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2014年7月 6日 (日)

真鶴へ

東京から京都へ移動する日、トランジットして

マニスのお師匠さま・浅井恵子さんがお住まいの

真鶴へ伺いました。Img_3415

東海道線、久しぶり。

子供時代を過ごした二宮駅、ぜんぜん昔と変わらずのんびりしているなー。

大人になって、バリと京都に住むようになるなんて

思っても見なかったけれど。

この駅がこれほど変わらないとも

思っていませんでした(笑)。

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某日。

真鶴駅の改札を出ると、浅井さんがニコニコ手を振って待っていてくださいました。

先日作品展でのお茶会でタイヘンお世話になった浅井さん、Img_3421


今回は真鶴のご案内までいただけることに。

こんなに長い時間を浅井さんにご一緒いただけるなんて光栄です。

まずはタクシーに乗り込み浅井さんが「上の道を行ってください」って、運転手さんに。

知らなかったのですが、

真鶴は真鶴半島という半島なので左右に海が臨めるのです。

その真ん中に走る「上の道」を行くと、海を見晴らし、森を抜けて。

あらまぁ、コートダジュールみたいなところでした。

この森は

御林(おはやし)と呼ばれて徳川時代に木材を江戸へ献上するために植林されたものがそのまま今の森になったそうですが、

枝葉を広げた大木が多いせいで地面まであまり光が届かず、Img_3418


ちょっと樹海のようにも見える独特の森です。

車からだと写真がイマイチですが。

そして岬の先端にある見晴台に行きました。

浅井さんが駅からここに最初に連れてきてくださったことにまず驚いてしまいました。

というのも、

この日は真鶴の重要物件は全部お休みだったんですが(!)

この岬と森に来ただけでしょっぱなからもう十分満足な気分でした。

それで、ずーっとこの場所で空を眺めたり海を眺めたりしていました。

この階段を下りていくと

岩場があって、その岩伝いに岬はもう少し先まで伸びていて、「三ツ石」という岩の半島に行くことができるそうです。

でも、私はここから眺めるだけで十分♪

あいにくの曇り空でしたが、海原がふんわりやわらかく見えてこころが落ち着きます。

Img_3416空にはトンビがゆったりゆったり旋回しています。

時々急降下してきたりして、

「遊んでるなー」、って。

あー、今こうして写真を見ているだけでも

こころが落ち着きます。

こういうのって何なのでしょう?





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景色を眺めてから、マニス科学部としては必見の「遠藤貝類博物館」へ行きました。

そしたら、お・や・す・み!

中川一政美術館がお休みだってことは最初から分かっていたのだけど

こちらもお休み。

スクランプシャスさんも、蛸の枕さんも、Bonamiさんもお・や・す・み!

パーフェクトでしたね、もう。

ですから、もう一回出直しは最初からもう決まっていたようなもの(笑)。

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バスで今度は「下の道」。Img_3424

ダイビングの人たちもいて

この辺りの海にはとても豊富な海の生き物がいるんだな、と再確認。

潜れないけど、

海原から空想し。





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真鶴の旧商店街という界隈でバスから降りて

町並みを散策しました。Img_3427

バスから降りてすぐのところにある階段が

妙に自分に懐かしく、

もしかしたらずっと昔に来たことがあるのかもしれません。















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商店街にはあまり人気が無くて

千と千尋の神隠しの冒頭に出てくるImg_3430

人気のない古の町並みのような

どこか夢の中に出てくるような

あいまいな感覚が、これまた心落ち着くのでした。

浅井さんはこちらの床屋さんがいつも気になる、って。

かつてはおしゃれ物件だったんだろうな、と思われる洋風マリン風「BAR BAR」です。

床屋さんの向かいにも

おしゃれ物件が。

こちらはもう長いこと締めたままといった様子。Img_3432

浅井さんがカーテンの隙間から覗き込み

「和菓子屋さんだったんだと思うな」、と推測。

二階の手すりが工芸チックでおしゃれだし、

下のお店のシマシマの日よけが

当時は結構おしゃれだったはず。

浅井さん借りてくださいよ、ここ。

ギャラリー恵子。

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ほかにもまだあるおしゃれ物件。Img_3433

あ、こちらも

シマシマの日よけ。

タイルの部分と木造の部分が

いいバランスですね。

こちらももう長らくしまったままかしら?

