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2014年5月22日 (木)

バリは連休中

5月20日から3日間、バリはお盆の休暇中です。

その前日19日は、次のマニス展に向けて「追っかけ便」と呼んでいるEMSを送りました。

追っかけ便はマニス展の初日に何とか会場に届くような(本当は前日までに届かなければならないのですが)ギリギリさで日程を組んでいるので、このような呼び名がつきました(笑)。

一応、締め切りまでの原稿は誰よりも早いという性格なんですが(笑)、マニスの仕事はチームワークですから「せっかち」と「これ以上遅れたら急ぐ意味なし(@_@)」の間で折り合いをつけているんです。Photo

展覧会の前日の設営には間に合わず、初日にサプライズなんて、各お店の方とお客さまには、こんなふうなわがままをお許しいただき、ほんとうに恐縮です。

追っかけ便を毎週送るようなこのオンシーズンに、うわ、ガルンガン。

バリのお盆休みが重なりました。

ううむ。

しかし、19日の追っかけ便を送るのにスタッフみんな、頑張ってきっちり予定をクリアしてくれました。

すばらしいみんなに感謝です。(今頃、みんな家族とゆっくりいい時間を過ごしていることでしょう♪)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_2

そして、この日、金澤博さんたちがプロデュースするお店(カフェ&雑貨)がソフトオープン。

出荷前のわずかな合間に、GO!

CAFE BRAS、カフェ・お米という名前の、カフェ。

UBUDのまだあまり喧騒に取り込まれていないスグリワ通りという、静かな通り。

開店時間の11時過ぎに行くと、

ステンドグラスとアンティークタイルがおしゃれな店内で、パンを焼くいい匂い。

自家製パンとベジタリアンメニューをコンセプトにした本格的なカフェです。

ユニフォームのチェックのパンツに早速目が留まりました。 Img_3138

バリのお寺でよく目にする大きなギンガムチェック。ですが、こちらではおしゃれなリネンでフリーサイズのゆったりパンツ。

出直して、今度は(出荷後の)夕方。

ソフトオープンの仮メニューから、

デイリー・スープ、

蓮根バーガー、

ベジタリアン寿司セットを早速注文。

バーガーのバンズはもちろん自家製ですよ。

蓮根のすり身を使った具材とソースもすごくいい感じ。(ん? 2個食べたのは誰ですか?)Img_3140

ベジ寿司は、おせちのような、お菓子のような華やかなプレート。 これはきれい。

肉食で知られるわが家族は、「寿司だ!」、と色めきながら、

それでも「なんだ、野菜だけじゃん」とはならず、完食。珍しいこともあるもんです。

こんなにかわいければ、こっちはどんな味かな、って、次々食べてみたくなるよね。

今回はカフェのみソフトオープン。

雑貨のお店は7月にオープンの予定だそうです。

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素晴らしいお天気のガルンガン。Photo_3

カフェがオープンしたばかりの金澤さんがお茶会(中国茶)を開催。

お忙しい中、感謝です。

場所はMAS村の風が通る気持ちのいいお庭です。

ガルンガンという静かなお祭りの日にふさわしく、皆さんでホームメイドのおやつを持ち寄って。

「バリ人にこのお茶飲ませても苦いとしか言わないね」

「砂糖入れないと飲めないw」Photo_4

「もしかして日本茶や中国茶のような味が分かるのは人種かも」

「中国茶の茶法ってどうしてこんなおままごとみたいなサイズなんでしょーね?」

皆さん興味津々。

私も以前台湾でこのお茶器と茶芸を最初に知った時、味わい方も茶器にも、全然ピンと来るものがなかったんですが、

このところなぜか、とっても惹かれる中国茶会。ワタクシ、今もってお茶文化の入り口に立っている気分です。遅咲きとでも言いましょうか(笑)。

そうそう、私はインドで買ったレディグレーというお茶を持って行きました。

アールグレーのもとになっているベルガモットの花びらが入っている無農薬栽培。

中国茶の後に、しっかりとパンチの効いたフレーバーティーもなかなかでした♪ 

入れ方は人数が多かったからって給湯ポットに直接お茶っ葉入れちゃって、お見せできません(笑)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_5

