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2016年1月 5日 (火)

12月のフロムバリ その3

きくよさんのFB投稿で、日本ではもう桜が咲いているとか!

そんなに暖かいのでしょうか??

バリもここ10年年末年始と言えば雨期まっただ中で降りっぱなしなのに

今年は晴れが続いています。

観光客の方々にはラッキーな晴天だと思うけれど

このまま乾期になったらバリは相当深刻な水不足になりますよ。

(そういうことにはならないとは思っていますけれども!)

では、2015の続き。イキマース!
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今日の話題は順番がいくらか遡って、クリスマス翌日です。
マニスのバリショップの斜め向かいに少し前にできたレストラン「ロカボレ」は、
ウォークイン不可。
インターネットで予約が必要というUBUDながらややこしいお店。

たいへん人気らしく、どんなお店なのか一度行ってみようと息子と。

10月上旬に検索したところ10月の空席は1つだけしかなく
11月は帰国だったので12月の空席から26日の夕方の席を予約してみました。

「当日キャンセルは60ドルのデポジットをいただきます」、って、厳しい条件の予約です。
トリップ・アドヴァイザーでもかなりの人気らしいし、
値段も高いらしいし。
クリスマスくらいにしかチャレンジできないでしょ?
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まったく予習のないままの私と息子。(笑)
ローカルはもちろん我らだけ、って雰囲気。
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うむ。草の葉っぱで〆てある筒はめにうだな。
そうさ、それくらいのことは知っている(笑)。

Img_6906
めにうには出ていないが、突き出しのようなものかしら。

チップスとバター。それと、草を生けたような花瓶。

アラカルトはなく、7種類または5種類のコース、オンリー。
5種類のにする。

Img_6907
その次に、給仕が何やら持ってきた。
黒い石の上に緑色のクラッカーがひとつまみ。

目が悪いものだから、黒い石の方をつまみ取ったら「違います!緑色の方を取ってください!」、って叱られた(笑)。
同伴の息子は一人でチップスをさっさと平らげ、早くもコークを飲み干す。
(おいおい!)
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その次に出てきたのは、ブラックライスの上に
葉っぱの傘をかぶったピンチョス。

Img_6912
傘を外してみると
ブイヨンの効いた濃いめの味の塩味クッキーに、野菜のムースでした。
傘ごと食べるように指示されたので(笑)
傘を戻していただきます。
写真が暗くて恐縮です。
Img_6913
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まだまだ突き出しの最中です。
めにうには出ていないものがまたも出てきます。

この離乳食のようなものは、おろしたチーズをカリカリに焼いたものの中に
マッシュポテトとグリンピースが隠れてる。
こんな見た目なのに、香ばしい!

Img_6920

最初にチップスと共にテーブルに置かれた花瓶ですが、
怪しかった。
生け花としては実に怪しい。
これも食べるんだろうか、と、ふと思った。

そしたら。

離乳食の後に給仕が、スプレーを持ってきて
生け花に吹きかける。

「バルサミコ酢です。これは野草のサラダです。どうぞ」、って。
はは~~ん。やっぱりね。
息子、「何だよ、そこらへんに生えてる雑草じゃん!」。
そうだよ、そこが面白いの!!
「いらね~」、という息子の分もここは引き受ける。
Img_6917
お次もまだめにうの外。

Img_6915

なにこれ、土ですか???? 植木鉢にしか見えません。
「フォークを引いて下さい」、といわれ、

不信感いっぱいで言われたとおりにすると、何だ、シイタケ(笑)。
ビネガーが効いているやさしい味。、見た目にぞっとした分、ほっ!

