11月に遡り 2015.11 ミュージアムな一日
作品展が終わった翌々日。
久しぶりにインプットの日。
お師匠からいただいた優待券で、目黒の庭園美術館へ。
雨上がりの開館時間。
もう何年振りかしらの懐かしい場所。
最近大々的な改装と増築がされたという庭園美術館ですが、アールデコ建築で知られる朝香宮邸の部分は丁寧な修復がされ、ほぼ昔のまま。
アールデコって、曲線装飾の、足し算掛け算の美意識だと思うのですが、日本風というかいろいろ引き算もされている(?)ようで、とてもシックで落ち着きます。
この空間で「ジュエリーは宇宙と対峙する」、というコンテンポラリー・ジュエリー作家のオットー・クンツリ展。
ジュエリーでもあるけれどかなりコンセプトを持った社会性のあるアート。
邸宅のしつらえである金網越しの金庫。引き出しの中には金塊とコインの束。金塊はブローチ(レプリカ)で、コインのはドイツマルク(本物)でつくったものらしい。
説明がないと、何だろう???ってままですね。解説書のパンフとこの金庫の展示内容がかみ合っていないので、作家のわがままで最終的にこういう展示になったのかな、って想像する。(笑)
新館の方の展示を見ると、この人のやろうとしている事の全貌が分かってきた。
素材の中にあるストーリー性をジュエリー(身に着けるもの)に引き出す仕事。
額縁は、下の方のような使い方(っていうか作品)だったら、私でもアリアリ。上のは~(笑)。
売っていませんでしたけれど、ちょっとイイわよ、これ♪(下の方の)
邸宅の展示と新館の展示の2面性がとてもよかったです。
パワフルな展示を見て、エネルギーチャージ。
12月27日までの開催のようです。
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庭園美術館のあとは、せっかくシロガネですのでminaのお店を見て
お昼は待ち合わせていた方とすし兆の江戸前ちらし寿司。
プラチナ通りだったらお蕎麦屋へ行きたかったのだが、あいにくお休みだったのです。
お重で出てきたちらしはみやびで、「ミュージアムな一日」のランチにいい感じ。
お次は上野です。
久しぶりの東国。
京都へ移って3年がたち、だんだん東京は「来る」ところになってきています。
今回絶対見ようと思っていたこの展示、
始皇帝の陵墓とその近くから見つかった「兵馬俑」と呼ばれる
焼き物の実物大の(あるいはそれより縮小された)人形たち。
見つかったものは陵墓からやや東に離れた場所で、8000体が皆東を向いているんだそう。
1体ずつが異なる面立ち。
2200年前の当時の髪型、兵士たちの服装、履物もおそらくかなり忠実に模写されているのではないかとのことで、服飾部の私には興味深いのです。
これをカメラもない時代にどうやってつくったのか。
こうしたものをつくって土中に埋めていた時代って。…
今よりもずっと人口も少なかっただろうし、これだけの人数を掌握した権力って。…
兵馬俑は世界遺産に指定され、始皇帝陵とともにかなりの観光地になっているようですが、実際の発掘された現場をそのままに展示している場所は、きっと壮観でしょう~。
展示の一部、こちらはレプリカで撮影可能。
外はもう夜でした。
まだまだ見たい展覧会がいっぱいだけど、秋は内容あるイベントがたくさんですね。とても絞り切れません。
村上隆(森美術館)も行きたかった!(誰かいって来てください!)
たまたまですヨ!
中央区から届いた寿司券5000円分でE子さんの米寿のお祝い。
築地の寿司屋でまずは巻きから。
E子さんは最初からホタテ、トロ、ボタンエビ、と突っ走る。
「なんでそんなの(つまらぬ巻きものなど)頼むのか?」、と私に突っ込むE子さん。(笑)
昼に一度食べたから、がっつきが悪かった?
最後はトロ、いくら、ウニ行きましたよ。
カウンター席ガラ空きだったのにテーブル席に座らされたのが残念であった。
お祝いと言いつつ、ゴチになった(!)。
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実はこの翌日、i-phoneを機種変した関係でその後の写真があまりありません。
たくさん撮っていたのですが、機種変後のややこしいデータバックアップにすっかり振り回される。結果、その後にi-phoneで撮った新しい写真が消えてもた!!
エ~~~~~~~ン!!!
この後は、FBにアップしてあった写真と、お友達が撮ってくれていたコラージュしてみたいとおもいます。
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