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2016年3月30日 (水)

春カケ その3

某日。

2日間、福岡へ行きました。
三輪素子さんが一緒にお付き合い下さいました。
布を織る人は皆いい人ですが、福岡で織物をされている三輪さんは、マニスにとって頼もしいパートナー!
但し写真無し。ガーン!



久留米駅からこれに乗りました。
春めいた柔らかなお天気に恵まれた一日、
筑後平野を横断しました。



うきは市、ぶどうのたね。
昔はマニスの服も扱っていただいてたのです。



こちらは常設ギャラリー。



順番待ち必須のランチ、
順番待ちして頂きました(笑)。
カレーかハヤシかどちらにしますか?、と聞かれハヤシにしましたら。
ハヤシはサイドでメインはこのプレート!
車じゃないと来れない場所ながら、並ぶ理由が分かります。



オーナーの息子さんが始められたゼルコバ・コーヒー。
この贅沢なカウンターで出されるのは、5、6種類のコーヒーだけ。



それぞれのコーヒーに合わせた一口ビスケットが、
奥深い。



日本に10台位しかないという焙煎機が、ラボラトリーのような空間に。



ぶどうのたねさんから、タクシーで筑後吉井エリアへ。
電話で配車して貰ったら、運転手さんがサカナくんみたいなタイプで面白いかった。



サカナくんに運転頼んで行った先は、
四月の魚。
有名なお店だけど、静かでゆったりとした空気に包まれていて。
オーナーの関さんは4月2日から倉敷ではじまるワイヤーワークの展覧会に向けて、作品作りに没頭中。


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四月の魚の斜め向いに、本屋さんが。
MINOUというお店。


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古い建物を生かした明るいスペース。


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カフェも併設。
http://minoubooksandcafe.com


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吉井町は漆喰の壁の古い街並みが残る観光地。
骨董屋さんもいろいろ。
まだ明るいのに閉店してて、残念賞。


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ブラブラ歩きに丁度いい街並みは、江戸時代に宿場町として始まって、筑後川の水運を生かし大正時代に周辺作物の集散地として栄えたもの、とのこと。
こうした地域が新しい世代のアイディアで再生していく。

日本は本当に素晴らしい国。

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春カケ その2

実は、京都へ戻る新幹線の中でスマホで投稿しています。
その為、細切れです。
今までトイレットペーパー状態でしたが
今回はティッシュペーパーです。(笑)

機種変では泣かされたものの
ブログアップのアプリが出来たので
事務所に居なくてもブログが更新出来るようになりますた‼️



某日。
大阪へのお出掛けは、いつも子どものお使い並。
ヤフー路線とグーグルマップを見ながら、右だ左だ、
ちっとも上達しない町歩き。
たまたま、乗り換え駅がリバーサイド。
ランチしてみました、セーヌ川を思い出しながら。(笑)



京都はまだ目をつぶったままであった。
リバーサイドはお目覚めだ〜〜



この火球のようなダイナマイトみたいな太陽を
梅田で、見た。
どなたか他に見た方いらっしゃいませんか?
たまたま飛行機雲と重なっただけなんですけどね、
射抜いている!(笑)

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春を駆け抜け前半終了。



某日。
京都の恵文社さんから独立されたという誠光社さんという本屋さんで、あの常滑の「ミャオ族刺繍博物館」の展示があるというので行って来ました。

ミャオ族刺繍の本も素敵でしたが、
こちらを買いました。

日本の絹産業遺産についてもっと深く知りたい。

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2016年3月19日 (土)

toko manis始まりました!

ご案内状では3月上旬に詳細をお知らせします、とありながら

お知らせがうっかりすっ飛んでおりまして

何度もサイトをチェックしてくださった皆様には大変申し訳ありませんでした。

今回は飛行機の遅延も無く、久しぶりにスムーズに帰国しまして、

早速京都toko manisでの準備を進めてきました。

今回は作品展ではないのですが、作品展並みに服の点数も揃い

バリからのおいしいもの」の準備もほぼ思っていたように整いました。

そして、きょうはもう初日!

