年の瀬ですが、フロムバリ。その1
困ったものです、もう今年が終わりそう!
それなのに、当ブログは12月アタマにさかのぼる。
端折っていきます、取り急ぎ。
バリに戻ってからというものの、えらいこっちゃ、スシヅメ状態がずっと続いているんです。
まだ今年終わらないでください~~~~。
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日本からバリに戻った2日後。
義父がICUに入ったとの知らせ。
京都でまだあたふたと用事をこなしていた11月末に主人から、「父さんがバイクで転んで入院したよ」、とメールの知らせが。
そのまま、何となく気になりながら忙殺されていたのです。
病院に行くと、酸素マスク越しにあえぐような激しい息をしている父さん。
手を握ったりしてあげると、うん、大丈夫だよ、ってしっかり目で語ってくれました。
何が原因かよく分からない。
そのままの苦しそうな状態で丸3日たち、ICUという場所の支払いもかなりかさむことから
義弟が別の病院へ移そうという案。
そんなことできるのかと驚いたけれど、大丈夫だというので賛成する。
大雨が何度も降る中、ご遺体のための儀式。それが終わって墓地へ向かう頃にはまた高い空。
小さな御神輿だけど、雨上がりの観光ストリートを交通閉鎖して堂々と墓地へ向かう。
墓地があるモンキーフォレスト、サルの森。
年末だから観光客もいっぱい。
あっという間に土葬が済んで、義母がお供え物を置くと、
即座にお猿がやってきて。
おい!早すぎるよ、お猿さん!
墓地から戻り、夕方には浄化の儀式。
観光ストリートに面しているオットの実家、またも交通閉鎖して丁寧な儀式。
儀式の中で手つむぎの綿の糸があの世とこの世との結界に使われていて、
このような無垢な糸で、強いては織物となり着るものをつくっているのだなぁ、と感慨深く。
糸というアイコンが年の瀬にポチリと印象付けられ。
父さん、新しい旅立ち。いってらっしゃい。
遠くから、家を見守ってくださいね。
やさしくておとなしくて、オシャレな仕立屋の父さんは私がマニスをはじめたばかりの頃に
しょっちゅう心配して手伝ってくれたものです。
家族に恵まれているから、今もやれているのです。
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父さんを見送って10日目。
今度は我が家のゴールデンが死んでしまいました。
これまた原因不明ですが、何か悪いものでも食べたのだと思う。
大事なお手紙でも放棄されたビニール袋でも、とにかく何でも食べちゃって。
庭の植木をさささっと選別して、ブーケつくりました。
仕事中のスタジオでも家庭内でも(寝るときでさえも)ほぼピッタリいつでも一緒だったおっきな犬がいなくなると、
こころの中にさすがにぽっかりとした穴が開く。
ゴールデンのルナがいなくなったその日から、バリ犬のクマちゃんが家の中を守ってくれるようになりました。
クマちゃんは、舌が黒い。バリでは、舌が黒い犬は珍重されるのです、魔除け犬なんだって。
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某日。
友人のジャズ奏者のステージ衣装を俄か間に合わせ的に担当。
マニスの服に合わせて、ネックレスつくってみることに。
思いつきでやってみると、結構面白い。
深くてピュアーで、センス抜群で。
ジルさんとココさんとのトリオ、酔いしれます。
マニスコスチュームが参加できてウレシかったです。
、、、と言っても、前年と同じディスプレー。
新米スタッフが手伝ってくれたので間に合いました💛
菜園レストランことMOKUSAでご一緒にランチの後、SUNIMANカフェ。
黄色いおしゃもじのような把手付きの長細いお盆で出てくるコーヒー。
オーガニックのバリコーヒーのアメリカーノ。
とても深い味わい。久しぶりのお外でのコーヒー、あぁ、うちに帰りたくなくなるよ~。
中川原さん夫妻とデニーさんのおうちカフェでランチ。
デニーさんのごはんはいつも優しい味。コリアンダーをおしょうゆ味で炊きこんだご飯がたまりません。
右下のサラダに乗っている黄色いのはジャックフルーツ。左上の小鉢はスネークフルーツの甘酢漬け。
某日。
中川原さんの完成したばかりのヴィラで夕食。
中川原さんのヴィラは、ドロシーのヴィラのお隣。
アートがたくさんのドロシーのヴィラにも久しぶりに入ってみました。
中川原夫妻、糸つむぎをバリ人に覚えてもらいたい、って。
連日のWS、これがバリで定着するようにマニスもいろいろお手伝いしているのです。
ともあれ、日本はもう大晦日ですね。
前夜祭の前夜、花火の音がしております@バリ。