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2014年6月23日 (月)

まめしんぶん 14夏 その1

梅雨の中休みでしょうか、雲は多いものの鴨川に出ればさわやかな風が気持ちいい! 

梅雨前線にヒコーキはゆーらゆらでしたが、先ほど元気に帰国しました。

京都オフィス内ではさっそく新しい服の検針とアイロンかけがはじまっています。

いよいよ作品展60回目の準備たけなわです!

お茶会のしつらえはメールで浅井恵子さんと相談しながら着々とすすんでいます。

そうです。お茶会のプロデューサーはマニスのお師匠、お茶入れをしてくださるのは

浅井さん&そのお茶仲間の皆さまです。

台湾のお茶は緑茶をはじめ、ウーロン茶、紅茶のようなものまで種類が豊富で、それぞれに面白いほど個性があります。

特別にかしこまらず、テーブルを囲んで皆さまとお話しをしながらお茶を楽しめたらいいなと思っております。

まだ2日目と3日目にお席に余裕がありますので、皆さまどうぞこの機会に

台湾のお茶会をお楽しみください。

プチパーティーのお料理をお願いしている植松良枝さんは、会場のジコンカさんのご紹介です。

ジコンカさんでお教室なども開催されているそうですが、

毎回のテーマが「お酢」だったり「玄米」だったり。

さて、今回はどんなお料理が届くのでしょうか? 

お茶会とお料理。

とっても楽しみです!

皆さまどうぞご参加ください!

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今回のマニス服は、

4月に訪れた西ベンガル、コルカタで購入したコットン素材が中心です。Img_3212

暑さのなかで「着たい」と思う服って、どんな服かを考えると、私はいつも西ベンガルの布を思い浮かべます。

透けるような薄いコットン。

中でも今回どうしても欲しかったのがジャムダニです。

上の写真は自然主義派。

生成のカディコットンをベースにした柔らか~~~いサリーにこれまた独特で愛らしい配色の織り模様が入っています。

この柄の織り方をジャムダニというようです。

とても薄くそのままだと服地として使えないので、二重の仕立てです。

この服がつくりたかった服のイメージに一番近いんです。

2枚重ねることで

暑さの中で本当にどれだけ気持ちよく着られるのかは分かりませんが、

コットンの極み、薄さが競われる西ベンガルコットン。

中の生地もコルカタオリジナル、オーガニックコットンのような気持ちの良いカディコットンです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Img_3214

下のジャムダニは、ペールトーンを中心にした花と鳥の具象柄が特徴。

紙のようにぱりぱりに糊仕上げしてあり、裁断前に2,3度ごしごし洗っているのですが、それでもまだオーガンジーのよう!

今回の旅のなかではこちらの産地まで行き着くことができなかったのですが、最終日のデリーで出会いました。

この布のセンスについては研究心が沸いてしまいます。

というのも、この配色と柄はバングラデシュを挟んで東側のマニプール州のショールと似ているからです。

マニスでも以前使ってみたことがありますが、あまりの薄さに滑脱が起きる心配もあり、軽く巻きつけるようなシルエットの服をつくりました。

http://www.ateliermanis.com/info/index04.htm

マニプールというと、もうサリーの文化圏の外側。民族も東南アジア系を感じます。

その土地にこのペールトーンの布。

次回こそその産地を訪れたいと思います。Img_3216

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マニプール風のジャムダニの中生地にも使っている

コットンオーガンジー

このブラウスはバリのショップのユニフォームでもあり、

白をはじめ薄い配色でバリで常時販売しているものです。

そういえば、と

思い出して今回は日本向けにもつくりました。

韓国のポシャギのような、トランスパランスな涼しげな定番は、

西ベンガルコットンと一緒に並んでもいい感じ!

こちらのオーガンジーの固さは糊ではなく仕上げの処理でされているそうで、比較的長く保たれます。

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こちらの裾にポンポンがついたカディコットンは

サタヤムというジャイプールのお店のものです。Img_3319

ガイドブックにも出ていて日本人に人気のお店なのですが、

こちらの布の産地は飛行機で2~3時間かかる、

そうです、西ベンガル!

サタヤムではこれを草木染し、服の仕立ては総手縫い! というすばらしいプロダクトをされています。

今回は

こちらのポンポンシリーズでブラウスを。

同じ布での草木染のショールも入荷しましたので、作品展のときにぜひご覧ください。

(私はもうこのやわらかさと使いやすいサイズにすっかりはまっています。)

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こちらのドレスもサタヤムの布です。Img_3314

上海木綿のようなクラシックで緻密な格子です。

先染めのインディゴもカディコットンだと

こんなに軽やか。

生地端の黒い「耳」を裾周りと袖口に

使いました。

トラペーズドレスの半袖版、今回のニューフェースです。

インディゴのさわやかな青と縁取りのコントラストが生き生きと映えています。













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続きはまた明日!



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コメント

住みません この花と鳥のブラウス。
どうやったらかえますか?

投稿: 霜平えみこ | 2014年6月29日 (日) 18時48分

霜平さま
お問い合わせありがとうございます。
今週末京都のtoko manisでこちらの服を展示いたします。
写真とまったく同じものはないかもしれませんが、ほかにも色違いでいろいろありますので
もし京都まで見に来て下されるようでしたら。
また、お住まいによっては最寄りのマニスお取扱店で見て頂けるかもしれません。
お住まいはどちらですか?

投稿: アトリエマニス | 2014年7月 1日 (火) 13時04分

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