もう始まっちゃいました!

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生成のシリーズは、並べてみるとリネン、コットン、ヘンプ、それぞれの色が全部違うし

素の個性が引き出されているかのようでなかなかおもしろい。

中でも、先日からサイト内「new item」の方でもご紹介をしていますが、

生成のヘンプとリネンをモザイクしたパンツが新鮮です。

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このパンツには、生成りの丈長コート風がおすすめですよ。

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ご案内状のインディゴシリーズでは、以前のブログでご紹介をしていたリネンのほかに

こちらでご紹介しているバグルーのブロックプリントが映えます。

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パッチワークシリーズは、ほかにもいくつか出来上がりました。

紺色&インディゴリネン15種のハギレからできたパンツは、

ブルーの濃淡がコントラストになり、元気なイメージ。

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まだ気温が上がる前ではありますが、リネンヒッコリーのインドパンツもおすすめです。

見慣れた素材ですが、この布のゆらゆらした涼しげな印象がずっと好きで

今年も引続き使っています。

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こちらは、リネンダンガリー。

薄地なのでたっぷりした分量のカシュクールを作ってみました。

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そして、今回は

服たちはとても素でありながら、おもてなしはゴージャス(笑)なんですよ。

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前から一度やってみたかったのですが、

食材鮮度の問題から今までなかなか実現しませんでした。

今回は持ってきた材料をほぼ予定どおり使って、4つのバリ・オリジナル♪

バリ風プチ懐石、ってほどではないですが、もどきです(笑)。

ちなみに右上のは、ブブール・インジンという黒米とやし砂糖のおかゆ。

見た目はぜんざいのようですが、ココナッツミルクととても良いハーモニー。

早速好評です。

こちらのおもてなしは数に限りがありますのでお早めに。

また、鮮度の関係で25,26日のオープンデーにはお出しできないかもしれませんので

あらかじめご了承ください。

ではでは、明日も12時から皆さまのお越しをお待ちしております!










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2016年3月 6日 (日)

ガルンガン&クニンガンとウチのごはん

もうお雛祭りを過ぎて3月最初の週末となりました。
日本からは次第に増える春めいたお知らせ、に続き、またも「寒い、寒い!」というお知らせ。春が、押したり引いたりしてお迷い中のようですね。
バリは相変わらず雨の多い日が続いております。
久しぶりにまとまった時間が出来ましたので、溜まっていた写真を整理して
順次ブログアップしています。
そして、
長い投稿ばかりでスミマセン!

2月は、バリのお盆に当たるガルンガン(迎え盆)とクニンガン(送り盆)があり、

スタジオも連休。
前の投稿のプナタラン・サシ寺院のお祭りは、順番としては
このガルンガン&クニンガンの後でした。
きょうは遡っていきます~。

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ガルンガンは、このところまた機嫌が難しい
息子は「行かない!」という事で、
私と主人だけがお寺参り。
私も実家の方のお寺は、自分の結婚式以来(!)行ってないかもしれないんですが、
12月にお父さんがあちらへ行ってしまったものだから、丁寧にお仕えしたいと思いまして。

この小さなサンガ(祠)のお寺は、黒魔術系のお寺。
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悪いものから皆をお守りください、と、主人がお祈りする。
(マンクさんから聖水を頂いているのはうちの主人です。)
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学校も1週間休みだし、スタジオも4連休だし。
一連のお寺周りが終わると、早速、ふだん手が付かないような家事に没頭しまする。
まずはキッチンの棚の奥。冷蔵庫の中。食器棚の下の方に眠る使わないもの多数。
それからバスルームの棚の中、タンス、収納室。
2~3日かけて要らないものを処分し、汚れたものを洗い、棚を拭き、
そして、少し前からやっと整理し始めた書棚の整理。

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もひとつ、5年前からの写真データを整理してプリントアウト。
もうこの辺りからはスマホで撮っているから日付データも残っているので、ついでに日付もインデックス。

