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2016年4月30日 (土)

4月のペジェンはまたお祭り!

こんばんは。
4月も最後の日となりました。
黄金週間は何と台風ですか??
せっかくのお休み、早く気持ちの良いお天気になるといいですね。
バリは次第に乾期の風が近づきつつありますが、
まだまだ蒸し暑い日が続いています。
4月21日から10日間、
ペジェンの端っこ、ゴアガジャ近くにあるサムアンティガ寺院で大きなお祭りがあるというので、
23日(土)の晩に行ってみました。

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夜空に傘がライトアップされてる!
神様はもう来ていらっしゃる気配。
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境内の中央はビックリたくさんの人!
何でも、このお寺の場合はバリ中から人々がお祈りに来るそうです。
少しまえにその様子をご紹介しましたが、サムアンティガ寺院は
かつてバリのアニミズムと仏教、ヒンドゥ教とがさまざまな争いごとののち、
一緒にひとつの信仰にしていきましょう、という話し合いが
はじめておこなわれた場所らしい。
建立は11世紀。
1000年の歴史がある場所です。
中央の祭壇の前の広い敷地は、
パーテーションが張り巡らされていて、何百人かが交代でお祈りに入る。
残念ながら私は入れなかったので、外側から撮ってみましたが
ん~~、よく見えなくて残念。きっとすっごく凝ったお供え物が中に鎮座している。
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回って裏側には、ありましたね。トウモロコシ。たくさん!(笑)
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こちらは「田んぼ、お金、海の3つ神さま」の前でお祈りする人たち!
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先ほどのパーテーションの中は、わ~~~~、
もっとたくさんの人たち!
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このクリスマスツリーのような、ランダのような、もけもけしたお供え物は
ちょっと暑苦しい感じがするのだけど、
ヤシの葉を1枚ずつ切り細工。迫力があります。
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もけもけのお供えがあったのは、
確か、紀元前~紀元300年と推測される出土品が奉納されている長屋風のバレ。
ここにも神様がいるんですね。
敷地内にどれだけの神様がいるのか不明ですが、
あぁ、だって、ここはバリの神様のデパートみたいなお寺です。
全部にご挨拶してお祈りをするのはかなり時間がかかりそうだけど
でもきっと皆さんきっとクリアしている。
しかも、あんまり頑張ってない感じなんですよ。
エネルギーの出し方がガイジンの私とはずいぶん違うかなぁ。
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何しろ、その晩はチャロナランという夜通し徹夜の芸能も披露されるとのことで
UBUD近辺あちこちから賭博をしに来る若い衆も群がり、
何でもうちの息子と同じ年のいとこのワヒユも来ていたらしく、
ほか、「なーんだ、あなたも来ていたの?」、って人にも何人か会い(笑)。
バリの人たちは決してお祈りだけに熱心に来ているのではなくて
そこに含まれるいろいろなお楽しみがね、なるほどね。
どっちかというと、その余興の方にエネルギー注いでいるかな~。
当たり前か。(笑)
在住10年以上ですが、まだまだ未知の領域ばかり。

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2016年4月24日 (日)

4月のバリ

バリに戻って1週間。

子供が学校で足の捻挫。

翌日仕事を半休して朝からデンパサールの病院でレントゲン検査へ。

結果的に骨には損傷なくやはり捻挫だということで。ホっ。

帰り道には大好きな魚料理店へゴー。

ココナッツミルクで炊いたゴハンとともに、グラミというお魚の料理と空芯菜のソテー。

まぁ、たまにはこういうご褒美風のランチもいいよね。

私たち、このお店のが出来て以来のファンです。IBCというお店です。

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土曜の夜はどこへ行こうかな?

はじめてトリップ・アドヴァイザーを見てお店選び。

うちのお店から近いところにあるタパスのお店が人気らしいので行ってみました。

ホワイトベースのサングリア、清涼感があります。

タパスもおいしかったけれど、お料理の質が分からないくらい照明が暗くてバー&ラウンジ風だったのが残念。

黒板に書いてあるのはメニューではなくて、ミュージックレシピ(笑)。

トリップ・アドヴァイザーって、全体的に2~3割くらいの適正かな。

観光地だから時々ミーハーになってみたくなります。


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スタジオでは、パッチワークの作業がすすんでいます。
何しろ布からまた布が生まれるのが、おもしろいのです。
縫い代をロックミシンではなくアイロンで両側に割り倒して、そこにコバミシン。

