秋の気配とその前のいろいろ
皆さま、
お元気でお過ごしですか?
何だか、もうすっかり秋の気配ですね。
もうちょっとタイムリーにブログを更新出来たらいいなぁ、と、思いつつ
今回もまるっと(!)ひと月空いてしまいました。
いつも読んでくださっている皆さま、ほんとうにごめんなさいでした。
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今月初めの1週間、急用で帰国しました。
9月のはじめというのに虫の鳴き声という京都に
バリ制作部代表としては大慌て。
去年までは「残暑」って長かった気がしていたもので、今年も8月までは夏から秋に向けての服をつくっていたもので。
あらら、こりゃ、早速ウール服に取りかからねば!
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まずは、遡って8月下旬のバリからご報告です。
またも弾丸ブログになりそうですが、以下、お時間のあります時にご覧ください。
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アトリエマニスのホームページが、もうだいぶ前からそのまんま。
それって、かれこれ8年前の。
うちの子供が3歳の時に越してきたペジェンのスタジオの写真がそのまんま。
子供の成長とともに(早11歳!)、時折は気にしてきたのです。
でもって、いい加減タイムリミットを感じ、昨年からゆるゆると準備を仕掛けておりました。
そしてこの度、やっとご縁あって弊社の小さな小さなものづくりに対して、自然な撮影をお願いできるカメラマンのジョセフさんに、ご縁をいただきました。
ジョセフさんは現在UBUD在住で、今のお仕事はファイバーアーティスト。
写真家としてはこれまで数々の作家さんの撮影をはじめ、雑誌「コンフォルト」等でも長く写真のお仕事をされてきた方。
友人のプッシュをもらって、晴れてマニスバリスタジオとショップの撮影が実現しました。
8月末某日。
撮影スタート。
……私だったら絶対にそこまで近寄れない、というギリギリの距離に迫ります。
おぉ、
よくそこまで近寄られてスタッフ皆平素を装うものです!
シャーロックホームズ風の方は、
ジョセフさんの強靭アシスタントさん。
見ているこちらの方がドキドキするような!
……こちらの写真、今年の年末から来年にかけてサイト更新をいたします折まで、どうぞお楽しみに!
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ファイバーアーティスト、との言い方が正しいかどうか不明ですが、
ジョセフさんの現在のお仕事は写真ではなくものづくり。
その作品を展示するギャラリーが、8月末にUBUBにオープンしました。
正式には11月以降のオープンとのことですが、
一足早く見せていただけたのでお知らせします。
場所は、UBUDの郊外、ANDONG地区。
やや時代がかった吹き抜け2階建ての窓の少ない建物です。
こちらは、
2階から入口付近を見下ろしたもの。
いわゆる、和紙のような紙のようなパーテーションが天井から吊るされています。
壺のようなかたちの
やはり
植物繊維からなるオブジェ。
お次の写真の左側のもけもけした四角いものは、やはり植物繊維によるパーテーションです。
奥の壺たちも、。
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ジョセフさんをお訪ねするときは
逆光で見えにくい写真で恐縮ですが
この日は水出しの冷茶。
敷物のように使われているのも
布ではなくて紙です。
右下の四角い木のトレーにあるのは
焼きたてのスコーン。
茶人ジョセフさんの背後にある
破れた網のようなパーテーションは、
バリの祠の屋根に使われる棕櫚の繊維を芯にした紙細工。立てられているのではなく、
天井から吊るされているのです。
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こんな空間でお茶をふるまっていただくと、
日常ではなかなか話題にならないような深い話で盛り上がります。
外は幹線道路、フツウにバリの時間が音として流れます。
しかし、この空間の中では一切が忘却される。
ジョゼフさんは日本在住歴20年余りということもあって日本語がとても堪能で
国を越え文化を越え、今の時代に大切な事が何か、という話題に集中される。
それは日本を軸に考えていることは確かだけれども、
世界共通の文化感というか、これまでとこれからの極めてするどい視点でもあるのでした。
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和について、
日本の外側から語る機会に恵まれて。
マニスのHP更新をどうぞお楽しみに!
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つづく。
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