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2015年12月31日 (木)

年の瀬ですが、フロムバリ。その1

困ったものです、もう今年が終わりそう!

それなのに、当ブログは12月アタマにさかのぼる。

端折っていきます、取り急ぎ。

バリに戻ってからというものの、えらいこっちゃ、スシヅメ状態がずっと続いているんです。

まだ今年終わらないでください~~~~。

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日本からバリに戻った2日後。

義父がICUに入ったとの知らせ。

京都でまだあたふたと用事をこなしていた11月末に主人から、「父さんがバイクで転んで入院したよ」、とメールの知らせが。

そのまま、何となく気になりながら忙殺されていたのです。

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病院に行くと、酸素マスク越しにあえぐような激しい息をしている父さん。

手を握ったりしてあげると、うん、大丈夫だよ、ってしっかり目で語ってくれました。

何が原因かよく分からない。

そのままの苦しそうな状態で丸3日たち、ICUという場所の支払いもかなりかさむことから

義弟が別の病院へ移そうという案。

そんなことできるのかと驚いたけれど、大丈夫だというので賛成する。

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たまたまその日は生地を買いにどうしても出かけなくてはならなかったので
スタッフの運転でクルンクンの布市場へ行って、
その間も家族と連絡取り合って。
布市場から戻る道すがら、義父が移転した病院へ。

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義妹が私を見るなり号泣する。
どした?
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父さんは行ってしまった。

遅ればせながらやっと雨期到来(2か月遅れ)のバリで、
輝く夕日の中に。
別の病院に移って間もなくのことだったらしい。
病院移らなかったとしても、その日に旅立つことになっていたのかな、と。
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バリの葬儀はとても大がかりなものなので、最近は4年に1回の合同葬儀。
ご遺体はお葬式を待つ間、一旦土葬される。

大雨が何度も降る中、ご遺体のための儀式。それが終わって墓地へ向かう頃にはまた高い空。
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小さな御神輿だけど、雨上がりの観光ストリートを交通閉鎖して堂々と墓地へ向かう。

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墓地があるモンキーフォレスト、サルの森。

年末だから観光客もいっぱい。

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あっという間に土葬が済んで、義母がお供え物を置くと、

即座にお猿がやってきて。

おい!早すぎるよ、お猿さん! 
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墓地から戻り、夕方には浄化の儀式。

観光ストリートに面しているオットの実家、またも交通閉鎖して丁寧な儀式。

儀式の中で手つむぎの綿の糸があの世とこの世との結界に使われていて、

このような無垢な糸で、強いては織物となり着るものをつくっているのだなぁ、と感慨深く。

糸というアイコンが年の瀬にポチリと印象付けられ。

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父さん、新しい旅立ち。いってらっしゃい。

遠くから、家を見守ってくださいね。

やさしくておとなしくて、オシャレな仕立屋の父さんは私がマニスをはじめたばかりの頃に

しょっちゅう心配して手伝ってくれたものです。

家族に恵まれているから、今もやれているのです。

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父さんを見送って10日目。

今度は我が家のゴールデンが死んでしまいました。

これまた原因不明ですが、何か悪いものでも食べたのだと思う。
普通の食べ物のほかに、いろんな紙を食べる癖があったので。

大事なお手紙でも放棄されたビニール袋でも、とにかく何でも食べちゃって。
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何でこんなに続くかな、とは思いつつ、これも新しい年に向けて(新しい時代?)
準備をしているのだと自分に言い聞かせ。

庭の植木をさささっと選別して、ブーケつくりました。

仕事中のスタジオでも家庭内でも(寝るときでさえも)ほぼピッタリいつでも一緒だったおっきな犬がいなくなると、

こころの中にさすがにぽっかりとした穴が開く。
しかし、自称犬屋敷の我が家はほかにもあと6匹!

ゴールデンのルナがいなくなったその日から、バリ犬のクマちゃんが家の中を守ってくれるようになりました。

クマちゃんは、舌が黒い。バリでは、舌が黒い犬は珍重されるのです、魔除け犬なんだって。

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犬屋敷でヨカッタな~♪

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某日。
悲しいことばかりではありません。

友人のジャズ奏者のステージ衣装を俄か間に合わせ的に担当。

マニスの服に合わせて、ネックレスつくってみることに。
インドシルクのハギレです。

思いつきでやってみると、結構面白い。
大きなフォームだけど、シルクだから軽い。
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オーボエ奏者の智香さん。

深くてピュアーで、センス抜群で。

ジルさんとココさんとのトリオ、酔いしれます。

マニスコスチュームが参加できてウレシかったです。
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某日。
大慌てでバリショップにクリスマスツリーのインスタレーション。

、、、と言っても、前年と同じディスプレー。
とにかく間に合っただけで万事オーライよ。
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そして、23日の午後にやっと店にデリバリーした、クリスマスギフト。
バリ手織シャンブレーの生地の耳をステッチ縫いしたラッピング用のひも。

