2016年4月30日 (土)
2016年4月24日 (日)
4月のバリ
バリに戻って1週間。
子供が学校で足の捻挫。
翌日仕事を半休して朝からデンパサールの病院でレントゲン検査へ。
結果的に骨には損傷なくやはり捻挫だということで。ホっ。
帰り道には大好きな魚料理店へゴー。
ココナッツミルクで炊いたゴハンとともに、グラミというお魚の料理と空芯菜のソテー。
まぁ、たまにはこういうご褒美風のランチもいいよね。
私たち、このお店のが出来て以来のファンです。IBCというお店です。
うちのお店から近いところにあるタパスのお店が人気らしいので行ってみました。
ホワイトベースのサングリア、清涼感があります。
タパスもおいしかったけれど、お料理の質が分からないくらい照明が暗くてバー&ラウンジ風だったのが残念。
黒板に書いてあるのはメニューではなくて、ミュージックレシピ(笑)。
トリップ・アドヴァイザーって、全体的に2~3割くらいの適正かな。
観光地だから時々ミーハーになってみたくなります。
タイルのようにフラットな「モザイク」シリーズ。
硬い生地だと切るのに力が要る。
ちゃんと地の目に沿ってサイズ正しく切ってあるかを1枚ずつ検品。
これ2枚あればコースターがひとつできるのだけど、
160~190パーツで1着のパンツ。
その接ぎ合わせにまた時間がかかるわけですが、ここはゆっくり按配しながらすすめます。
こちらは、格子柄だけだと全体が同じトーンになるので、無地とブロックプリントを入れてみました。
その分、にぎやかに(笑)。
春の締めくくりに
土日しかオープンされていないため、これまでなかなか機会がなかったんです。
しかも、ミラクル。真鶴からお越しの科学部のご一家とご一緒に。
展示はアンモナイトからテレビ石などいろいろ。
春だからか
花模様ばかりに目が行く自分。(笑)
下は、有名な砂漠のバラです。
私はこちらに明るい時間に行くのは初めてだったし、魅力的なおばんざいをスルーしてスイーツとお茶だけというのも初めてでした。…ってフェースブックにつぶやいたら、おっ師匠に、「びっくりぽん」、と言われました。

「抹茶あんみつ」は、同行の人にすすめて、そこから一口おすそ分けをいただいたことが何度もあるので、(はい、いつも大体この流れです!)
今回は「抹茶パフェ」にしてみました。
それにしても、トップのイチゴの春らしさよ!
大人のスイーツ、だんぜん別腹ですね、これ。
普通の時間にちゃんとお腹空いたし(笑)。

そして最後の最後は一人京都でゆっくりと過ごす一日。
これまで通ったことのなかった道をいろいろ歩いてみます。
蛸薬師通りって、蛸薬師があるんだな。びっくりぽん。
あったかくてサイコーの一日に、バリからの頼まれものをゆっくりとショッピング。
新たに入荷した生地を荷物に満載して、レッツゴーバック。
2016年4月14日 (木)
春カケ その13
某日。
おっと、どっこい、まだ同じ日です。
地下鉄の駅から徒歩5分足らずのところに入り口がありました。
あら、案外近いんじゃない? なんて思ったのは、ほんの束の間の事。
その先は、市営の浄水場のようなところを通ってひたすら上り坂でした。
神社巡りの一日の締めくくりに、と、欲張った夕暮れ時。
途中は山道のような歩道で、ところどころお花がきれい。
民家のようなところも通り抜け、いよいよ差し迫るは分かれ道。
ははん、これはもうヤマカンしかありまへんな。
(Yさん、ちゃうちゃう、左は見たとこ個人宅。真ん中行ってみましょう~、って。)
(しかし、真ん中もペケでした。)
正解が右だなんて、誰が思うでしょうか(笑)!
目指すは、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)。
京都のプチ伊勢神宮、と呼ばれるところ。
そんなものがあるなんて聞いたのがかれこれ数日前の事でした。
天照大神がおまつりされているという、5世紀辺りの建立という、とても古い神社です。
で、ようやっと、着きました。
ようこそ。
こんにちは。
山に囲まれ濃密な空気が漂います。
千木(ちぎ)と神明造(しんみょうづくり)の内宮と外宮。
かやぶきの屋根が立派です。
こうした建築が今も修繕を加えられ(きっと)昔のままの技術と素材で残されていることには、当たり前を感じない。これは、かなり特別な事。
誰かがきちんとお金を工面し、誰かがきちんと技術を伝えていなければ
わりと短い間に忘れ去られてしまうもの。
お宮さまを包み込む山の緑といったら。
一緒に、守らなきゃ、って。ドーカン。
その下は「天の岩戸」です。
ここをくぐると厄除けになるそうですが、元はちょっとシリアスな神話があって世界が闇に付す時期と関係しているらしい。
いわれはともかくぐりました。(笑)
これでひとまず安泰かしら???
