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2014年11月26日 (水)

おまつり。

少し前の事になりますが、

うちのスタジオがあるペジェン地区のもっと北の方にある

プグリンガン寺というお寺のお祭りに行きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Img_4084

そうそう、一部で話題になりました171年ぶりのという名月を2日前に拝み、

バリの暦ではその日が満月という晩のこと。

日本の満月とバリの満月は1日ずれることはあっても2日ずれたのも珍しく。

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こちらのお寺は、あまり知られていないようですが(私も知らなかった!)世界遺産にも登録されているんです

何でも、8世紀の遺跡が発見されたとか。

バリのヒンドゥの歴史は大きく分けて二つあると思われ、その古い方の時代には仏教も入ってきていたらしく

こちらには仏教とヒンドゥ両方の神様がまつられているのです。

Img_4083・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

世界遺産に登録された経緯を少し調べてみると、以下のような事のようです。

バリ島で初めて世界遺産となったのは、水利システム「スバック」に関連した5つの棚田地域です。

古来、棚田に農業用水を行き渡らせることは、バリの農家の人々にとっては死活問題。そこで、水の分配を平等に行うために「スバック」という水利システムが活用されたのだそうです。

そして、この「スバック」の根源にある思想というのが、バリヒンドゥーの哲学とされる「トリヒタカラナ」というものです。教理は、人間の平和と自由は三つの調和された関係を敬い実行する事によって得られる。

1、神々によって与えられた命が自然を創造した。
2、自然は生存に必要な食料や環境を人間に与えるImg_4089
3、人間は村の組織を作り、礼拝する寺院を造り、奉納儀式を行い、自然保護に努め、そして問題を討議し力を合わせて解決する義務を負う。

としていて、バリの人々が心柱とする神や自然との深い係わりというものが理解できます。

以上引用:http://balifan.jp/special/100004/

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こちらの5年に1回のオダランは、今まで見たことのない風変わりな供物と行列でした。

夜7時半過ぎ。

クリスマスツリーのようなもけもけとした飾りのお神輿がふたつ現れて、境内の空気が一気に変わりました。(一番上の写真。)Img_4087

寺院の中心にまつられているストゥーパが暗がりから蘇ったかのよう。(3番目写真が出土したという仏教遺跡のストゥーパです。)

そして、すぐに気付いたのは

供物のデザインです。

仏教とヒンドゥの混合だからという事が関係するのかどうかは分かりませんが、

神輿をはじめ、幟のように行列の中で担がれた供物、神殿内の供物。

全体のモティーフはストゥーパです、たぶん。

場のエネルギーも独特だったのでしょうけれど、

私はもう、そのお供え物の手作り感に圧倒されてしまいましたImg_4090

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神さまに、お祭りするものをここまで自然素材だけで色とりどり、あでやかに、上品に飾るセンス。

「面倒くさい=簡単にしたい」という風潮が世界の手仕事を危うくしているのは確かな事なのです。

バリもこのところ印刷されたラマクとか、枯れないペンジョールだとかどんどんカンタンな方へ向かっています。

でも、こちらでは皆無でしたね。

お米や豚の脂身など自然素材で作られているだけで、エネルギーの受け方も変わります。

「あ、ちょっと昔は全部が確かにこれだったねー。」

素材と手仕事と美のセンスと。

バリのDNAは

ヒンドゥ的緻密さをよく受け継いで取り込んで文化に融合させている。

今更ながら圧巻です。Img_4091_4

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カラフルなお人形がくっついているのは

お米の粉でつくられています。

よ~~~く見ましたけどプラスチックは使われておりません、

ガルーダの翼みたいなウチワがたくさん(笑)。

一体誰がデザインして作ったかな~。

一番最後の写真が

豚の脂身をつかったツリーみたいな飾り(供物)。

正面からだと炙られた黒焦げの頭部と手足が生々しいので(!)

横から撮ってみました。

マニュアルを書き残さない風習のバリだから、記憶の中にあるマニュアルを人々が共同作業で心を合わせて作り上げているのです。

忘れたら終わりです。

深い意味を感じます。

Img_4092・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ケータイも普及しピカピカの新車を乗り回す時代だけど、まだまだバリの人たちの精神世界が健在だと思い知らされました。

時代が変わっても心は変わらないってことかしら。(そうですか?)

