるそうだけど、


びっくりするくらいお金もかかるらしい。


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ん~、この浴衣もいいですねぇ。




さてと、そろそろ昼時、子供を起こしに戻ります。(笑)




パンを買いに出たついでとしては、すごすぎるひと時でした。


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午後は、叡山鉄道に乗って。


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バリ友で京都にお住いのキャロさんのお宅へ。




子供の為に「とらや」の旬を用意していてくださいました。


これだもの。


日本ってなんていとおしい。




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これがお菓子だなんて、バリ人にはきっと信じられない事でしょう。


半分バリ人の子供は、めっぽう喜んでパクつきました。




素敵な夏のおもてなし。


ライトブルーのお皿と、モミジの葉っぱと。


冷え冷えのお茶のコップと。


季節感に乏しいままの10年余りなので、しみじみ。キャロさんに多謝。




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夕方、雨。


河原町通りで友人と待ち合わせ&合流。

その後、雨やんで寺町アーケードをそぞろ歩いていると、何やら前方からやってくる!!




後からいろいろむさぼり読み知ったのですが、なんと、これが祇園祭のご神体。


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勇ましい時代劇の将軍のような馬に乗った方から




平安装束の方々から




不思議なミックス感覚。




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向こう側からどんどんやってくる、神様たち!


そして、稚児さん現る。




この稚児さんが首からさげている駒型の木彫りが、ご神体とのこと。


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ユルユルとだらだらと過ごしていた京都で


ご神体にまでお目見え出来て。




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翌日も午後まで起きない。w




今日が最後だよー、明日はもう出発だよー、と


何度行っても同じこと。

午後起きて、wifiがつながるカフェでブランチ。




誠光社のお隣。アイタルガボン。




大盛サラダとおいしいパスタ、おいしいパン。

さらに、おいしいコーヒーかジュースを選べる。

このランチが980円とは!!!


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若冲展を細見美術館で見て、


その後は荷造り。


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ふと見上げると、ぽっかり満月。




浮いてるね、これは! 雲の筋が静かな海原のよう。




ポジティブとしか言いようがありまへん。と、唸ります。


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バリに戻るも相変わらず夏休みの子供は早朝まで起きていて午後まで寝ています。


ゲームでスマホでイヤフォンで。かたくなです。


しかし、あと数日のなのよ。わはははは。


その後は朝6時50分に家を出る生活が待っている。


このギャップをクリアできるのかね君?


夏休み。


学校のスケジュールとは別に、私しっかり、休ませてもらいました。


これからシャキッと仕事モード。


すでにがっつり秋物服に仕掛中です。




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ディープな夏をありがとうございやした。




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コメント

6~7月にかけて2年ぶりにウブドに行きました。
行けば必ず覗くデゥイシタのアトリエマニス。
街はすっかり変わってしまったけれど、以前と変わらずそこにはマニスのお店と店員さん^^
「ホッ」としました。
ありがとう。
また覗きますね。

投稿: mee | 2016年8月11日 (木) 17時20分

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