ガルンガンのお休みに

子供が昼も夜もはまっているもの。

凧です。

こういうものだけはやりだしたら、 止まりません。

バリでは凧は自分でつくるのが基本であり、その凧がカッコ良くて高く飛ぶことが競われているので、

今週あたりの乾期の空=風のある高い空になってくると、皆もうそわそわ。

まずはフレームにするための竹ひごづくりです。

竹をなたで細く割ることからはじまります。Photo_6

次に、こうしてナイフで1本ずつ裂く。

バリ男の仕事はコレが基本かもね。

割ると裂く。

お供え物全般はこうして竹やらヤシやら豚肉を割って裂いてほとんどができる。

刃物の使い方、凧つくりながら覚えるんですね。

枠が出来上がりました。Photo_7

UBUDの凧作り名人のおじさんのところで見た「顔付き」型を、真似してつくってみているところなんだそう。

コウモリですね。

枠までつくって、あとは翌日。

ガルンガンのお参りにお寺へ行った後は

いとこの家で凧作りを手伝い、

帰ってきたらサロン着たまま

前日の枠にビニール貼り。

ビニールは縫い代を残すような感覚で、枠から少し外側を切っていきます。

枠に留めつけるのは、蚊取り線香を使います。Photo_8

蚊取り線香の熱でビニールを溶かしながら接着するのです。

この作業は枠づくりからしたらあっという間。

はい、もう、できました。

早速飛ばしに行ったかと思ったら

「くるくるまわっちゃって飛ばなかったー」、って。

どんな形でも飛ぶわけではないんですね。

良く飛ぶ形のバランスがあるし、左右の竹ひごの重さが均一じゃないといけないし、ビニールがしっかり貼られていないといけないし。

そんなにカンタンではないけれど、バリ中の少年たちがこれを作っている。

刃物を使うこと、手を動かす仕事を、最初はこうして遊びから覚えるんですね。

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ガルンガン、おめでとうございます。

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【おまけ】Nuris

そーだ、我が家の肉食ぶりが分かる写真がありました。

今月バースデーがあったうちの主人とBBQの有名店NURISへ。

ポークリブ1皿ずつ、オニオンフライ、ポテトフライ。

これが最高にごちそうなんですよ。

私は食べれるものがほとんどないから見てるだけ(笑)。

 

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2014年5月14日 (水)

まめしんぶん14初夏 その2

 

今シーズンはプリント&柄物の服がたくさん。

新着のインド生地も少しずつ使ってきますよ~♪

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ジャムダニ

上の写真は先日イPhoto_3ンドで買ってカバンに入れて持ってきたジャムダニをカディコットンを重ねたかぶりのブラウス。

トリコロールがさわやか。

ジャムダニはこの後盛夏までいろいろつくりますが、今後作るものは全部サリーからのもので部分的に柄が異なりますが

こちらだけ、珍しいランニング生地。

柄が均等です。

西ベンガルらしい、シンプルな模様。

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プルアップトップPhoto_4

こちらのブラウスは

10年近く前にブラウスとスカートのセットで

長袖でつくっていたもののマイナーチェンジです。

まだMサイズだけしかないのですが

淡い配色の細かいプリント柄を集めて

ラインナップをつくりました。

プルアップの紐の端にいろんな生地のタブをつけてみました。(写真だと小さくて分からないですねー。)

こちらはフロムインドのハトぽっぽ柄。

本来は子供服用のプリントですね、きっと。

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Photo_9 キロル・プリントのブルマー

インドのおしゃれブランド「キロル」のプリントほかで

ブルマーパンツと呼んでいるギャザーがたっぷりの夏向けパンツを。

こちらも新着生地です。

ソフトなトーンのグレーとミントのさわやかな2色を全体&パイピングに配色。

写真はグレー地にミントのパイピング、これと逆使いの配色もあります。

キロルはジャープール出身のオリジナルブロックプリントの服のブランド。

独特のプリントが人気です♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_6

ピンタックチュニック

こちらも過去のパターンのマイナーチェンジをした新パターン。

写真のものはキロルのブロックプリント。

こちらのほかにサンガネールの素朴で夏らしい柄でもつくりました。

インド風のチュニック丈でサイドポケット付きのかたち。

重ね着したらウールの季節まで長く着れそうですね。

M、Lサイズがありますよ。

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カラフルなスクリーンプリントでImg_2920

とっても元気な配色のプリント地が揃いました。

真夏まで取っておきたかったのだけど(笑)、

こういうのって。

待ちきれないですよね~。

で、出来たのは

接ぎ合わせてラップスカート!

