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2013年8月31日 (土)

まめしんぶん 13秋 その2

まめしんぶん、つづきです。

きょうは、カラフル系の服たちのこと。

いつもはほぼ100%仕事モードのインド、今年は子連れ旅で半分以上バカンス気分だったのですが、

最終的にインドから送ったり手持ちした荷物の総量は過去最大でした!

重たいおみやげと重たい生地が多かったのかな??? 

子連れで集中力も時間も半減する中(笑)、自己満足ではあるけれど結構いいものが見つかりました。

インドの神さまに、ハグ。

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西ベンガル州のリサイクル・カンタと勝手に呼んでいる

シルクサリーのリユース。Photo

ステッチの凹凸が独特で、目下、世界的に人気のもようです。

着古して弱ったシルクサリー2枚を合わせ、

刺し子風の手でのステッチで合わせたもの。

マニスでも、もう何年か越しにつかっています。

今回はポケットのないブラウス風のリバーシブルに。

この形をすでにご覧の方も多いかも。

ギャザー・シュミゼと呼んでいるパターンの丈をPhoto_2

思いきり(生地が足りるくらいまで)短くしたものです。

裏表の組み合わせ方もいろいろで、

本当に1枚ずつ個性が異なるショール大の布から

ギリギリのサイズで裁断を。きわどい!

昔懐かしいシルクのプリント柄は

ついどれにしようか、と悩みます。

はい、今回のリサイクル・カンタはひとしおに可愛くて。

インドで、迷って迷って選んできた新着ほやほや(!)のカンタです。

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同じく刺し子調で、こちらはコットン。Jkt

ラリー・キルトと呼ばれているものです。

これまで興味を持ちながらも、敷物のような厚手のものしか見られませんでしたが

今回やっと服地になるタイプを手に入れることが出来ました。

念ずれば叶う。

あまりのかわいさに、

ぼぅ~っとしてしまうのは私だけでしょうか(笑)、

ノスタルジックなコットンのリサイクル。

今回は2着のみ。

冬の回でいろいろまたつくる予定です。

ちなみに生地に両面性があるので両面着られるような仕立てにしています。(ボタンは片面のみです。)

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プリント生地はこちら。Sk

やはり今回はじめて購入できた

カラムカリというタイプの更紗です。

カラムカリとは、インドでは手描き更紗の事を言うようですが、

こちらはアンドゥラプラデーシュ州でつくられている

天然染めを基本にしたカラムカリ

昨年「セミアンティーク」だと聞いて使った

ベッドカバーのパッチワーク・プリント生地と同じものでした。

しかし、特質があります。Pt

染織の過程でバターミルクを使っているそうで、

この生地は何度か洗わないとバターミルクの臭いが消えないかも知れないんです。

バリで仕立てる前にかなり洗っておりますが

やっぱりぷーんとその匂いが残っています。

大層ワイルドなプリントですが、

その色合いの妙にはまってしまいます。





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師匠の浅井さんが台湾で買って来てくださった「花布」。

名前の通り花柄の。

ロシアのものだと言われても、パキスタンのだ、と言われてもPhoto_3

一見「そうか!」って思ってしまうような普遍の花柄です。

でもやっぱり中国仕込み。

台湾では布団用?

しっかり目の積んだ生地ですがそれなり薄手なので

裏にバリ生地を挟み込んで仕立てました。




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では、皆さま

フラウさんでのマニス展を是非お楽しみに!

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2013年8月30日 (金)

まめしんぶん 13秋 その1

インド、シンガポールと長々と書きましたが、

そうこうするうちに、もう秋の服がいろいろ出来ております。

インドで買ってきた生地も豊富な今秋の服たち。

9月5日から11日まで、東京西荻FRAUさんにて開催のマニス展。

http://www.studio-frau.com/about.html

出来たてほやほやの服を先程、ドーンとバリから送ったところです。

皆さまのところではまだまだ暑さが続いているかと思いますが、

今回はいきなりウール服満載ですヨ。

季節が移ろい、「あ、きょうはウール着ようかな?」、と思う頃に

新しいマニスの服がクロゼットで出番を待っていられたらいいな、と、考え。

私はかれこれ10年もバリ在住ですから、

日本の季節の移ろいはもう記憶もおぼろげなのですが、

急に空気が絞まってくっきりした感じの朝に

ひらめきのように「ウール」服に袖を通すのが好きでした。

(逆に急に気温が上がって空気が緩んだばかりの日に半袖を着る気分も大好きです。)