だといいな!













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は、またもやロングな話題になってしもた。

お読みくださりありがとうございました!

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ウィジャヤさん。

思えばバリに執着するようになったのは

マデ・ウィジャヤという人の仕事がカッコ良かったせいでもあります。

ずぅーっと前、まだ物書きの端くれだった頃に

まだ時代的にも余裕があって

遊び半分で本を作れた頃に

バリの建築とモダンスタイルを文庫本サイズの本に編集したことがあります。

そんな本が作れた頃が今となっては懐かしいし

そんな本を作らせてくださった出版社と編集部に今更ながら頭が下がります。

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この話、以前にもふれたような気がするのでカンタンに書きますが、Img_4042

マデ・ウィジャヤさんというオーストラリア出身の遊び人の建築家の人がおりまして。

坂本龍一さんとかミックジャガーさまとかがバリにぞっこんだった頃に

恐らくやってきて、やがてバリ人に帰化したイケてる人。

この人のやっていることがあんまりにもカッコ良くて。びりびりびり、と来てしまったんです(笑)!

文化人類学者が学問として研究するようなスタイルとはまるで違って

只々

バリの奥地へ入り込み、独自のスケッチと写真で記録した住居の構造や風習の観察記。しかも自費出版(コピー機で印刷したものを製本したようなすごく手作り感いっぱいの)、

という「勝手ながら出版する研究者」を貫き、

アマンダリやフォーシーズンズの設計にも加わっていたという杞憂なアーティスト。Photo_4

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昨年、こちらのウィジャヤさんに設計を依頼されたという日本人の方のお家も見せていただいたのですが、

やはり一貫してました。

一目見て「ウィジャヤ」って分かるバリスタイル。(2番目と3番目の写真がその方の自邸)

ロケーションは、

よくぞここに! と、小心者の私にとっては

驚くばかりの山間で。

いやはや、ウィジャヤ建築Photo_5

ただお金があるから趣味で、という域ではありません。

施主の方のセンスも相当なものです。

何しろ、一番近いスーパーマーケットまで車で30分くらいはありますもの。

敷地内には湧水を引いた天然のプールもありました。

UBUDの町なかにもウィジャヤ建築が実はあります。でも、それは自身が立ち上げから関わっているレストラン。

オーダーできる人が限られていることは承前ですな。

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そのウィジャヤさんが今どうしているのかは知らないのですが、

ウィジャヤさんがノリノリだった頃につくられた宿泊施設に

久しぶりに行ったのが確か1年前。

以前の敷地とはちょいと飛び火したような場所、

別のヴィラの敷地をちょっとだけ跨いだ場所Img_4043_2に、

相変わらずヴァナキュラーでエスニックでパロディな新しいエントランスがありました。

今回またご縁があって訪れましたが、

あぁ、もう、これは作品のようだと思いました。

Villa Bebekという物件です。

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そうそう。

ウィジャヤさんを掲載した文庫本サイズの本が出来上がった時、

本人からファクスが送られて来て

「10冊注文するよ!」って。

あれは最高にウレシカッタ。

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2014年11月25日 (火)

ちょっとごはん。

最近は暑さと手荒れが重なって、お料理があまりはかどりません(>_<)

でも

食べるときは結構しっかり食べるから体重もそのまま推移です。

(プチ断食も最近はしてないし~。)

こちらは某日の朝ごはん。Img_4049

地物の緑豆を塩たっぷり目で柔らかく煮たものをオリーブオイル漬け。

これにクミンを少々。

ワインに合いそうなおかずながら、パンとサラダにこれさえあれば朝はばっちり。

左下のは、何ですか?