少数民族のスカートのようにパンツの上に重ねて着てみてください。

ご好評をいただいておりますサックボトムもPhoto_7

元気プリントで。w

スカートに入っているその他いろいろの柄でずらりとつくりました。

畳み方にちょっとコツがいるかたちなのですが、

暑い季節に活躍するバルーン風。

私はこちらのローズピンクにロシア風の花柄が好きですが、

ほかのもいろいろそれぞれ

夏に楽しい柄。

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フロム・サンガネールPhoto_8

サンガネールのブロックプリント屋さんの

素朴な花柄は

定番のツイストパンツに。

写真の色柄のみですが、なかなか粋な掘り出し物系プリントです。

こういう柄はもちろんあるだけ全部買ってくるのですが、

いつも「もう少しあったらなぁ~」、って。

少ないからいいのかしら?

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以上、ご紹介しました服は

明日5月15日からの西荻のフラウさんほかで順次登場します。

どうぞお楽しみに!

 

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まめしんぶん 14初夏 その1

ゴールデンウィークも過ぎて、

皆さまいかがお過ごしですか?

ガムチャではじまった今年のマニス。

その後もどんどん増幅中です。

今月後半からは初夏の服のシリーズが各地のマニス展でお目見えします。

春中盤から初夏の服、ご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Img_2903

ストライプリネンふたたび

昨年夏に使ったヒッコリー(ダンガリーストライプ)リネンを再入荷。

新型の「ボタンループパンツ・ショート」と

「パイピングパンツ」など

履きやすい夏向けボトムをつくりました。

こちらの布の特徴は、

何と言っても「滑りがいい」こと。

蒸し暑さに活躍しそうな、さらさらリネン。

仕立てる前(生地の状態で)洗濯機で2回ほど丸洗いすると

残っていた毛羽が抜けPhoto

自然な雰囲気の服に仕上がります。

上のボタンループパンツ・ショートは、S~Lまでのフリーサイズ。

ゆったり涼しく履いていただけそうです。

下は今回のニューフェイス、パイピングパンツ。

春に新登場したブルマーパンツという形の応用でロング&ワイド丈。

ゆったり丈長のリゾート風シルエット。

ブルーとグレー(濃紺のようなチャコール)の2色があります。

初夏から真夏まで。

気持ちよく履いていただけたら嬉しいです。

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リトアニアリネン・シャンブレーPhoto_2

リトアニア産のしっかりしたワーク風シャンブレー。

洗って着て、

また洗って着たらいいかんじになりそうな

無垢なシャンブレーです。

人気のトラペーズドレスを

半袖にマイナーチェンジして、

オールシーズン着られそうな

チュニックドレスにアレンジ。

洗ってそのまま

ハンガードライで着てください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Img_2911

トリプルリネンのシリーズ

通年素材の

ごわごわしたリネンです。

これまでも

何度か使ってきた生地なのですが

ご要望があったので再び!

リネン100%ながら

ユーズドコットンのような風合いの布。

定番のスリムジャケットは、

この生地でもう何度かリピート。

一件お勤め着風の堅い感じのデザインに

ボコボコした質感がミスマッチ?

コートのように丈長のジャケット、Img_2910

是非お試しください。

スリムなパンツも、

定番のもの。

細めがタイプの方に。

カーキ、こげ茶、紺とがあります。

ほか、

今シーズンのスポット、ブルマーパンツと

パイピングパンツを

つくりました。

皆さまの毎日の外出に活躍出来たらいいな、と。

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お次は初夏のプリントものをご紹介します、

ボケボケ風とハデハデ風がありますよ。

楽しい初夏になりますように。

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2014年5月13日 (火)

デリー!

いつもはデリーイン・デリーアウトで、

デリーには3~4日の滞在なのですが今回は1日半。Photo_27

大急ぎで駆け回っていたので写真があんまり……。

ご多分に漏れず

デリーの暑さだって立派なもので(笑)。

そして平素インドでは別人のようなモリモリの体力となる私としては珍しく、お腹の調子を崩してしまいました。

ココナッツジュースが飲めるところを渇望。ココナッツジュースがお腹に効くかどうか実は知らずのまま、なぜかそれを飲めば治るような気がしたんです。

仕事(お買いもの!)がひと段落した午後、昨年の記憶でGK-1Nのタートルカフェへまっしぐら~。

バリだったら、庭にわんさか生っているのだけど(笑)、なぜかデリーで渇望!