こんな感じの建物だったら修繕しておしゃれ横丁復活、ダメですか?

マニスでも一軒、なんちゃって。

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Img_3429真鶴では

天日干しではお魚を干物にできないそうです。

町の取り決めなんだそうです。

こうして店の軒下で。

ひと串200円は安いですね。

真鶴の皆さんはきっといつも

美味しいお魚をいっぱい食べていらっしゃることでしょう。

お魚屋さんがいっぱいあって、

うちの子供が一緒じゃなくてよかったです。

(いたら生けすのまま買いたいとか言いそうです・笑。)





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古道具屋さんにはImg_3434

いろいろお宝がありそうですが

実際欲しいものがあったんですが

誰もいなくて。

買えませんでした。

お店の中の事務室がすごくて(笑)。



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お休みのはずの「蛸の枕」さんにImg_3439

浅井さんが連絡を取ってくださり

店主のやまだともみさんに

特別にランチを用意していただいてしまいました。

フェイスブックでバリつながりのお友達とも偶然「まぶだち」だというともみさん、

今回お目にかかれてとっても嬉しかったデス!

もともと民宿だったというこちらの建物、

結構ゆったりと広くて

ご飯やカフェのほかに多目的に利用できるそうです。

真鶴というこの静かな場所にImg_3438

こうしたお店があることにありがたーい気持ちになりました。

2階の港が見えるお席で

ご用意いただいたのはこちらのランチ。

ドリンクにはベルギーの木苺のビールを頼んでみました。

左下のピンクのものは、何とたまねぎ!

浅井さんとヘンプのお話しをしながら

ゆーっくり、おいしいくいただきました。

おいしいものに、今日も強運、いいもん食べてます(笑)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Img_3440

ランチの後は1回のお庭に面したお席に移動。

あ、これが蛸の枕ですね。

石灰質だけが残ったものは

石鹸みたいできれいですね。

閉店開業中のお店に

やはり閉店開業中のBonamiさんの三木さんがご夫婦で来てくださいました。

先日のマニス@Jikonka展に来てくださって、とっても楽しく試着をしてくださった三木さん。

こちらでまたお会いできるなんてうれしいな。

浅井さんのおかげでImg_3441

真鶴にお友達がたくさんできて

嬉しくてコウフン冷めやらず。

一期一会です。

Bonamiさんのお仕事場にも

行って見ました。










Bonamiさんは活版印刷で名刺やカードを作ってくださったり

印刷関係のデザインもされているそう。

すっきりとしたおしゃれな展示空間にImg_3446

びっくりです。

手前のイラストは三木さんが描かれた絵本。














奥のお仕事場も落ち着いた空間です。Img_3445

窓からは港が見えます。

三木さんのお父様は

もと真鶴町の町長さんをされていたそうです。

これ、真鶴町のまちづくり条例「美の基準」のいう

真鶴町役場が制作した冊子です。Img_3443

前にクウネルでスクランプシャスさんが特集されていたときに

この冊子のことも紹介されていて、

すごく気になっていたものなんです。

その中身がまたすごい。

次回も真鶴は、

この冊子を買うことと

全部の重要物件が開いている日に来ようと思います。

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浅井さん、今回は本当にありがとうございました!

お茶にもハマり、真鶴にもすっかりハマってImg_3451

布のほかにお茶と旅も弟子入りしそうな気配です。

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真鶴のブログアップが今日になってしまいましたが、

作品展@toko manis京都は

昨日と今日で終了しました。

サイト内「お知らせ」の日程が間違っていたそうで

皆さまにはご迷惑をおかけいたしました。

今回は会場に何となくまたあじさいを。

楽しく素敵な2日間でした。

ミラクルもいっぱい起きました。

私たち、服を通して

たくさんの喜びをいただいているってことを

再度深々と感じました。Img_3453

皆さま

今回もほんとうにありがとうございました。

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