はい、テイクアウェイのコロッケさんです。

ちゃんと手を抜いてます(笑)。

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お昼は時々外ごはん。

訪ねてらしたお客さんとマニスバリショップの向かいImg_4105

Cafe Batanwaruのナシチャンプルを。

ジャックフルーツの煮物、羊歯とココナッツの和え物、海老味噌を使ったふりかけ、テンペのカリカリ甘辛味。

どれもローカルそのもののお総菜のようでいて抜群に洗練されております。

その分お値段も高いわけですが、

たまにこんなバリごはんを食べると癒されます。

やはり老舗は良いな~。

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別の日、植木やら家具やらを下見に行った日の中継地点Warung_tegas

Warung Tegasのナシチャンプル。

こちらは10年以上前からのローカル有名店ですが

さすがに人気のあるお店って違いますね。

今じゃワルンの奥の自宅が御殿になってる(!)。

そのお庭にも座って食べれるようになっています。

辛いものが苦手な私にとって、こちらのナシチャンプルは結構ありがたい存在。

肉っぽいおかずが多いけど、量が少ないとうちの男子たちには不評(笑)、物足りない方は2皿って按配ですな。

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あれ? もう終わり?

たまには短かく切り上げます(笑)。

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2014年11月24日 (月)

冬の服いろいろ

11月もそろそろ終わりに近づいてきました。

皆さまお元気でお過ごしですか?

先日は長野で大きな地震があったそうで、東北震災以来久しぶりにフォッサマグナの地形図をネットで探っていました。

バリは例年ならもう1~2カ月前から雨期のはずが(山からの湿気は来ているものの)

地表をなでる風が乾期と同じ東からの風。Img_4039

そのため厳しい日照りが続いています。

地域によっては雨乞いの儀式も行われているそうで、水不足が深刻。

それでも、数日前からやっと少しだけ雨が降るようになってきました。

日照りが厳しいとココナッツの葉や実が時折どさっと落ちてくるものだから

先日は「ココナッツおじさん」に来てもらって

伐採を。

写真の左の木に登っているおじさんがいるんですが、見えますか~?

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猛暑の中ではありますがImg_4117_2

扇風機ぶるんぶるん回しつつ

スタジオで進行しているのは真冬の服。

写真はエアコンがついぞ故障した某日のバリ・ショップなり。

雨が来そうで来なかったその日、

私が店番してましたとさ。

さてさて。

スタッフたちが頑張ってつくっている

おすすめはこちらです♪

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上質の手織りウールでImg_4033_3

こちらのショートコートは

深いワイン色の上質なヒマーチャルウールの手織りです。

とてもきめの細かい織物なので

一見機械織のように見えますが、手織りです!

恐らくアンゴラ混。

軽くてやわらかく、ふくらみのある表地に

しっかりしたリネンの裏地を。

見返しにはMusuburiさんの天然染めのピンクの麻生地を。

同じ生地でコート(別型でロング丈)もつくっています。

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インディゴのシリーズImg_4032

2015年は作品展を一回お休みすることにし、

その分しばし時間をかけて天然素材と天然染めを特集する予定です。

その先駆けは

インディゴ染めリネンのシリーズです。

こちらの生地は手染めではないので比較的お手頃価格になりました。

裏地にはバリ手織シャンブレーを。

見返し部分に使っているのは

ジャイプール近郊バグルーのブロックプリントです。Img_4029

ボタンは2年前上海の藍印花博物館で買った藍染チャイナボタン。

表地と裏地の相性がぴったりで、薄手ながらしっかりしたコートができました。

パンツもおすすめ。

同じくバリシャンブレーとの重ね縫い、見返しはプリント使いで

しっかりした履きやすいパンツになっています。

8分丈の裾広型は寒い季節、地厚の靴下を履きたい時、ブーツを履く日に重宝しますよ♪

こちらの「セカンド・ブーツ」パンツは、ヒマーチャル産手織りウールでもつくってます。ウール版もいい感じの仕上がり。私もこの冬履きたいな(年内は1週間だけの冬なんですがね・笑)

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バグルー・プリントのシリーズImg_4051

上のインディゴ染シリーズで部分使いしているバグルー産天然染めブロックプリント。

「トライバルスカート」と呼んでいる、ウエストの構造がきんちゃく袋のようなかたちの

フリーサイズのスカートです。やはり裏にバリシャンブレーを重ねて縫いました。

ウエストベルトとパイピングを別柄にして、なかなかいい感じのコンビネーションになりました。

季節を問わず、しかし、こんなスカートはやはり冬場にフォークロアに履いてみたいものです。

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きょうはここまで。

また近いうちに~。


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2014年11月 9日 (日)

京都の休暇

バリへ帰る予定の前日、Kさんが私を京都の里山へ連れ出してくれるという。

だったら。

帰国日が一日遅れたこともあるし、全部が時間的に

ちょうどで慌ただしいので(はい、個人的目線です)

バリへ戻る日も一日延ばしちゃえ~!