ナニハトモアレ、桜だ、サクラダ。
平和な春の夕暮れ時。
ず~~っと向こう側の、うっすら夕映えがことさら美しく。
このあとさらに歩いて、途中でヴァンショーで休憩して
結局ずっと歩いておうちまで帰りました。
2016年4月13日 (水)
春カケ その12
神さまの台所は、井戸からくみ上げたお水を台所へ、使ったお水は砂利の水路で流す式。
春カケ その11
そして、もうバリへ戻りました(笑)。
2016年4月 6日 (水)
春カケ その10
某日。
東京から戻り翌日は反対方向へ、コレマタ。
心強い友は、MIZOさん。東出身の西暮らし。
この日は神戸方面一日ツアー。
ランチは六甲で。
こちらのお店の2階で黄金週間にプチマニス展を行います。
桜に負けないインパクト。
こんな街路樹珍しい。
MIZOさんに習って、名物の豚まんを
支店で買いました。
お土産にする先が無くて残念。
自分のだけといいつつ、6個も(笑)。
このお店に入りたい!
でも、ナンテコッタ。入り口が無い!
こ、コレか〜〜。
左手にある階段を一回上がって下がりました。
誰よ、誰? こんなイタズラするのは?
分かりますか?
神戸の有名物件。
中も素敵です。
いろいろな有名なお店が入っているようだけど
時間切れ。
まだまだ見たいものがたくさんなので
出直して来ます(^o^)
2016年4月 5日 (火)
春カケ その9
先ほど気がついたんですが、
スマホからの投稿だと写真の点数が一日9点まで。
10点目からは表示されていませんでした。
皆さま、大変失礼いたしました。
実はもう明日バリへ戻ります。
リアルタイムを目指しつつ、
ナンダカンダと時差コレ1週間!
春はもうとっくに来ていて
桜もたんまり見尽くしています。
日本は本当に素晴らしい国。
では、続きます
某日。
東京駅。コインロッカーに荷物を預けようにも
ほぼ全域で満室状態。
飛脚の佐川が日本橋側でオシャレな一時預かり所を開設していて惹かれたけれど、
その脇のロッカーがたまたま一つ空いたのでした。
日暮里の生地屋街を冷やかして、
駅前の30年近くの行きつけ。
パンすら最近はあまり食べなくなり、
小麦粉からさらに遠のく昨今
ラーメンのたぐいを唯一食べたいと足が向くこちら、
馬賊。
友人の展覧会前日。
京橋。
エライコッチャ、顔見に行くだけのつもりが
腕まくりw
お茶する時間も返上して設営のお手伝い。
新幹線間に合うか、と、汗。
こんな谷間の場所が案外好きです、
不思議だけど。
京都に戻ると、
これやねん。
吹きさらしの広い夜空に。
2016年4月 4日 (月)
春カケ その8
某日。
宵の口から神楽坂。
カドというお店へ。
フラスコさんから近いのですが、
作品展の時は時間も合わず難しいので
出直して来たんです!
