まめしんぶん 2016初夏 2
先に別件をアップしましたが
「まめしんぶん」続きます。
それにしても、もうすっかり初夏の陽気ですね。
今年の夏は前半にプレーンな定番生地の服をつくってきましたが
4月後半からカラーのものに着手。
今回も偶然手に入った布がいろいろ、最後の最後に入荷したバリ布でさらにカラフルになりました。
サイト内new itemでもほかのアイテムを掲載していますのでぜひご覧ください。
【西ベンガル産ピュアカディコットンカラーシャンブレー】
カディの風合いがこんなきれいな色で着れるようになりました。
こちらのシリーズは、糸の色を決め、染めから注文したもの。
織り傷や染むらが比較的少なく、きれいな仕上がりです。
4つの色を、4タイプの服の中に配色しました。
上のボタンがいっぱいの服は、カタックシャツというかたちです。
二重づかいにしてさらにパイピングの色を別色にして、3つの色のコンビネーション。
季節を問わず楽しめる服になりました。
こちらはタイロングというかたちです。
1枚仕立てでたっぷりした分量の涼しげなロング丈。
洗いざらしをふんわり着ると汗も乾きやすく快適です。
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【プリント服いろいろ】
プリントといえばインドのブロックプリント中心で何年かつくってきましたので、
今回は趣向を変えて、国内の生地屋さんに普通に売られているプリントを選んでみました。
DMに写真を入れましたこちらのパンツは「空手パンツ」と呼んでいるかたち。
下地が生成リネンなので落ち着いたトーンの仕上がり。
同じ生成色のひも使いがポイントになりました。
早速ご好評いただいています。
いろいろMIX調のこちらのスカートは「「三角スカート」。
ブルー&グリーン系のさわやかな配色です。
前2柄、後ろ2柄、紐2柄で
6タイプの柄ものをミックス。
裏地つきのリバーシブル仕立てです。
前スカートはサンガネール風ブロックプリント、後ろスカートはバリのバティック生地。
それぞれの柄のいびつさ加減が愛らしい。
布だけ並べているときには分からないのですが
仕立てると生まれてくる味わいのようなものが感じられました。
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【カランガスム風バリ手織りチェック】
マットミーシルクのような、ロンボクのササック族の腰巻チェックのような、
懐かしい配色のチェックのサロンが手に入りました。
主にグレーと赤で柄の種類がいくつかあり、色も均一ではなく
鮮やかな赤からえんじ色に近い深い赤まで、
ねずみ色からパープル系グレー、茶系グレー。
その全体のたたずまいが何とも素敵なので
迷うことなくコンビネーションづかいしました!
今回は時間が限られていたので
まずは3タイプの服を。
インドパンツはグレーとこげ茶系グレーとでつくりました。
ダークな色ですが着心地は涼しげ。
引き締まったこの色は、夏におすすめですよ♪
点数の関係で最初に配色を決めてから裁断しました。数を多く作るときには違う方法(先に1点ずつ切ってあとからパーツを入れ替える方法)もできるかもしれませんが、
コンビネーションはとにかくパズルのように埋めていきながら、切り間違えないように注意が必要なので、集中できる時間が必須(笑)。
下はダブルフロントサルエルと呼んでいるかたちです。
上のインドパンツの配色と下のリスパンツの配色の両方があります。
3枚のサロンから2着分なので、最初からパーツの配色を決めて裁断します。
オーバースカートは前に寄せても後ろに寄せても。
表情が楽しめるたっぷりしたボトムです。
赤系ではリスパンツを。
こちらは似た色同士を組み合わせているので、先に1着分づつ切り
後からパーツを入れ替えしました。
組み合わせを考えるのは、なかなか楽しい仕事です。
今年のバリのサロンは、クバヤがカラフルで装飾的な刺繍ものが流行している関係で
イカットの配色もなかなかきれいなものが出始めてきました。
サロンの布はバティックだったりイカットだったり(最近は伝統柄の真似をしたプリントも大分増えてきていますが)、毎年トレンドがあるのが楽しいのです。
それでは、皆さま27日からの3日間をどうぞお楽しみに。
私は明日から東京に移動です。
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