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2015年10月18日 (日)

バリのお料理教室

先日、UBUDにある日本食レストラン「影武者」の
お料理教室に参加しました。
在住日本人のみならず地元バリ人、欧米人滞在者にも大人気のお店。
お店のメニューは全部和食です。
しかし、お料理教室の方は
店主の佐藤由美さんが嫁いだ実家で学んだバリ料理。
Dapur
わたしもバリ嫁なんですが(笑)、嫁いだというものの
生活の場が離れているので
何となく今までいい加減なバリ料理しか知りませんでした。
由美さんが教えるバリ料理の奥義は、
すべて体に薬効があるハーブからつくられる基本ソースにあるのでした。
目から鱗のレシピ!
テーブルにずら~~っと並んだたくさんの食材。
これ全部使うんです。
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石臼でまずゴリゴリするのは
ゴマ、コリアンダーシード、キャンドルナッツ。
ここに4種類のショウガと唐辛子、
ニンニク、玉ねぎを徐々に加えながらひたすらゴリゴリ。
慣れないとハンドグリップが~~~(=_=)。
筋肉痛の域。
Img_0006
ショウガは日本では普通のショウガとウコンくらいしか知りませんでしたが
バリには6種類もあるのですって(ってことも初めて知りました)。
それぞれに生薬に匹敵する薬効があります。
ショウガ類を含め基本のスパイスは全部で25種類。
一見シンプルで決まったレパートリーしかないと思い込んでいたバリのお料理、
その奥深さに触れて、すっかり開眼してしまいました(笑)。
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影武者の女将、由美さんは、
長年の親友でもあります。
日本で原発事故が起きたとき、この人ほど泣いてしぼんで、何かできることはないかと
バリで活躍した人はいませんでした。
その由美さんは、もう25年くらいバリから一歩も外に出ていない。
国籍もインドネシアに変えて、バリの中に自分をみつけて生きている。
Dapur3
私の大好きな姉さんの、バリ料理のテオリーは
食べる人に100%優しく、おいしく。
おうちで子供たちに食べさせている安全な食材と同じ食材しか
お店で使わない。
当たり前と言えば当たり前かもしれないけど、
今の時代の外食でこれが信用できるのは一体どれくらいかな。
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基本のソースができたら、今度は
生のココナッツを擦りおろします。
Img_0016
アルミ製の長いおろし板で。
こうやって、ゆっくりゆっくり。
Img_0009
おろしたココナッツと、鶏肉のミンチ、それと
先ほどの基本ソースを混ぜます。
Img_0023
これでサテ(串焼き)をつくります。
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これなーに?
何と、バナナの茎です。
スライスして、基本ソースをベースにした
日本のお味噌汁みたいな
バリ風スープをつくります。
Img_0011
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で、途中端折りましたが、
こんな感じのランチになりました。
十六ささげの和え物、サテ、鶏肉を割いたものにトマトソースを和えたもの。
玉ねぎとレモングラスのサンバル。
素晴らしいごはん!
Dapur4
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後日、私も早速家でバリの基本ソースを作ってみました。
でも、私のは
基本のものから大分引き算をしたものだったので
家族には「薄すぎ」で(笑)。
私以外食べませんでした、了解。
チキンと大根、カリフラワーのバリ風カレースープ。
いつかもっと腕を磨いて皆さんにも食べていただきたいなぁ、と
思っております(^◇^)
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続きます~。

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