まめしんぶん 14秋冬 その3
さて、きょうはウールのシリーズをご紹介します。
今年も大好きなカディーウールとヒマーチャルの山間で手織りされているがっしりウールがたくさん。
おや?
気がついたら、夏も冬もフロムインドとなっている昨今です。
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カディーウールのシリーズ
昨年使い始めたカディーウール。
産地はたぶんアーメダバード近辺、と推測しますが、
ご存知の方がいらっしゃったら是非情報をお寄せください。
今回のカディーウールも
織りが甘くて薄手な事から
(滑脱の心配があって)
水洗いで少し縮絨させ、
裏にガーゼを使って
ふんわり軽い仕立てに。
裏面のガーゼはビハール州のもの。
綿麻のものと
いずれも洗って柔らか~くしてから仕立てています。
カシュクール型の丈長のほか、
襟なしのカーディガン風や
パーカ型がおすすめ。
ニットのようにフリースのように、
柔らかく軽く着ていただけそうです。
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ヒマーチャルウールのシリーズ
今回のヒマーチャル手織りウールは
いろいろなタイプのものがあります。
こちらは
敷物のごとく重厚なタイプ。
グレー系のナチュラルカラーのMIXです。
昨年もつくったマントーというかたちを
少々アレンジして新しいショートコートに。
寒い季節に天然素材の手織りでしっかり暖かく。裏地はバリ手織りシャンブレーです。
2番目のものは、ヤクウールのヘリンボーン。
上質な柔らかさがある手織りです。
横糸のムラが手織り風を醸しています。
以前、中国の苧麻を入手できていた頃につくっていた
中国男性服風のデザインを
今回はアウターにしてみました。
オールドチャイナと呼んでいる形です。
裏地はビハール州のリネン。
芯地をなるべく使わず、素材の堅さと柔らかさを生かして。
ちょっとしたチャレンジでしたが、チョットいい服になりました。
トラベルコートと呼んでいます。
茶系ヒマーチャルヘリンボーンをたっぷり使った
バスローブのような
ゆったりした軽いコートをつくりました。
バスローブのようでもあり
ミリタリー風でもあります。
リネンネルとビハール産の綿麻ガーゼを裏地に使って
分量はあっても
ふんわりとした仕立て上がりです。
ちなみに、
カーキ色のバッグ用のヘビーリネンと
リネンネルを重ねて、
こちらは素材からしてかなりヘビー。
その重さから、独特の風合いのコートになりました。
重い服って、着慣れないとなかなか抵抗がありますが
昔はお布団も重かったことを思い出します。
今では何でも軽くて暖かくて値段も安いけれど、
重さを纏う安心感というか。
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ボトムいろいろ
秋冬に暖かなパンツのシリーズです。
こちらは
リネン100%のヘリンボーン。
デニムのような雰囲気のあるネル、
表面が起毛されたものです。
ふわふわがある分
実際にも暖かい冬のリネンなのです。
こちらの形、ブルマーパンツは
このほかシェットランドウールリネンでも
つくっています。
細身のパンツはこちら。
もう何度もいろいろな素材でつくっておりますが、
今回の生地は
昨年秋に使ったヘンプ混シェットランドウールリネン。
絣調のハリのある薄手生地に
薄手のバリシャンブレーを重ねて縫いました。
いろいろなアイテムをこれまでつくってきた
秋冬の定番生地でしたが
生地屋さんの都合で今回で終了です。
まだ若干ほかのアイテムもありますので
是非直接ご覧ください。
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カンタとウール、今回もフロムインドの素材シリーズがたくさんです。
今週からの作品展、来週の函館、真鶴、その後の京都。
駆け足で巡りながら、皆さまのお越しをお待ちしております!
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