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2013年7月24日 (水)

7月の日本 その5 京都

グランドツアーの後も。

京都で、風土の浦田由紀子さんに前々からお願いをしていた

京都ツアーがありました。

かれこれ1年になる京都。

まだバスの乗り方も分からない、街の様子も近所しか分からないんです。

遠方から来てくださる方へのご案内も寺町通り界隈しかできないことに、

そろそろ卒業したく思いました。

それで今回は浦田さんにお願いして、風土さんの近くと浦田さんのおすすめのお店などを案内していただくことに(贅沢!)。

しかーーし。傘持参の一日でした。

浦田さん、ごめんなさーい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo

風土さんがある北大路通りを西へ数分のところにある大徳寺。

とても大きなお寺です。

その中の高桐院というところに入ってみました。

大徳寺の塔頭のひとつで、慶長6年(1601年)、細川忠興により建立された高桐院。

その入り口は苔むした緑のトンネルですが、

雨でも降っていなければ相当な人出だと浦田さん。

特に秋はJRの広告「そうだ京都行こう」の映像やポスターになったこともあり

人だらけなんですって。

たまたまここにいる間は

薄日もさすくらいに雨が上がっておりました。

静かな庭園をゆっくり散策する人たち。Photo_2

浦田さんにガイドをしていただいて細川家のお墓やお茶室を拝見。

高桐院にはふたつのお茶室があります。

茶道の奥義を極めた趣味人でもあった細川忠興さんが

千利休の住まいを移築したとされる書院「意北軒」と、

秀吉が北野大茶会を開いたときに建てられたものを移築した茶室「松向軒」。

日本の古いお寺に来たのも久しぶりでしたが、

靴を脱いで上がる日本の古い建物も久しぶりで。Photo_3

やはり、京都に引っ越したと言っても半分ガイジンですな。

浦田さんは、

「お茶を習う前はわたしも全然分からなかったけれど、習うようになってからお茶の楽しみがいろいろ分かるようになった」そうです。

いいなぁ、京都で茶道。

私はその前に、正座がでけへん……。

浦田さんがそこの空間にぴったり収まっている感じもすばらし。うらやまし。

やー、それにしても。

心洗われる空間でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo_4

高桐院を出て、そのまま南にまっすぐ。

鞍馬口通りという通りにある「スガマチ食堂」さんへ。

こちらは食材に薬膳のような薬効のあるものを取り入れているのだそうです。

黒米、なつめ、松の実、クコの実、カルダモン。

選べるランチメニューから、

ひき肉をサンドした高野豆腐を。Photo_5

左上のラタトゥイユはナンプラー風味。

かなりのボリュームです。

ちゃんとしたごはん、久しぶりでウレシイ。





古い建物の床を上手に抜いて、

掘りごたつ式にしているところもステキ。Photo_6

こちらの写真はフロア側のテーブル席。

京都って、こうしたこじんまりした食べ物屋さんがたくさんあって(小さなたたずまいでもちゃんと商売になるということなのかどうか)、そこがいいところのひとつ。

東京だと、こういうお店あんまりないでしょ。


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同じ鞍馬口通りにある「かみ添」さん。Photo_7


ここに入ったところで大雨です。
















シンプルな白い和紙に白いプリントが透けてきれいなレターセット。

うん、本当にシンプル。Photo_8

これが日本で京都で、こうして売られていることもうれしい。

作者はご主人、お店はこちらの奥様が。

ふすまの紙が、オシャレすぎる。







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バスに乗って、李青さんへ。

こちらも梅雨のこの日にぴったりなPhoto_9

たたずまい。

こちらはKITさんの韓国コーナーで見て

一度行ってみたかったお店です。

雑貨や食品、骨董品のお店なのかと思っていましたが、

ゆるっとお茶ができるカフェでした。Photo_10

もちろん、いろいろ売られてもいます。

京都って、本当に

こうしたゆるやかさに

ありがたさがいっぱいです。

がっつりランチを食べた後だったのだけど、Photo_11

李青さんの韓国ヨモギもちが300円と安いので

浦田さんとシェアはしないで1皿ずつ頼んだら……。

これで300円、安すぎませんか?

本当はコーヒーじゃなくて

韓国茶がいろいろあったのだけど、

このゆるゆるさ加減にすっかり眠気まで(!)、ゲンキンなわたくし。

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李青さんでまったりした後は、

浦田さんおススメの骨董屋さんへ。

ここはタクって、丸太町通・東大路の

「ブルー・パロット」さん。Photo_12

3階建てで日本のもの、ヨーロッパのもの

家具、うつわ、いろいろたくさんありました。

素晴らしいのは、

古もの屋さんなのに店内がすがすがしいこと。

何か秘訣でもあるのでしょうか?