タイルのようにフラットな「モザイク」シリーズ。

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少し前までいた研修生が来なくなってしまったので、現在は自宅内職でやってもらっているパーツ裁断。

これが、いちばんのかなめです。

単純作業ほど、やれる人が激減している。
滑りやすい柔らかい生地だと、まっすぐに切るのが難しい。

硬い生地だと切るのに力が要る。

ちゃんと地の目に沿ってサイズ正しく切ってあるかを1枚ずつ検品。

これ2枚あればコースターがひとつできるのだけど、

160~190パーツで1着のパンツ。

その接ぎ合わせにまた時間がかかるわけですが、ここはゆっくり按配しながらすすめます。
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届いたばかりのパーツ、貯めて貯めて、組み合わせをして。

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こちらは上海木綿とブロックプリントの組み合わせ。
並べて配置しているときにはまだ出来上がりのイメージは分かりません。
やはり服として縫いあがった時にはじめて個性が現れます。

こちらは、格子柄だけだと全体が同じトーンになるので、無地とブロックプリントを入れてみました。

その分、にぎやかに(笑)。

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春の締めくくりに

またもや月日が流れました。

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かれこれ3週間、もう季節も移ろいましたよね。
京都の最後はしあわせな桜ざんまいでした。
4月のアタマ、
高瀬川の夜桜、人も少なくてもったいない週末、いや、贅沢な週末。
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こちらの桜は、夜桜の翌日。化石の展示です。
結晶の断面がこんな桜型の雲母らしい。
真鶴のおっ師匠から何年も前に教えていただいていた益富地学会館に、ついに行くことが出来ました。

土日しかオープンされていないため、これまでなかなか機会がなかったんです。

しかも、ミラクル。真鶴からお越しの科学部のご一家とご一緒に。

展示はアンモナイトからテレビ石などいろいろ。

春だからか

花模様ばかりに目が行く自分。(笑)

下は、有名な砂漠のバラです。
バラの飾りがそばにあっても、なぜかチョコレートに見える。(見えるでしょう?)
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御一家とはラッキーなことに、やおら半日ツアーでした。

残念なことに記念写真がありません(!)。

お好み焼きランチした後、行きました。
長竹さん。

私はこちらに明るい時間に行くのは初めてだったし、魅力的なおばんざいをスルーしてスイーツとお茶だけというのも初めてでした。…ってフェースブックにつぶやいたら、おっ師匠に、「びっくりぽん」、と言われました。

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「抹茶あんみつ」は、同行の人にすすめて、そこから一口おすそ分けをいただいたことが何度もあるので、(はい、いつも大体この流れです!)
今回は「抹茶パフェ」にしてみました。
おぉ、そして、あんこが終了とのことで代わりに抹茶のおいしいものが増量です(マスターにそう頼んだのです・笑)。

それにしても、トップのイチゴの春らしさよ!

大人のスイーツ、だんぜん別腹ですね、これ。

普通の時間にちゃんとお腹空いたし(笑)。

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そして最後の最後は一人京都でゆっくりと過ごす一日。

これまで通ったことのなかった道をいろいろ歩いてみます。

蛸薬師通りって、蛸薬師があるんだな。びっくりぽん。
新京極と寺町の間の蛸薬師裏手は、切られた古木のそばでお花満開。

あったかくてサイコーの一日に、バリからの頼まれものをゆっくりとショッピング。

新たに入荷した生地を荷物に満載して、レッツゴーバック。
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また来月来ます。

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2016年4月14日 (木)

春カケ その13

某日。

おっと、どっこい、まだ同じ日です。

地下鉄の駅から徒歩5分足らずのところに入り口がありました。

あら、案外近いんじゃない? なんて思ったのは、ほんの束の間の事。

その先は、市営の浄水場のようなところを通ってひたすら上り坂でした。

神社巡りの一日の締めくくりに、と、欲張った夕暮れ時。

途中は山道のような歩道で、ところどころお花がきれい。

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民家のようなところも通り抜け、いよいよ差し迫るは分かれ道。

ははん、これはもうヤマカンしかありまへんな。

(Yさん、ちゃうちゃう、左は見たとこ個人宅。真ん中行ってみましょう~、って。)

(しかし、真ん中もペケでした。)

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正解が右だなんて、誰が思うでしょうか(笑)!