痒いところに手が届く、家事三昧のガルンガン休暇!(笑)
我ながらなんて働き者なんだろうっ、って(笑)。

でも、何がどこに入っている、これはもう買ってある、あれが切れそうだからそろそろ買わなきゃ、みたいな記憶の整理ができるというのは、何ともスッキリするものですね。
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そういうわけで、クニンガンの連休には
もう何もしません(笑)。
クニンガン前日は
日本からの友人が遊びに来て、うちでご飯作ってくれました!
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何もしないという贅沢は、やはり貧乏性な私にとってはあまり馴染みがないんですが
雨も毎日結構降るし、出かけるのも止めて、家でゴロゴロ。この日から3日間は友人がうちにお泊りだったから(そのせいにするんだけども)、昼間からビール飲んだりも久しぶりにいいもんです(笑)。
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クニンガン当日は、友人と我ら3人一家でお寺参り。

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モンキーフォレストの中にある、プラダラムは

大勢の人が集まっていました。

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お寺周りの後に実家の家寺にお参りをして、お母さんのご飯をいただく。

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ペジェンの家に戻ってから、今度はうちの家寺でのスンバヤン(お祈り)。
朝8時から11時半まで。
雨が降る前に、友達をベジへ案内。
かなり急こう配の階段を下りていくので、帰りは息がハァハァなんですが
村人たちはほぼ毎日ここを下りてマンディしたり洗濯したり。
雨期のせいか水の量はたっぷり。
天然のプールの水はいつもとても澄んでいて、
私は子供のころからこういう澄んだ水の場所がなぜかとても好きで
たぶんそれでここを選んで住むようになったんだな、と、今になって気が付きました。
この天然水の沐浴場(ベジ)にはお寺もあり、村人がいつもとても大切に守っています。
そしてこのお寺には、何やら精霊のようなものが棲んでいる。
私には見えませんが、きっとずっと昔からお住まいなのだろうと思います。

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夜ごはんはいつもの定番メニュー、つくりました。手前の白いのは、バンクワンという根菜です。日本の梨のような味。お酢とおしょうゆで。

手前から2番目のは、揚げナスに自家製ラー油を和えてパクチー乗せたもの。

その向こうの2皿はお豆腐。サンバルマタのと、刻みシソ&刻みガリ(ショウガの酢漬け)&オリーブオイル。

どれもいつものカンタンメニュー。

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クニンガン明けの翌日も、何だかお天気が怪しいから、結局お出かけもせずに家でダラダラ。
お泊りに行っていた子供が早めに帰ってきたので、じゃ、カレーでもつくろうか?
雨降りの午後、出来立てのあったかいカレーを食べたら、あらま、何か機嫌が戻ったね?
久しぶりに息子のおしゃべりタイム。
それがですね。ゲーム三昧ながら、方やハマっているのがクラシック音楽。
ベートーベンのソナタが気に入っているらしく、ネットでいろいろ聞かせてくれました。
クラシックに興味持つなんて、いったい誰に似たのだろう???

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お料理の写真が出たついでに、1月のお茶会の写真も。
ニュークニンのステキなヴィラにて。
私はお客様からの頂き物のとらやで参加。


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あっ、もう食べちゃってますが、左はご存知「春巻き」です。
こちらではルンピアと呼ばれていて、主にスナックの類です。青唐辛子を少しずつかじりながら食べるんです。
右は米粉のクレープ。ダダール・グルン。中にヤシ砂糖とココナッツの下したのを混ぜたものが入っています。それと、ココナッツのおもち。