今年は、昨年の経験からウールの服を着る時期がもっと長くなるのではないかと勝手な想像をして(笑)、

生地屋さんにいつもより2カ月も早めに別注ウール生地を仕上げてもらいました。

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その別注がこちらです。

シェットランドウールリネン・ヘンプのラチネ

毎年定番のシェットランドウール混の秋冬生地。Photo

シェットランドの極寒の厳しい環境で育つウール素材をベースに、

もう何年かつくり続けているシリーズです。

今年は縦糸にヘンプを使い、

横糸にシェットランドウールとリネンの

かすり調の糸で。

薄手でしっかりとしたラチネという織り方の生地です。

一度水に通して

仕立てる前に少しシワ感を出してみたかったのですが、

うん。でも、これは着込んで出てくる自然なシワ感がいいかも、と。

上はロング・カッチと呼んでいる新型のフル丈のコート。

後ろにた~っぷりのギャザーが入っております。

Aラインの裾幅は大振りのパラソル並み(!)。一重ですが、たっぷりした暖かさ。

下はシェル・ブラウスPhoto_2

やはり分量のある薄手ブラウスのパターンですが、

薄手でハリのあるこの生地で作ってみると

なかなかいいボリューム感が。

(ちょっとピンが甘い写真でごめんなさいです。)

この生地。ほかに

バリ手織りシャンブレーとの二重仕立てで

丈長のアウターやボトムを何種類かつくっています。

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今年はカディのウールが初めて手に入りました。W

カディについてはご存知の方も多いかと思いますが、

インドでは「自然素材で手づくり」の生地や健康食品、コスメの総称ようなものでもあり、カディ専門の政府認可のデパートと商店だけで売られています。

まがい物と区別するために、という事なのでしょうか。

もともとはマハトマ・ガンジーさんが提唱した「自然回帰」の思想をくんだもの。

布地においてはインドが独立する際、キーにもなった歴史的コンセプトもあるんです。

上の服は、トロピカルという組織または

厚手のガーゼのような。

比較的撚りの強い糸で

(ハンドスパンかどうかは分かりませんが)

網目のように織られているもの。

しっとりふっくらしていて。気持ちの良い肌触り。Photo_3

クメール・シャツと呼んでいる丈長の

カシュクールに。

縁取りは極上のピュアパシュミナの残りを使っています。

下のするめいかみたいなのは(!)、

何年か越しにつくっていてロング・パーカと呼んでいるTOPです。

こちらの表生地に使っているカディウールは、洗って少し縮絨させています。

中の生成りのガーゼ風生地はビハール州の手織りシルク。

やわらかいカディウールとやわらかいナチュラルシルクを2枚合わせにして

ふわっと優しいあたたかさ。

今回のおすすめの1着!

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ふわふわしたウール服が、ほかにも。

こちらはWjkt

表にウールガーゼのワンウォッシュしたもの、

中にはコットン多重織ガーゼ。

大層やわらかな風合の組み合わせ。

リバーシブル仕立てですが

ボタンを両面につけると重過ぎてしまうのでボタンは片面のみ。

でも、モチロン両面着られます。

ポケットなしのシャツのような上着のような、毎日の服。

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一番下は、

Lwblpt


リネンウールのカルゼ。

メンズ風の堅めの生地で

今回の新型ボタンループパンツNewを。

下履きをいろいろ重ね履きする秋冬に、

フリーサイズのショート丈・幅広パンツ。

長年定番のパンツをリニューアルしたもの。

通年着られるしっかり素材です。

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そして、きょうも長くなりました。

毎回長くて恐縮です。

その上、「つづく」!

<(_ _)>

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2013年8月29日 (木)

シンガポールのつづき

ドロシーにさよならを言えなかったのは、

きっとまた何かのきっかけになるのでしょう。ほんとうにこのところ不思議な時間が流れています。

何か、無駄な時間はほとんどなくすごくクリアに過ごせておりまする。だから、ね。

何か、寄り道なしで大体が進行しておりまする。だから、ね。

その後は子供へのお礼にシンガポール動物園へ。

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飛行機乗継への時間も限られていることから、全部は見ないで今年出来たばかりの「リバー・サファリ」というエリアへ直行。

その中に去年、中国との国交樹立記念で“貸借”されたというパンダさんが。

カイカイさんと、ジオジオさん。Photo_2

なぜ水族館パートのリバーサファリに、この方々が?

