今年のインド 3
実は、2日目のデリーでは大雨が降りました。
あっという間に暗くなり言葉通りのスコール。
その後はぼんやりと晴れたものの、すごい湿度。
これがインドの雨期なのだと実感。
夕方はハウズカースの遺跡へ。
こちらはデリーの代官山とも呼ばれるショッピングエリアと隣り合わせで、
今回はじめて遺跡の中へ入りました。
雨上がりの緑がきれい!
夕日がきれい!
けれども、
「リスがいる!」
「ハトがたくさんとまってる!」
、と、子供の目に入るものはみずみずしい緑でも遺跡ではなく。……
ま、いいか。
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翌日。
これまたお昼までホテルでくつろぎ(プールでじゃぶじゃぶ)、
正午よりジャイプールへ向かう。
途中のドライブインで遅めのお昼。
子供「マッシュルームスープと焼きそば」
ワタシ「そういうもの頼むとね、後悔するよ、インドでは」
子供「いいよ」
出てきたのは、インスタントのそれをそのままの。(写真が無くてごめんなさい!)
子供「結構おいしいじゃん」
ワタシ「………」
車で4時間の道のり。日曜日とあって空いている。
ハリヤナ州からラジャスターン州に入った辺りにある「日本人特区」は昨年よりますますいろいろな建物が増えている。
山が見え始めるころ、遠くが曇っていることが分かる。
と、思ったら、雨!
サバンナのラジャスターンにも雨が降るのですね。
車の中で景色を見ていたのは私だけでしたけどね。
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夕方到着したジャイプール、いつものホテルにチェックイン。
それで一日が終わるのはちょっともったいないような気がして、
ピンクシティへ。
シティホールの駐車場に車を止めて、そこから風の宮殿までのお散歩。
風の宮殿はお化粧直しが終わったばかりの様子。
時代がかったたたずまいの周囲とはある意味違和感。
その前に立って一枚の写真を撮ったのを改めてみるに、まるで映画のセットのような気がします。
だって、
「ママ、この臭いは何?」
「臭いでしょー。人のおしっことか、犬や牛のうんちとかがいっぱいだからね」
「人のおしっこも?」
「みんな建物の壁に向かってするからね」
「壁が汚いのはそのせいか。ほんとに汚いところだね、うげ~」
写真の“風の宮殿”の前にそれらの汚いものがないのは、写真には入っていないけれど、ちゃんと囲いがあり(二重の柵なのです)この新品のような建物が汚れないようになっているため。
でもね、このように朽ちたものがきれいになるにつれ、失われるものもあるような気がするの。汚~いところにしかない何か。
散歩の途中では、商売人がひっきりなしに声をかけてくるし、混み合った路上では喧嘩をしている男たちも。
この臭いと状況を記憶しておいてもらえたらいいな、と。
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つづく。
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