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お茶会、といえば、最近つくってみてなかなかよかったのが「ダイコン餅」です。
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レシピはネットで拾いましたが、ダイコン餅の作り方って、実に千差万別。
粉は上新粉から小麦粉、片栗粉を混ぜるの混ぜないの。
具も至っていろいろと(笑)。
バリで売っている小さい干しエビを入れてみたらちょっと苦くなったので、2回目はシイタケとネギだけに。
冷蔵庫に入れておけばパッと焼くだけでおかずにもなるし、たくさん作っても一人で完食できました。お茶会の時は、しかし人気にて残りませんでした(笑)。
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最近、サンバルマタのようにオイル漬けのものを比較的多く作ってしまいます。
保存が多少効くから、傷みやすいものに向いてますよね。
上のはジェノベーゼソースっていうんですか? バジルの葉っぱとにんにくをブレンダーで撹拌して、オリーブオイル&アーモンドのみじん切り、塩で漬け込んだもの。
色がとにかくきれいだし、朝のパンにジャムをつけるよりはこれの方がいいかな、って作ってみました。
しかし、どうやらこれにアンチョビをいれたものがすごくおいしい。
昨日イタリアンのサラダを食べて、気づきました。
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ではでは、キリがありませんからこの辺で(笑)。




















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プナタラン・サシ寺院の妖精たち

次から次へと行事が重なる日々です。

バリヒンドゥの神様4原色の「傘」。

プナタラン・サシ寺院の一番奥に、ひと際高~~~い位置で。

なぜ傘なのかについては今のところ私には分かりませんけれども、

とにかく神様のお出ましの際には「傘」のようなんです。

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先日は行事のタイミングを逃しましたが、

お祭りが始まって4日目。そろそろクライマックス。

この日は比較的時間通りの行事を見ることが出来ました。

白いレースのクバヤと黒いサロンの妖精たち。

沖縄のおばあたちのような?

お寺の中を何度も回りながらゆる~く踊りがはじまりました。

モノトーンの皆さん、真剣な顔。

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10周も回って、まだも続く。


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そのうち境内の一角でワヤンクリも始まる。
お寺の前ではバリ流のお笑い芝居も始まっている。
ワヤンクリは夜にはスクリーン越しの影絵芝居なのだけど、
昼間だとスクリーンなし。
バナナの幹の丸太を舞台に、ラーマヤーナの神たちが次々と出てくる。
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ワヤンクリ舞台の後ろには、かなり古い様式と思われるガムラン(演奏隊)が。
奏者たちは若手ばかり。なかなかに楽しそうに奏でている。
役目だから仕方ない、なんて思っている気配は境内にごった返す大勢の人たちの中に微塵もない。
神様のためにたくさんの時間とお金をかけてお祭りをすることに、
皆さんむしろ、幸せそう。
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境内中央の「神様は今まさにここに来ている」と思われる場所(神様たちはたくさんの芸能を堪能しているに違いない・笑)には、
ロンタルにいろいろな切り込みを入れた細工のお供え。

こうした一連の細工。50年に1度のお祭りに際して、どうやって記憶されているのかが一番興味深いのだけど、たぶん、きっと、誰かしらがメモを残していますよね?としか、思えないのですが、しかしバリはガムランに楽譜がないように、お供え物にもきっとマニュアルはないんです。マントラはヤシの葉に書く習慣があるようですけれども。
……本当に不思議です。

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この米粉の細工なんかは、
柔らかいうちに円柱型のカーブに合わせて取り付けていると思う。
今の時代にもこれほどの手作業で神様をお迎えしているという、すばらしさ。
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さて、妖精たちの踊りはまだまだ続いている。

重たい荷物やお供え物をあたまに乗せる習慣があるだけに、女の人たちはみな
背中がまっすぐ。美しい。

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やがて、素材だけの(色彩のない)供物を持った一隊が列に加わる。
全員白です。男性が乗せているのは、豚の頭!
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白いクバヤが映えます。
境内中央ではマンク(司祭)さんたちの祈祷が始まりました。
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ここで一旦お祈りのための静寂。
沢山の人がお寺の外側で待っている。
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中もこの通りぎゅう詰めです。
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マンクさんに合わせて何百人もの人たちがお祈りをします。

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長い長いお祈りが済むと、もう終わったのかなお祭り?
たまたま居合わせたバリのお祭りに詳しいCHIEちゃんが、
「この後ぺんぺんするやつがあるはずだからもう少しいれば?」、って。

しかし、妖精たちの踊りだけで1時間、お祈りで1時間。すでに2時間経過です。
ちょっと飲み物でも買いに行くか~、って外へ出ようと思ったら
始まりました!