まぁ、とにかく大変な人気者だし大層な設備なんです、お住まいは。

空調完備された巨大ドームの中。

さすがシンガポール。

ちょうどカイカイさんが、元気たっぷりに笹の葉っぱをむしゃむしゃしている時間でした。

週末だから、思いきりの人だかり。混雑の中。

ドームの横にはパンダグッズのお店が(やっぱり…)あって、ね。熱気でした。

国を挙げてのアイドルです。古今東西。だってやっぱりパンダさんはかわいいもん。

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巨大な水槽は、なかなかドラマチックでした。

去年行った京都水族館も出来たばかりの水族館で、似たものがありましたが、Photo_3

シンガポールの場合は規模がモノを言っています。

ガラス越しではあるのだけど、水底に自分たちが降り立ったかのような気分になる。

のどかな川岸からだんだん。

やがて深い深い太古の水の底のような場所に。

そこからまた地表へ戻るようなアプローチ。

新しいせいかどうか、水槽の中のお魚たちもすこぶる元気で生き生きとしていて。

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だけど。もう、さすがにクタクタ。Photo_4

帰りは循環バスに乗り再びMRTの駅まで。

シンガポールの北側は、どこまでも緑が続く。

狭い国だから何もかもギシギシなのかと思っていましたから、バスで何十分もの間続く緑は驚きでした。

緑はしごく自然なもので。

道は空いていて(これもまた週末のせいかもしれないけれど)、睡魔!!!

こういう状況ってやっぱり日本のどこか知らない郊外の移動に似ているな。

いつMRTの駅に着くのかな、と。ひとつひとつのバス停の名前を確認しながら、まどろむ夕方。

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空港からふたたびヒコーキに乗り、

バリの我が家へ着いたのはその日の夜。

子供が再びルンルンと収穫品を並べた机の上。

お疲れさん!

「明日は釣りに行くよ!」って。

ついでに、

「またインドへ行こうよ、来年」、って。

「僕はママと同じ仕事をするよ、大人になったら」、って。

まぁ、それはそれは。ありがと!

そんなに重くとらえずに、好きなように(しかし正しき方向へ)どうぞ、と思いながら

ちょっとリフレインしちゃう。

ドロシーから私へ、の、流れのように。マニスってもしかして結構長く続くものだったりして。

うふふふ。

とにかく翌日は、朝から釣りへ行ったもようです。

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さてさて。

マニスは来週、西荻フラウさんでの新作展覧会です。

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インドからの帰路、トランジット@シンガポール

インドからの帰り道、乗継便の待ち合わせ時間を利用して1日シンガポール。

でも。

何度も何度も行っているシンガポールで、

今回ははじめてMRTやバスに乗りました。

前は、ドロシーが必ず空港まで迎えに来てくれていましたが、

実はドロシーはシンガポールにもういません。

世界中のどこにもいません。

6月に亡くなったのです。

アトリエマニスの「マニス」という名前は、ドロシーのブランドからの“のれん分け”がきっかけ。MANISというブランドをやっていたドロシーの仕事に関わったことをきっかけに、今のマニスが生まれました。

諜報。それは、私が6月に帰国して間もないころでした。京都でクロマニョンさんの展覧会を開催している時のこと。知らせを受けてもただただ無念。

その翌日に下鴨神社へ行って、東京に移動でした。

あのころは、涙が止まらない1週間でした。

今回の旅で、シンガポールでせめてお参りをしたいと思っておりました。

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空港で荷物を預け、シンガポール流の練乳が入った甘いミルクコーヒーを飲みながらメールのチェックをして。

ドロシーが埋葬されている場所の情報がギリギリのタイミングでメールに入っていました。家族のように親しかった染織家の中川原さんと、ドロシーの異母兄弟のジェニーからの。Mrt

深夜のフライトであまり眠れていない子供は目がぱちぱち。

週末の朝8時です。

MRTは空いている。

シンガポールの住宅地を通り抜ける。

日本の郊外電車みたいだね、と子供。ゆるゆるとした平和な時間。何だろ。この時空。

グーグルで調べてMRTの最寄駅で降り、そこからはタクシーで。

でもふたつのメール情報から推測するに、来た場所は葬儀が行われた場所で。。埋葬されている場所はどうやら別の場所。近くの人に聞くと、そこからはまたずいぶん遠いとのこと。

再び広域地図を調べ、その埋葬場所の近くまでまたMRTで向かう。Mrt_2

途中の駅にあった食堂でシンガポールチキンライスを食べる。

子供はさすがに疲れておりすっかりおとなしく。申し訳なく。

バスにも乗る(バスの運転手はなぜか皆女性でした、偶々でしょうか?)。

今度はずっと北の方、シンガポール動物園などがある方面へ。

わぉ、まめたび。

「ついでにあのナイトサファリで有名なシンガポール動物園にも行こうよ!」

「うん…」

…そうだよね。そして、ともかく一緒に来てくれてありがと。一人だったらもっとつらかったかも。Photo

MRT、バス、タクシーと乗り継いで向かったのは、マンションみたいな何階か建ての納骨所でした。たくさんの引き出しのようなのがあって、そこに故人の写真と名前がついていて。

