シンガポールのつづき
ドロシーにさよならを言えなかったのは、
きっとまた何かのきっかけになるのでしょう。ほんとうにこのところ不思議な時間が流れています。
何か、無駄な時間はほとんどなくすごくクリアに過ごせておりまする。だから、ね。
何か、寄り道なしで大体が進行しておりまする。だから、ね。
その後は子供へのお礼にシンガポール動物園へ。
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飛行機乗継への時間も限られていることから、全部は見ないで今年出来たばかりの「リバー・サファリ」というエリアへ直行。
その中に去年、中国との国交樹立記念で“貸借”されたというパンダさんが。
なぜ水族館パートのリバーサファリに、この方々が?
まぁ、とにかく大変な人気者だし大層な設備なんです、お住まいは。
空調完備された巨大ドームの中。
さすがシンガポール。
ちょうどカイカイさんが、元気たっぷりに笹の葉っぱをむしゃむしゃしている時間でした。
週末だから、思いきりの人だかり。混雑の中。
ドームの横にはパンダグッズのお店が(やっぱり…)あって、ね。熱気でした。
国を挙げてのアイドルです。古今東西。だってやっぱりパンダさんはかわいいもん。
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巨大な水槽は、なかなかドラマチックでした。
去年行った京都水族館も出来たばかりの水族館で、似たものがありましたが、
シンガポールの場合は規模がモノを言っています。
ガラス越しではあるのだけど、水底に自分たちが降り立ったかのような気分になる。
のどかな川岸からだんだん。
やがて深い深い太古の水の底のような場所に。
そこからまた地表へ戻るようなアプローチ。
新しいせいかどうか、水槽の中のお魚たちもすこぶる元気で生き生きとしていて。
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帰りは循環バスに乗り再びMRTの駅まで。
シンガポールの北側は、どこまでも緑が続く。
狭い国だから何もかもギシギシなのかと思っていましたから、バスで何十分もの間続く緑は驚きでした。
緑はしごく自然なもので。
道は空いていて(これもまた週末のせいかもしれないけれど)、睡魔!!!
こういう状況ってやっぱり日本のどこか知らない郊外の移動に似ているな。
いつMRTの駅に着くのかな、と。ひとつひとつのバス停の名前を確認しながら、まどろむ夕方。
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空港からふたたびヒコーキに乗り、
バリの我が家へ着いたのはその日の夜。
子供が再びルンルンと収穫品を並べた机の上。
お疲れさん!
「明日は釣りに行くよ!」って。
ついでに、
「またインドへ行こうよ、来年」、って。
「僕はママと同じ仕事をするよ、大人になったら」、って。
まぁ、それはそれは。ありがと!
そんなに重くとらえずに、好きなように(しかし正しき方向へ)どうぞ、と思いながら
ちょっとリフレインしちゃう。
ドロシーから私へ、の、流れのように。マニスってもしかして結構長く続くものだったりして。
うふふふ。
とにかく翌日は、朝から釣りへ行ったもようです。
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さてさて。
マニスは来週、西荻フラウさんでの新作展覧会です。
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