« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

2015年1月24日 (土)

カーディマニス

今年の年賀状でご案内をしましたが、

マニスの服は今年、少し種類分けをする予定でいます。
Img_4167
赤いのはいつものマニス。

2番目の薄ピンクのラベルのカーディマニスは

もともと

バリのスタッフが産休などで服の数が至らない時にインドや中国の工房で

注文制作をしたものにつけていたラベルでした。

このラベルがたくさん残っていることから、今年は

「カーディ」の本当の意味に基づいて「天然素材」で天然色の布にフォーカスした

ちっちゃなブランドを計画中。

カーディとは植民地時代に東インド会社に席捲されていたインドに、「インドらしさを取り戻そう」、とマハトマガンジーが興したムーブメント。

今ではインド全体に政府が管理するカーディショップがあり、嘘のない自然主義の様々な製品が扱われています。

マニスの「カーディ」、」どこまでどうなるか不明ですが、

今その第一弾の服が出来上がりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まずはオーガニックカポックの服。

ジャワのトゥバンというところで伝統的に織られている手つむぎの布で、

素材はカポックという木の実から採れる綿です。

日本では「パンヤ」、布団に使われる繊維調の短い綿ですが

インドネシアでは、インドからの綿が入ってくる前は

これをつかって織物をつくっていたそうです。

インドネシアの原始布とでもいいましょうか。

Img_4188
今回服地にしているものはトゥバンのカポックをバリでインディゴ染めしたもの。

やや地厚ながらほっこり柔らかい素材です。

Img_4206

上の「バロックチュニック」はボタンゾロゾロのブラウス風のデザインですが、こちらのカポック布でつくると新鮮なトップスに。

パンツには耐久性を持たせるためにバリシャンブレーを重ね縫いしています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ヘンプの服。

こちらは12月にチェンマイで購入したもの。

機械織のタイプと手織りと2種類。

機械織の方は、地厚でそれなりに重さと密度があるもので

ラミーやリネンのようなサンドカラーに近い生成です。

Img_4615

上の「メビウスジャケット」には後ろ見頃にあるループ紐の先端に

マダガスカル産の貝ボタンなどいろいろな自然素材のチャームをつけました。

Img_4603_2
「インドパンツ」の紐には生成り色の包みボタンを。

ざっくりしてて重みのあるヘンプ、なかなかいい感じです。

そしてモン族の手織りと言われる織物は、こちら。

幅がとても狭いのでImg_4587_3

「空手パンツに。w

Img_4602
裁断をしていて、驚きました。

これまでの布とは違って、草か紙のような感触。

でも、ふんわりとした柔らかさがあって。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このほか、マニス定番の薄手リネン、インドからのお楽しみが加わる予定です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

インド。そうなんです。

実は明日から行ってきます。

バリでのレポートがまたも抜け落ちそうな本ブログ(汗)、

次回はいつになりますかしら。

いつも不定期ながら、皆さま、今後ともよろしくお願いいたします!

| | コメント (2)

2015年1月23日 (金)

春に先がけて

まだ1月なのに、気のせいかしら。

しばしば春のような話題を目にするこの頃です。

マニスでも委託のお店から早速ウールの服が戻ってきて(!)、

急きょ2か所で「プチマニス展」を開催していただくことになりました。

詳細は末尾をご覧ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、皆さま。こちらのフルーツをご存知ですか?Img_4601_2これでも画像加工あまりしておりません。

本当にこういう、すごい色。

ドラゴンフルーツです。今年は当たり年なのかバリでは今が旬。

そこらじゅうで売られています。何でもサボテンの仲間だとか。

確かにそんなような外見(サボテンの花のつぼみのような?)です。

で、その下は、少しトーンダウンしますが(笑)、それでも結構濃色なグァバ。

ブレンダーでジュースにしていつも冷蔵庫にストックしています。

Img_4589

そして、こちらは来月からのアトリエマニス。(笑)Img_4621
写真の明るさで上の二つに負けてますが、
Img_4584_2

パッチワーク風の春のスカートです。

上は巾着風のベルト仕立ての「トライバルスカート」、下は4パーツの四角形と3パーツの台形を交互に縫い合わせた「7パーツラップスカート」です。

そして、パキスタン産のプチプラ風配色のラリーキルトで「メビウスジャケット」を。Img_4619_7
こちらはリバーシブル仕立てではありませんが、つくりとしては両面着ることができます。

