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2016年5月28日 (土)

作品展vol.63

初日の27日は朝から雨。
マニス展では降らない事はあまりない(笑)。
しかし、はじまると同時に
いつも賑やか笑いいっぱいの時間が流れるのも
フシギのひとつです。

おもてなしが相変わらずヘタクソな私たちですが、
お客さま同士が
「それすごく似合いますよ!」
「こっちのも着てみたら?」
「それ絶対買った方がいいですよ!」
、と、
私など入る隙間もない位
その場の空気をグングン、パワーアップしてくださる。

皆さまいつも、本当にありがとうございます。



初日はやはり、写真撮りそびれ。
2日目の午後にようやく撮った数枚です。



爽やかな初夏の風が、入り口から入り込む。



今回のオススメ、カディコットンの特注シャンブレーはやはり人気です。



今回はブレーンながら着心地に優しさがある夏向けの素材が中心です。予想ではかなり暑い夏になりそうですから、今から先の季節に向けちょうどぴったりな服たちが並んでいます。



2日目の中日、着て行った服が尾関さんとこんなにかぶりまくり!
尾関さんは今年から大学でのお仕事が忙しくなり、マニス参加は今回が最後です。
版画の個展もいろいろ予定がありますので、皆さま尾関さんの今後のご活躍をお楽しみに!



お客さまのこの写真、載せちゃいます。
布と服を通して、いつも楽しく心を通わせて頂いている皆さまに囲まれるシアワセを大切に
これからも細々とですが、頑張ります!

作品展、あと一日デース(^O^)/

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2016年5月24日 (火)

まめしんぶん 2016初夏 2

先に別件をアップしましたが

「まめしんぶん」続きます。

それにしても、もうすっかり初夏の陽気ですね。

今年の夏は前半にプレーンな定番生地の服をつくってきましたが

4月後半からカラーのものに着手。

今回も偶然手に入った布がいろいろ、最後の最後に入荷したバリ布でさらにカラフルになりました。

サイト内new itemでもほかのアイテムを掲載していますのでぜひご覧ください。
【西ベンガル産ピュアカディコットンカラーシャンブレー】
カディの風合いがこんなきれいな色で着れるようになりました。
こちらのシリーズは、糸の色を決め、染めから注文したもの。
織り傷や染むらが比較的少なく、きれいな仕上がりです。
4つの色を、4タイプの服の中に配色しました。
Img_0945
上のボタンがいっぱいの服は、カタックシャツというかたちです。
二重づかいにしてさらにパイピングの色を別色にして、3つの色のコンビネーション。
季節を問わず楽しめる服になりました。
Img_0953
こちらはタイロングというかたちです。
1枚仕立てでたっぷりした分量の涼しげなロング丈。
洗いざらしをふんわり着ると汗も乾きやすく快適です。
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【プリント服いろいろ】
プリントといえばインドのブロックプリント中心で何年かつくってきましたので、
今回は趣向を変えて、国内の生地屋さんに普通に売られているプリントを選んでみました。
DMに写真を入れましたこちらのパンツは「空手パンツ」と呼んでいるかたち。
下地が生成リネンなので落ち着いたトーンの仕上がり。
同じ生成色のひも使いがポイントになりました。
早速ご好評いただいています。
Img_0861
いろいろMIX調のこちらのスカートは「「三角スカート」。
ブルー&グリーン系のさわやかな配色です。
前2柄、後ろ2柄、紐2柄で
6タイプの柄ものをミックス。
裏地つきのリバーシブル仕立てです。
前スカートはサンガネール風ブロックプリント、後ろスカートはバリのバティック生地。
それぞれの柄のいびつさ加減が愛らしい。
布だけ並べているときには分からないのですが
仕立てると生まれてくる味わいのようなものが感じられました。
Img_0947_2
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【カランガスム風バリ手織りチェック】
マットミーシルクのような、ロンボクのササック族の腰巻チェックのような、
懐かしい配色のチェックのサロンが手に入りました。
主にグレーと赤で柄の種類がいくつかあり、色も均一ではなく
鮮やかな赤からえんじ色に近い深い赤まで、
ねずみ色からパープル系グレー、茶系グレー。
その全体のたたずまいが何とも素敵なので
迷うことなくコンビネーションづかいしました!
今回は時間が限られていたので
まずは3タイプの服を。
インドパンツはグレーとこげ茶系グレーとでつくりました。
ダークな色ですが着心地は涼しげ。
引き締まったこの色は、夏におすすめですよ♪
点数の関係で最初に配色を決めてから裁断しました。数を多く作るときには違う方法(先に1点ずつ切ってあとからパーツを入れ替える方法)もできるかもしれませんが、
コンビネーションはとにかくパズルのように埋めていきながら、切り間違えないように注意が必要なので、集中できる時間が必須(笑)。
Img_0963
下はダブルフロントサルエルと呼んでいるかたちです。
上のインドパンツの配色と下のリスパンツの配色の両方があります。
3枚のサロンから2着分なので、最初からパーツの配色を決めて裁断します。
オーバースカートは前に寄せても後ろに寄せても。
表情が楽しめるたっぷりしたボトムです。
Img_0957
赤系ではリスパンツを。
こちらは似た色同士を組み合わせているので、先に1着分づつ切り
後からパーツを入れ替えしました。
組み合わせを考えるのは、なかなか楽しい仕事です。
Img_0961