新米スタッフが手伝ってくれたので間に合いました💛
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某日。
染織家の中川原さん夫妻が12月の3週間UBUDご滞在にて、まずは

菜園レストランことMOKUSAでご一緒にランチの後、SUNIMANカフェ。

黄色いおしゃもじのような把手付きの長細いお盆で出てくるコーヒー。

オーガニックのバリコーヒーのアメリカーノ。

とても深い味わい。久しぶりのお外でのコーヒー、あぁ、うちに帰りたくなくなるよ~。
Img_6852某日。

中川原さん夫妻とデニーさんのおうちカフェでランチ。

デニーさんのごはんはいつも優しい味。コリアンダーをおしょうゆ味で炊きこんだご飯がたまりません。

右下のサラダに乗っている黄色いのはジャックフルーツ。左上の小鉢はスネークフルーツの甘酢漬け。

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某日。

中川原さんの完成したばかりのヴィラで夕食。

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中川原さんのヴィラは、ドロシーのヴィラのお隣。

アートがたくさんのドロシーのヴィラにも久しぶりに入ってみました。

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中川原夫妻、糸つむぎをバリ人に覚えてもらいたい、って。

連日のWS、これがバリで定着するようにマニスもいろいろお手伝いしているのです。
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いろいろあって、長い長い12月。


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12月@バリ、続きがありますが
今年中に間に合うかどうか!

ともあれ、日本はもう大晦日ですね。
皆さま、今年も大変お世話になりました。

前夜祭の前夜、花火の音がしております@バリ。

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2015年12月24日 (木)

11月に遡り 2015.11 京都

時間を節約しようと東京からの新幹線、オール立ちんぼで京都へ戻るも、

結局ぎりぎり。大わらわ。

(もう2本後のに乗れば座れたのだきっと。でも読みが甘かった!2本後というのは30分後だったのでした。)

マンションで荷物をざっくり片付けして、さぁ、toko manisへ!

……、間もなくマブダチの柚木ミサトさんがピンポン。

滋賀県在住だけど日本で会うのははじめてなんです。

いつもはバリで深い話をする仲です。

ミサトさんは、2日前に淡路島で「断食」療養を終え、車で帰る途中に

京都トランジット。

前日は淡路のどこかの浜辺で野宿してきたらしい!!

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tokoの閉店後は、連休の観光客の皆さまと鉢合わせしない店=カフェコチで断食開けの乾杯なのです。
断食って私も時々プチでやりますが、とても身体が軽くなるのです。施設で10日間コースを受けた後はすごく健康そう。ワインもさぞかしやおいしいことでしょう♪

toko初日はミサトさんをはじめ、いろいろ各地からのお客さま。
いつもはヒマなのだが(=その時間を当て込み店番しながらいっぱい仕事ができてしまう)、
珍しく多忙(笑)。
仕事は何とでもなりまするぅぅぅ。

とても楽しかった!
皆さま、ありがとうございました。

小さい店なので、2,3人のお客様ですでに大賑わいって雰囲気になるんですよ(笑)。
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toko2日目。
ミサトさんがうちにお泊りだったので、

久しぶりに朝は御所の散歩です。

明け方までワインちびちび、語り明かしたけれども
朝の散歩の後には進々堂でモーニングも食べて、店を開けます。

いや、正直言うと少し遅刻しました。(!)
御所にあるこの木が好きで、時々会いに行きます。
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今回toko manis3日間の開催、
遠いところでは博多から来てくださるお客様もいらして。

ずっとずっと賑やかでした。

3回来てくださったお客様もいらっしゃいましたね。(笑)

ホント嬉しくて楽しい3日間でした。
またバリでいい服たくさん作りたいって気分いっぱいに。

服は人がつくり人が着るもの。当たり前だけど、最近の世の中では意外と少なくなってきている関連性。

こんな時代だけど、ほんとうに、心が通っているのだなぁ、今。
いろいろな方からいろいろ影響を受けながら
同じ仕事を続けている。

多謝!
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連休翌日。

まずはしっかりお昼を食べるのです。

竹屋町通りの玉子やさんのお弁当。

なぜならば、この日の夕方は抜歯なんです。

6月の帰国の時に、すぐ抜くべきと言われ、すぐに抜きに行ったものの

日ごろ薬のたぐいを一切飲まないせいか麻酔注射で気持ち悪くなってしまって以来

もう、すっかりトラウマになっていたのでした。

しかし今回は

オーリングテストで身体がオッケーだという麻酔薬を選んでくれる歯医者さんに巡り合うことが出来て。
結果、殆ど怖くなく、あっという間に抜けて。

あ~~~、スッキリ!
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夜は食べません。

歯医者さまからいただいた薬も飲みません。

で、一口ビール飲んじゃいました。
ごめんさい。

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京都裁判所の近くにいい食品店が出来ていて、

そこで売っているお揚げがおいしい。
お出汁で炊いて、ホウレンソウと和え物に。
外食が多い日が続くから、朝とお昼のお弁当はなるべくちゃんとしたい。

京都は菜食派にはとてもいい食材が揃うから、本当にありがたいです。

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といいつつ、また外食(笑)。
御所前の丸太町通り沿いでいつも行列の様子のお蕎麦屋さんへ行く。