ここのどこかに眠っているんだね。

団地の番地のような情報をもとにその場所を探したのだけど。

なぜか、出会えなかった。

まるで、「実はまだここにいないのよ」って言われているみたいに。

(そして理性の中で思った。土には埋めないのですね、シンガポール。)

何でだろう、ここまで来たのに、という気持ちもあったけれど、

自分の中にまだそれを認めたくないという気持ちが邪魔をしたのだろうか。

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文化服装学院の頃から、ほとんど唯一つながっていた親友でもあり。

ライターの仕事に脱線していたわたしを、服の仕事に呼び戻してくれたきっかけをつくってくれた人でもあり。

何度も喧嘩もしたし、何度も一緒にいろんな旅をしたし。

今はまだ混乱中。

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お読みくださった皆さま、きょうはちょっとセンシティブな内容にてごめんなさいです。

もう少し続きます。

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2013年8月26日 (月)

今年のインド 6

ジャイプールからデリーへは午後の出発になったので、

平日夕方のラッシュアワーにぶつかり、何と、6時間もかかってしまった。

だから、夜でした。デリー。

長旅疲れで、Photo

部屋でごろごろしていた子供が、

このホテルには日本食レストランがあると知ると、ぴょんと飛び跳ね、

「行こう!行こう!」。

この日本食店、知ってはいたけれど

入ってみて、やはりため息。

ちなみに、

このチキンカツとシャケのおにぎり1個と、

ビール1本で3500円。………

お隣の席で寿司を食べていたインド人夫婦が、寿司を残したまま帰ってしまったので我々親子は目をまぁるくしましたです。

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翌日はババカラークSG通りにある「ミネラルストーンのミュージアム」へ。ステート・エンポリウムが並ぶアーケードの建物の上階。

こんなところがあるなんて。今まで知らなかった。

個人のミュージアムながら、素晴らしいコレクション。

インド国内の珍しいものが多く、見たことのなかったものばかり。

というか、知らなかっただけですね。

インドはもしかしたらかなり石が豊富。Img_1947

時代は4500万年~6500万年前のものだという。

4500万年前というと、インド亜大陸がユーラシア大陸に衝突し、ヒマラヤ山脈が出来た頃。

そうか。

その衝突によりインドでは豊富な鉱物が採掘されるのです、きっと。

マハラシュトラ州のジャルガオンという産地のものが多く、後から調べてみたら

やはりヒマラヤ山麓。

我々石オタクの親子は、

「すごーい!すごーい!」

「イソギンチャクみたいだけど石なんだよね?」

「変わった色!」

「どうしてこんな形で生えるんだろう!」Photo_2

ミュージアムの人が、興奮している我々に、ごく専門的な事だけを説明してくださる。

いや、もっと基本的な事から説明いただいてもよかったのですが(どうせ大した知識は持ち合わせていないのですから)。

中でも、鉱床(?というのかな、英語でmineral base)がカルセドニーと呼ばれているものが面白く。いくつかの鉱物が一緒に生えている寄せ植えにたいな。本当に、石が「生えている」、って感じなの。

カルセドニーは、石英の細かい結晶が網目状に集まり、緻密に固まった鉱物の変種(「パワーストーン意味辞典」より)。

いつか一度その採掘を見てみたい。一体どれほどの大きさなんだろう。

岩の中にタマゴの内側のような恰好で、

このカルセドニーは育っている。

その欠片をミュージアムショップで販売していて(上の写真)、

欠片だからってお値段はすごく安いのに、ちゃんとクリスタルとしてのストーンパワーもあるそう。

「だから、インスピレーションで選ぶのがいいですよ」、っておっしゃる。感動!

水の中に金魚が泳いでいるかのような涼しげなのと、ミント色のキラキラしたのが白い雪の上にぽわんと浮いているようなのと、を、選びました。

下の写真は、興奮気味の我々にお土産に下さったパンフレット。

あー、ほんとうに素敵なミュージアムでしたわ。

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パスタとピザのランチ(またも!)の後、

子供の体験のためにチャンドニーチョウク(オールドデリー)へ。

何事もメリハリですな。Photo_3

クリスタルの後の喧騒地帯。

狭く混雑しているその地域へは、リキシャで入る。

途中、荷引きのコブウシが信号待ちをしていて、その口角から1メートルくらいの長さのよだれが。

かわいそう、だけど、そういう場所。

人も牛も、皆、競争の中で生きている。

ラマダン明けの1週間前くらいの時期ゆえか、イスラム寺院の周辺は物々しい。

そのすぐ前でサモサもドーサもいい匂いをして売られている。

断食の中祈る人々と宗教が違うだけでそのすぐ目の前でおやつをむさぼる人と。厳しい世界。Photo_4

子供は、その状況に混乱気味。

歩道には骨董品や何やら不思議の妙薬を売る人たちが座り込んでいる。

そうだ、この辺りにカディのお店があったっけ?