予約無しでも入れました。
お膳が面白い。
メニューも面白い。
私はアラカルトで茄子揚げ浸しと
アンチョビみたいな鯵のおつまみ。
で、ついつい、日本酒(笑)。
友人は、ウズラの揚げ物とマカロニサラダと玄米ごはん。
隣に座っていたフランス人夫妻は、最初から膝が曲がらないから気の毒でしたが、私たちもいい加減椅子に座りたくなり長居は出来ませんでした。
立ち飲みコーナーもあったんですが、頼んでから大分たたないと出て来ないのでお店移動。
新潮社に近い、ベルギービールバーで
トラピストビールで
飲み直し。
ところが、アルコール度数の高いトラピスト系に
不覚にも酔っ払ってしまって
帰りは終電ギリギリに。
久しぶりに時間を忘れました。
春カケ その7
某日。
今回の帰国もそろそろ後半にさしかかりました。
東京で4日間のパワーチャージ。
まずは、こちらです。
入り口前に、やはりありました。
ビヨヨン。
いや、もう、本当に素晴らしかった。
デビューから45年、
昔の作品も、一生さんはものすごくたくさん所蔵されているはずですが、今回はとても絞り込みをされていて
無駄なインスタレーションは一切無し。
訪れる人が隅から隅まで引き込まれるような
パワフルな展示構成は圧巻です。
日本各地、世界のあちこちから
時代を超えて集められた素材との対話は
地域への支援などと言う飾り言葉が一切なく、
素材そのものに真剣に挑む気迫があります。
今の分散化したファッションマーケットに
きっと考えもお持ちでしょうけれど、
揺さぶられないモノの作りの姿勢に
感動しました。
春カケ その6
某日。
愛知県南知多のアサンブラージュさんでの
マニス展に。
京都から名古屋までは新幹線が本当に便利。
名古屋からは、気持ちのいい週末の電車旅。
京都駅で買って来たおにぎり弁当が
これまた美味しくて(^o^)
アサンブラージュさん。
豊かでしなやかでいつも人がいっぱい。
裏手の木立が優しく包み込んでくれました。
鎮守の森のように、いつもたおやか。
この海、贅沢としか言いようがありませんな(^o^)
夕日はまた格別です。
まだ明るい時間に海が見晴らせる素敵なお店に連れて行って下さいました。
わーお、新鮮な海の幸!
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これ美味しかった、包み焼き。
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パスタはまた格別で。
こうして手前勝手な価値観で15年もお仕事させてもらいなから、たくさんのいい人と出会い、素敵なお客様に服を着て頂き、時々、こうして素敵な時間を(美味しいものを頂きながら)過ごす事ができる幸せって。
感謝以外の何物でもありません。
マニスを運営する自分がいつも旅先でワクワクしているシアワセについて、
改めてふかぁ〜い感謝を感じます。
2016年4月 3日 (日)
春カケ その5
某日。
京都へ帰ると、また冬に逆戻り。
一日だけtoko manis、
お店番しながら
玉子屋さんのお弁当。
いつものお母さんが店頭にいらっしゃらずに心配したけれど、別の日にお散歩中のお母さんに出会う事が出来ました。
まだまだ頑張らないと! って、心強いお言葉。
その一言には、私の下らない悩み事をすっ飛ばす、すんごいパワーがありました。
2016年4月 2日 (土)
春カケ その4
某日。
久留米の一日。
前日の晩にネットで探し出した森山絣工房さんに朝イチで電話。
当日の訪問でもオッケーとの事で、
出掛けました。
たまたま幸いこんな直撃に快く対応して下さいましたが
今後行かれる方は余裕を持って予約をされて下さい。
福岡県広川町の静かな風景。
この辺りであの久留米絣は代々受け継がれていました。
久留米駅から、バスで30分くらい、アンド、徒歩10分。
森山さんのお母さんが草取りをしながら
私たちの到着を待っていて下さいました。
まずは絣織体験をさせて貰う。
三輪さんは織姫だからお茶の子さいさい。
私は今更ですが初体験。
絣は右手も左手も常にバランスが大事、って事だけはひとまず分かりました。(≧∇≦)
敷地内には水路が引かれています。
でも、今では水が澄んでいないとのことで
染色には井戸水が直接使われているようです。
藍甕がたくさん並ぶ染め場。
これほど藍甕が残る工房はこの地域には2箇所だけ、
その一つがこちらです。
森山哲浩さんが、糸染めを見せてくれました。
一回だとなかなか色が入らない。
30回から40回染めたものだと黒に近い色になり、
白い下着に重ね着しても色移りせずにずっと同じ色でいられるらしい。
織りとデザイン担当のお母さんによると、
夫婦喧嘩など家族の中で心乱れる事があると
絣の柄が乱れるので織れなくなる。
そういう時には、鼻歌でも歌いながらさっさと忘れて織りに没頭する。
そうしないと家業に影響がありますから、って。
だから家庭はいつも安定しているんですって。
素晴らしくないですか?
残念ながら、こちらでは他所からの注文は受けず
その代り100〜200年前から変わらない手仕事での染めと織をされているそう。
バスを乗り継ぎ、八女というところまで。
静かな商店街。
工芸品のような民家と商店の佇まいは
布のお膝元だけあって。
奥ゆかしい。