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2013年7月18日 (木)

6月の日本 その4 福岡2

工藝風向 foucault

ランチの後、お伺いしたのはPhoto_5

こちらのギャラリーさん。

工藝風向 foucaultというお店。

真ん中のポスターが貼ってある木の壁のところ。

店内は写真NGで残念。

すごく似た雰囲気のご夫婦がやっていらっしゃる(本当に似ていらっしゃるのでびっくり!)。

http://foucaultplus.org/about

フーコーっていう店名、あの思想家フーコーにちなんでいるんですね。

谷さんのレンテン族のコースターが壁にかかっていました。

特別展のガラスと器もすごく今な感じで素敵でしたが、7月は日野明子さん展を開催のようです。

いい意味で、今らしさがあるし。骨太なコンセプトだし。ちょっと好きになりました。

手前にあるレンガの壁のコーヒー屋さんも

三輪さんのおすすめらしく、こちらは次回のお楽しみに。

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群青Photo_6


お店の名前もステキだけれど、

しつらえもとても素敵。

こちらは、iroiroさんというブランド名でタイの伝統服をタイ生産しているメーカーさんでもあり、

群青さんという不定期開催ながらギャラリーショップをされているらしい。

http://iroirostyle.com/about_gunjo/

ちょうど企画展「Native American Hand made Jewelry」の開催中で、

ちょっと魔力のありそうな石などもあり。

でも、全体感はとてもナチュラル。Photo_7

入口に展示されるは、

こんな風な糸だったり紐だったり。

この質感が今ですね。

あ、また「今」って言葉が出ちゃいましたけれど。

生成いろであり、素であり、。

こんなステキなお店なのに、

不定期営業っていうところがもしかしたら福岡?

何だかうらやましくもあり。

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アンタイディーPhoto_8

2年前に、東京で開催したtoko manisでご協力いただいたことのあるアンタイディーさん。

本拠地の福岡店にお伺いすることができるなんて、シアワセです。

ついでに2年前に購入させていただいた私にとっての必需品、

お財布入れのポシェットが壊れていたのを持ち込んで

お修理の依頼を(アンタイディーさんにも念を送りながらの九州上陸だったもので…)。

店内にアトリエがあって、tokoでも展示させていただいたあのバッグは、ここでつくられていたんだな。

ステキなお店の雰囲気も大好きになりました。

http://untidy.main.jp/

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あまねや工芸店

朝は雨、お昼から夏の日差し。

こちらにお伺いする頃には、もう汗ばんでいて。Photo_9

町屋のような奥の窓から緑が見えるおもむきのある

お店では、インドネシアの布や谷さんの布もありました。

2階では「荒木さんの遺したもの展」という催しが前日から始まったばかり。

荒木さんって誰だろう?

……こちらのサイトに出ていました。

http://nagasakirinne.com/?portfolio=%E8%8D%92%E6%9C%A8%E8%8B%B1%E9%9B%84%E3%81%AE%E6%B0%91%E8%97%9D

一部を引用すると、

「2012年11月に急遺した荒木英雄。 40年ほど前、「けやき」の庄司氏と出会い、柳宗悦氏の民藝運動に共感、この頃から古民藝のコレクションを始めました。庄司夫妻と共に長崎での民藝運動を牽引し、長年日本民藝協会長崎県支部の会長を努めました」Photo_10

何でもアフリカの草ビロードのコレクションもあるらしく、気になるところですが(岩立さんのところで見せていただいたばかりなので)、こちらの展示では縄文式土器やヒンドゥ教遺跡の石像やら博物館レベルの立派なものもいろいろ。