ガルーダインドネシア航空に連絡を取るとすんなりオッケーが出て

その他いろいろ手配を取って。

里山の一日はゆーっくり出来ることに。

ヒャッホー!!!

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久しぶりにお休み日和です。お天気もばっちり。Img_3996_9

ただし、午前中は事務所で3時間みっしりお仕事です。(我ながら良く働くものです!)

寺町二条に正午に車でお迎えに来てくださったKさん。

行く先は静原。嵐山の近くです。

鴨川に沿って北上。街路樹がほんわか色づき始めていました。

30分もすると里山の風景に。

京都は実に多様なり。

静原という集落は、ほかには何にもなくて

昔から割礼の儀式などに独特の風習があるとか。Img_4002_3

昔、平家の落人が忍び込んだ里山を訪れたのを思い出しました。日本は単一のようでいて少しずつ異なるたくさんの文化がギュッと詰まったお弁当箱のような国。

……連れて行っていただいた先は

その界隈にたぶん唯一のレストラン。

平日だったし、たぶんすべて予約制ながら、3つのテーブル全部が埋まってました。

車じゃないと辿り着けなさそうな山間の一軒家。

その手前は広大な「すぐき」の畑でした。

この景色の背後は山です。その山から、神様がすうっと降りてくるような気配が、秋の風とともに感じられました。

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ミレットさんというお店です。Img_4004

入口を入ると、オウムガイとハスとキャンドルの展示。

99粒の砂を毎日黒い画用紙に貼った日記帳というのもありました。

光が、もう、違いますね。

たまたまのお天気だったからかもしれませんけれど、

別世界に入り込んだ感がいっぱい。

こちらのお宅のお父様のコレクションのようです。

お父様は写真家で、バリにも別宅をお持ちのお茶人でもあるそうな。

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さぁ、ごはんです。Img_4006_3

一家の娘さんの樹里さんとその旦那様がお料理をされています。

畑もあって、そこで採れたものを中心に菜食のコースのランチ。

それがですね、形に囚われない、自由で本当においしいものばかりだったんです。

こんなごはんは、ある意味はじめてでした。

テーブルクロスはバティック!

前菜は自家製豆腐、丹波黒豆&おこわおにぎり、キッシュ、自家製のすっごくなめらかなこんにゃく、すぐきの茹でたもの。(確かそんな感じでした。)

お豆腐にはヒマラヤ産岩塩をふりかけるだけで魔法がかかる。とろりと甘い、デザートのようなお豆腐。Img_4007

こんにゃくはつるりとしてクセがなく。こんなこんにゃく初めてです。

わわわ、これはなんだか食べることに夢中になってしょっぱなから無口になっちゃいます。

お次は、

自家製パンとビーツのポタージュ。

これまた!

スープは濃いピンクの印象とは違って、まろやかで。何と、このピンクはカブとのコラボ。Img_4008

パンはもっちもち。

もう実はここまでで腹八分目。

お次の野菜のグリル残念ながら写真がありませんが

根野菜をオーブンで焼いて塩が少々ふりかけられているだけというもの。

野菜の味がこれでもか!と、引き出されていて、これまた無言で味わってしまう。

そしてまだまだ出てく~る!!

メインは自家製の麦を使ったベジミートローフ。Img_4009

このボリューム感、ソウルフル!