お昼時にお取り置きの服を取りにいらしたお客さまにくっついて。
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ニシンそば。

こんなにシンプルでおいしいものも、ほかになかろう。

行列が出来るのも納得じゃ。

京都でニシンそばを最初に食べたのは、17年くらい前の大晦日。

徒歩で東海道を旅する途中でした。
その後、マニスをスタートしたばかりの13年くらい前、イシスさんでマニス展を開催していただいたことが一回だけあって、
その時、初日のお昼に入ったお蕎麦屋で。

以来、3回目。
京都の思い出と共に。そして今では京都がホーム。

ありがたいことです。ほんとうに。

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歯を抜いた2日目は、心配もほどなく予定通り高松へ。
NISHINISHIさんでのマニス展初日。

瀬戸内大橋を渡り切ると、雨。

寒い一日。

それまでは暖かい日が続いていましたが、冬到来。

3回来た高松。いや、直島へ行くときに経由したから4回目。いつも寒い。
山の方では雪が降ったそう。
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古民家ギャラリー。畳の間でのマニスが新鮮です。

急な寒さのせいか、静かな初日でした。

日帰りながら、たっぷりゆったりとした一日。

帰りはJRバスで淡路経由。淡路を抜けたら、また晴れました。

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その後の京都もあれこれ。
まぁ、仕事も含めいろいろたんまりなのでござる。
高松の翌々日にバリへ戻るのは如何せん無理なので

予定を2日延期。

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高松翌日は、午前中の用事のついでに

本能寺。

寺町通りのアーケードに面している。ビルに囲まれている。

こんな場所に本能寺があることを最近知りまして。
事務所から数の場所。
千利休のお弟子だった茶人古田織部の茶道具展やってました。

織部が何なのか、どういうものなのかが今さら分かった。

デザインの面白さにはまった人の、嬉々とした領域。

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最終日は、まだいろいろやり残していることがあったものの
朝から神社巡りのミッション。
京都の先輩、かずよさまと共に。
写真はすべてかずよさまのFB投稿からお借りしました。

朝一で乗ったのは、叡山鉄道です。

単線ですから、こんな風に。
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紅葉の終わりかけた山の中腹で、電車は徐行運転。

この景色をゆっくり眺められるようにという配慮です。


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なぜか山の中にある貴船神社。
ここの奥の院が、もともと神社が建立された場所。

細く流れる清流のそば。水のちからを感じます。
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お昼は、叡山鉄道の最寄り駅からすぐのところにお家があるかずよさまのところでお呼ばれ。

朝、大原の市場で買ってきてくださったという鯖の押寿司とおうどん。

嬉しいなぁ!
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午後は、上賀茂神社へ。

ここもお水がきれいでした。

さすが、これが上賀茂さん。

ますます京都が好きになる。
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上賀茂さんは、向かって右手にあるエリアがいい感じ。

紅葉がまだ残っていて美しい。

そして、今宮神社。

西陣の八百屋に生まれたお玉さんという人が家光の側室になったことで「玉の輿」という言葉が生まれたそうですが、
こちらに所以の深かったお玉さん、いつしか今宮神社名は玉の輿神社、ってことになっているようです。

武家からの信仰があつく、とても立派な建物が敷地内にいろいろ。
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で、こちらも有名なんですって。
あぶり餅。

日曜日だったせいか、行列でした!
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2件あるうち、空いている方のお店に。
顔の向きも足の向きも同じだね、ってかずよさま。

左はご一緒いただいたご主人のヨコベさん。

この神社巡りは私の希望でかずよさまが叡電のコースからその後はマイカーでのご案内まで、全部アレンジしてくださったもの。
あぁ、これで、思い残すとこなくバリへ帰りますよ!

ステキな最終日。
その後、事務所でi-phoneのバックアップデータをコピペする際に、写真が全部消えちゃった、ってわけです。

でも、前の4sを関空のポストからギリギリソフトバンクへ送ることが出来たから、全てヨシ!
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今回も皆さまにお目に掛かれて
思い出がたくさんでした。
こころの中の引き出しに、ひとつひとつを大切にしまいます。

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ありがとうございました。

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2015年12月22日 (火)

11月に遡り 2015.11 東京見聞録

機種変をして、その後前のスマホのデータアップのペーストが完了したのは
何と京都からバリへ向かう前日の夜中でした。
下の写真は新しいスマホで最初に撮った写真ですが、
以下、みんなフェースブックに残っていた写真オンリーです。
(コピペの際新しい写真のバックアップを忘れてしまったので)
残念だなぁ。
とにかく、
何でそんなにギリギリになったのか、しかも、出発も1日遅延なら戻りは2日遅延。
やることが存外沢山溜まって(行きたい場所&会いたい人も)しまった、というフツーな理由。