なぜでしょう、なぜかしら。

そして

偶然にも、おなかの調子がよくなりました♪

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本当はこれが買いたかった、Photo_29

カーンマーケットのスーパーで山積みだった旬のマンゴー!

手まりみたいなのは、これまたいい匂いを周囲に放つメロン。

そういえば、コルカタの街でも大きなマンゴーの木にたわわに実っておりました。

フルーツに最近さらに目覚めている私としては、ほんとうに残念だったのでした。

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ところが。

翌日もまた、お腹が。Photo_28

どうやらホテルの朝食かも、と、この日はフルーツはじめ生もの一切食べなかったのだけど。

経由地にあったローフードのデリに「ココナッツジュース」があったので、

パスタと一緒に頼んでみました。

ローフードだからパスタといっても低温で調理してあり、

サラダのようなものだったけれど、

こちらをいただいたら、元気になりました♡

出発前に熱を出していて、もしかしてインフルエンザ? 4日も寝込んでいたことを

やっと思い出したりして。わはは!

ホテルの朝ごはんのせいではないですね、これはー。

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荷物ですが、最後にもう一便送り出すのがこれまたひと悶着。Photo_30

何度やってもスムーズにはいきません。

カルマでしょうか?(゜-゜)

いろいろ規則も変わってややこしくなっている様子。

(写真もボケボケや~。)

きょうやっとジャカルタに届いたとの連絡があって

行方が分かってほっとしているところ。

この荷物が願わくば来週明けにスタジオに届きますよう。

何しろ、まだ通関していない。

「通関する代行業者をどこにするか」という問い合わせがあっただけなんです。

中には、今月末からのマニス展(@金沢の石田屋さんほか)に、予定している生地も入っているので

どーか、お願いしまーす!

今週開催のフラウさん向けの生地だけをカバンに入れてくるのがやっとだったんですからー。

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なぜに、わたくしのインド行きはいつだってすったもんだ?Img_3107

でもって、ミラクルがおまけについてくるんです。

引き寄せているというのが正しいかもしれない(笑)、

だって、そのミラクルはなんだかんだ言って最後の買い収めみたいなものですから。

今回のミラクルは、

最終日に立ち寄ったセントラルコテージエンポリウムで、

驚きの大人買い。

何年も通りすがってきたカシミール。

お店の人も、驚きのウレシ顔で、

「出会えてよかったですね」、って。

はい?それって、褒め言葉ですよね?

ご褒美、ありがとうございました!

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大変はしょりながらブログ更新中。

落ち着きがなく恐縮です。

この後は西荻フラウさんほかで今月お目見えする初夏の服を「まめしんぶん」に

あっぷっぷ。w

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ジャイプール!

コルカタの人たちが「暑い暑い!」と大騒ぎしていて、Photo_5

何でも「この暑さはコルカタだけでありラジャスターンもデリーも平年並みなんだ」、と言っていたのでしたが、

どうでしょうか。

ジャイプールに着いたら、もう、暑さが皮膚に刺さるんですよ~。

5月のインドは年間でいちばん暑い酷暑期。

アーメダバード辺りでは50度近くにもなるそうで、本来旅行には向かないと言われています。

上の写真は2日後のデリーへ向かう車中ですが、Photo_6

昨年8月に来たときは雨期で緑で覆われていた場所が

カラッカラになっていました。

それでも、

ジャイプールの町なかはいつものように活気で溢れていて

ピンクシティに差し込む西日がまこと美しく。

ジャイプールの旧市街地は城塞都市。

最近補修がはじまって、Photo_7

徐々にきれいになりつつあります。

街の色を、

ピンクというかこの薄いオレンジ色に決めたのは、

過去の優雅な時代の王様だけど

それはこの西日の色だったのかもしれないな。

(エアコン完備の車で移動しているので大げさに言えないのですが。)

