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2014年10月 7日 (火)

まめしんぶん 14秋冬 その3

さて、きょうはウールのシリーズをご紹介します。

今年も大好きなカディーウールとヒマーチャルの山間で手織りされているがっしりウールがたくさん。

おや? 

気がついたら、夏も冬もフロムインドとなっている昨今です。

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Img_3843

カディーウールのシリーズ

昨年使い始めたカディーウール。

産地はたぶんアーメダバード近辺、と推測しますが、

ご存知の方がいらっしゃったら是非情報をお寄せください。

今回のカディーウールも

織りが甘くて薄手な事から

(滑脱の心配があって)

水洗いで少し縮絨させ、

裏にガーゼを使って

ふんわり軽い仕立てに。

裏面のガーゼはビハール州のもの。

綿麻のものと

シルクのがあります。Img_3841

いずれも洗って柔らか~くしてから仕立てています。

カシュクール型の丈長のほか、

襟なしのカーディガン風や

パーカ型がおすすめ。

ニットのようにフリースのように、

柔らかく軽く着ていただけそうです。

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ヒマーチャルウールのシリーズImg_3839_2


今回のヒマーチャル手織りウールは

いろいろなタイプのものがあります。

こちらは

敷物のごとく重厚なタイプ。

グレー系のナチュラルカラーのMIXです。

昨年もつくったマントーというかたちを

少々アレンジして新しいショートコートに。

寒い季節に天然素材の手織りでしっかり暖かく。裏地はバリ手織りシャンブレーです。

2番目のものは、ヤクウールのヘリンボーン。Img_3840

上質な柔らかさがある手織りです。

横糸のムラが手織り風を醸しています。

以前、中国の苧麻を入手できていた頃につくっていた

中国男性服風のデザインを

今回はアウターにしてみました。

オールドチャイナと呼んでいる形です。

裏地はビハール州のリネン。

芯地をなるべく使わず、素材の堅さと柔らかさを生かして。

ちょっとしたチャレンジでしたが、チョットいい服になりました。

3番目は、Img_3844

新型のコート。

トラベルコートと呼んでいます。

茶系ヒマーチャルヘリンボーンをたっぷり使った

バスローブのような

ゆったりした軽いコートをつくりました。

バスローブのようでもあり

ミリタリー風でもあります。

リネンネルとビハール産の綿麻ガーゼを裏地に使って

分量はあっても

ふんわりとした仕立て上がりです。

ちなみに、

こちらのトラベルコートはリネンでもつくってみました。Img_3795

カーキ色のバッグ用のヘビーリネンと

リネンネルを重ねて、

こちらは素材からしてかなりヘビー。

その重さから、独特の風合いのコートになりました。

重い服って、着慣れないとなかなか抵抗がありますが

昔はお布団も重かったことを思い出します。

今では何でも軽くて暖かくて値段も安いけれど、

重さを纏う安心感というか。

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ボトムいろいろImg_3879

秋冬に暖かなパンツのシリーズです。

こちらは

リネン100%のヘリンボーン。

デニムのような雰囲気のあるネル、

表面が起毛されたものです。

ふわふわがある分

実際にも暖かい冬のリネンなのです。

こちらの形、ブルマーパンツ

このほかシェットランドウールリネンでも

つくっています。

細身のパンツはこちら。

もう何度もいろいろな素材でつくっておりますが、

オポジットパンツと呼んでいる形です。Img_3882

今回の生地は

昨年秋に使ったヘンプ混シェットランドウールリネン。

絣調のハリのある薄手生地に

薄手のバリシャンブレーを重ねて縫いました。

いろいろなアイテムをこれまでつくってきた

秋冬の定番生地でしたが

生地屋さんの都合で今回で終了です。

まだ若干ほかのアイテムもありますので

是非直接ご覧ください。



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カンタとウール、今回もフロムインドの素材シリーズがたくさんです。

今週からの作品展、来週の函館、真鶴、その後の京都。

駆け足で巡りながら、皆さまのお越しをお待ちしております!


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