人と比べ比較的約束事が平素少ないから、キャラクターに似合わぬツメツメスケジュールに対応できなかったってわけです。
ところで、
下の上の写真は川内たみさんとじゅうべえさんです。
忙しかったけれど、顔見たかったので、お呼び出しをして(笑)
立川駅のビル中で中華食べました。

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下のはフェースブックのコメントにたみさんが乗っけた写真ですが、
E子さんじゃありませんよ。私です。
最近ますますよく間違えられます。(笑)
ミッション立川。
閉店時間まで~。
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お次(翌日)は、どこでしょうか?
おぉ、真鶴です。
夕方から2,3時間だけの。
「日帰りでも行ける」、は、当然ですね。
(おっ師匠は毎日のように通っていらっしゃるのだから!)
蛸の枕さんで毎月開催されている「ワインな夜やってるよ」に、フロムバリの私もようやく参加です。
たまたまこの日出勤日だったおっ師匠と、同じ電車を目指すも、私はどこだかの駅の何やらで予定の電車が来なくなってしまって。
無事に着いた蛸さんでハイタッチ~。
しかし、その写真がないのだよ?
こんなに静かな夕暮れ時の真鶴、蛸さんの中は熱気のワイン部女子たちが30人近くも集まっていたのです。
ほんとうの無添加のビオワインというのを試飲させていただきました。
そうです、あのフラスコの時にお見立てをくださったソムリエール高橋惠子さんのイベントです!
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この日は午後から麻布十番でジャーナリスト岩上安身さんと各界の学者さんの対談があって、
アベ政治と日本の現状についてちょっと難しい話を聞いた後でした。
ワインでにぎにぎがやがや、楽しく気持ちが切り替わり、
帰りは湘南電車で品川まで戻ってからまた飲み直し(笑)。
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翌、東京最終日の昼間。

ファッション関係者は必見と噂になっている
ドキュメンタリーフィルム「ザ・トゥルー・コスト」を観る、アップリンクにて。
ネット上のいろいろなニュース情報でいろいろ知ってはいたものの

実際に取材されている現場を見ると、もう悲惨そのもの。
ファーストフードっていうのに、なぜファストファッションっていうのかな、

とにかく

大量消費のゆくえは大量廃棄だということを、メーカー(生産者)はよく分かっていた方がいい。廃棄先についてのイメージを持ってものを作らなければ、地球全体のバランスに大きく影響を及ぼす。

ストーリーは2年前のバングラデシュの縫製工場の倒壊事故からはじまる。

劣悪な労働現場はなぜ? それは、服の販売価格をどんどん下げる挙句、縫製工場同士を「いかに安く縫うか」競わせている原理にあるらしい。
1回着たらもう古いと思わせるようなシーズン設定をしたり、新しい店舗で真っ先に買うことを競わせたり、お客の側にもいろいろな洗脳をして
「服は使い捨て」、「捨てても第三国の援助になるから大丈夫」、などなど。

そんなわけはやはり無いようです。
使い捨てされた服は、フィルムの中ではキューバの町に山積みになったまま。
まるで行き場を失った放射性廃棄物の山のような映像に、目を覆う。

その中身のなかに着れるものがあるかどうかを見るのも間に合わないくらい。

私も、パンチ一発食らってしまった。
作る以上は、着る人の状況から処分されることまでを考えていないと。

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ここ数十年で服の値段は安くなったけれど、人や環境が支払うほんとうのコスト、代償は
劇的に上がった、という。

こちらの一部フィルムが、きわめつけ。
「婦人服の場合、平均して買ってから5週間です(その後は捨てる?)。……欲しいかどうかも分からないのに、買うんです。なぜか?値段が安いからです」、って。
http://unitedpeople.jp/truecost/archives/15863

前にも書いた気がしますが
服だけは今でも人が縫う。
食品は、すでにファームから養鶏のような肉に至るまで
かなり大規模に機械化されているけれども
服は裁断までしか機械に頼れません。
縫うのは人。末端価格が5000円のジャケットでも、縫うのは人!

その対価、時間と労力は世界各都市の一等地に店を構える場合
5000円のジャケットを売るには合わなすぎるってこと。
しかし、この映画、ピープル・ツリーがその救世主のように描かれているんです。
本当のところはどうなんだろう。

フェアトレードって、ファストファッションと対峙できるんかな???