目指すは、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)。

京都のプチ伊勢神宮、と呼ばれるところ。

そんなものがあるなんて聞いたのがかれこれ数日前の事でした。

天照大神がおまつりされているという、5世紀辺りの建立という、とても古い神社です。

で、ようやっと、着きました。

ようこそ。

こんにちは。

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山に囲まれ濃密な空気が漂います。


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千木(ちぎ)と神明造(しんみょうづくり)の内宮と外宮。

かやぶきの屋根が立派です。

こうした建築が今も修繕を加えられ(きっと)昔のままの技術と素材で残されていることには、当たり前を感じない。これは、かなり特別な事。

誰かがきちんとお金を工面し、誰かがきちんと技術を伝えていなければ

わりと短い間に忘れ去られてしまうもの。

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お宮さまを包み込む山の緑といったら。

一緒に、守らなきゃ、って。ドーカン。

その下は「天の岩戸」です。

ここをくぐると厄除けになるそうですが、元はちょっとシリアスな神話があって世界が闇に付す時期と関係しているらしい。

いわれはともかくぐりました。(笑)

これでひとまず安泰かしら???

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再び下界へ戻ると、ジドリボー乱立(笑)。

ナニハトモアレ、桜だ、サクラダ。

平和な春の夕暮れ時。

ず~~っと向こう側の、うっすら夕映えがことさら美しく。

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このあとさらに歩いて、途中でヴァンショーで休憩して

結局ずっと歩いておうちまで帰りました。

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2016年4月13日 (水)

春カケ その12

同じ日ですが、某日。
出町商店街でお昼を買って鴨川沿いで食べ、
(もちろん花見です・写真なし♪)
お次は下鴨さんへ。
あぁ、この奥行き感が何とも言えませぬ。
包み込まれる安心感。
奥にパッと明るいお宮さま。

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春ですね!
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子供のころからこういう場所が大好きで、小学校6年生の時に那智勝浦へ行くツアーを企画して学校から叱られました(笑)。
水のある自然の風景が好きなんです。
下の写真ですが、昨今ニュースなどで噂になっている糺の森のマンション計画です。
実はこれが心配で下鴨さんへ行きました。
マンション立地の場所は
糺の森とは一応車道を隔てた参道側で
もと駐車場だったところです。
白い壁越しに、さかんに重機の音がしております。
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遷宮は昨年だったようですから、昨年にはもう話は決まっていたってことですね?
本当にそのための誘致だったのかしらと眉唾な私。
「その11」では御所脇の神社さんが大変なことになっていたから、ますます疑わしい~。
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さて、その後は入場料を払って見ることが出来る「神さまの台所」へ。
入る途中に三つの社が仲良く並ぶ「三井神社」。

神さまの台所は、井戸からくみ上げたお水を台所へ、使ったお水は砂利の水路で流す式。


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ここで行事の際に、神さまへお供えするお料理が作られる。

何て温かい場所なんでしょう。

かまどさん。

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神さまの台所がある敷地の角には、狭い場所ながらまっすぐ天を向いて伸びている杉の木がありました。
この木に呼ばれたような気がします。

下鴨さんの行事をいつか見てみたいです。

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春カケ その11

そして、もうバリへ戻りました(笑)。

あまりの暑さに、週末の2日間は、エアコンつけっぱなしで寝込みました。
では、きょうもまた巻き戻しで(笑)
春を駆け巡ります!
しかも、スマホの方がネット接続できなくなり
ここから先はまた長くなる長くなる、なるな~~る。
某日、4月2日なり。
この日は、実は諏訪大社の御柱祭という7年に一度の大行事があると知り
ぜひ行ってみたいといろいろ調べていたんですが
観覧席がすでに予約でいっぱいだったのと、見学場所が
切り出された大木の運び具合らしく
かなり広範囲。
電車&バス&徒歩だとハードルが高いと判断。
急きょ、京都市内を歩く一日に。
その前日、たまたま一緒にゴハンしたYさんが一緒に行ってくれることに。
まずはこちら。
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晴明神社です。占いで有名らしいのですが、私たちはここで売っている邪気払いの「棒」がいいと聞き、棒目当て。
それにしても、ちいさな神社にずいぶんたくさんの来訪者。
パワスポなのかも?

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本殿の横にあったこの木が何やら素晴らしく、
仰いでいるうちにその真上がぽかっと晴れてまいりました。
このお水、聖水ですね、。
汲んで持って帰ってもいいみたいだったので、Yさん早速、ペットボトルに。
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少し前までは足が向かなかったタイプの神社。
というか、このところ神社の面白さがやっとわかってきてまんざらでもなくて(笑)。
晴明神社からすぐの京都御所へ。
こちらは4月6日から1週間、春の一般公開されるそうです。
普段は事前予約制で見学ができるので、いつか一度!
この広々とした敷地には、目が泳ぐ。空が低い!
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西側、塀越しの御門が立派です。
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下へ、下へと延びる枝は松も桜も一緒です@御所。
広さゆえか?