私も平素は比較的野菜が中心ですけれど、ここまでたんまり食べるのは、お初にゴザイマス。

デザートをいただく頃には

至福の瞑想気分。(笑)

この日、お隣のテーブルの方がお誕生日とのことで、こちらのケーキで皆でお祝いでした。

京都大学で機械工学ご専門の先生とのことですが、みつばちと地球の生命についてもご研究中らしくて大いに興味をそそられました。

余談ですが京都大学、実は昔一度だけ足を踏み入れたことがあって、

 

某機内誌の取材でしたが、日本一(世界一だったかも?)新種の発見をしているという昆虫学者の先生をお訪ねしたのでした。

京都にはまだまだ日が浅いのですが、少しずつ面白い出会いがあって

この里山のランチタイムだって皆さま個性いっぱいで。(笑)

食後のおしゃべりタイムには一家のお母様が登場。

すっごくきれいで気さくなお母様にこれまた癒されて。

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日が傾きかけた頃、Img_4011

静原からひと山越えた大原方面へ。

これぞ日本の原風景といった素晴らしい景色でしたが

何と写真がありません!(泣)

写真はこちら。

原風景のお土産スポットで店頭に売られていた恨めしいばかりの(翌々日出発なので買えずじまい!)地野菜たち。

ずいきがこんなに大きなものだとは知らなんだ。Img_4012

かぼちゃさんはバリのと比べたら何てかわいいサイズなの?!

おっと、

すぐきもありました♡

見ているだけでシアワセな大原の野菜たち。

この後、有名なしば漬け屋さんに立ち寄っていただき、

漬物好きな私はついに財布のひもが緩んでしまったのですが、漬物ならバリへ持って行けるし。

満足、満足♪

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この日のナビゲーターKさんは、バリ・リピーター。

しかしこの1週間後にまたバリでお目にかかれるなんて、もう、絆を感じます。(^O^)

Kさん、ともあれ、楽しい小旅行をありがとうございました。

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2014年11月 5日 (水)

京都toko manisプチ作品展界隈

真鶴の翌日は、京都です。Img_3974

久しぶりのtoko manisです。

午前中さくさくっと会場をしつらえて、

開店数分前に花屋さんへお花買いに行って戻ったら

啓さんが。

今回は私が一人店番で心細いな~、とぼやいていたのを

ちゃんと覚えていてくださいまして。

おだんごのお土産で応援してくれました♪

啓さんも今頃はスイス。

そのための準備にスイッチが入った頃だったから

とっても励まされました。

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2日間のtoko manisには、

ウレシイ事に

退屈する暇もなく方々からお客様が。

時々しか営業してなくて、

しかもこのところますます途切れ途切れな営業のtoko manisですから、Img_3972

DMやサイトを見て来てくださる方が続いていて下さるのは本当にありがたいことです。

2日目の夕方、おしゃれな若者カップルが。

お隣の古着屋さんのお客さんが間違って入ってきたのかと思ったら(マニス京都のお隣はちょっと有名な古着屋さんなのです)

「YDSさんでDMをもらって来ました!」、って。

カンタの説明も一生懸命聞いてくれて、

その彼氏の方が、「自分昔この場所で働いてたんですよ」、って。

マニスが引っ越してくる前は美容院だったはず、その少し前は古着屋さんだったんですって。

ちっぽけな空間で一人心細かったはずなのに、2日間心ポカポカ楽しい場所になりました。

皆さま、ありがとうございました♪

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そうそう、
Img_4019
ちょっとずつしか進んでいないお店のしつらえ。

toko manisに、ずっと入れたいと思っていた鏡なんですが、

今回岡田さんのつてでご協力いただける方が現れて

近所の夷川通りの建具屋さんで「建具」一枚買いました。

これに鏡を貼っていただく予定です。

次回のお楽しみです!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Img_3988_3

啓さんのスイス。

ステキなブローシャーが出来ていました。

折しも浅井師匠もよーろっぱ。

ご報告が楽しみです。

















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も少し続きます~。


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プチマニス展@蛸の枕さん

函館の翌日は

湘南ライナーで真鶴へゴー。Img_3935

電車からちらちら見えだす海に、

もうすっかりバカンスモード。

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真鶴駅に降り立つとまだ11時より少し前だったので、バスの時間を調べて