1枚のキルトから2着のジャケットがギリギリつくれます。

「メビウスジャケット」は、肩幅をひもで調節できる平面的なデザイン。

少し昔のデザインですが、ゆったり着られて人気もの。

Img_4620_2
フロムパキスタンがどんなにハデハデでも、

一番最初の写真を超えることはできませんね(笑)。

以上の服は1月31日、2月1日営業の京都toko manis(写真の中の一部)と

2月6日~3月3日にアサンブラージュさん(愛知県南知多)で開催の「アトリエマニス展」でご覧いただけます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

また、今季冬服のスポット展を以下のお店にて開催していただくことになりました。

●エムズコレクタブルズ(秋田) 1月30日~2月3日(予定)

詳細はこちらのブログにアップされるとのことです。

http://blog.livedoor.jp/mscolle/

●サンデールーム(前橋) 2月7日頃~(予定)

http://www.sundayroom2000.com/





| | コメント (0)

2015年1月 2日 (金)

チェンマイへ 4

チェンマイ4日目。

12月17日。

ニマンヘミンのホテルをチェックアウトして、周辺のお店をいろいろ物色。

アンティークショップにも行きました。

こちらは、オールドシティの有名店。

Img_4494
建物ごとアンティークで惹かれるのですが、空調の無い奥間の糸車が素朴でいい感じ。

布のコレクションも豊富です。

Img_4496_2
ラオスの腰巻「シン」のようなつづれ織りのものがいろいろ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

……などど、ショッピングに没頭していたらすっかりいい時間に。

最終日なので、いい加減に買い収めして郵便局へ。

バリ宛てに買い物したいろいろを一挙に発送。

これまた怒涛のパッキングで(笑)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その後は今回のチェンマイ、ハイライトです。

「うさとの服」というブランドのチェンマイ工房へ。

前日に長田さんにお願いしてアポを取ってもらった。

主宰者のさとううさぶろうさんと面会。

うさぶろうさんについては、各方面いろいろな情報がありますが

私はこれまであまり知らなくて、そしたら、最近友人たちがいろいろ教えてくれて。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そのお仕事場。

何とも整然と落ち着いていて。

ここを中心に1か月に3000枚の服が作られ日本に送られているそうです。

すごいです。

マニスの40倍!

Img_4499
シルクの草木染の糸がかかっていました。

Img_4502
こちらは、パターン室?

タイ風の木造高床式スタジオは、ビックリするくらい片付いていて、どこも同じ波長の落ち着きが感じられます。

Img_4503
こちらは事務室かしら?

床がピカピカ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

うさぶろうさんとお話しをして、ふと、ある事に気づかされました。

うさぶろうさんは、10年ちょっと前からあることをきっかけにタイで服づくりを始められた。

そのきっかけはヘンプ布。

今回私たちのグランドツアーのキーワードもヘンプです。

そのUさんが、「実はここしばらく、もうだめだ、間に合わない、って思いがずっと続いていて、落ち込んでいたんです」、と、おっしゃる。

Uさんは、10年ちょっと前から地球の声のようなものを聞いていて

それに応えるための服づくりをされていたそう。

私なんか、全然そんなレベルじゃないのだけど、お話しをしていて、ふいに

「大丈夫ですよ」。、と、言ってしまいました。

何がどう大丈夫なのか、まったく分からないのだけど、

私の中には「今の振り幅が大きいほど戻れる」、というイメージがあって。

そしたら、

「よかった!」、って、Uさん。

分からないままだけど、気づいたのは、

どこかおんなじ気持ちで服を作られているという事でした。

Img_4506

値札に紐を通す作業をしている皆さんも、草木染の服でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チェンマイの旅の最後は、

こちら。

カレー風味のヌードル、カオソーイ。

Img_4509
空港に入って、くつろぐ時間は本屋さんでの立ち読み。

Img_4510
おぉ、早くも旅情に後を引く。

今度は半年後に来ようとか、そういう話をしながら、ヒコーキに。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

バンコックで乗り換えて、関空、そして京都へ向かいます。




| | コメント (3)

チェンマイへ 3

皆さま、お正月をいかがお過ごしですか?