ラールキラーというデリーにある壮大なお城もPhoto_11

この色だけど、

実はインドの中でもいちばん貧しいと言われるラジャスターン州の中で

きらきらと過去のかたちを残すジャイプールのピンク色は

もう、一言に、ユートピア。

おとぎ話の中に入り込んでしまったかのような気分にいつもなるんです。

いつ来てもミラクルいっぱい。

大好きな街なのです。

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翌日は、ジャイプールの街で何件かのお店を回って

サンガネール。Photo_12

やっぱりあっつ~い、一日です。

いつもはちゃきちゃきとしているブロックプリントのお店の人も

お昼時は、さすがにあくび~。(笑)

サンガネールも城塞都市ですが、

こちらはピンクじゃないのです。

でもね、やはり何度も迷う、中の迷路。

そうして、お昼時の日照りと木陰のコントラストがすごい。

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午後はバグルーへ。

サンガネールからの道の工事はすっかり終わっていて、スイスイと着きました。Photo_13

スラジさんのところ。

数年前の怪我で右手はついぞ動かないままなのだそう。

お孫さんたちがみんなで手伝ってくれて、うん、もう、素晴らしい一家です。

前に来たときこの人と一緒に来たんだよ、って

金澤さんの歌の動画を見せると皆顔を輝かせていました。

写真がボケボケでごめんなさい、

うちの息子と同じ歳の男の子が車まで荷物を運んでくれました!

いつもスラジさんのところはラブでいっぱいで、布とともにそれがお土産になるのです。

それなりに大変なことは多いのでしょうけれど、どれだけ有名になっても(クウネルにも載ったし!)仕事着のまま、染料で手が染まったまま、変わることのないスラジさんの姿に敬服します。

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ここから一度、ひと荷物送らねばならないのにPhoto_14

キャッシュが足りなくなって、

夕方ジャイプールの街の両替商へ。

そしたら、「ルピーがないからちょっと待っててね」、って、おじさん、どこかへ出かけてっちゃって(笑)。

大した額を両替するでもないし、

私からはまだお金を出していないのに、

いいんですかぁ???

引出あけっぱなしなんだけどー。

ビューロー・ド・シャンジュ、カンビオ、その下にエクスチェンジ、という看板が

風情ありますね。

狭い室内で紙なんかはもう吹っ飛びそうな勢いで扇風機が回っとりますが、

ここでお留守番するとは

思ってもいませんでしたー。(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_17

荷物を出す場所へ向かう前にご・は・・ん・・・!

昼をスルーしたので、がっつりとアノキカフェのアジアカレー。

全く辛くない、ベジタリアンのココナッツカレーとジンジャーレモンソーダ。

写真がなんとなーくハンパですね!(-_-;)

ジャイプールにはほかにもいろいろ

おいしいお店が出来ていそうだけれども

私はもうずっと、毎日こちらでのごはんと決まってしまっています。

本当に、ほかではほとんど食べたことがなーい。

本当はこれとサラダを頼みたかったのだけど、ボリューム的にサラダ断念。←正解。

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荷物は、結局、出せずじまい。オーノー!!!

夜8時まで待ったのだけどシッピング会社の人が代理店にやってこなくて。

待つ間にいろいろ面白いインド人の話しも聞かされて(笑)、たいくつはしなかったんだけど。

はぁ~、きょうも9時になっちゃった~。

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…という、翌日。Photo_24

早々にデリーへ移動です。

アンベールから早朝のツアーで戻ってきたゾウさんが沿道で帰宅ラッシュ。

ゾウさんたちは、それぞれがゾウの飼い主さんのおうちに帰るんだそうです。

ファームとかではなく。

ラクダさんも列に並んで、どちらへ?

前日荷物を出荷し損なったので

デリーがラッシュアワーになる前に早めに到着しないと。

でも、ゾウさんのラッシュはほんの少しの間で済みました。

あとはひたすら日照りの乾燥地帯を北へ。

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途中の、これまたいつものドライブイン(という言葉がぴったりな!)では、Photo_25

グリーンピースとカッテージチーズのカレー。

ドライブインといっても、左右数キロ以上は本当に何にもないサバンナ地域です。

そこで出てくるカレーがおいしいという期待はほとんどなかったのだけど、

トマトとタマネギをベースにした辛くないベースで、グリーンピースも新鮮で、びっくりのおいしさ。

ひとりでこれを食べるもったいなさ♡

2人前入っていると確信できるボールのカレーを、完食しました\(◎o◎)/!