目的地の前に前回見落とした物件へ。

というか、やはりここにまた来たかったのです。

三ツ石海岸、ケープ真鶴。

なぜここがそんなに好きなのかと思ったら、

まるで覚えていなかったのだけど

子供の頃によく連れて来てもらっていたそうで(笑)。

今回はちょっと欲張ってImg_3938

急階段を下り崖の中途にある

カフェテラスにちらりと腰掛け、

スイーツにはあまり縁がない日常を飛び越えて(笑)

数あるメニューから選んだ

「大人のプリン」。

何かもう、しょっぱなから全開だ~。

カフェテラスの方が、階段を上がらないで

上へ戻れる、緩やかな坂道を教えて下さった。

椿のトンネル。

花がつく頃にはどんなトンネルになるのでしょう。Img_3939

この岬には本当に素敵なものが

ぎゅっと束ねられているようなんです。

「コートダジュールよりきれい」って私が誇張したら、

この日、掛川から予定を立てて来てくれた金澤さんとてっちゃんが

やはり行きましたとさ。

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前回見落とし物件は「遠藤貝類博物館」。

マニス科学部としてはマスト。Img_3943

前回は休館日(真鶴の重要物件はほぼ木曜定休だという事がしっかりアタマに入りました)、今回はウシシ、金曜日~♪

誰もいないカフェテラスから上がってきてこちらの博物館も誰もいなくて。

ほぼ貸切状態のケープ真鶴(一階のお土産屋の横のカフェだけは人が何人かいました)、写真撮っていいのかな? …撮っちゃった。

貝類というとカタツムリやタニシのような陸のあの人たちも入るんですね。

でも、海の人たちの豊富なデザインとImg_3947

それぞれの皆さんに付けられた和名がおもしろすぎ。

想像するに

最初に命名されたものをもとに、後から見つかった人たちが同種と分かるようにアレンジされているのではないかしら。

タカラガイは知られていますよね。

そのお仲間たちは、ジャノメダカラ、ベッコウダカラ、チドリダカラ。ふむふむ、時代を感じさせるなかなかオシャレな名前がついてます。

が、その真ん中!Img_3945

ヘルメットダカラ。

これはブーじゃない? あと、アサボラケって何だろう?

……貝だけじゃなく魚でもチョウチョでも。一頃和名をどんどんつけていった時期があると思うのだけど、名前を考えるのって楽しかっただろうなぁ。後世に末永く残るわけだし。

3番目の写真の皆さんは、「イも」ですし。(笑) ヤキイモとか、直接的だし(笑)。

サラサモドキっていうのも気になりますね。なぜにあなたがその名前?

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おっと、そろそろバスの時間。Img_3980

そして階下のお土産屋で

これまたギリギリまで悩める貝に出会いました。

普通に横向きに飾ってあったら、上の「イモ」たちの仲間なのだけど。

こういう風に立ててあったのです。

模様のかすれ具合がさざ波のリズムを表現しているようで、何となく五線譜のようで、

はい、大人買い。

マニス展に行く前に買っちゃった。

(は、何しに来たのか忘れませんように。)

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オープンに1時間遅れて伺った蛸の枕さんには、すでに皆さんお揃いでした。

主宰者の蛸の枕オーナーの山田朋美さん、部長の浅井恵子さん。Img_3964

Bonamiさんご一家。

ワインのソムリエール高橋景子さん。

真鶴界隈から、はたまた遠方から噂を聞きつけ来てくださったお客様。

そしてミッション、バリの隣人、吉村妙子さま。やはりバリつながりの金澤博さまと高橋哲哉さま。

ほか、たくさんの皆さまに来ていただき

本当にありがとうございます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Img_3954_2


私は皆さんより遅い到着ながら

一足お先に

ともみさんの特製ランチを。

ウェルカムドリンクは

オーガニックのシードルでした。

試着のお客様とランチと。

大忙しの朋美さんでしたが、さすがの落ち着き。

このお料理の仕込から、服の展示も全部一人でされたのかしら? 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Img_3960_2