草の根的な生産経済活動は、とてもいいと思うのだけど
フェアトレードのファッションって、お勤めしてる人とか都会中心に一般的生活をしている人にはちょっと遠い感じがするから。
縫う人の対価と着る人の環境にふさわしい服作り、って、まだまだ空白の域のような気がします。
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さて、

映画のあとはヒカリエの8階の、面白い展示を駆け足で見て
麹町へ。
エハン・デラヴィさんの「アーシング講座」。

エハンさんには今回はじめてお目に掛かりましたが、
いつもネットで「エハン塾」というのを拝見しているので
あまり初めまして感がなかったりする。

アイルランド出身の関西弁のエハンさん。
愛知ソニアさんの旦那様。
鍼灸師を経て、今や時代の先端をいく自然科学の研究者でもある。
とてもユニークで熱い(!)人。
そのエハンさんがこのところ熱心に取り組んでいるアーシングというものがどんなものなのかが知りたくて、予習もしないままいきなり参加してみました。
アースって冷蔵庫やエアコンなどが電磁波を逃がすためにコンセントのところにもうひとつ付けているアレのことですが、
人間もアースすると
PCやスマホなど今の生活の中で体内に溜まり放題の電磁波を地面、地球に放出することができるという考え方が「アーシング」なのだとか。
それにより
人は病気の原因となるものをほぼ予防できるのですって。
そのテオリーはちゃんと本を読んでいないのでここでは書くことができません、
(またいつしか勉強を重ねた暁には!)
エハンさんの「アーシング講座」では、とにかくこの理論がとてもシンプルでパワフルなものであることだけが分かります。
シンプルというのは、つまりとっても簡単な方法だという事。
講演会の会場にあった大きな液晶スクリーン。エハンさんはその電磁波を測量計で測ってみる。何メガヘルツか、かなり大きな数値が出る。
スクリーンの電源を落とす。でも、数値は下がらない。
つまり、家電やコンセントに囲まれた部屋では、電源をOFFにしてもいつもそこから大量の電磁波が放出されている。
ゆえに寝るときにはなるべくコンセントから離れた場所がいいんだって。
電磁波はしかし、アースのコンセントと身体をつなぐことでカンタンに放電ができるんです。ポイントは、それに大した時間がかからない事。
アースと身体がつながった時点でほぼ瞬時に(実際には数十分ほど放電していた方がいいようですが)、大半の電磁波が抜けてしまうそうです。
これには、今開発途中らしいアース棒やケーブルなど若干の道具が必要のようですが
もっと自然でカンタンな方法としては裸足で土を踏むこと。裸足で海に浸かること。
靴を履いているとダメなんですって。
なぜなら、ソールに使われているゴムは絶縁体だから、たとえ土の上を歩いていても放電できない。ソールがないモカシンのような靴ならいいようです。
アーシングをするとしっかり熟睡できて身体がエネルギー的に強くなり、病気にかからないようになり、幸福感が増すのだそう。
いいことづくめのようですが、まだまだ一般的に知られるようになるまでには時間がかかるのかも。
さすが時代の先端に敏感なエハンさん。
これから先もナビゲーター、よろしくお願いします。
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エハンさんの講座に参加することにしたため
京都へ戻る予定がギリギリになりました。

翌朝、6時台に始動したにも関わらず、東京駅からの新幹線は満席。
初めて自由席。
しかし3連休初日の朝とあって、自由席もこの通り。
東京駅から京都まで、ぎゅう詰め新幹線で立ちんぼでした!

しかも、私の横に立っていた女の人が貧血で倒れ、それからしばらくするともう片側に立っていた人も荷物をずるりと落として座り込んじゃって!
挟まれたからに、一緒に倒れそうになっちゃったりしました!
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京都駅に着いてからもタクシーは長蛇の列。
toko manisオープンの時間ぎりぎりに、執念で滑り込む~~~。
お店番としては、遅刻厳禁ですからね!
3連休って、こういうものなんだ。
東京にいた頃も都心からあんまり出なかったもので、未体験のまま今まで来ました。
50過ぎて、いい体験しました♪
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写真がホントにすくなくてすみません。
文章ばかりがズラズラで。
でも、まだ続きます(笑)。


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2015年12月19日 (土)

11月に遡り 2015.11 ミュージアムな一日

作品展が終わった翌々日。

久しぶりにインプットの日。

お師匠からいただいた優待券で、目黒の庭園美術館へ。

雨上がりの開館時間。

もう何年振りかしらの懐かしい場所。

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最近大々的な改装と増築がされたという庭園美術館ですが、アールデコ建築で知られる朝香宮邸の部分は丁寧な修復がされ、ほぼ昔のまま。


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さすがの空間です。

アールデコって、曲線装飾の、足し算掛け算の美意識だと思うのですが、日本風というかいろいろ引き算もされている(?)ようで、とてもシックで落ち着きます。

この空間で「ジュエリーは宇宙と対峙する」、というコンテンポラリー・ジュエリー作家のオットー・クンツリ展。

ジュエリーでもあるけれどかなりコンセプトを持った社会性のあるアート。

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邸宅のしつらえである金網越しの金庫。引き出しの中には金塊とコインの束。金塊はブローチ(レプリカ)で、コインのはドイツマルク(本物)でつくったものらしい。