そう気づいた途端、目の前にそのお店。

ガンジーさんのカディの、オールドデリーのお店。

知り合いに頼まれた生地を見つけて(1着分のシャツの)、を買うと、ガンジーさんの顔の絵が入った袋に入れてくれた。

そのお店の時代がかったしつらえも。人種と宗教の“るつぼ”のようなその界隈も。

音も匂いも、出来事も。

子供に、このライブがどこまで記憶できるのかな。

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夕方は、3回目のDilli Haatへ。

この日、もしまだあのお店があったら望遠鏡を買う、という約束だったもので。

で、ありました、ありました。

あのおじさんもいました。Photo_5

子供が最初にエーゴでコンタクトした、おじさんです。

欲しかったその望遠鏡も、ありました。

インドの神様が、子供にこの機会をプレゼントしてくれたような気がします。

ナマステ。

もう、すっかりご機嫌です。

……これはきっと忘れないだろう。

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最終日。

国立博物館へ。

子供にはやや難しいかもしれないなぁ、と思いながら。

インダス文明の遺跡の断片とか、インドの細密画とか、王さまの宝物(日本からの壺とかもある)とか。

しかし、案外ひとつひとつを興味深く見学できる。

改修工事も大分すすんでおり、なかなかグレードアップもしており。

まぁ、アットランダムなインド遺産の展示なので、埋葬された人骨とかもありますが(!)。

でもね、ワタシ的には、このミュージアムは一人でも多くの人に見てほしいミュージアムのひとつでもあります。

理由は、インドの遺産はラブリーでビューティフルだということ。

インドの歴史についての下地がなくても、感覚的に見応えがあるということ(だから子供でも興味を持てるんですね、きっと)。

円楼のようなかたちをした建物の入口では

生花のランゴーリー(床絵)をお仕度中。Photo

たくさんのバラとマリーゴールドが

カゴいっぱいに運ばれて来ていて、

素晴らしい香りが立ち込めて。

ね、ステキでしょ?

最終日とあって、この後は骨董ストリートをちょっと物色した後、

カーゴを出荷する件ですったもんだ。

空港へはぎりぎりの到着で。

汗、汗、の帰路でしたが、

すべては予定通り、病気も怪我もなく、しっかり楽しめて思い出にもなりました。

インドさんに感謝!

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もう少し、つづく。

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2013年8月25日 (日)

今年のインド 5

ジャイプールから再びデリーへ戻る日です。

相変わらず雨模様なので、“アンベール城から日の出を見る”たぐいのツアーはやめて

ちょっとだけ観光です。

まずは、ラクダさん。

ラジャスターンでは荷物の引き車を引っ張っていたりして

トールフリー沿いでも結構見かけるラクダさんなのですが、Photo

運転手さんと相談して

ジャイプールの沿道で乗せてもらえるところがあるのを思い出し。

ラクダさんってそういえば、背が高い。

乗るためには、壁にまず上ってそこからスライドするように。

ほぉ、ラクダさんがしゃがんでくれるよりも

こちらの方が初心者には安全ですね、きっと。

おかーさんも一緒に乗れば? って言われたけど、

私はモチロン(ぎっくり腰が)怖いから遠慮(!)。

でも、これに二人乗りするとしたら、Photo_2

もう一人はどこに乗ってどこを握っていたらいいのだろ。

鞍もついているようなんだけど、

馬に比べて何となく中途半端さを感じたりして。違う動物なんだから違うのは当たり前なんだけど。

ラクダさんはお世話の人に引かれて

車道の端をポコポコと歩き出しました。

「うわぁ、コワイ…」

「だいじょぶよー」(って、人の事だから言える)

ね、結構高いでしょ。見てるだけで十分コワイ。

「何か涼しいよー」

「高いからでしょー」Photo_3

「何かどこつかまっていいんだかわかんない」

確かに手綱とか無いし。

「こぶにつかまっていれば大丈夫よー」

「こぶってこれでしょ、なんか動くからつかまれない」

カチコチになっておりまする。

しかも、

ラクダさんってば首が案外長いのです。

それを、記念撮影場所でおもむろにPhoto_4

「はい?何か?」

みたいにくるっと。

「うわっ!!!」

目と目が合ってしまったらしく。

……良い体験をしました。

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ラクダさんの後は、ゾウにも乗れる算段が、何ともうまくいきませんでした。