1枚だけ遊びで同色系のイカットを入れてみました。(笑)
今年のバリのサロンは、クバヤがカラフルで装飾的な刺繍ものが流行している関係で
イカットの配色もなかなかきれいなものが出始めてきました。
サロンの布はバティックだったりイカットだったり(最近は伝統柄の真似をしたプリントも大分増えてきていますが)、毎年トレンドがあるのが楽しいのです。

Img_095821

それでは、皆さま27日からの3日間をどうぞお楽しみに。

私は明日から東京に移動です。

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2016年5月22日 (日)

夏の気配の寺町通り

またも「まめしんぶん」の途中ですが
京都から初夏のお便りを入れさせていただきます。



ギャラリー啓さんのお店の前。
折しも啓さんは展覧会初日。

いつもはひっそり静かな通りが、車両止めに。
テンションメラメラと上がって来ます。

下御霊神社のお祭りです。



通りには、沢山の出店。
子どもたちのパラダイス。



金魚掬いは不滅の人気。
しかし、ホンモノの金魚よりもプラスチックで釣竿式はさらなる人気。(笑)



日が暮れてきて、いよいよお祭りムード満々です。
バリのお祭りばかり見ている私には、
昔懐かしくかつバリとの共通点がいろいろおもしろい!



車両止めの車道に準備されているお神輿は、
この地域の子どもたちが担ぐらしい。
それは大変素晴らしい。



こちらは多分翌日にオトナたちが担ぐ。
菊花紋の入ったお神輿。
手工芸満載のお宝です。



始まりました!



体操着の小学生たち!



お祭りって、神さまとのコンタクト。
バリも日本も同じですね。

いやー、帰国していきなりお祭りで
元気いっぱい貰っちゃいました。

これから先またしっかり頑張ります♪

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2016年5月21日 (土)

toko manis 1day special



まめしんぶんの途中ですが、
今日一日だけ開催のtoko manisは
sinduさんが特別参加。



ちょうど、寺町通りは神社のお祭りで
出店も立ち始め、
ギャラリー啓さんの年一度の展覧会も今日からスタート。
イシスさんのバティック新作展も今週末のようで、
盛り上がりそうです。



マニスもこっそり営業します♪
12時開店です。

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2016年5月20日 (金)

まめしんぶん 2016初夏 1

バリから先ほど帰国しました。

京都はカラッと気持ち良いお天気! 

開放的でいい季節になってきましたね♪

明日は1日「toko manis スペシャル」をオープン。

できたばかりの初夏のマニス服と、久しぶりのsinduさんのインド布コレクションの展示です。

山田さんも先ほどから設営に来られています。

カット布、ラリーキルト、ショールなどなど、オシャレで素敵なものがいろいろ届いていますよ。

Img_8030

さて、しばらくぶりになりましたが、

きょうから2回に分けてマニスの新しい服たちの一部をご紹介していきます。

日本のベーシックな天然素材を中心に、ちょっとトッピングしてみた国内のプリント生地、

西ベンガルから届いた注文制作によるカディコットンシャンブレー、

ぎりぎりに入荷したバリの格子手織サロンなどなど。

数か月越しでつくってきた服たちが一堂にそろうと、

わぁ、なんだか試着が楽しくなりそうです!

