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2013年7月24日 (水)

7月の日本 その5 京都

グランドツアーの後も。

京都で、風土の浦田由紀子さんに前々からお願いをしていた

京都ツアーがありました。

かれこれ1年になる京都。

まだバスの乗り方も分からない、街の様子も近所しか分からないんです。

遠方から来てくださる方へのご案内も寺町通り界隈しかできないことに、

そろそろ卒業したく思いました。

それで今回は浦田さんにお願いして、風土さんの近くと浦田さんのおすすめのお店などを案内していただくことに(贅沢!)。

しかーーし。傘持参の一日でした。

浦田さん、ごめんなさーい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo

風土さんがある北大路通りを西へ数分のところにある大徳寺。

とても大きなお寺です。

その中の高桐院というところに入ってみました。

大徳寺の塔頭のひとつで、慶長6年(1601年)、細川忠興により建立された高桐院。

その入り口は苔むした緑のトンネルですが、

雨でも降っていなければ相当な人出だと浦田さん。

特に秋はJRの広告「そうだ京都行こう」の映像やポスターになったこともあり

人だらけなんですって。

たまたまここにいる間は

薄日もさすくらいに雨が上がっておりました。

静かな庭園をゆっくり散策する人たち。Photo_2

浦田さんにガイドをしていただいて細川家のお墓やお茶室を拝見。

高桐院にはふたつのお茶室があります。

茶道の奥義を極めた趣味人でもあった細川忠興さんが

千利休の住まいを移築したとされる書院「意北軒」と、

秀吉が北野大茶会を開いたときに建てられたものを移築した茶室「松向軒」。

日本の古いお寺に来たのも久しぶりでしたが、

靴を脱いで上がる日本の古い建物も久しぶりで。Photo_3

やはり、京都に引っ越したと言っても半分ガイジンですな。

浦田さんは、

「お茶を習う前はわたしも全然分からなかったけれど、習うようになってからお茶の楽しみがいろいろ分かるようになった」そうです。

いいなぁ、京都で茶道。

私はその前に、正座がでけへん……。

浦田さんがそこの空間にぴったり収まっている感じもすばらし。うらやまし。

やー、それにしても。

心洗われる空間でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_4

高桐院を出て、そのまま南にまっすぐ。

鞍馬口通りという通りにある「スガマチ食堂」さんへ。

こちらは食材に薬膳のような薬効のあるものを取り入れているのだそうです。

黒米、なつめ、松の実、クコの実、カルダモン。

選べるランチメニューから、

ひき肉をサンドした高野豆腐を。Photo_5

左上のラタトゥイユはナンプラー風味。

かなりのボリュームです。

ちゃんとしたごはん、久しぶりでウレシイ。





古い建物の床を上手に抜いて、

掘りごたつ式にしているところもステキ。Photo_6

こちらの写真はフロア側のテーブル席。

京都って、こうしたこじんまりした食べ物屋さんがたくさんあって(小さなたたずまいでもちゃんと商売になるということなのかどうか)、そこがいいところのひとつ。

東京だと、こういうお店あんまりないでしょ。


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同じ鞍馬口通りにある「かみ添」さん。Photo_7


ここに入ったところで大雨です。
















シンプルな白い和紙に白いプリントが透けてきれいなレターセット。

うん、本当にシンプル。Photo_8

これが日本で京都で、こうして売られていることもうれしい。

作者はご主人、お店はこちらの奥様が。

ふすまの紙が、オシャレすぎる。







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バスに乗って、李青さんへ。

こちらも梅雨のこの日にぴったりなPhoto_9

たたずまい。

こちらはKITさんの韓国コーナーで見て

一度行ってみたかったお店です。

雑貨や食品、骨董品のお店なのかと思っていましたが、

ゆるっとお茶ができるカフェでした。Photo_10

もちろん、いろいろ売られてもいます。

京都って、本当に

こうしたゆるやかさに

ありがたさがいっぱいです。

がっつりランチを食べた後だったのだけど、Photo_11

李青さんの韓国ヨモギもちが300円と安いので

浦田さんとシェアはしないで1皿ずつ頼んだら……。

これで300円、安すぎませんか?

本当はコーヒーじゃなくて

韓国茶がいろいろあったのだけど、

このゆるゆるさ加減にすっかり眠気まで(!)、ゲンキンなわたくし。

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李青さんでまったりした後は、

浦田さんおススメの骨董屋さんへ。

ここはタクって、丸太町通・東大路の

「ブルー・パロット」さん。Photo_12

3階建てで日本のもの、ヨーロッパのもの

家具、うつわ、いろいろたくさんありました。

素晴らしいのは、

古もの屋さんなのに店内がすがすがしいこと。

何か秘訣でもあるのでしょうか?

こちらでは翌日からセールとのことで

伊万里のお皿を値切って買ってしまいました(いつもの癖が!)。

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浦田さん、楽しかったですね!

ご案内、本当にありがとうございました。

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日本の旅、ここまで。

長々とお読みくださった皆さま、ありがとうございました。

……もう、このところ(いつもか?)何でもギリギリで。汗。

明日からインドへ行ってまいります。

今回は夏休み中の子供を連れていきます(おりこうにしててくれるといいな)。

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