アンベール城に登って行くためのゾウさんたちはランチタイムとのこと(ゾウなのか人間なのか、ランチタイム)。Photo_5

仕方なく、車でそのまま上って行きました。

だんだら坂道を上がって、

アラベスク空間に入りました。

ラクダで十分満喫したせいか、

ゾウにはもうあまりこだわっていませんでしたね(笑)。

ただ、

アンベールの中でなるほどなハマり方。

それは、迷路探検。

見るべくは鏡の間とか、

その他いろいろPhoto_6

イスラム様式のマハラジャの豪華な繁栄の跡なのだけど、

ムガール帝国の建築は、

その威厳に満ちた外観と比べ

意外なほど中は狭く仕切られている。

日本の歴史建築もそうだけど、

空間と装飾にかなりメリハリがある。

で、子供にとっては

それが探検ごっこの空間になってしまう。

鏡の間では、Photo_7

「ハト!」、を見つけたタイミングでカメラを取り出していたし。

それにしても、

この緑。

いつも10月に来る時にはハゲハゲなものだから、

この砦の丘の緑が目にしみました。

探検ごっこで流れる汗、

緑の丘を眺めつつ、城塞の中になぜかちょうどいいタイミングでたどり着いたコーヒーショップで「アイス・ヒマラヤン」とかいうフラペチーノを飲み

しばし涼みました。

昨年、某ブロックプリントの工房が、井戸が枯れて水が出ないとぼやいていたのを思い出し

今年はいいブロックプリントができるかも! って、この緑を見て思う。

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つづく。



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2013年8月24日 (土)

今年のインド 4

ジャイプールの日程をいつものように2泊にしてしまっていたので(本当は3泊の方がヨカッタ)、

翌日は朝からいつもの調子で動く。いつもの買いまくりモードです。それなりハード。

行きの車の中で、子供のソックスに白い毛が一本付いてるのに気がつき、

「あ、ソックスに何かついてるよ」、と、教えると、急激なホームシック。

それは犬のルナの毛。

言うんじゃなかった。

「ルナ~~~、ルナ~~~!!!」

……わぁぁ、困ったもんだ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo

サンガネールのブロックプリント屋さんでは、実演のプリント職人のおじさんにぺったんぺったんをやらせてもらう。

ブロックプリントの布屋さんでは、退屈する前にうまいこと

「お兄ちゃん、ペプシとチップスはどう?」、ってもてなされ、すっかりいい調子。

ついでに、バリ島もヒンドゥ教なんだと話しをすると、インドの皆さんとうちの子供はガネーシャとかシヴァとかサラスワティとか、神様が共通するので話も弾む。

そうして盛り上がってもらっているうちに、生地をどんどん選ぶ一日。

サンガネールにはブルーポートリーと呼ばれるPhoto_2

焼き物のお店もあり、

そこで学校のお友達にタイルのお土産を選ぶ。

この焼き物、スペインやプロヴァンスのものととても良く似ていていつ見ても懐かしい。

このタイル、30枚買ったら、

帰りの手荷物の保安検査で思い切り引っかかってしまったんだけど、

「ラジャスターンのタイル」だと何度か言ったら、「おう、ラジャスターンか!」、って。それでスルーしたのはなぜ???

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遅めのお昼は、ジャイプールのアノキカフェ。Photo_3

いつものカフェ。

昨年は金澤さんたちと、

その前はとも子さんとも来ましたっけ。

ここでも「ピザ・マルゲリータ」を注文し

(やっぱりね)、

タートル書店で買った絵本をリュックから出して読んでいる隙に

隣の店で買い物。

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夜、ホテルでリコメンドされたラジャスターン伝統「人形劇」は、実は毎晩行われているものだと知っております。5回は泊まっているこのホテル。ガーデンサイドでこのパフォーマンスがなかった日はないと思う。

だけど毎回人気が無くてほんとうにお気の毒で。Photo_5

タブラの演奏が聞こえてくると窓からのぞき見した子供が

「わ、目が合っちゃった! こっち来いって言ってる!」

「だからカーテン明けるなと言ったのにー」

そういう訳で、誰もいないプペットショーの観覧席へ(笑)。

あら、こんな言い方をしたらいけませんね、

プペットショーだけでなくラジャスターンのダンスもしかり。

一度は見るべきパフォーマンス。

見せてもらえてよかったのです。

からくりのある人形劇は、観光客向けだとショートショートですが、

きっともっと複雑で奥深い。Photo_6

この時の操り方もすごく巧みで、今回はマイケル・ジャクソンのムーンウォークの人形版(!)。

言われなくても分かる、マイケルでしたね(笑)。

パフォーマンスに満足すると、変な時間に「お腹すいたー」。

カフェテリアで、なぜにこの時間に(9時過ぎのこと)、のローストチキン・セットを注文なう。

写真は、それが出てくる前、

「このテーブルクロスはブロックプリントだね」

!!!