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【リネンのVネックワンピース】

すっきり明るめの配色で重ね着でも着やすいシルエットですが、

どちらかというと1枚で着て大人っぽいきれいなラインになるようなパターンです。

透けない程度の中肉リネンは洗いざらしが気持ちよさそう。

無地シャンブレータイプとペンシルストライプの2種、M&Lサイズがあります。

Img_0918



【白いリネンのロングクルタ】

開襟のロング丈シャツは、クルタのようにサイドにパイピング仕立てのスリットが入っています。

少し前に作っていた形ですが、以前もやはり夏向けに白い生地で作りましたっけ。

今回は透け感があってナチュラルな白いリネンで。

バティックの染下に使ってみようかと買ってあったものです。

冷房の空間でちょっと羽織るのにおすすめのたっぷりしたデザインですよ。

Img_0874

【国産プリントのシリーズ】

今年は久しぶりにインドではなく、

生成ベースで綿やリネンを下地に使っている国産プリント生地をピックアップ。

夏向けショート丈のボトム各種、お値段も比較的お手頃です。

こちらのジョッパーズタイプは、ローウエスト気味にゆったり履くタイプ。

写真だと見えにくいのですが、フロントのボタンとタブがポイントになっています。

下の方のストライプのパンツと同じ形です。

Img_0926

 

 
 【ビハール州産シルクリネンのロングカシュクール】

ローブのような形でドレス風のシルエット。
ちょっと光沢があって自然派風オシャレな布です。やや滑りやすいので
全体を細い接着芯で補強してから縫っています。
着るときにも摩擦に注意が必要ですが、季節を問わずいろいろな出番がありそうです!

Img_0930

【アンドラプラデーシュ産手紡ぎオーガニックコットンボイルのラウンドネック】
昨年使った薄く優しい触感の布です。
インドでも屈指の織り技術を誇るアンドラプラデーシュ州。手織りのメッカでストールを主につくっている工房の無地生地です。
わたの状態から、糸紡ぎ、糸染め、織りまですべて厳しく管理しているすばらしいところなので、今後ももっと使っていきたい布シリーズの一つです。
ポケット無しで、端を細いパイピングで仕立てたごくシンプルなフロントオープン。
冷房と外気の寒暖差が激しい季節に重宝すると思います。

Img_0971 

【リネンストライプのジョッパーズ】

糸撚りの加減で不均一な感覚がおもしろいストライプ。

ハリがって気持ちのいいリネンです。

上のと同じジョッパーズのショート丈をつくりました。

Img_0968 


【リネンシャンブレーのコンビパンツ】

マウンテンパンツ(上)、と、ブルマーパンツ(下)の2タイプ、2配色。

お洗濯しやすそうなしっかりした薄地リネンです。

写真だと明るさの加減で分かりにくいのですが、上はベースが紺地でパイピングがブルーグレー、下は配色を反転させたものです。

どちらも履きやすい2サイズ。

Img_0972 Img_0911
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続く。

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2016年5月13日 (金)

5月のバリ

黄金週間の合間に、アトリエマニス作品展のご案内状をお送りしています。
今月27日からの3日間、前回と同じ東京・神楽坂のフラスコさんにて
今年の春夏総特集。マニス3レーベルの新作をぎゅ~っと凝縮して
おすすめ服がいっぱいです。
バリのスタジオでは目下集中作業の日々。
今回はベーシックなリネン生地を中心に、清涼感たっぷりのコレクションですが、急きょ予定外に
バリからの新しい布のシリーズが加わります。

Img_7967

「プラスの新しいバリの布」は、5月に入ってから偶然手に入ったもの。
Img_8001
早速洗って地の目を整えて裁断です。いろいろなチェック。赤系とグレー系。
全部、腰巻サロンで2mずつのピースです。
Img_8012
1着のリスパンツがちょうどサロン1枚でしたので、切ってからパーツを入れ替えて。
出来上がりをどうぞお楽しみに♪

その他の新しい服たちは本サイトの「new item」にも掲載をしています。
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5月に入ってからバリは秋めいてきました。南半球なので日本とは逆の季節回り。

