6月の日本 その2 黒豆さんへ
6月27日
間kosiumiさんでの展覧会の合間に、東松山にあるGallery黒豆さんへ行ってきました。
黒豆さんの土屋夫妻とばったり出会ったのは、
それこそ、
間kosumiさんとの打ち合わせのときだったから、確か今年の4月。
それまで一度もお目にかかった事はなかったけれど
けろちゃん時代のマニスが何度かお世話になっていたこともあって
Dees Hallさんで展示もされていることから、
「まだ顔を合わせたことのなかったお隣さん」みたいな。
お目にかかって、やはりぜんぜん「初めましてではない」気がしてしまう。
黒豆さんのランプ、皆さまはご存知でしょうか?
アンティークのいろんなパーツを組み合わせて
ほっこり、時代を忘れるようなシンプルなランプ。
それよりも。
黒豆さんといえばずっと案じていたお店でもありました。
昨年、火事で作業場とお店が燃えてしまったという知らせを聞いて以来、
皆でとても心配していたのですが、
今年1月に新築完成、復活したとのこと。
そう分かったら、是非行きたい!って思ってしまって今回しっかり予定に組み込んで、押しかけました!
土屋さんのギャラリーショップには、奥に素敵なキッチン&ダイニングがありました。
こちらでは毎月決まった日に特別メニューのおいしいランチがふるまわれているそう。
よく見ると、あの黒豆さんのランプがあちこちにさりげなく釣る下がっております。
食指が動く動く。(ランプへの。)
お店の写真、ちょっとピンぼけですみません。
実は、外には
看板も何もないらしいのですが、
店内はその周辺のなだらかな田畑や住宅地と比べたら、明らかに異空間。
通りがかかりでたまたまという事もほぼなさそうな、ヒミツの空間。
それでもやはりファンが多いのは、ネット検索すれば分かります(笑)。
お店と横つながりのお父さん(土屋さんのご主人)の作業場も見せていただきました。
棚には(この棚も一応売り物らしいですが)、
ランプの素材になりそうな古いものたちがいろいろ。
しかしです。
お父さん曰く、ランプづくりは週末だけ。
「普段は金属加工の町工場ですよ」って。
あら、本当に!
お父さんの作業台で
その日つくられていたのは、
ブルドーザーの部品。
鉄パイプを特定のサイズに切って、
その一端を削って……、という、
びっくりするほど一般的な金属加工の作業。
余暇の時間にあの「黒豆さんのランプ」をつくっているなんて
ちょっと驚きです。
あの時代がかった豆電球の1ルクスの明るさの、独特のランプがどういう風に生まれるのかというと、
土屋さんがお父さんに「これとこれでこういうものをつくったら」と、注文することから始まるらしく。
お父さんは職人、お母さんはデザイナー、ってことなのでしょうか。
それにしてもこの新しいギャラリーと作業場の、静かで生き生きとした感覚は。
何だか見えないけれどピカピカとしたものがここにはありますよ。
「でもね、火事の前はもっとすごくいろんなものがあったんだけど。今はこれだけ」って、お父さん。
以前を見てないからあんまり言えないけれど。でも一言、よくぞここまで!
黒豆さんの歴史はこれからもどんどん更新されると思います。
そばでお孫さんがトンカチで釘を打って遊んでいるところからして。
今回は、小さなシャンデリアを買いました。
京都のtoko manisで使います。
これからは離れていてもずっとお隣さんですよ、黒豆さん! よろしくお願いしますです。
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つづく。またすぐに~。…の、予定。
あ、そうそう。
ちなみに黒豆さんの展覧会が9月にDees Hallで開催されるそうですよ。楽しみです!
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