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2014年5月12日 (月)

コルカタ2日目

2日目のコルカタは、ずっと前にデリーのDilli Haatに行商に来ていたカンタ屋さんを訪ねて、コルカタの街から120キロのところに遠征。

はじめはPhoto_7

「片道3~4時間くらいかかるから日帰りは無理」とドライバーさんに言われたのだけど、

前日の私の買い物がはかばかしくなかったことから、

行ってくれることになりました。

わ~~~い!!

バイパスは舗装がきれいになったばかり、

日曜日だったからトラックも少なくて。

遠出だからと、ドライバーさんが車中におやつを用意してくれていました。

子供用といえばそれまでだけど、

ガイジンも食べやすいアルミ包装のスナック菓子です。Photo_5

インドでのこの心遣いにびっくり。

心がすっかりポカポカに!

走る道沿いは稲作がさかん。

聞けば、バリと同じく3毛作なんだそうです。

西ベンガルではそういうわけで

ナンやチャパティよりごはんをよく食べる。

アジアを感じます。

そうして、

2時間くらいでスイスイと到着~♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_6

訪ねた先は、その行商の女の人のおうちでした。

ベッドやたんすの下からスーツケースがいくつも出てきて、

(こんなコンパクトなお住まいに、よくまぁ、こんなにたくさんの…。)

たちまち部屋中がカンタの海。

シンプルなベッドには、

よく見たらラリーキルトが敷かれていました!

(写真が暗くて、見えますでしょうか?)

お家の中には、Photo_8

村の女性たちに配布する図案を生地にコピーするための作業場があって、

ここでコピーした布と糸と指示を村の代表者に取りに来てもらって

仕事を振り分けるのだそうです。

何でも、

2000人くらいの女性たちがこの方の指示するカンタづくりに参加しているんだそう。

カンタが今も盛んな事が分かります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お昼ご飯の後、この女の人がもう少し郊外にあるNGOを紹介したいと

さらに遠くまで出かけることに。Photo_9

「30~40キロくらいだからすぐよ」、って言われたけれど、

女の人も一緒に車に乗り込んで、しばらくするといびきかきながら寝ちゃって(!)。

「すいませーん、まだ先なんですか?」、って何度か揺り起こし(笑)。

途中には藁ぶき屋根の素朴な集落と池とが点在。

なぜか、すんごく傾いた家もところどころ。

到着したのはもう夕方でした。

それも、林の中を掻い潜った奥地で、

こんなところ、確かに案内してもらわないと行きつかないよー。Photo_13

 

そのNGOはベンガル地方の手工芸品を支援するというもので、

広い敷地内にショールームがあり

一角にカンタも置かれていました。

こんな不便な遠くの場所まで来る人がどれだけいるのか分からないけれど

「日曜日だから普段はもう少し人が来ている」、そうです。

私たちが行った時にはもちろん皆無でしたが。

うまくこの施設が運営されるといいな、なんてお節介な事を考えながらカンタの作品を見せてもらいました。なかなか、素敵なものがありましたが、ぜーんぶサリー。

むむむ、また裁断がたいへんなことになりそう、という考えも頭をかすめましたがここは大人買い。

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そのNGOがある集落から少し町の方へ戻ったところにあるカンタ屋さんにも案内してもらいました。

いかにもベンガル人という感じのおじさんがPhoto_11

これまた途中から道案内をしてくれて。

こちらのカンタ屋さんは専門店で、

お店の前に大きな看板も出ていました。

やはりサリーしかなかったけれど、

うん、もう、ここは流れでピンと来るものをいろいろ

買い込みました!

摂氏42度の日が傾く頃、プルメリアが咲き乱れた池のほとりでPhoto_14

サリーを着た女の子たちが踊りの練習をしていて

夢のような世界。

池では裸になって子供たちが遊んでいました。

便利なものはおよそ使っていなさそうな藁ぶきの住まいで、

こんな風な日曜日の夕暮れ時。

変わらないものがいとおしい。

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帰り道は、Photo_15

水平線に大きな 太陽がゆっくり沈んでいくのを、ゆっくり眺めながら。

相当遠くまで来てしまったので

運転は大丈夫だろうかと心配でしたが

クラクションをしきりに鳴らしながら(笑)

飛ばしてくださいました。

コルカタのホテルに戻ったら

夜の9時半!

出発が8時半だったから。長い一日でした。

「次回はジャムダニの産地とあわせて2泊3日で行こうね」、とドライバーさんが。

ありがとうございました!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

続く~♪

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