若い衆の「花いちもんめ」!笑!
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手をつなぎ境内をぐるぐる。皆、手が切れないように必死で走ります。
何度か回ると、今度は女性部が再登場。
その最後尾にいた黄色いクバヤのお母さんが、若い衆に包み込まれていく~~~。
踊りはいつも間に手のひらをヒラヒラさせるものになって、これは楽しそう!
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涼しい顔してたお母さん。若い衆がちょっと本気で近寄ってくると、だんだん、苦笑い。
それにしても、この踊りが
お母さんと若い衆によるところが、何ともいい感じ。
青年の部はエネルギー発散にちょうどよさそう(エネルギーほとばしっていました・笑)。

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さぁ、踊りがいったん終わりました。
境内で女性部がお祈りしている。
その上を徘徊する、リモコン空撮(笑)。
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お祈りの後は、ロンタルの葉を持ってフリーダンス。

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お次は青年部。
やや?? だんだん雲行きが怪しくなってきました。
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お祈りが済むと、やんちゃな青年部は
思いっきり暴れます。
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CHIEちゃんが言うぺんぺんはこれだね(笑)。
私が居た場所は報道陣の生垣じゃなくて人垣。皆さん、前へ前へとにじり寄るも
ぺんぺんされてまた引き下がる(笑)。
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最後まで雨は降りませんでしたが、終わって間もなくザーザー雨が来ました。
実はお祭りの時間は雨に当たらないように微妙に調整されているらしい。あるいは、雨の方がお祭りの時には降っちゃいけない、と、調整しているらしい(笑)。
とにかく、最中には降らないのが普通なんだそうです。
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いやいや、本当に素晴らしかった。
練習を重ねて難しい演技をして、豪華に着飾る芸能の踊りばかりを見てきていたので、
こんな風に上手い下手問わず皆白を着て、ナチュラルにお寺のまわりを楽しそうに踊るというピュアさ加減にすっかり引き込まれました。

50年に一度のお祭りのクライマックスは、自然素材と白い衣装だけの世界でした。

日本の神社や沖縄、朝鮮半島のアニミズム系の儀式も、こんな風に素材を染めずに使うものが中心という印象があるけれど(そうじゃないものもあるけれど)、

前回の本ブログのように、
バリのお祭りといえば、とにかくてんこ盛りの色彩と装飾ですから!

そのクライマックスが「素」で「無」ですから! 
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最後の写真は、
すべてのお祭りが終了し、すべての神様がお帰りになる日。
(つまり全部で3回行きました。)
また行列が見れるかと行ってみたのですが、この日は予定よりも早く終わってしまったらしく。
境内の一角には、すべてのお供え物を埋めるための大きな穴が掘られていました。
そして、最初は気が付かなかったけれど、こんな石像もここには埋まっていたんですね。
これはインドの古い時代のブッダ石像にも似ているように見える(顔の表情がやわらかい)、銅鼓よりは新しい時代のもの?
銅鼓が紀元前300年として、この石像はいつ頃のものなのか。
ペジェンの一連の遺跡は紀元8~14世紀にこの土地に栄えた王朝のもの、と地球の歩き方に書いてある。


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ジョグジャカルタのボロブドゥール遺跡は、
紀元8~9世紀に建てられた大乗仏教の寺。
それが密林の中から発見されたのは
あのラッフルズ(当時のジャワ総督)たちの調査から、だという。
ペジェンに残る古い仏教遺跡も土の中から出てくる。
誰もそこに埋まっていることなど記憶していない。
……となると、ジャワもバリも、仏教時代の遺跡は、
イスラム勢力がやってきて壊される前に皆埋められたという説が、
何となく妥当な気がしてきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
きょうもまた長くなりました。
お読みいただきありがとうございます♪

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