そして、こういうお昼ご飯にはコカコーラが、ぴったり。

カリカリの焦げたナンもパーフェクト♪

今どきこの場所でシーズニングも使わないのって、すごいですよね。

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デリー。Photo_26

荷物、何とか出しました。

ぎゅうぎゅうだった車の中がすっからかんのそう快感!

(しかし、後日この荷物が航空便に載せられないという連絡がありまたもすったもんだしておりますが)

いつものインドのゲートシティに、今回は最後にやってきました。

ただいま、デリー。

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あともう少しだけ続きます。

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コルカタ3日目・ガムチャ

3日目のコルカタは、Photo_16

荷物の送り出しの後に

ガムチャストリートへ。

西ベンガルではリキシャの 男たちが

手ぬぐいとしてあのハデハデな赤を基調としたガムチャを

大いに活用しているのでした。

首に巻いたり、頭に巻いたり。

カンボジアのクロマーとおんなじです!

アジアだなぁ!Photo_17

やはり当初は残糸を使っていたそうで、これもクロマーとおんなじ。

それにしても、このハデハデさ加減は一体どこから来た文化なのでしょう?

西ベンガルの布文化はほんとうにおもしろい!

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さて、コルカタ最終日はお昼にジャイプール行きの国内機に乗るため

ガムチャを見られたのは、

ほんのちょっとの時間でした。Photo

国内機だから荷物は先に送り出さなければならず、

その手配(大層時間がかかり)の後に

駆け足で。

春のマニスで扱ったガムチャは、sinduの山田さんが買って送ってくれたものでしたが、

この辺りで買ってくれたのかしら?

手に取ると、化繊のものが実際に多く、

ここからコットンだけのを選び出すだけでもずいぶん大変だったことだろうと思います。

私は時間がないだけに慌て気味。Photo_2

「でも、まぁ、チャイでも」、って。

通りにあったチャイ屋さんからチャイを買って気を落ち着けます(笑)。

これも、山田さん流(笑)。

この素焼きのチャイグラスは使い捨てなんだと前に聞いたけど、捨てている人は少ないように見えました。

このいびつなチャイグラスを使い続けているコルカタ、いとおしいです。

……で、はじまりました。Photo_3

小さなお店の中でどんどん広げられるガムチャ。

これもいいよ、これもきれいだよ、って。

おじさんの手際のいい事といったら(笑)。

何枚買ったのか、忘れてしまいましたが

(何しろ送った荷物はまだずっと先まで届かない!)

ここのとは別に、

デリーで買ったガムチャはPhoto_4

手持ちで持ってきて

それで早速インドパンツ!

生地分量が足りなかったから、プリントでパッチワーク!

超特急で先週末日本へ飛び、

きょうもう京都へ到着です。

今週の西荻フラウさんで

お目見えしまーす♪

(後から届く分は6月のマニス作品展@ジコンカで~。)

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お昼のフライトでジャイプールへ。

夕方着いたジャイプールはもっと暑くて43度!

もう、溶けそう。

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では、またまた。続きます~。

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2014年5月12日 (月)

コルカタ2日目

2日目のコルカタは、ずっと前にデリーのDilli Haatに行商に来ていたカンタ屋さんを訪ねて、コルカタの街から120キロのところに遠征。

はじめはPhoto_7

「片道3~4時間くらいかかるから日帰りは無理」とドライバーさんに言われたのだけど、

前日の私の買い物がはかばかしくなかったことから、

行ってくれることになりました。

わ~~~い!!

バイパスは舗装がきれいになったばかり、

日曜日だったからトラックも少なくて。

遠出だからと、ドライバーさんが車中におやつを用意してくれていました。

子供用といえばそれまでだけど、

ガイジンも食べやすいアルミ包装のスナック菓子です。Photo_5

インドでのこの心遣いにびっくり。

心がすっかりポカポカに!

走る道沿いは稲作がさかん。

聞けば、バリと同じく3毛作なんだそうです。

西ベンガルではそういうわけで

ナンやチャパティよりごはんをよく食べる。

アジアを感じます。

そうして、

2時間くらいでスイスイと到着~♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_6

訪ねた先は、その行商の女の人のおうちでした。

ベッドやたんすの下からスーツケースがいくつも出てきて、

(こんなコンパクトなお住まいに、よくまぁ、こんなにたくさんの…。)

たちまち部屋中がカンタの海。

シンプルなベッドには、

よく見たらラリーキルトが敷かれていました!