説明がないと、何だろう???ってままですね。解説書のパンフとこの金庫の展示内容がかみ合っていないので、作家のわがままで最終的にこういう展示になったのかな、って想像する。(笑)

新館の方の展示を見ると、この人のやろうとしている事の全貌が分かってきた。

素材の中にあるストーリー性をジュエリー(身に着けるもの)に引き出す仕事。

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額縁は、下の方のような使い方(っていうか作品)だったら、私でもアリアリ。上のは~(笑)。

売っていませんでしたけれど、ちょっとイイわよ、これ♪(下の方の)

邸宅の展示と新館の展示の2面性がとてもよかったです。

パワフルな展示を見て、エネルギーチャージ。

12月27日までの開催のようです。

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庭園美術館のあとは、せっかくシロガネですのでminaのお店を見て

お昼は待ち合わせていた方とすし兆の江戸前ちらし寿司。

プラチナ通りだったらお蕎麦屋へ行きたかったのだが、あいにくお休みだったのです。

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お重で出てきたちらしはみやびで、「ミュージアムな一日」のランチにいい感じ。

お次は上野です。

東京国立博物館で開催中の「始皇帝と大兵馬俑」展へ。

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久しぶりの東国。

京都へ移って3年がたち、だんだん東京は「来る」ところになってきています。

今回絶対見ようと思っていたこの展示、

始皇帝の陵墓とその近くから見つかった「兵馬俑」と呼ばれる

焼き物の実物大の(あるいはそれより縮小された)人形たち。

見つかったものは陵墓からやや東に離れた場所で、8000体が皆東を向いているんだそう。

1体ずつが異なる面立ち。

2200年前の当時の髪型、兵士たちの服装、履物もおそらくかなり忠実に模写されているのではないかとのことで、服飾部の私には興味深いのです。

これをカメラもない時代にどうやってつくったのか。

こうしたものをつくって土中に埋めていた時代って。…

今よりもずっと人口も少なかっただろうし、これだけの人数を掌握した権力って。…

兵馬俑は世界遺産に指定され、始皇帝陵とともにかなりの観光地になっているようですが、実際の発掘された現場をそのままに展示している場所は、きっと壮観でしょう~。

展示の一部、こちらはレプリカで撮影可能。

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ん、日が短い(バリと比べて)ですね。

外はもう夜でした。

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まだまだ見たい展覧会がいっぱいだけど、秋は内容あるイベントがたくさんですね。とても絞り切れません。

村上隆(森美術館)も行きたかった!(誰かいって来てください!)

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夜はもう一回、寿司!

たまたまですヨ!

中央区から届いた寿司券5000円分でE子さんの米寿のお祝い。

築地の寿司屋でまずは巻きから。

E子さんは最初からホタテ、トロ、ボタンエビ、と突っ走る。

「なんでそんなの(つまらぬ巻きものなど)頼むのか?」、と私に突っ込むE子さん。(笑)

昼に一度食べたから、がっつきが悪かった?

最後はトロ、いくら、ウニ行きましたよ。

カウンター席ガラ空きだったのにテーブル席に座らされたのが残念であった。

お祝いと言いつつ、ゴチになった(!)。

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実はこの翌日、i-phoneを機種変した関係でその後の写真があまりありません。

たくさん撮っていたのですが、機種変後のややこしいデータバックアップにすっかり振り回される。結果、その後にi-phoneで撮った新しい写真が消えてもた!!

エ~~~~~~~ン!!!

この後は、FBにアップしてあった写真と、お友達が撮ってくれていたコラージュしてみたいとおもいます。



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2015年12月16日 (水)