あー、その一言で、すべてチャラにするよ。

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つづく。


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今年のインド 3

実は、2日目のデリーでは大雨が降りました。

あっという間に暗くなり言葉通りのスコール。

その後はぼんやりと晴れたものの、すごい湿度。

これがインドの雨期なのだと実感。

夕方はハウズカースの遺跡へ。

こちらはデリーの代官山とも呼ばれるショッピングエリアと隣り合わせで、

買い物が主の私はこれまでショッピングエリア、オンリー。Photo_5

今回はじめて遺跡の中へ入りました。

雨上がりの緑がきれい!

夕日がきれい!

けれども、

「リスがいる!」

「ハトがたくさんとまってる!」

、と、子供の目に入るものはみずみずしい緑でも遺跡ではなく。……

ま、いいか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_6

翌日。

これまたお昼までホテルでくつろぎ(プールでじゃぶじゃぶ)、

正午よりジャイプールへ向かう。

途中のドライブインで遅めのお昼。

子供「マッシュルームスープと焼きそば」

ワタシ「そういうもの頼むとね、後悔するよ、インドでは」

子供「いいよ」

出てきたのは、インスタントのそれをそのままの。(写真が無くてごめんなさい!)

子供「結構おいしいじゃん」

ワタシ「………」

車で4時間の道のり。日曜日とあって空いている。

ハリヤナ州からラジャスターン州に入った辺りにある「日本人特区」は昨年よりますますいろいろな建物が増えている。

山が見え始めるころ、遠くが曇っていることが分かる。

と、思ったら、雨!

サバンナのラジャスターンにも雨が降るのですね。

車の中で景色を見ていたのは私だけでしたけどね。

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夕方到着したジャイプール、いつものホテルにチェックイン。

それで一日が終わるのはちょっともったいないような気がして、

ピンクシティへ。

シティホールの駐車場に車を止めて、そこから風の宮殿までのお散歩。Photo_7

風の宮殿はお化粧直しが終わったばかりの様子。

時代がかったたたずまいの周囲とはある意味違和感。

その前に立って一枚の写真を撮ったのを改めてみるに、まるで映画のセットのような気がします。

だって、

「ママ、この臭いは何?」

「臭いでしょー。人のおしっことか、犬や牛のうんちとかがいっぱいだからね」

「人のおしっこも?」

「みんな建物の壁に向かってするからね」

「壁が汚いのはそのせいか。ほんとに汚いところだね、うげ~」

写真の“風の宮殿”の前にそれらの汚いものがないのは、写真には入っていないけれど、ちゃんと囲いがあり(二重の柵なのです)この新品のような建物が汚れないようになっているため。

でもね、このように朽ちたものがきれいになるにつれ、失われるものもあるような気がするの。汚~いところにしかない何か。

散歩の途中では、商売人がひっきりなしに声をかけてくるし、混み合った路上では喧嘩をしている男たちも。

この臭いと状況を記憶しておいてもらえたらいいな、と。

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つづく。

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2013年8月21日 (水)

今年のインド 2

そういうわけで、子供にとっては初めての海外。

5年生にもなったし、そろそろ英語しか通じない国に行くのもいいでしょー。

リクエストされたオーストラリアは今冬だし、

そこまで連れて行けるほどの暮らし向きでもないし、

仕事で行く先に一緒に行けば安上がり!

(そうして2年前にもパレンバンへ行ったんだっけ。)

ま、「インドではラクダと象がいっぱいいて乗れるんだよ」、の一言に騙され

ついて来たというくだりもありますが。

到着したその晩は、Photo_7

衛星チャンネルで日本のアニメ番組が観れるとのことで

「来てヨカッタ」、を連発。

コーフンして眠れなくなりました。

(うちでは平素テレビ禁止なこともあり)

翌日はお昼までプールでじゃぶじゃぶ遊び。

やっと布や買付品を見はじめるは遅めの午後。

ところが。

お昼に好きなものをいっぱい食べたから(スパゲティカルボナーラとピザ

すっかり安心していたのも束の間、

途中のお店でフラフラっとなってしまった。Photo_2

食べれていたら心配ない、って

侮っていました。

(写真は別の日に食べたマッシュルームのクリームパスタ。実は最後までほぼ連日ランチはパスタとピザでした! インドにおいてはなかなかの異種体験。)

初日ですからね、時差ボケもあるし

目に入るものすべて刺激が多く感覚的にも疲労するのでしょう。

バリとの時差は3時間半。

ホテルへ戻り、ちょっと休んでからDelli Haatへ行くことに。

しかしその頃はもうすっかり不機嫌で

「来なきゃよかった」的なネガティブ発言続発。

オ~、ノ~!