こちらでは翌日からセールとのことで

伊万里のお皿を値切って買ってしまいました(いつもの癖が!)。

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浦田さん、楽しかったですね!

ご案内、本当にありがとうございました。

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日本の旅、ここまで。

長々とお読みくださった皆さま、ありがとうございました。

……もう、このところ(いつもか?)何でもギリギリで。汗。

明日からインドへ行ってまいります。

今回は夏休み中の子供を連れていきます(おりこうにしててくれるといいな)。

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7月の日本 その4 しょうぶ学園2

本当に長くなります……。

しょうぶ学園、工房SHOBUのつづきです。

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お昼を挟んで、午後は布の工房。

NUIプロジェクトの現場です。Nui

「縫・織」部門です。

織、というのは、

当初は大島絣の機織りを導入することから始まったからだそう。

織は比較的軽度の障害者の方にしかできないことから、

針1本で縫い続ける行為に注目。そこから生まれてくる「思いがけない表現=アクションによるアートは、自分のスタイル(独自性)を持つことの本質を、そして障がいとは何かを根底から問いかけています」。これはSHOBUのパンフレットにある言葉。

余談ですが、

NUIプロジェクトの刺しゅう服のための

下地のシャツを、

10年くらい前に当時ご担当の土井さんからご注文をいただいて

マニスで作らせていただいたこともありました。

Nui_2

その時つくったシャツが、いつぞやの映像作品に収められていると聞きました。

本当にいい機会をいただきながら、その後継続させていただくことができず

申し訳なかったです。

さて、そのNUI部門は屋根に芝生(?)のこちらの建物の中。

NUIの皆さん、お昼から戻り

またせっせと針を進めていらっしゃいました。

直子さんは「こうしてつくられる刺しゅうも、実は商品化に追い付かずにいっぱいストックしているんですよ」って。Nui_4

保管庫に積み上げられた名前別の引出の中に、いっぱい詰まっていました、宝物が。

作業テーブルは4人掛け。

静かなNUI工房の中で、ひと針ひと針の時間が流れます。

それぞれが全くといっていいほど異なる方向性の縫い物たち。

こちらのショートカットの女性の方は、大きい運針なのでどんどん出来てしまう。

手の動かし方も大振り、ダイナミックで早い。Nui_5


写真撮って、とのアピールも。

こうして、つくりかけの作品を何気なく広げてくださる。

糸の端がぼそぼそと出たままが面白い表情です。







同じテーブルのこちらの方は、シャツに刺しゅう。

「この方は、もう3,4年このシャツを続けているんです。それでもう、刺しゅうというより糸のかたまりのようになっています」、って直子さん。Nui_6

「毎日同じようにやり続けて、

何年かたった時、

ある日突然そのシャツ(に刺すのを)やめるんです。

そうしてまた新しいものを始めるのですが、

その前の日までつくっていたシャツのことは

忘れているんです」

何年もかかって刺しゅうしたシャツに、まるで執着がないんだそうです。

この感覚も利用者(知的障害者)の皆さんに共通していることらしい。

すごいですね。Nui_7

今なんですね。

過去でも未来でもなく、常に。

さて、

こちらの方は、

モケモケした糸の端がお好きなよう。

刺しては切り、また刺しては切り、という

作業のようです。

そしてこちらの方。

この方は、独立したお部屋の中で

何年もこうして糸玉から糸を手繰り、Photo_13

もつれないようにまた手繰り、……

という作業をし、

それから布を細く切ったテープ状のものに

並み縫いして、

それをさらに数センチくらいの長さに切り

床にまき散らす、というものづくり。

「お正月など帰省するときにその手繰ったもの、

切って床に積もったものなどを全部片付けちゃうんですが、Photo_14

戻ってくるとまた何事もなかったかのように

同じ作業を1からやり始めるんですよ」、と、直子さん。

この方の場合、糸と縫いという行為は空間の造形(インスタレーション)なんだと思いました。

こうして、手繰った糸を部屋の両端のテーブルから何本も垂らしてあり、

それは空間をつかった織り機のようでもあり。

一見散らかっているようで、これはある秩序なんだとも思いました。

菖蒲学園の利用者の皆さんは特別なアーティスト肌の方ばかりのようにも思ってしまいますが、その辺りはどうなのでしょう。

もしかしたら、特別なことではなくて、人間みな生まれながらにこうした固有の表現力を持っているのかな、って。

とにかく、驚きの連続です。

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最後はこちら。Photo_15