11月に遡り 作品展報告です。

ブログの更新が大変遅くなりました。
11月30日にバリに戻ってから早2週間。
東京&京都の作品展では、皆さま多数お越しいただいたことを
改めてお礼申し上げます!
いつもお仕事などの時間をお繰り合わせいただき
ほんとうにありがとうございます。
今さらですが、11月のバリ出発からの出来事をいろいろ遡って
つづってみたいと思います。
あ~~~、早くしないと今年が終わっちゃいますね!!
はい、今年のことは今年中に何とか(笑)!
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11月8日(日)の晩、帰国の予定でした。
が、ご存知の方も多いかもしれませんが、この1週間くらい前からバリ島の隣のロンボク島の火山が噴火して10月末の3日間、バリの空港は閉鎖。
3日したのち、空港はまたオープンしていたのであまり大きな不安を抱かずに空港へ向かうも、私の空港到着1時間ほど前にまた急きょ閉鎖
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掲示板にはキャンセルフライトの伝達。
出国ゲートの入り口では、荷物ごと押し返される観光客が係官に質問攻め!
観光客の皆さんにとっては、航空会社の補償もないまま、もう1日どこかに泊まらなくてはならないし。予定も狂うし、大変な迷惑だけども仕方ありませぬ。
相手は火山。
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入口は解放されていたので一応カウンターへ行ってみる。
ガルーダの職員は皆無。ほかの航空会社も。
一度荷物を預け入れした人たちが、荷物が戻されるのを待っている。
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これはね、もう逆らっても仕方ありません。
とにかく翌日の便に乗れるように、翌朝一番でガルーダのオフィスへ行くしかない。
(空港内オフィスでは事情が呑み込めない人たちで長蛇の列。…明け方近くまでだったのかも。)
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ぽっかりと、1日時間ができました。
その分、日本での時間は減るのだけれども、
この日までにと滑り込みセーフのいろいろのほか
最後までやりくりが出来なかった事に、手が届くんですよ。
朝一でとにかく振り替え便の手配をしにいき、
その後は
一旦延期にしていた友人とのランチ、そして
森さんのところへ訪問です。
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森喜久雄さんは、杞憂のアーティスト。
私はその生前にあまりご縁はなかったのだけど、パートナーの智香さんを通して、この人の芸術性と足跡に触れることになったのです。
ピカソのように多彩で多作で。
そして、作品以外のほとんどを何も残さなかった。
まだ、亡くなられて間もない。
若干整理されたばかりのアトリエのなかは、アーティストの圧倒的な世界観に包囲されたままでした。
バリには、才能豊かな人がたくさん暮らしている。
日本にいたらきっと知り合わないままだったかもしれないような
いろんな人たちと、
心地よい距離感でつながり、必要に応じて協力しあって生きている。
狭いけれども、濃い社会への参加は、私にとってはなかなか心地よくて刺激がいっぱいなのです。
あぁ、そうか。森さんのところへ呼ばれたのかな。
慌ただしい時間じゃない時間に。
このぽっかりとした午後は、森作品に触れるにふさわしい時間だった。
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家族に夕飯をつくって食べさせて、さぁ、そして、2回目の空港ですよ。
午後にはUBUDでも何度も飛行機の音が聞こえていたから
「あぁ、もう大丈夫」、って、のんきでしたか?
(心からヨユウを感じてたんですけれども・笑。)
なんんんんと、空港に着くや否や、
案内板には「フライトキャンセル」がぞろぞろ!!!!
2日続けて深夜空港へ送ってくれたうちの旦那さん、
さすがに固まった顔をしている。
額にあぶら汗。
(そこまで?)
「もしきょうも乗れなかったら、私はタクシーで帰るから、先に帰っていいよ」、と、いうと、
「そう?じゃ、あとで電話してね」、って。
(うわ、そう? やはり待っててくれませんね?? ま、分かるけど・笑。)
しかし、空港は閉鎖にはなっていないようだったので中に入って確かめると
ガルーダの関空行きは予定通りだとのとの事。
「ホント~???」
私の畳みかけるような質問にたじろぎながら、何度も確認を取りながら
答える職員たち。
同じガルーダでも成田行きは12時間遅れとの事。
機体が到着している便とまだの便で分かれているのかも。
だって、この掲示板だと、わっからな~~~い!!!
まだ表示が出ていない、というか、結果的に、出発直前にやっと表示されたのだけど(≧◇≦)
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お客がほかに誰もいないのが何とも怪しいカウンターで荷物を預け入れ、
これまた、だれ~~もいない出国ゲートで出国手続き。
「この便飛ぶの?」って、係員に聞かれ、「え???」
そんなの、私には分かりませんよっ。こっちが聞きたいぐらいっ。
中に入って搭乗口案内を探すも、どれもブラックアウト、いつもはにぎやかな搭乗口案内のアナウンスもなく、滑走路を滑る機体の音も、あぁ、ほとんど聞こえてきませんわよ。
このまま、朝まで空港から出られないかもしれないことも覚悟していなければ、って雰囲気です。
当然、ビールなんか飲んでくつろいだりもできません。
実際、もしもう一日出発が遅れようものなら、作品展の服の関係で成田行きにフライトを変える必要さえ出てきます。
その成田行きが遅延とあれば、もう何としても関空行きに飛んでもらわないと。
そんな不安の中、関空行きのガルーダだけ定刻通りにアナウンスが入る
おうよ、まさかの定刻通り。
👏👏👏👏👏
マジックか?
そして、1日遅れだからパッツパツ満席かと思いきや
がら~んと空いた中央席4つに横になって寝れてしまうという
何年振りの快適さ。
(前日は2時間しか寝られなかったから助かりましたわ~ん。)
何かもう
到着できて、ありがとうございました感がいつにも増し。
お空に向かって手を合わせちゃう!
大阪は、雨雲だし。(笑)
バリでは1か月以上見たことのない「雲」だったし!
(雨期到来が遅れて雨乞いの本格的な行事も行われるほどだったんです。)
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京都も、気温はあまり低くないけれども空低く。
ただいまっっ、京都!
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長かった。
けど、幸運だった。