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ぐるっと回って、東側の御門もすばらしく。

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そして、御所の東側出口から出ようとしたところに不思議な神社が。
鳥居のすぐ向こうがマンションだよ??

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気になるので、マンションの玄関を入ってみました。
最初のドアは開いたけど当然のことながら中のドアはオートロック。
マンションを回り込んで裏側に出てみたら、ありましたよ、神社。
こんな風に鳥居の中にマンションが食い込むなんて、驚きです。
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写真の左手がマンションです。

で、右手の本殿がこちらです。

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こじんまりと美しい神社さん。日本の美ですね。
そしてこういう場所にはたいていあります、二股に分かれた木。
これのことを何て言うんでしょう?
逆さ立ちの足のように生えている。私はこういう感じの木がとても好きで
古い木が多そうな場所ではいつも探してしまいます。
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長くならないように、ここで一旦区切ります(笑)。

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2016年4月 6日 (水)

春カケ その10

某日。


東京から戻り翌日は反対方向へ、コレマタ。
心強い友は、MIZOさん。東出身の西暮らし。

この日は神戸方面一日ツアー。


ランチは六甲で。
こちらのお店の2階で黄金週間にプチマニス展を行います。



桜に負けないインパクト。
こんな街路樹珍しい。



MIZOさんに習って、名物の豚まんを
支店で買いました。
お土産にする先が無くて残念。
自分のだけといいつつ、6個も(笑)。



このお店に入りたい!
でも、ナンテコッタ。入り口が無い!



こ、コレか〜〜。
左手にある階段を一回上がって下がりました。
誰よ、誰? こんなイタズラするのは?
分かりますか?



神戸の有名物件。



中も素敵です。
いろいろな有名なお店が入っているようだけど
時間切れ。

まだまだ見たいものがたくさんなので
出直して来ます(^o^)

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2016年4月 5日 (火)

春カケ その9

先ほど気がついたんですが、
スマホからの投稿だと写真の点数が一日9点まで。
10点目からは表示されていませんでした。
皆さま、大変失礼いたしました。

実はもう明日バリへ戻ります。

リアルタイムを目指しつつ、
ナンダカンダと時差コレ1週間!

春はもうとっくに来ていて
桜もたんまり見尽くしています。
日本は本当に素晴らしい国。

では、続きます
某日。



東京駅。コインロッカーに荷物を預けようにも
ほぼ全域で満室状態。
飛脚の佐川が日本橋側でオシャレな一時預かり所を開設していて惹かれたけれど、
その脇のロッカーがたまたま一つ空いたのでした。



日暮里の生地屋街を冷やかして、
駅前の30年近くの行きつけ。
パンすら最近はあまり食べなくなり、
小麦粉からさらに遠のく昨今
ラーメンのたぐいを唯一食べたいと足が向くこちら、
馬賊。



友人の展覧会前日。
京橋。
エライコッチャ、顔見に行くだけのつもりが
腕まくりw
お茶する時間も返上して設営のお手伝い。
新幹線間に合うか、と、汗。

こんな谷間の場所が案外好きです、
不思議だけど。



京都に戻ると、
これやねん。
吹きさらしの広い夜空に。

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2016年4月 4日 (月)

春カケ その8

某日。

宵の口から神楽坂。


カドというお店へ。

フラスコさんから近いのですが、
作品展の時は時間も合わず難しいので
出直して来たんです!



予約無しでも入れました。
お膳が面白い。
メニューも面白い。



私はアラカルトで茄子揚げ浸しと
アンチョビみたいな鯵のおつまみ。
で、ついつい、日本酒(笑)。

友人は、ウズラの揚げ物とマカロニサラダと玄米ごはん。

隣に座っていたフランス人夫妻は、最初から膝が曲がらないから気の毒でしたが、私たちもいい加減椅子に座りたくなり長居は出来ませんでした。
立ち飲みコーナーもあったんですが、頼んでから大分たたないと出て来ないのでお店移動。



新潮社に近い、ベルギービールバーで
トラピストビールで
飲み直し。
ところが、アルコール度数の高いトラピスト系に
不覚にも酔っ払ってしまって
帰りは終電ギリギリに。