新しい年に早速積雪というところもあったみたいで(うらやましい…)、

初詣もなかなか厳しい寒さだったのでしょうか?

バリは曇りで半袖&短パンの日々。

ではでは、

年を跨いでチェンマイ日記。

続き、行きまーす♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12月16日

この日は一日子供のためのオプショナルツアーざんまい。

2日間仕事での行動につきあったごほうびです。(プラス・クリスマス&お年玉~♪)

この日は、今野さんたちとは別行動。

ネットで申し込んだ「ツアー」でエレファントファームをはじめとした豪華版。

まずはゾウさんとご対面です。

こうやって、バナナをあげたりして、仲良くなってから(こちら一番ちっちゃい赤ちゃんゾウ)

Img_4359
一人ずつ鼻で持ち上げてもらう。(こちらはお兄さんゾウ)
Img_4350

おっきな欧米人でも軽々持ち上げておりました。

ご挨拶が済むと、皆さん川へ水浴びに。

Img_4362

インディゴ染めのゾウ遣いの人たちのユニフォーム。イメージの中でタイっぽい。

何となく、原風景。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お決まりのショータイムを見てから

(バリにもエレファント・サファリがあるのでこの辺はあまり感動しない我々…)

川を渡ってブッシュウォーキングです。

シーズンのせいか大変混み合っていて、ルーティーンで何度もウォーキングさせられているゾウたちが気の毒でしたが、「ごめんね」と言いながら、乗せてもらいました。

Img_4344
しかーし。

シートベルトもないゾウ乗りの木製ベンチは、私と子供だけだとスカスカで右に左に大揺れ! ゾウ遣いの人からも注意されちゃいました(>_<)!

前の人たちは、ちょうどいいサイズで。いいなぁ(゜゜)

Img_4369

余りに揺れるので、早めに次のポイントへ行ってもらいました。

ゾウさんたちとはここでバイバイでした。(ちょっとホッとしたりして…。)

帰路は水牛の引き車。こちらの運転手は皆さん女性。帽子と日よけの首巻とホコリ避けのマスクがセットになった防護服です。

Img_4373

こちらの方が乗っていて安心w。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中華料理風ブッフェのお昼ご飯の後は、バンブーのいかだで川下り。

私たちはグループツアーとは別に、畳2~3畳くらいある広々したいかだを占有して、ゆっくりと滑るように。

Img_4391
おだやかな水面、静かなひととき、瞑想状態。

この川、何ていう川なのか、本当にピースフルで。

Img_4390

で、早速やらせてもらいましたね。(笑)

結果的にこれが一番気に入ったらしく。(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お次は~。

川下りの終点から車で数分のところに(本当にちょうどよすぎる!)ある、少数民族の村へ。

ここは、タイ北部とミャンマーから少数民族の皆さんに集まってもらって(居住してもらって)運営しているリゾート施設。

15~20年前、チェンマイに通っていた時にはこの人たちの衣装が見たくて、マウンテンバイクで山道どろどろになりながら何度も訪問していましたっけ。今では、エアコンの快適な車で、エレファン・トファームと一緒のオプショナルなんですね。

こちらはヤオ族(ミャオ族)の方。

Img_4405

で、いわゆる、「首長族」という皆さんがこちらのメインなんですが、

フロム・ミャンマーのカレン族の一族です。

Img_4404

この伝統には、

纏足の伝統が思い重なります。

左の女の子の首に巻かれている金属の輪は重さ6~7キロ。手足にも巻きつけているので、大変なことです。

首の短さなら…、の、うちの子供は、息を止めての記念写真。キッツ~い!