さ、早速お仕事再開♪
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バリからの荷物を開けて、服のアイロンかけとタグ付けは
岡田さんと今回から臨時で参加してもらっている山本さんが手際よく。
私はお客様へのギフトのラッピング。
これ、裁断の時に溜めていた布の耳です。
ラッピングなどに使えるかな、と。
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一日短くなったわりに時間はそれほどギリギリでもなく、
翌日の夕方は友達と会う時間まで作れたりする。
気持ちほっこり。幸せだなぁ。

ちなみに友達と入った事務所近所のカフェ、コチ。
本がたくさんあって、長居歓迎、全席喫煙という今どき珍しいユルさ加減。
この書棚のコレクションは松浦弥太郎さんが寄贈したものだとか。
ふむふむ、松浦さんらしい。

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翌日は岡田さんとインド料理ランチミーティングをして、歯医者にも行って、
遅い時間の新幹線で東京へ移動。
さぁ、いよいよ楽しみな作品展がはじまります。

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作品展当日の朝、ギャラリー「フラスコ」さんのオーナー、日野さんも
マニスの設営のお手伝いをしてくださる。
日野さん、すっごくいい方で癒されます。
作品展のスペシャルパーソン尾関さんは、ますます手際よく。
3人で、日本のモノづくりやアート界のこと、政治、経済のことなど
濃い~いお話を共有しながら、サクサクと準備。
そして、気持ちよく着々と当日指定便で届く荷物たちの中に
フロム真鶴、ワインラバーズファクトリーさんにお願いしたBIOワイン♪


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フラスコさんのステキなオープンキッチンをワインバーにしつらえる。

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ここでしばし前日の話しに戻っちゃいますが、

遅い時間の新幹線でうんと遅い時間に東京に着いたというのに、
これまた、流れで、
夜中にサンバルマタをつくる。
そんなに頑張らなくてもいいのだけど、うん、でも、せっかくだから、やろうか?、って。
バリから持ち帰っていた少々の食材のオイル漬けをこしらえました。
この急なひらめきによる案も京都に戻ってから手配して、グラスもその道に詳しい山本さんに教えられて百均で買って荷物に入れて。よくぞそれぞれが耳を揃えて(笑)間に合ったものです。

おいしいワインとバリの味覚のいろいろが勢ぞろい、我ながら、嬉しいっ!

服の設営も、はじめての会場にしてはサクサクと。
お昼のお弁当をゆっくり食べる時間もあったりして。
雨も降らないし(笑)、何か出来過ぎた設営です~。

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オープンすると、最初はゆるやかに、そして徐々に加速して
夕方にはビックリたくさんのお客さま。
私としたことが、慌てて、お買い上げのラッピングに素材説明を入れ忘れたり、いろいろミスもありまして、申し訳ございませんでした。
1年ぶりのマニス作品展でしたが、初日から3日間を通して
にぎやかに楽しい時間が流れました。
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かわいいお客様にサンキュ! いいなぁ、女の子!

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長野県から車で来てくださった方は、来年お世話になる小池千恵先生の人形博物館の学芸員さん。文化服装学院の恩師、五味先生とそのお仲間も集まってくださいました。

夜は暖かな照明で看板が照らし出される神楽坂の脇道です。

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3日間通った牛込神楽坂駅は、土壁のデザインで統一されていました。
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2日目はやや雨でしたが、思ったほど降らず、3日目のお昼には晴れてきました。
神楽坂はお祭りイベントの開催があり、にぎやかで。

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撤収には何と、3人の方々がお手伝いに来てくれました。

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体調悪かったみたいな金澤さん、忙しい中川越から来てくださり、本当にうれしかった。(涙!)

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珍しく、打ち上げなんかもやることが出来ました。
西日暮里にあるビーガンのイタリアン。
金澤さんが連れて行ってくれました。
ビーガンのイタリアン。想像が及びませんでしたが、
一部にチーズを使っているものがありますが、ほかは卵、ミルクを一切使わない。
それでも、ちゃんと(いえ、とっても)おいしいイタリアンであることに驚きます。
やさしい味が奥ゆかしい。
若いシェフが一人でやっている住宅地のお店は、私たちで貸し切りになっちゃった。
翌日は仙台まで出張という金澤さん、
ほんとうに感謝でした。


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ふいに遅れが生じても、全部きっと大丈夫だって思えるようになりました。
今回の出来事で。
濃縮された時間、たくさんの皆さまとお目に掛かれたこと。
ありがとうございました。
今回はその後もずっと同じような時間が流れました。
長々~、と書いてしまいましたが、
写真を整理しながら、1か月前の出来事が心の中でもう一度熟成することができたような。
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今週、バリから今年最後の荷物を発送します。
さぁ、もうひと頑張り行きますよ!

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