「早く(バリへ)帰りたい」とは言わなかったけれど、「もう出かけたくない」モードがかなり難しく。

困ったぁぁ!!

しかし、半ば無理やり連れて行ったDilli Haat。到着すると、

子供「ここで何分?」

ワタシ「15分でいいよ」

子供「じゃ、車で待ってる」

ワタシ「じゃ5分でいいから一緒においで」

子供「ぶぅううう」

でも、気分はやはり気分ですから、もちろん変わりやすい。

悪い方からいい方へも。

夕方の風は気持ちよく、Photo_3

週末の人出で楽しい雰囲気。

サリー服の女の人も、

険しい顔のおじさんにも見慣れてきたようで

すっかりご機嫌が直る。

しかも、ここDilli Haatには

今回滞在中3回も

来ることになったのでした(!)。



Photo_5スケッチ屋さん。

ホント、

スラスラと上手くて

「じーーーーーー」。








Photo_6ココナッツのような

弦楽器。

面白い音だねーーー。

中国の、あれ、何ていうんだっけ?

あれにも似てるね。








中でも、ここからはすっかり動かなくなった。

私が生地の出店を見ている間も、

ずっと動かなかった。Photo_4

古物風のルーペや時計、計測器、

砂時計、方位磁石、懐中時計、

望遠鏡、双眼鏡。などなど。

店のおじさんにエーゴで

「いくらですか?」

「どうやって使うんですか?」

、と聞く積極性まで(!)。

「やっぱり来てヨカッタ」とさえ(!)。

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2日目は朝から生地を見るも、Photo_8

お昼にはまたピザだというので

ピザが食べれる店へ。

ワタシ「昨日も食べたじゃん」

子供「ほかに食べれるものないから」

ワタシ「中華もあるんだよ?」

子供「ピザがいい!!」

何しろ、インドへ来て1回もカレーを食べなかったツワモノ。

タートルカフェ。

階下のタートル書店も子供向けの本が充実していて

(待っててもらうのに都合よく・笑)

こちらへも通算2回行きました。Photo_9

そして全く同じもの頼んでましたね、マルゲリータとココナッツジュース。

「クラパムダ(ヤシの実のジュース)、バリのより小さい」って不満そうでしたが。

私はこっちがお気に入りに。→

インド人の皆さんが普段飲んでいるリフレッシュメント、

レモネード。

レモネードだけど微炭酸でした。



ちなみにこちらの書店で思わず買った絵本を

バリショップに置くことにしました。

閲覧のみ(非売品)ですが

すごくいい絵本です。Photo_4

こんなのが1冊300円ほど。

うれしいインド。

(ピザは700円くらいするんだけどね、、、)









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つづく。

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今年のインド 1

7月、バリへ戻ってから3週間足らず。

インドへ行くことに決めました。

日本帰国中は「今年はインドへは行かない」って思っていたのに。かなり、突然。

ほんとうに、急に思い立って実行した旅でした。

日本でのグランドツアーの旅続きで体力持つかな自分、とも思いながら。それに7~8月のインドって雨期。未体験の高温多湿になりそうだし。……

決め手は航空会社のマイルが溜まっていたのと、その恩恵のゴールド会員証(荷物が50キロ積める!)の期限が迫っていたこと。子供が夏休み中だったこと。

マイルでどこか行くなら台湾へ、とも思っていたのですがビザが難しかったのです、インドネシア国籍の子供の。インドは日本国籍とインドネシア国籍の両方がVOA(到着ビザ)を取れるらしく。

布のあるところしか食指が動かない性分でもあり(笑)、ビザが取れるんだったらインド行っちゃう?って。

これまでも相当いろいろあったインドビザがVOAで、なんて。夢みたいな話でもあります。バリの旅行会社も「責任持てませんよ~」って言うし。でも、ネットで調べた限りは大丈夫。

ハラハラしながら、

バリ時間の深夜、デリーに到着。Photo

7月25日。

シンガポール航空で到着した中でVOA手続きは私たちだけ。

カウンターの係官は噛みタバコ。相当ヒマそうでユルユルの、このセクション。

いっぱい書き込むことのある二人分の申請書を記入して、

子供はペプシの自販機に(デリー空港内に一体いくつあるのか、無数というべきか)インドルピーのお札を入れてガチャンと出てきたペプシに嬉々とコーフンしていて、

そうこうするうちに(1時間くらいはかかったけれど)、

無事、デリー!

ナマステ。

願わくば、申請用紙を機内で配っていただけますよう。

いえ、文句は言いません。問題もなく入国できたんですから。テリマカシ。

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つづく。

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