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2014年11月 9日 (日)

京都の休暇

バリへ帰る予定の前日、Kさんが私を京都の里山へ連れ出してくれるという。

だったら。

帰国日が一日遅れたこともあるし、全部が時間的に

ちょうどで慌ただしいので(はい、個人的目線です)

バリへ戻る日も一日延ばしちゃえ~!

ガルーダインドネシア航空に連絡を取るとすんなりオッケーが出て

その他いろいろ手配を取って。

里山の一日はゆーっくり出来ることに。

ヒャッホー!!!

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久しぶりにお休み日和です。お天気もばっちり。Img_3996_9

ただし、午前中は事務所で3時間みっしりお仕事です。(我ながら良く働くものです!)

寺町二条に正午に車でお迎えに来てくださったKさん。

行く先は静原。嵐山の近くです。

鴨川に沿って北上。街路樹がほんわか色づき始めていました。

30分もすると里山の風景に。

京都は実に多様なり。

静原という集落は、ほかには何にもなくて

昔から割礼の儀式などに独特の風習があるとか。Img_4002_3

昔、平家の落人が忍び込んだ里山を訪れたのを思い出しました。日本は単一のようでいて少しずつ異なるたくさんの文化がギュッと詰まったお弁当箱のような国。

……連れて行っていただいた先は

その界隈にたぶん唯一のレストラン。

平日だったし、たぶんすべて予約制ながら、3つのテーブル全部が埋まってました。

車じゃないと辿り着けなさそうな山間の一軒家。

その手前は広大な「すぐき」の畑でした。

この景色の背後は山です。その山から、神様がすうっと降りてくるような気配が、秋の風とともに感じられました。

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ミレットさんというお店です。Img_4004

入口を入ると、オウムガイとハスとキャンドルの展示。

99粒の砂を毎日黒い画用紙に貼った日記帳というのもありました。

光が、もう、違いますね。

たまたまのお天気だったからかもしれませんけれど、

別世界に入り込んだ感がいっぱい。

こちらのお宅のお父様のコレクションのようです。

お父様は写真家で、バリにも別宅をお持ちのお茶人でもあるそうな。

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さぁ、ごはんです。Img_4006_3

一家の娘さんの樹里さんとその旦那様がお料理をされています。

畑もあって、そこで採れたものを中心に菜食のコースのランチ。

それがですね、形に囚われない、自由で本当においしいものばかりだったんです。

こんなごはんは、ある意味はじめてでした。

テーブルクロスはバティック!

前菜は自家製豆腐、丹波黒豆&おこわおにぎり、キッシュ、自家製のすっごくなめらかなこんにゃく、すぐきの茹でたもの。(確かそんな感じでした。)

お豆腐にはヒマラヤ産岩塩をふりかけるだけで魔法がかかる。とろりと甘い、デザートのようなお豆腐。Img_4007

こんにゃくはつるりとしてクセがなく。こんなこんにゃく初めてです。

わわわ、これはなんだか食べることに夢中になってしょっぱなから無口になっちゃいます。

お次は、

自家製パンとビーツのポタージュ。

これまた!

スープは濃いピンクの印象とは違って、まろやかで。何と、このピンクはカブとのコラボ。Img_4008

パンはもっちもち。

もう実はここまでで腹八分目。

お次の野菜のグリル残念ながら写真がありませんが

根野菜をオーブンで焼いて塩が少々ふりかけられているだけというもの。

野菜の味がこれでもか!と、引き出されていて、これまた無言で味わってしまう。

そしてまだまだ出てく~る!!

メインは自家製の麦を使ったベジミートローフ。Img_4009

このボリューム感、ソウルフル!

私も平素は比較的野菜が中心ですけれど、ここまでたんまり食べるのは、お初にゴザイマス。

デザートをいただく頃には

至福の瞑想気分。(笑)

この日、お隣のテーブルの方がお誕生日とのことで、こちらのケーキで皆でお祝いでした。

京都大学で機械工学ご専門の先生とのことですが、みつばちと地球の生命についてもご研究中らしくて大いに興味をそそられました。

余談ですが京都大学、実は昔一度だけ足を踏み入れたことがあって、

 

某機内誌の取材でしたが、日本一(世界一だったかも?)新種の発見をしているという昆虫学者の先生をお訪ねしたのでした。

京都にはまだまだ日が浅いのですが、少しずつ面白い出会いがあって

この里山のランチタイムだって皆さま個性いっぱいで。(笑)

食後のおしゃべりタイムには一家のお母様が登場。

すっごくきれいで気さくなお母様にこれまた癒されて。

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日が傾きかけた頃、Img_4011

静原からひと山越えた大原方面へ。

これぞ日本の原風景といった素晴らしい景色でしたが

何と写真がありません!(泣)

写真はこちら。

原風景のお土産スポットで店頭に売られていた恨めしいばかりの(翌々日出発なので買えずじまい!)地野菜たち。

ずいきがこんなに大きなものだとは知らなんだ。Img_4012

かぼちゃさんはバリのと比べたら何てかわいいサイズなの?!

おっと、

すぐきもありました♡

見ているだけでシアワセな大原の野菜たち。

この後、有名なしば漬け屋さんに立ち寄っていただき、

漬物好きな私はついに財布のひもが緩んでしまったのですが、漬物ならバリへ持って行けるし。

満足、満足♪

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この日のナビゲーターKさんは、バリ・リピーター。

しかしこの1週間後にまたバリでお目にかかれるなんて、もう、絆を感じます。(^O^)

Kさん、ともあれ、楽しい小旅行をありがとうございました。

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コメント

みきさん、おはようございます。

『ふぁ~・・ステキ・・』と思わずつぶやいてしまうような1日ですね。

すばらしいご縁の数々に感心し、みきさんの人柄が引き寄せているのかなーとも思い・・・
頑張っている人へのご褒美ですかね。

ワタシも精進しなければと思います(笑)

投稿: けいこ | 2014年11月11日 (火) 09時40分

けいこさん、

もったいないお言葉頂戴して
ありがとうございました!

日頃、バリで精霊たちが棲む渓谷沿いに暮らしながら
目先のことばかりに気持ちが向いているせいでしょうか
たまに日本へ行くと
個性的なそれぞれの土地のパワーにいやされます。
たぶん私だけじゃなく
日本を訪れる人は多かれ少なかれ
同じいやしをいただくことになってるんじゃないでしょうか。

ご褒美いただいて感謝しつつ
また次の旅を企てている昨今です。

投稿: oyakata | 2014年11月24日 (月) 23時53分

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