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2013年12月24日 (火)

東京で。

前回の続きです。

東京では、仕事が比較的早めに済んだことからImg_2416

まず行ったのは上野でした。

1か月前に行ったばかりの国立科学博物館。

もう、このリピーターぶりったら。

何なんでしょう、本当に! (笑!)

しかし、1か月の間に上野公園はすっかり色づきが深まっていて、

それは見事な色彩でした。

普段は遠くの景色を見まわすことなどほぼないうちの子供ですら、

木々を見上げて「もみじが木の中で一番好きになった」、って言うくらい。

日が傾いた時間帯、Img_2427

科博の館内から見下ろす町の色彩も、透明感があって、

日本の四季の移ろいは

何て細やかにすべてを包み込んでいるのだろうと感激してしまう。

こうした変化ある風土で育つ子供とバリのような雨季と乾季だけでさほど気温の差がない土地で育つ子供が培うものがどれだけ違うか。

季節感を愛でて味わい愉しむ歴史があるって、ほんとうに素晴らしい。

これは私のように日本の外に出ている日本人特有のノスタルジーかもしれませんけれど。

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さて、今回はもひとつミュージアム。

東京都現代美術館です。Img_2438

吉岡徳仁「クリスタライズ」展。

以下はレビューから。

「この展覧会の新作として、音楽を聴かせながら結晶化させた絵画「Swan Lake」、結晶化した薔薇の彫刻「Rose」、7つの糸から生み出される椅子「蜘蛛の糸」などを発表し、クリスタルプリズムでつくられた建築「虹の教会」やインスタレーションを含む代表作、国内初公開作品などを展示します。

本展は、「―自然から生み出される。」という言葉に込められた、吉岡の考える人間と自然の関係性とは何か、それが彼によって「Crystallize(=形を与え、結実させる)」する光景を共有し、次なる創造について考えるための貴重な契機となるでしょう。」

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/147/Img_2436

吉岡さんは、三宅デザイン事務所がもっともいい時代に一番活躍したデザイナーの一人。私が所属していた短い期間に重なって入社されて以来、とにかく、人々の記憶に残るインスタレーションやディスプレーを次々と手掛けてきた方だと思います。

かつてイッセイミヤケやプリーツプリーツのショーウィンドーにびょょーーん、と服がゴムのように跳ねていたの、覚えていませんか?

あるいは、世界中の空港内にあるスワロフスキー・ショップの氷山のような鏡の束を見たことありませんか?

吉岡さんのテーマが一貫して「素」であることがポイント。子供でも大人でも、誰もが難しい説明もなくのめり込むことができるもの。

展示品のひとつ、1water blockと呼ばれるガラスのベンチは水面のゆらぎ(波紋)のような影が映っています。

このベンチはパリのオルセー美術館にも設置されているんですって。採光を極力抑えて守られている印象派の絵画の中にこのベンチ。想像するに、完璧にマッチしているように思います。

http://ism.excite.co.jp/art/rid_E1319775304005/Img_2434

自然光のプリズム効果を利用したガラスの窓(ステンドグラス)は、「虹の教会」という作。

直島の地中美術館にぜひ所蔵していただきたい傑作です。

そうそう、安藤忠雄さんがこれを今後のパブリック・プロジェクトの中に使ったらすごくいいだろうなぁ。

とにかく、

クリスマスを挟んで

日本の冬を直感的に増幅しそうな、素敵なイベントでした。

おすすめです!

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はぁ、そういう訳で今回の東京のショート滞在も充実したひとときでした。

もうすこし続く。

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