特製ランチは

こんなオシャレなプレートでした。

ボリュームたっぷりの野菜とお豆にいやされます。

このほか、選べる焼き菓子500円と、

ソムリエールのワイン500円とがあって、

私はほぼずっとカウンターに座りっぱなし。

今回はフシギなご縁で実現したプチマニス展。

ちょうど函館と京都toko manisの間の一日でしたが、

皆さんのご都合とちょうど合いそうだったから

がんばってみました。Img_3969

バリの家のお隣に私たちよりずっと前から住んでいて、今は日本在住の妙子ちゃん。

(写真がぼけててごめんよ!)
その妙子ちゃんと、蛸の枕の朋美さんが「マブダチ」だという偶然から、今回のマニス展が急浮上しました。

私の中では蛸の枕さんがオープンした今年初め、浅井さんのFBと妙子ちゃんのFBで「たまたま同じ件」が紹介されているのを面白い偶然だと思ってみていたのですが、

話していくうちに「是非合流したい」って感じになり。Img_3959

そしていつだったか、やはりFBのコメント欄で再度しゃべり始めたら、このプチマニス展が即決まったという訳です。

そして、バリで既に知り合っている金澤さんたちも来てくれて、ミラクルな一日。

お天気もばっちりの素晴らしい一日。

朋美さん、浅井さん、皆さま、ほんとうにありがとうございました。

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あら!

そしたら、せっかく展示していただいたマニス服の写真が、ありませんでした!

ごめんなさい!

全体の様子は、今回の「部長」こと浅井さんが連日のお忙しさの中

ばっちりいい写真と記録をブログに掲載してくださっていますので

ぜひご覧ください。http://nunocha.exblog.jp/22821929/

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続きます~♪



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2014年11月 4日 (火)

「ランチの会」@はこだて工芸舎さん

ジコンカさんでの作品展を終えた翌日は台風一過で強風の一日。

その日を避けられてよかったのですが、そのまた翌日の15日もなかなかの風で(>_<)。

羽田から函館へ、ふわふわ揺れるヒコーキでひとっ飛び。Img_3921

もうすっかり晩秋の色づきの函館です。

今回は、先月の訪問後残念な事にあっけなく旅立ってしまった叔母のお参りを兼ねて

はこだて工芸舎さんでプチイベントを計画。

叔母がずっと応援してくれてたマニスです。

これからもがんばります、という意味も込めて

以前からお声をかけていただいていた「ランチの会」を実行です。

バリからも軽~く食材を持ち込んで、

ご担当くださったフレンチのお店「nana papa」さんにアレンジしていただきました。Img_3922_2

「サンバルマタ」という

バリの小さな赤玉ねぎとレモングラスのオイル漬けを、

チキンソテーにトッピング。

ご参加くださった方々が17名と多かったので、コースのお料理はお弁当風に。

秋鮭のムニエル・ハーブソルト味、鶏肉のグリルサンバルマタソース、豚バラ肉のエノキ茸巻、こどもピーマンのひき肉詰め、キャベツとイカのゴマ油マリネ、豚ロースのカツレツ、ホタテ貝のオニオンソース煮、カボチャのサラダ・アーモンド風味、大根の煮物・京桜味噌、紅化粧大根とカリフラワーのピクルス、海老の香草パン粉焼き、メープルシロップのパウンドケーキ。

すごい、ゴーカ!

さすが食材が豊富な函館ですね。Img_3924

私は、皆さんご存知の通り

人前で話すのが大の苦手なもので、

おいしいお弁当をいただきながら

堂前邦子さんに上手にナビゲートしていただきながら

がんばってみました。

最後に、バリからのプチお土産を。

中身がシンプルだったもので、ラッピングに一工夫。

セロハン袋の口をカンタのハギレをリボンにして結びました。Img_3928

写真右端のいとこのあきちゃんが手伝ってくれました♪

連日大忙しのはこだて工芸舎さんは、いつもたくさんの人がにぎやかに集う場所。

堂前さんご夫婦は陶芸作家さんでありながら、作り手を紹介しながら地元の人も観光客も楽しめる企画をたくさんされています。

ランチの会の会場も、陶芸教室のお部屋だったのです。

すばらしいお仕事だと思います。

北国にはもうすぐ厳しい季節がやってくるのでしょうか、

皆さん、いつかバリへもお越しくださいね!

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