まだまだ暑い日もありますけれども、こんなフルーツがスーパーで手に入るように。
Img_8013
柿です。確か前にもこのブログでご紹介しましたね~。

見た目は日本のものとは大違いなんですが、しっかり甘い。種無しでとっても小ぶり。

桃も栗もないけれど、柿なら!
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某日。

大好きなデンパサール。

バリ中心の町ですが、いつも行くたびになぜか旅先気分になってワクワクするのです。

バリ人が中心だけれども、デンパサールには古くからの移民の人たちもいっぱい。

ジャワほかインドネシア各地からの人々はもちろんのこと。
中国系、インド系、アラブ系。人種と宗教のるつぼ。

異国情緒とは、このような自然に集まった民族や文化のなりわいなんじゃないかと
ずっと前から思っています。

先日はいつもと違うコースで仕事場(布の発注先)を回ったのですが、こんな物件がありました。

Img_8021
写真はちょい加工しています、インスタグラムに投稿したものです。
LOSMENとはチープなお宿の意味、PIRIは王室っていう意味。

中がどんなか興味津々!

前にバイクしか止まっていないのもいい感じ!(笑)

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先日火事があったデンパサールの中央市場の場外に描かれている

インディペンデントの壁画です。

この壁画のある場所は、中央市場に入るとても狭い一方通行の道。

両側に唐辛子や十七ささげなどを路面に広げているカオスのような通りの角地。

SLINATというサインが入っています。

UBUDにもこの人の壁画がありますが、やはりローカルの人がマスクをしている図柄です。アイロニーのようでもあり何となく近未来を示唆しているようで。

Img_7953
交通渋滞がますます激しいバリ。

一昔前はバイクに乗るときマスクをしていると笑われましたが、今や排気ガスについて(ゴミの問題も合わせて)しっかり考えていく時期が来ていますな。
ちなみに今年から外資系企業に就労している職員はやっと社会保険(労災のようなもので掛け金は高いけれど医療費無料の制度)が義務付けられ、うちの会社もさっそく。
物価の上昇もさることながら、社会全体の変化もかまびすしい昨今です。

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某日のUBUD。
ローカルの人たちに大人気のワルンにて。

手前の腸詰がダイナミック。

Img_7955
豚肉なんてありえないというムスリムの人たちと、こんなに生々しい豚肉料理のバリの人たちとが混ざり合って平和に暮らしている事について。

ISとかテロとか、あれはヤラセなんじゃないかとつい思う。

だって、こんなに平和ですよ。私たち。

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某日。

久しぶりにサヌールの「カフェ・ジンバール」へ。

バリに暮らすようになった最初の入り口は、サヌールの空気というか気配でした。

何かね、絶対数のような完璧のようなものがあるんです。
かれこれ30年近く前に最初にバリに来た時からずっと変わらない。
そして、その頃からずっとあるカフェは、いつも着地を感じつつスタート地点でもあります。

苦いアメリカーノが、ついつい、言葉を深めてくれます。
Img_7969
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言い訳じゃないのですが、

毎日ちゃんとお家のご飯もつくってますよ、はい。

でも、時々外で一人ゴハンもしますよ。はい。

12月に冒険したLOKABOREというUBUDで大層高い評価(トリップアドバイザーの)の
レストラン2号店、はLOKABORE to go
という店名です、家庭風に戻ろうみたいな(笑)。

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何と、エアコンのないお店で毛皮敷いてました。ウチワでもないと汗ぐっしょりなのに。
大胆ですね! こんな感じのしつらえは冬のリゾート地ニセコのホテルで見ましたっけw
この際コンセプト重視だもんで暑さ加減はまいいか、って。(困るよ!)
ディナーセットは日替わりで1種類のみ、メニュー見てやめる人が大半で、店内だあれもいませんです。(やはり…)

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オンナひとりでコースしかない蒸し暑いレストラン。
ワクワクしながら出てくるものを楽しみます。前菜、メインは腹八分ながら、もう水も飲めないくらいお腹いっぱいになってしまったのに。
デザート。別腹っていうのを久しぶりに体験しました!上はバナナのソルベ。下はチョコレートのタルト。
なぜこんなに食べれちゃうのか、フシギ怖い。
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引き続き「まめ日記」をアップしていきますので
またご覧ください。
いつもブログを見ていただきありがとうございます!

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