雨期に、いろいろ。
ぐんじょういろ
山間のマニススタジオの室内でも33度という酷暑。
そしてここ1週間ほどは連日の雨。
遅ればせながらやっと雨の季節到来です。
南半球のバリは今からどんどん日も長くなる。
雨上がりの夕方、群青色の夕やみの時間が長くなる。
真っ赤な夕焼けも好きだけど
この深いブルーに台地が呑み込まれていくさまを窓越しに見るのも好きです。
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この雨が降り出したばかりの頃、
近所の田んぼの一角に突然できた簡易的なお寺で
(竹と藁だけの有機素材、使用後に更地に戻るので)
村人100人のポトンギギ(バリヒンドゥの成人式)が行われました。
というか、行われたはずです。
見に行きたかったけれど、
このテンポラリーなお寺が作られ始めたのはかれこれ1か月以上前。
私たちは、そこに設置された拡声器で
連日バリ民謡やバリの寸劇を大音量で昼も夜も聞き通し。
はい、この際、夜中もです!
当然眠れません。
こりゃもう、眠らせないために、なのだ、きっと。
ええと、ちなみに、屋根にかぶさっているビニルクロスは、雨避けです(屋根なのに~~)。
さて
ポトンギギは私がバリ嫁になった10年ちょっと前は、各家で行うのが普通でした。
それが今や100人合同です。
こうした儀式は、あまりお金をかけずに大仰にならずに、各家庭で出来る範囲で行う方が、本当はいいような気がするのだけど。
経済が発展すると、お金はかけるけど簡易的になる部分もありますね。
その途中でバリの皆さんが大きな忘れ物をしませんように。
とにかく、これで9月から合同葬儀、ガルンガンと続いた大きなお祭りが終了!
やっとフツウに日常が。
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この写真は9月か10月のものなのですが、
面白いのでピックアップ。
これ、パダンテガル村銀行に1年間積み立てしたボーナスなんです。
各個人別に簡易口座をつくってそこに毎月お金を入れていました。
やっと1年が経過したので取りに行くと
こんな感じで渡されました。
てっきり小切手かと思ったら、封筒にも入れずにコレ!!
輪ゴムで各個人別に包んでいる感じが、
お金持ち村のパダンテガルの立派な銀行の建物と相反して、バリっぽくておかしい!!
ナシブンコスみたいなボーナスになっちゃった!!
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12月にtoko manisで開催のフェルトの溝口恵子さん展に向けて。
溝口さんから使わないままになっているというフェルトバッグの半製品を分けていただき、
久しぶりにバッグ、作っております。
それがもう、やりだしたら楽しくて!
仕事が終わって夜ご飯も済んだ後にひとりワクワク、作っております。
溝口さんのフェルト作品も楽しみで、あぁ、もう、12月が待ち遠しい!
せっかく夜静かに眠れるようになったというのに、目が冴えちゃって、ねぇ。
こまつた!
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でわでわ。週明けに帰国です。
すっかり冬になっている日本の寒さと、皆さまにまたお目にかかれることが楽しみです。
その前にまだまだやることたーーーくさん、頑張ります!
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