ともかく、こうした人々が同じ地球上にいるという社会学習でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本来のツアーはここまでなんですが、今回はツアー会社の方で少し手違いがあった事からゴネてみましたら(笑)、このほかの場所も連れて行ってくれることに。

ひゃっほ~~~♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

子供のリクエストで、まずは、スネークファーム。

「場末」の、と言ったら大変失礼かもしれないけれど、

私たちが行った午後にはお客さま皆無。

「20分後に次回のショータイムがあります」、って言われ、困ったな。

はい、そして、実際に。

200名収容のムエタイ・スタジアム風のショー会場で、観客我ら二人だけ!!!

ムエタイ(タイのキックボクシング)風の案内人がマイクで

「はい、こちらは~、毒ありキケンなコブラ~」、とか、

「舌に障ったら即死~」、とか、

もうぅぅぅ、アブナイ感じのアナウンス。(>_<)(>_<)(>_<)

なのに、「やめとけ」なほどの兆発ぶりに、もう、真っ青~~~。

Img_4423
私は一応、写真を撮るために最前列に。

そしたら、

このようなくねくねしたものを、何度も何度もワタクシの足元まで投げてよこす。

いりまへんへど、それ!!!!!!!!!!!!!!

むっちゃ、コワイ!!!!!!!!!

で、肝心のうちの子供と言ったら、

Img_4445

最後列にしかっと座り込み、泣きながら観戦!(超笑!)

どうよ、これ?

私は毒蛇を足元に飛ばされて悲鳴を上げているというのに?

もう、これ、人生の縮図!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

顔面蒼白。

なのに、次に訪れるはタイガー・キングダム。

まだ行くんだ???

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今度はトラさんとご対面。

こちらはトラに触れる、というコンセプトのトラ園です。

子供は子供のトラと、こんな風に。

考えてみればコブラのキョーフよりずっとキョーフなのだけど、管理がちゃんとしている感じから、打って変わってリラックス。

Img_4450

え? だってほら、生後4か月のこの子の足は、こんな!

しかも、ちょっとめくると鋭い爪がちゃんと生えてて!

Img_4463
なのに。

Img_4461
!!!!!!!!!!

こちらのトラ園、Bali Safariでは珍重されてるホワイトタイガーもゆったりノーマルに飼育されていて。

ヘビの怖さを中和したかのような、トラ園でしたね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上、ツアーの一日、でした。

日頃犬やカメまみれの我が家。

違う動物たちと触れ合えたことはすごくよかったのだけど、

ゾウはいう事を聞かなければ尖ったモノで突かれていたし、トラもコブラも、

どうなんだろう、って。

深いところを語り合えた、子供のための一日でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夕方ホテルに戻って、今野夫妻といろいろ情報交換&ミーティング。

何でも、チェンマイ郊外にはロイヤルプロジェクトによるヘンプ栽培をしている場所があるらしく、ネットと電話で緊急取材。

でも、結果的にそこへ行くにはいろいろ無理があり次回のミッションに。

もう、ほんとうに見るとこ行くとこいっぱいのチェンマイです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

腹減った!

ってことで、ニマンヘミンの人気店を目指すも、長蛇の列。

Tongというお店。

40分待ちでようやく席に着いたもののお目当てのバーベキューメニューはほぼ完売。

北タイ風の名物オードブルをまず頼んで、あとはキッチンにある残りのメニューを片っ端からオーダー。

Img_4489
肉が食べたかった男子には、これまた次回のミッションが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

続く。















| | コメント (0)

2015年1月 1日 (木)

明けましておめでとうございます!

                           皆さま

                   明けましておめでとうございます。

Img_4572

             今年はカウントダウンも出掛けず、一人

              花火の爆音に震える犬たちと過ごしました。

 いや~、それにしても、今年もすっごい花火でした。

           地響きが聞こえそうなくらいに(笑)。

        バリに戻ってから5日間

           何となくアタマの中が、まだいろいろな考え事でいっぱいで。

      出かけそびれたのです。

    あ、そうそう、

         せめてお正月らしい花でも、と生けてみたら

             何だか門松みたいになっちゃいました(笑)!

         皆さま、今年もステキな一年になりますように。

| | コメント (0)

« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »