春カケ その13
某日。
おっと、どっこい、まだ同じ日です。
地下鉄の駅から徒歩5分足らずのところに入り口がありました。
あら、案外近いんじゃない? なんて思ったのは、ほんの束の間の事。
その先は、市営の浄水場のようなところを通ってひたすら上り坂でした。
神社巡りの一日の締めくくりに、と、欲張った夕暮れ時。
途中は山道のような歩道で、ところどころお花がきれい。
民家のようなところも通り抜け、いよいよ差し迫るは分かれ道。
ははん、これはもうヤマカンしかありまへんな。
(Yさん、ちゃうちゃう、左は見たとこ個人宅。真ん中行ってみましょう~、って。)
(しかし、真ん中もペケでした。)
正解が右だなんて、誰が思うでしょうか(笑)!
目指すは、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)。
京都のプチ伊勢神宮、と呼ばれるところ。
そんなものがあるなんて聞いたのがかれこれ数日前の事でした。
天照大神がおまつりされているという、5世紀辺りの建立という、とても古い神社です。
で、ようやっと、着きました。
ようこそ。
こんにちは。
山に囲まれ濃密な空気が漂います。
千木(ちぎ)と神明造(しんみょうづくり)の内宮と外宮。
かやぶきの屋根が立派です。
こうした建築が今も修繕を加えられ(きっと)昔のままの技術と素材で残されていることには、当たり前を感じない。これは、かなり特別な事。
誰かがきちんとお金を工面し、誰かがきちんと技術を伝えていなければ
わりと短い間に忘れ去られてしまうもの。
お宮さまを包み込む山の緑といったら。
一緒に、守らなきゃ、って。ドーカン。
その下は「天の岩戸」です。
ここをくぐると厄除けになるそうですが、元はちょっとシリアスな神話があって世界が闇に付す時期と関係しているらしい。
いわれはともかくぐりました。(笑)
これでひとまず安泰かしら???
ナニハトモアレ、桜だ、サクラダ。
平和な春の夕暮れ時。
ず~~っと向こう側の、うっすら夕映えがことさら美しく。
このあとさらに歩いて、途中でヴァンショーで休憩して
結局ずっと歩いておうちまで帰りました。
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