久しぶりに時間を忘れました。

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春カケ その7

某日。

今回の帰国もそろそろ後半にさしかかりました。
東京で4日間のパワーチャージ。



まずは、こちらです。



入り口前に、やはりありました。
ビヨヨン。

いや、もう、本当に素晴らしかった。
デビューから45年、
昔の作品も、一生さんはものすごくたくさん所蔵されているはずですが、今回はとても絞り込みをされていて
無駄なインスタレーションは一切無し。

訪れる人が隅から隅まで引き込まれるような
パワフルな展示構成は圧巻です。

日本各地、世界のあちこちから
時代を超えて集められた素材との対話は
地域への支援などと言う飾り言葉が一切なく、
素材そのものに真剣に挑む気迫があります。

今の分散化したファッションマーケットに
きっと考えもお持ちでしょうけれど、
揺さぶられないモノの作りの姿勢に
感動しました。

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春カケ その6

某日。

愛知県南知多のアサンブラージュさんでの
マニス展に。
京都から名古屋までは新幹線が本当に便利。


名古屋からは、気持ちのいい週末の電車旅。



京都駅で買って来たおにぎり弁当が
これまた美味しくて(^o^)



アサンブラージュさん。
豊かでしなやかでいつも人がいっぱい。



裏手の木立が優しく包み込んでくれました。
鎮守の森のように、いつもたおやか。



この海、贅沢としか言いようがありませんな(^o^)



夕日はまた格別です。




まだ明るい時間に海が見晴らせる素敵なお店に連れて行って下さいました。



わーお、新鮮な海の幸!


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これ美味しかった、包み焼き。


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パスタはまた格別で。
こうして手前勝手な価値観で15年もお仕事させてもらいなから、たくさんのいい人と出会い、素敵なお客様に服を着て頂き、時々、こうして素敵な時間を(美味しいものを頂きながら)過ごす事ができる幸せって。
感謝以外の何物でもありません。

マニスを運営する自分がいつも旅先でワクワクしているシアワセについて、
改めてふかぁ〜い感謝を感じます。

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2016年4月 3日 (日)

春カケ その5

某日。



京都へ帰ると、また冬に逆戻り。



一日だけtoko manis、
お店番しながら
玉子屋さんのお弁当。
いつものお母さんが店頭にいらっしゃらずに心配したけれど、別の日にお散歩中のお母さんに出会う事が出来ました。
まだまだ頑張らないと! って、心強いお言葉。
その一言には、私の下らない悩み事をすっ飛ばす、すんごいパワーがありました。

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2016年4月 2日 (土)

春カケ その4

某日。



久留米の一日。
前日の晩にネットで探し出した森山絣工房さんに朝イチで電話。
当日の訪問でもオッケーとの事で、
出掛けました。
たまたま幸いこんな直撃に快く対応して下さいましたが
今後行かれる方は余裕を持って予約をされて下さい。



福岡県広川町の静かな風景。
この辺りであの久留米絣は代々受け継がれていました。
久留米駅から、バスで30分くらい、アンド、徒歩10分。



森山さんのお母さんが草取りをしながら
私たちの到着を待っていて下さいました。
まずは絣織体験をさせて貰う。

三輪さんは織姫だからお茶の子さいさい。
私は今更ですが初体験。
絣は右手も左手も常にバランスが大事、って事だけはひとまず分かりました。(≧∇≦)



敷地内には水路が引かれています。
でも、今では水が澄んでいないとのことで
染色には井戸水が直接使われているようです。



藍甕がたくさん並ぶ染め場。
これほど藍甕が残る工房はこの地域には2箇所だけ、
その一つがこちらです。



森山哲浩さんが、糸染めを見せてくれました。
一回だとなかなか色が入らない。
30回から40回染めたものだと黒に近い色になり、
白い下着に重ね着しても色移りせずにずっと同じ色でいられるらしい。


織りとデザイン担当のお母さんによると、
夫婦喧嘩など家族の中で心乱れる事があると
絣の柄が乱れるので織れなくなる。
そういう時には、鼻歌でも歌いながらさっさと忘れて織りに没頭する。
そうしないと家業に影響がありますから、って。
だから家庭はいつも安定しているんですって。

素晴らしくないですか?

残念ながら、こちらでは他所からの注文は受けず
その代り100〜200年前から変わらない手仕事での染めと織をされているそう。




バスを乗り継ぎ、八女というところまで。
静かな商店街。



工芸品のような民家と商店の佇まいは
布のお膝元だけあって。
奥ゆかしい。

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