これでまだコースが始まっていないというのだから。
もう面白すぎて(しかしゲラゲラ笑えない雰囲気だし)当惑。
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1番目(5つのうちの1つ)がやっと出てきました。

エビの前菜。
皿の虚空に、コンセプト感じます。

それにしても虚空。(笑)
甘くフルーティな仕立てのエビ。
レモンバームの葉っぱ添え。
クルトンがカリッと。

蒸してホコホコ、エビの味しっかり凝縮。
それにしても皿の…。

Img_6922

そういえば、パンが食べたかった。

思ったところに出てきました。

サワーブレッド。

バターの代わりに3種類のオイルベースのパテ。
手前からローカル野菜のクマンギのタプナード、パッションフルーツのタプナード、チキンレバー。
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おお、そして、まだまだメインは出てこない!
いたずら多いっしょ~?
肉ではなく、魚が出てきた。

昆布、大豆の炒ったもの、いろいろキノコ、昆布、と、白身魚。アワアワのバターソース。

Img_6926

実のところ、かなりおいしい。

この店が予約でいっぱいってすでに了解。

本番がまだだって事でまだ酔えませんよ。

一つずつの盛り付けが小さくて、懐石風ですね。
懐石にしては大盛だけども。

前菜の部の忙しさにひとまず圧倒されっぱなし。

(当たり前だけど満席の)店内が案外おとなしいので
私たちも何となく、ワ~~、とかキャ~、とか騒げません。
面白いけど我慢しっぱなし。
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メイン始まりました。
まずは、ポークの部。

ポークのベーコンと何やらクリーミーな内臓がひとかけら。

相変わらず、皿の虚空が続いています。

フルーティな赤キャベツの甘辛ソース、酸味も加わって美味。
マスタードの葉っぱ添え。

カリカリとぎゅうっとした感じと、ソースの甘辛酸っぱいのと、葉っぱのフレッシュ感。

いろんなおいしさが小さな世界に詰まっています。
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お次はラムの部。

(7種類コースだとこの間にもう2種類出てくるらしい(!))

ラムのお皿も引き続き空虚、

茶色の方はキャラメリゼ。

アワアワの方は、レタスのバターソース。白いカブみたいなバンクワンという根菜を重ねて
その下にやわらかなローストのラムが。

Img_6934Img_6935

肉の部は私の分も引き受けてくれるので助かりますことよ。

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メインが終わって、

もう帰りたくなる息子に、新たなる希望。

デザートの部。
パッションフルーツのカスタードソースとメレンゲ。

Img_6937
さっさと次が出てきます。

ホワイトチョコのジェノワーズ、ほぐしたアップルパイ、ラムレーズンのアイスクリーム。

結構大ぶりなカップにたっぷり、ボリュームたっぷりながら全体がふんわりとしていて
思わず一気にスル~リ。怖い!

これはメニューに出ていたもの。「私のお母さんのアップルパイ」っていう事だったので
てっきりアップルパイだと思ってました。

実際にはクリーミーなパフェ!

Img_6938
まだまだ続々と出てきます。

大麻のような匂いとともにやってきたのは、鳥の巣みたいなもの。

大麻のような草をあぶって、その上にチョコレート。

右はアーモンドベースのマドレーヌみたいな焼き菓子クリーム添え。

Img_6940
スネークフルーツのシロップ漬けとアーモンドのクリーム。
ひとさじずつ。
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クローブと共に。玉子の殻にアレンジされたクリームリキュール。
もう一口も入らなかったので、味見すらパス!

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最後の最後は、濃厚なホワイトチョコレートのクリームをサンドしたドラゴンフルーツのオレオ。

Img_6948
最後の方のデザートはお持ち帰りさせてもらいました。
バリの旬の食材を使って、面白く楽しくいろいろなデザインのお料理とデザート。

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なーる。
服ではなく食が、今のクリエイティブの第一線。

改めてワクワク楽しみました。
ちょっと刺激されてしまった。

しかし
時代は移ろうけれど、仕事は移ろわないでいよう。

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今年も相変わらずじっくりと布に触れて
布からの楽しさを引き出していきたいと思います。

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仕事始めですね。

皆さま、今年もよろしくお願いいたします。(^^ゞ









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