(写真が暗くて、見えますでしょうか?)

お家の中には、Photo_8

村の女性たちに配布する図案を生地にコピーするための作業場があって、

ここでコピーした布と糸と指示を村の代表者に取りに来てもらって

仕事を振り分けるのだそうです。

何でも、

2000人くらいの女性たちがこの方の指示するカンタづくりに参加しているんだそう。

カンタが今も盛んな事が分かります。

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お昼ご飯の後、この女の人がもう少し郊外にあるNGOを紹介したいと

さらに遠くまで出かけることに。Photo_9

「30~40キロくらいだからすぐよ」、って言われたけれど、

女の人も一緒に車に乗り込んで、しばらくするといびきかきながら寝ちゃって(!)。

「すいませーん、まだ先なんですか?」、って何度か揺り起こし(笑)。

途中には藁ぶき屋根の素朴な集落と池とが点在。

なぜか、すんごく傾いた家もところどころ。

到着したのはもう夕方でした。

それも、林の中を掻い潜った奥地で、

こんなところ、確かに案内してもらわないと行きつかないよー。Photo_13

 

そのNGOはベンガル地方の手工芸品を支援するというもので、

広い敷地内にショールームがあり

一角にカンタも置かれていました。

こんな不便な遠くの場所まで来る人がどれだけいるのか分からないけれど

「日曜日だから普段はもう少し人が来ている」、そうです。

私たちが行った時にはもちろん皆無でしたが。

うまくこの施設が運営されるといいな、なんてお節介な事を考えながらカンタの作品を見せてもらいました。なかなか、素敵なものがありましたが、ぜーんぶサリー。

むむむ、また裁断がたいへんなことになりそう、という考えも頭をかすめましたがここは大人買い。

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そのNGOがある集落から少し町の方へ戻ったところにあるカンタ屋さんにも案内してもらいました。

いかにもベンガル人という感じのおじさんがPhoto_11

これまた途中から道案内をしてくれて。

こちらのカンタ屋さんは専門店で、

お店の前に大きな看板も出ていました。

やはりサリーしかなかったけれど、

うん、もう、ここは流れでピンと来るものをいろいろ

買い込みました!

摂氏42度の日が傾く頃、プルメリアが咲き乱れた池のほとりでPhoto_14

サリーを着た女の子たちが踊りの練習をしていて

夢のような世界。

池では裸になって子供たちが遊んでいました。

便利なものはおよそ使っていなさそうな藁ぶきの住まいで、

こんな風な日曜日の夕暮れ時。

変わらないものがいとおしい。

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帰り道は、Photo_15

水平線に大きな 太陽がゆっくり沈んでいくのを、ゆっくり眺めながら。

相当遠くまで来てしまったので

運転は大丈夫だろうかと心配でしたが

クラクションをしきりに鳴らしながら(笑)

飛ばしてくださいました。

コルカタのホテルに戻ったら

夜の9時半!

出発が8時半だったから。長い一日でした。

「次回はジャムダニの産地とあわせて2泊3日で行こうね」、とドライバーさんが。

ありがとうございました!

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続く~♪

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黄金週間のインド旅

4月下旬から5月はじめの1週間、急きょ思い立ってインドへ行ってきました。

行こうかなと思いついてから“アライバルビザ=1年に2回までOK”と知り、そこから先はいつものインドモード(ソーシャルビザが取得必要になると、発給が次の帰国の間際になってしまってとっても無理!)。

…だから、もう、これは行けってことですね♪

デンパサールの空港で「パスポートにあまり多くのVOAが記載されてると入国できないんですけど…」って念を押され、しかし今のパスポートには昨年7月に行ったときのVOAしか記録がないので、おおむねOKということで。

そして今回は小さな冒険を。

かつて1回だけ、みじめな思いをしながら訪れただけの(インド旅に慣れていなかったせいで・笑)コルカタをゲートに、バイバイをデリーに、というラウンドトリップ。

コルカタ、どんな街だったっけ?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo

そこへ入る前のシンガポールで問題勃発。

コルカタ行きの機体に整備上の問題があるとのことで、すでに全員が搭乗していたのだけど「機体振替」とのこと。

1時間後にクアラルンプールから到着する機体を使うとのこと。

シンガポール航空は事故は皆無ながら大層慎重なキャリアなんです。

大事なポイントです。

間もなく新しいスケジュールがプリントで配られ、

次の搭乗待合室へ移動すると軽食(と言ってもスナック菓子がおべんとばこにうまい事入っているという!)が丁寧に配られ、Photo_2

待合室はドリトスをカリカリする音で満たされ(笑)!