もちろん見るだけのつもりが、何かの魔法で(笑)、何となく目に入った錫メッキのトルコ製のお皿を買っちゃいました(あぁぁ、また荷物増えちゃった!)。

こんな風に包んでくださるのでした。

書の練習なのかな。

長くて大判の半紙にかなり上手い(私が言うのも何なんですが)書のいらなくなったもの(かしら?)。

後日読んでみた、

あまねやさんのブログもとてもいい感じで。

http://yoshi-amaneyatuushin.blogspot.com/2013_07_01_archive.html

三輪さんたちが

「マニス展を福岡でやるとしたらどこがいいか」と前向きな質問を店主に向けると、

「福岡ははやりものしか売れないから難しいよ。それこそ布布さんでやればいいじゃない?」って、直球のご意見。

私も、そう思っていたんですよ、三輪さん。

あまねや工芸店。何度も行きたくなりました。

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梅屋+koyaPhoto_11

車で市街地から40分くらい、という梅屋さんは

週末の夕方、

郊外との幹線道路が渋滞気味でもあり

1時間近くかかって着きました。

よくぞこんな遠くまで連れて来ていただいてしまったものです。

本当に布布の皆さまには感謝です。

梅屋さんでも器の企画展開催中でした。Koya

奥のお住まいかもしれない建物の方で

常設のものを見せていただきました。

koyaというのは、

梅屋さんから数十メートル離れたところにある

新しい建物で、

こちらでは

インドのアズラックの展示会をしていました。

カッチ地方のブロックプリントです。

あぁ、懐かしい!Photo_12

こちらの御親戚の方が

タイで仕入れる木綿地の生地屋さんをされているそうで、

そしてパン屋さんでもあるそうで、

楽しそうなお仕事です。

それにしても、

夕暮れ前の周りの山々の美しかったこと。

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それなのに、まだまだあるんです。

夏って日が長いから。Photo_13

すごいすごい。

梅屋さんから再び市内に戻り、

閉店前に滑り込むは

ふくやさん。

アンティークと作家もののお店。

どこからどこまでも

案内いただいているから

こんなにたくさん回れるわけです。

一人出来たら、ここは迷うだろう。

だって看板が……、

その向こうでボール遊びしてる小学生に気を取られて……、

完全に見過ごしました。失礼しました。

そして中だって、Photo_14

やっぱり細くて小さいのでした。

店主の方が、

滑り込みの私たちにも嫌な顔せずにお茶を出してくださって。

やっとたどり着いた、という私の心の中を

読まれたのかと(!)。

きっと冬の陽だまりなんかも良く似合う、

時代がかった雰囲気のお店でした。

とりわけこの日は

蚊取り線香がかぐわしい

ほわほわな夕暮れの時間を

ありがとうございました。

外に出たら、

周囲のビルの壁がオレンジ色に反射していて

ほんとうに夏のような一日なのでした。

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でも、まだあるんです。

もう一軒。

読んでいただくのもそろそろ疲れるころかもしれませんが、

もうしばらくお付き合いください。

最後に登場は、福岡に無知な私でも前から知っていたお店。krankさん。Trank

ここが最後だという事も何か象徴的です。

なぜかというと、ここはビックリ箱。

いろいろな方がブログにそのビックリさ加減を表現されているのですが(笑)、

私は案の定写真がいまいちです、すみませぬ。

krankさんとえば、GAZAさんが展覧会もやっていたそうです。ソニアパークさんもお友達なんですか?知名度もさることながら、福岡の名所であることには変わりないのでしょう。

上の写真から順を追いますが、Trank_2

1階・アンティーク家具のkrankさんと3階のmarcelloというセレクト服屋さんは、

入り方がムズカシイ。

まず1階は三輪さんが先に歩いて行って、あ、そうなんだ。

スライドなんですね。

この大きな壁は(笑)。いや、よく見れば取っ手があるので分かるのか。

こんな入りにくいお店でありながら、

中に入ると、びっくり優しいお兄さんが迎えてくださる。

プロジェクターで映し出された星空やぞうさんがぐるぐる回る。

夢のような世界のなかにステキな家具たちが眠っている。Trank_3

ほんとうに眠っているって感じでした。

眠っているのは家具なのか私なのか。

もし仮に一人で入って優しいお兄さんもいなかったとしたら、

どうだったんでしょう?

さて、閉店時間もあるのでお次は3階へ。

なぜ2階じゃなくて3階なのか、

行けばわかるそうで。

「とにかくすごいのよ~!」って

皆さま口を揃えてワクワクしている!

はい、それで早速

krankさんの脇の階段を上がります。

上まで上がりました。

そしたら、屋上でした!Trank_4


こういう感じで芝生だけなの。

ここで混乱して帰っちゃう人もいるんではないか?

「ここまで上がるでしょ、

そしたらそこから降りるのよ」って。

は? 上ったのに降りるの?

確かに、芝生の一部にガラスの部分があって

そこから階下がのぞき見える。Trank_5

服と階段が見えます。

あそこだね!

で、対角線側にある階段(といってもすごく狭い!)

から中をのぞくと、、、、

ちょっと平衡感覚崩れそうな

立体の仕掛けがあったりして。Trank_6

紙風船(紙飛行機?)で

宙にひっぱられそうになっている椅子。
















そこから、

こんなふうにTrank_7

左右を伝うようにして

階段を下りる。


















すごく狭いのです。

幅30センチくらい?Trank_8

ほとんどハシゴ。

そして、着きました。

marcelloさん。

homspunやArts&Sienceや。おなじみのブランドの服が、滑車をつかったいろいろな独創的な什器に飾られている。

とにかく滑車。

サイトのショッピング欄にも少し出ていますね、滑車。

http://www.krank-marcello.com/index.html

お店から出るときに二つの質問をしました。

「帰りも同じ階段から屋上に出て帰るのですか? 近道ないのですか?」

「ここの店舗デザインは誰が?」

最初の質問は多いはず。

「はい。近道あります、こちらからドーゾ」、と「stuff room」の奥のドアを開けてくださる。

二番目は、驚き。

「僕です」って。

1階の優しいお兄さんにも癒されたけど、3階のお兄さんもキラキラ系で。

いい夢見させていただきました。

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何て長い一日だったことでしょう。

お読みいただきほんとうにありがとうございました。

お連れ下さった皆さま、ほんとうにほんとうにありがとうございました。

お次は熊本へ。

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