ギャラリー啓さん「日本の袋展」
今回のtoko manisのイベントは
ギャラリー啓さんの1年に1回の特別展と同じ会期に
遠方の方にはそのため啓さんのフライヤーも
一緒に送らせていただきました。
その啓さんできょうから
「日本の袋展」がはじまりました。
フライヤーを受け取られた皆さまは、
このフライヤーがたて向きなのか横向きなのか
どちらだと思いましたか?
三つ折にしているので「日本の袋展」のタイトルを見ながら
開いていくと、あら?
啓さんのロゴは縦向き。
「どっちなの?」と聞いたら、
「どっちが縦でも横でもええのよ。でもね“啓”が入ってる向きやねん本当は」、って。
アバンギャルドでんなぁ!
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さて、その啓さんに昨晩私がお伺いしたのは
夜9時過ぎ。
toko manisにお集まりの皆さまとご飯会をした後の時間です。
設営のため1日閉店だった啓さんのお店の前を通ると
まだ電気がついていたので、
お邪魔してしまいました。
何かお手伝いがあれば、なんてこれまたお節介な考えだったのですが
啓さんは「私は一人じゃないとできないのよ」と。
そうか~。
断然早いのだけど
啓さんは一人集中設営派なのですね。
その気迫に、その時間が特別な時間であること、
まるで集まった袋たちと啓さんが最終打ち合わせをしている舞台裏のような気配を感じました。
さまざまな大きさでさまざまな用途の日本の袋たち。
たまたまどこかで残されてきて、
啓さんとであってここに集まってきた袋たち。
もし袋たちに心があったら
こんな風に
ちょうどぼちぼち終わりかけていたので
ずーずーしく一番乗りの状態で
写真を撮らせて頂きました。
夜ですので光がちょっと足りていませんが。
ジーンズでひとり脚立に上がったり降りたり。
てぐすを引っ張ってみたり緩めてみたり。
フライヤーも相当パワフルで
毎回驚かされますが、
この展示そのものが啓さんの
年に一度の作品なのだな、と
気付かされました。
そうなんです。
啓さんは以前、バッグの作家さんだったという。
今はこの展示がそれに変わる作品なのだと
私は思うんです。
「普段出しているものを全部しまうところからだから
全部はずすこともあるし。
今回は吊るすものがメインになったわ」
赤と紺のかぼちゃのような袋が入っているのは
魚網みたいな開口部の大袋。
ひもは天井からつる下がっております。
きょう初日は朝10時半からもうお店の前で
待っている人がいました。
お昼ごろに行かれたお客様は「男の人ばっかりだったわ」って。
ホンキは男性に多いのかな。
あぁ、もう想像するだけで緊張してしまう世界です。
とにかく会期中啓さんの体力が持ちますように。
そして皆さま、
啓さんのすばらしいインスタレーションを
ぜひ会期中にご覧ください!
啓さーん、頑張ってくださーい!
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