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2013年8月25日 (日)

今年のインド 5

ジャイプールから再びデリーへ戻る日です。

相変わらず雨模様なので、“アンベール城から日の出を見る”たぐいのツアーはやめて

ちょっとだけ観光です。

まずは、ラクダさん。

ラジャスターンでは荷物の引き車を引っ張っていたりして

トールフリー沿いでも結構見かけるラクダさんなのですが、Photo

運転手さんと相談して

ジャイプールの沿道で乗せてもらえるところがあるのを思い出し。

ラクダさんってそういえば、背が高い。

乗るためには、壁にまず上ってそこからスライドするように。

ほぉ、ラクダさんがしゃがんでくれるよりも

こちらの方が初心者には安全ですね、きっと。

おかーさんも一緒に乗れば? って言われたけど、

私はモチロン(ぎっくり腰が)怖いから遠慮(!)。

でも、これに二人乗りするとしたら、Photo_2

もう一人はどこに乗ってどこを握っていたらいいのだろ。

鞍もついているようなんだけど、

馬に比べて何となく中途半端さを感じたりして。違う動物なんだから違うのは当たり前なんだけど。

ラクダさんはお世話の人に引かれて

車道の端をポコポコと歩き出しました。

「うわぁ、コワイ…」

「だいじょぶよー」(って、人の事だから言える)

ね、結構高いでしょ。見てるだけで十分コワイ。

「何か涼しいよー」

「高いからでしょー」Photo_3

「何かどこつかまっていいんだかわかんない」

確かに手綱とか無いし。

「こぶにつかまっていれば大丈夫よー」

「こぶってこれでしょ、なんか動くからつかまれない」

カチコチになっておりまする。

しかも、

ラクダさんってば首が案外長いのです。

それを、記念撮影場所でおもむろにPhoto_4

「はい?何か?」

みたいにくるっと。

「うわっ!!!」

目と目が合ってしまったらしく。

……良い体験をしました。

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ラクダさんの後は、ゾウにも乗れる算段が、何ともうまくいきませんでした。

アンベール城に登って行くためのゾウさんたちはランチタイムとのこと(ゾウなのか人間なのか、ランチタイム)。Photo_5

仕方なく、車でそのまま上って行きました。

だんだら坂道を上がって、

アラベスク空間に入りました。

ラクダで十分満喫したせいか、

ゾウにはもうあまりこだわっていませんでしたね(笑)。

ただ、

アンベールの中でなるほどなハマり方。

それは、迷路探検。

見るべくは鏡の間とか、

その他いろいろPhoto_6

イスラム様式のマハラジャの豪華な繁栄の跡なのだけど、

ムガール帝国の建築は、

その威厳に満ちた外観と比べ

意外なほど中は狭く仕切られている。

日本の歴史建築もそうだけど、

空間と装飾にかなりメリハリがある。

で、子供にとっては

それが探検ごっこの空間になってしまう。

鏡の間では、Photo_7

「ハト!」、を見つけたタイミングでカメラを取り出していたし。

それにしても、

この緑。

いつも10月に来る時にはハゲハゲなものだから、

この砦の丘の緑が目にしみました。

探検ごっこで流れる汗、

緑の丘を眺めつつ、城塞の中になぜかちょうどいいタイミングでたどり着いたコーヒーショップで「アイス・ヒマラヤン」とかいうフラペチーノを飲み

しばし涼みました。

昨年、某ブロックプリントの工房が、井戸が枯れて水が出ないとぼやいていたのを思い出し

今年はいいブロックプリントができるかも! って、この緑を見て思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つづく。



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