まめしんぶん 13冬 その1
京都は10月なのにまだウールを着なくてもいいくらいの
過ごしやすさですが、
先週は富士山に初雪。
一歩一歩寒さが近づいてきましたね。
今週はいよいよ
アトリエマニス作品展@Jikonka TOKYOさん。
DMではラリーキルトの服の写真だけを載せましたが
今年の冬服は、ウールの種類が充実していますよ。
是非ご覧ください!!
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カディウールのショートパーカ
過去にカットソー向けにつくったパターンで、
やわらかいウール生地とシルクガーゼを組み合わせて縫いました。
秋の回では同じ生地の組み合わせで
切りっぱなしのロングパーカにしましたが
こちらは縫い代つき。
後ろのパーカ部分が四角いのが特徴です。
シルクを重ねる保温力は冷え取りの法則にもなっているようですから、意外と暖かく着られるかもしれませんね。
こちらのカディウールについては前回のまめしんぶんに書きました。
http://ateliermanis.air-nifty.com/blog/cat6549982/index.html
カディウールはこのほか、
綾織のショールでアウターをつくりました。
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ビハール州のリネンで
ビハール産リネンと厚手リネンを組み合わせた二重のインドパンツ。
太番手でざっくり織られた薄手のリネン。
冬服素材ではないのですが
二重にして重さをつけて
カディウールのナチュラルカラーに
合わせてみました。
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国産羊毛を取り入れたこだわり生地で
英国産チェビオットと国産サフォークを選んで
国内で原毛を洗うところから
少量限定で特注した
贅沢な素材。
SPINHOUSEの本出ますみさんが
プロデュースされたウールです。
撚りが強いことで薄手ながらハリがあり、
アウター向けの質感になりました。
上の写真は
フル丈のロングカッチと呼んでいるコート。
後ろにたっぷりギャザーが
入っています。
下はマントー。
ボタンは京都マニスのお向かいの
ボタン屋さんのもの。
薄い茶系のミックス風の色は
明るくはっきりしたカシミアの色や
リネンや薄いウールの配色に映えますよ。
国産羊毛。マニス初です。
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ネパールの手織りウール
ネパール原産のアローというヘンプの一種を
ウールと組み合わせて織られている千鳥格子。
ネパールのNGOが産地の女性たちの現金収入のためにプロデュースしているもの。
生地幅が狭くて、という件はすでに
裁断の写真でご報告済ですが
なかなかかわいいショートコートができました。
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ヒマーチャルの手織りウール
こちらも
マントーです。
衿がちょっと曲がって写ってしまいました~。
sinduの山田さんが
先日行かれたインドのマナリーで購入しバリへ送ってくださったものです。
ネットが普及したとはいえ、ヒマラヤの麓から1週間後に直接届くウールには、もうワクワクしました!
(ってことももうこの前書きましたね)
グレーと茶はトライバル感たっぷりです。
ヘリンボンは英国高級ウールの紳士もの風?
黒はカシミアのメルトン風。
色と織により雰囲気が少し違います。
とにかくしっかりしたウール。
フェルトのようなメルトンタイプ。
生地幅も織りのテンションにより
部分的に厚さがいろいろなのですが、
目が詰まっている分暖かいはず。
同じタイプでパンツは
シングル仕立ての切りっぱなしで
できるだけ薄く仕立ててみました。
暖かくて頼もしい(?)フル丈のパンツです。
厚さとハリで仕立て映えのする
ちょっといいコートができました。
マオコートです。
トリミングはちょっと色のはっきりした
ウールリネンに。
ボタンぞろぞろ服は、写真のように
全部留まってないのもオッケーですよね?
あ、1個だけ留まっていないのはいかにもだけど(笑)
1個飛ばし、2個飛ばし、でも!
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コメント
こんにちは。
先日は、いろいろご心配をおかけして、ありがとうございました。
あの後は夕食を抜いて体調も良くなり、翌日もしっかり楽しんで帰宅しました。
金曜からのjikonkaも楽しみにしております。
投稿: miyagawa | 2013年10月21日 (月) 14時18分
Miyagawaさん、翌日元気になられてよかったですね! 京都からの途中下車も予定通りでしたか? 作品展にもまた来てくださるのですね。いつも本当にありがとうございます!
投稿: Oyakata | 2013年10月21日 (月) 15時36分