バリ新年、ニュピを迎えました。
今年は3月21日、日本の春分の日に
バリ暦の新年ニュピを迎えました。
前日の20日はオゴオゴと呼ばれる大きなはりぼてのオバケが四辻を練り歩き、
その後の深夜から22日の朝までは
車、バイクはもちろん、飛行機の離発着もない静寂の一日。
オゴオゴは日本の節分の鬼に似ていて、赤、青、緑、その他いろんな色で彩色された
それはそれは恐ろしいオバケのはりぼてです。
今年は私が犬たちとお留守番だったので写真がありません。
これといったモデルはないのに あんな気持ちの悪いオバケをどうやって想像できるのか、と思うのですが
ずっと前に一度高熱を出して寝込んでいた時に
そのオゴオゴのような「よくもまぁこれほど気持ちの悪いオバケ」が、目の裏にサブリミナルに次々と目の前に現れてなるほどと思ったことがあります。
どうやら、バリにはそういった姿の悪霊がちゃんといるんですね。
年の瀬に悪霊を追い払い、新たな年にまた新しい悪霊が現れても「はい、この島には人間はいませんよ」、と静寂をふるまう事で悪霊は「な~んだ、もういないのか」、とあきらめてどこかへ行ってしまう(と考えられているらしい)。
……というしきたりが元になり、今でもニュピの日は、
大声を出さない、出かけない、働かない、火を焚かない(食事をつくらない)、電気を点けない、という五大禁止事項がけっこうしっかり守られています。
テレビ放送もないそうで。うちはテレビないから分かりませんけれど(笑)。
だから、ごはんは前日の夜に下ごしらえ。当日は作り置きおかずを炊飯器の保温で温めなおして、しずか~にいただきます。
お隣からは普通においしそうな炒め物の臭いがしてきたりするんですけどね(笑)。
こちらはピーマンのマリネ。
バワンメラ(赤玉ねぎ)とオリーブオイル、ビネガーで漬け込みます。
その下は先日試しに作ってなかなかおいしかったのでもう一度。
緑豆の豆もやしのふりかけです。
茹でて、長ネギを刻んだのと炒めて、ラー油&お醤油で味付け。こんがりするまで炒め、最後にヤシ砂糖を加えます。
こちらは、こぶミカンの葉とレモングラスでチキンとマッシュルームを炊き込んで
最後はココナッツミルクで仕上げる煮込み。
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ニュピの日は過去36年間雨が降った事が無い、ともいいますが
はぁ、確かに、もったいないくらい気持ちのいい晴天でした。
夜はどれだけ星がきれいか、毎年の楽しみなのだけど
今回は新しい隣人が電気点けっぱなしで。
(真夜中にブレーカー落とされてましたけど・笑)。
で、夜になればこのように電気が外に漏れないつくりの子供部屋に
PCやら宿題やらデスクワークやらをいろいろ持ち込み(笑)。
もう一度外に出てみたけれどIphoneではこんな感じか~。真っ黒だ。笑!!
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前日の夕方はオゴオゴが出る前に降り涼しくなり、翌日の今日は
土砂降りでした(笑)。
さ、さ、もうじき帰国モード、スイッチオン。
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