1時間半後の夜10時半、

ようやくテイクオフ。

シンガポールとの時差がマイナス2時間半というのが幸いして、

現地には深夜12時に到着!

(予定では10時半の到着!)

いわばたったの1時間半なのですけれど、時間帯的に、皆さんお疲れ様でしたー。

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で、

VOA(ヴィザ・オン・アライバル)こと到着ビザです。

バリの私の体内時計ではすでに午前2時半(ヘナヘナ~)。

パスポートの過去の旅行歴は、あっさりと「問題がなく」(ヨカッタ~)、

はい、じゃ、早速申請ね。Photo_3

書類を書いて、いろいろ忙しくやっている係官を横目で見ながら立ちんぼして、

書類がようやく受理されたところで「支払いはインドルピーだけだから一度外へ出て両替して着てください」、って。

その両替所がまた混み合っており(おいおい、深夜だぞ!)、辛抱強く待って両替をし。

その手数料たっぷりで目減りしたインドルピーから指定額を支払うと

今度はそのお札の一枚ずつの発券番号を手書きで控えるという作業!

そんなことまでする念入りさがコルカタの風情とお見受けしちゃいました。デリーのVOAとは大違い~。

ようやく外へ出られたのが2時前。

ホテルに着いたの3時前。バリ時間の5時半。

なが~い一日、ともあれ、コルカタに無事に入れたから万事オーライ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_4

翌日は早速ホテルの朝ごはんをモリモリ食べて

9時から行動です。

昨日の一件はさておき

ごはんをしっかり食べれば、

これも万事オーライなんですよ(何が?)。

自分がもうコルカタに平和に到着しているってことだけでも

オーライ(何で?)。

泊まったホテル、インド人にとっても人気のホテルのようで超満員。Photo

朝食のブッフェもインド人しかいない~。

で、お総菜がね、

カラフルなル・クルーゼに入っている。

こんなのはじめて見ました。

かわいいでーす。

そして、お総菜、おかわーり!

インドの皆さんの間でもル・クルーゼはおしゃれですか? と、聞いてみたかったなぁ。

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3日間の予定のコルカタ。Photo_2

初日はコルカタの町なかで行動です。

ドライバーさんが「ものすごく暑い!」と繰り返し、ホテルで配布された新聞でも記録的な暑さだということが分かるのだけど、フロムバリの湿気を帯びた暑さからインドの乾いた猛暑というのは、思っていたほどではなく(ほっ!)。

それでも、41.2度ですから。

驚き!

そしてコルカタの町なかの様子はかつての旅とはまるで違って、すっかりインドのほかの都市並み。偏見は捨てるべきだな、と思いました。

かつて私の中のコルカタといえば、喧騒とホコリとどうにもならない日差しと、それから、

歴史が刻んだある種の重さ(東インド会社時代の)。

でも、もう、今どきはすっかりコスモポリタンでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Womens_frendry

10年くらい前のインド手仕事ラインナップみたいなカタログに出ていた場所を訪ねてみました。

英国統治時代の建物と思しきコロニアル建築の ステキな場所には「Womens Friendly Society」という手仕事(主にフランス刺しゅう)の子供服を展示する団体が。

手刺繍といえど、インドのものとはテイストが異なるコロニアル風。

良し悪しはともかく、エアコンもなく扇風機全開でショーケースに収められた作品をひとつひとつ眺めて、ほのぼの。

素朴なんです。

コルカタは刺しゅう(如いては)カンタの、メッカですから。そこで出会ったビギナー風で洋風の刺繍の素朴さとノスタルジーに、胸がきゅんとなりました。

何と言ったらいいんでしょ、女学校のお裁縫の時間の作品みたいに。

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しかーし。Photo_4

コルカタ初心者(ほぼ)の1日目は目指していたカンタはついぞ買えないまま過ぎました。

そして、一番のお目当てのジャムダニも買えませんでした。

(ジャムダニは結局デリーで買いました!)

夕刻の光と色が、旅先モードを駆り立てます。

明日こそ、って。

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続きマース♪

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