絵画・造形のアトリエです。

各工房で作業をしている利用者の中で絵画、造形のようなアート表現の可能性を持った人たちが参加しています。

オムニハウスと呼ばれる、大きな建物の横にあります。

オムニハウスは上階に一般市民がレンタル利用できるスペースがあり、この日もお料理教室があったもよう。

外壁、階段に描かれているモティーフは、

こちらの翁長ノブ子さんが以前描き続けていたもの。Photo_16

何年も何年も、このハスの断面のようなボツボツを描いていたのだけど、

今はこんな風なお家のようなタケノコのようなのを描いていらっしゃる。

「これもね、ある日突然、変わるんですよ。それで、特に何でもない風にその新しいモティーフをまた連続して描いていく。彼女の場合、墨を使うので色彩は黒だけというのは共通していますが」、と、担当の職員の方。

フリーハンドで、連続して同じモティーフを描く、そのモティーフで画面を全部埋める、という感覚は、

この方だけではなくほかの皆さんにもある程度共通しているように思いました。

翁長さんはミナペルホネン・デザイン大賞(装苑の?)を受賞された経歴もあるとのこと。

とにかく、同じパターンで

埋め尽くす。Photo_17

ふむふむ。

その次の方は、

定規も使わずにアルファベット、カタカナを紙にぎっしり描きつづけている。

この日は水性ペンを使っていたけれど、

その文字は写植見本のように

ものすごく均一で。

描いてある文字を見ると、

テレビ局、ラジオ局名と電波の波長数、電話番号のようなもの。

こうしたものを毎日かなりのスピードで何枚も書くらしく、Photo_18

職員の人がリクエストして

和紙に墨で数字だけを描いてもらってみたのがこちら。

「これだと何か商品になるかとお願いしてみたんだけど、

ほら、何となく雑でしょ。

下の方は文字がだんだん大きくなっているし、かすれている。

やりたくないことやっている、というのが分かりますよね(笑)」、って。

この方は、デジタルですね。頭の中。

とにかくまっすぐ均一なのがすごい。Photo_20

やはりデジタル風のこちらの方は、

文字やヒト型を描いて切り抜き、

それに合うように浮き出しのような側面をつけて立体にする作品。

現代アート界でも人気がある作家さんなのだそう。

側面との貼り合わせはセロテープ。

そうしてつくられた集合体は、

同じオムニハウスの展示室に。Photo_21


やはり、最終的には埋め尽くすんですね。

すごいですね。

こんなにデジタルなのに手作りで、

このコツコツとした積み上げ方って。

人間って何ておもしろい個性を

持って生きているんでしょう。

そしてこちらは、この日は不在だった方のもの。

これ、すごい。Photo_22

こういうアートあるにはある。一般的に。

でも、

この方のは想像ではなくて見えてますかね、もしかして

最初から?

この編み込まれたような立体の線画は。

「この方の場合、

必ず裏にこうして日付とかPhoto_23

忘備録のようなものが

書かれているんですよ」、と直子さん。

これもまた、インパクト、つよい。

几帳面な迫力。

脳みそに直撃、というか。

最後のこちらは

布に描かれた連続の人・人・人。Photo_19

この後、職員の方がバッグに仕立てる。

商品の中でも人気者なんだそうです。

これは埋め尽していてもアナログで、ほっ。








それにしても。

少し前まで織物を無心にしていた頃の、細やかな刺しゅうのクロスを生涯で3枚しかつくれなかったようなその時代と。何てかぶることか。

無心さって、祈りのようなものだと思うのですが、

ヒトに共通の偉大な才能のひとつなんだと思います。

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福森さんから、出来たばかりという本をいただきました。

その帯にこんな言葉がありました。

「それは、複雑でなく単純、

理想ではなく現実、

飾るものより使うもの、

華美より質素、作為ではなく無心、

という知的に障がいを持つ方々の

自然な人間らしさは、野の花の

自然な美しさに似ている。」

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福森さん、直子さんほか

しょうぶ学園の皆さん。ありがとうございました。

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2013年7月23日 (火)

7月の日本 その3 しょうぶ学園

バス停を降りると、平屋の住宅、農家が並んでいました。

交差点には食品店が1件。

「菖蒲谷」という地名から、山の中のぽつんとしたところにあるんだとばかり思っていました。

しょうぶ学園の入り口は緑のトンネル。

門のようなものはなく、駐車場からそのまま施設へ。Photo



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敷地内はひとつの町のように、いろいろな形の建物が点在している。

施設長の福森伸さんいわく「建物はどれもばらばらなデザインだけど木々がその間をつないでいる」。確かに、木々が全体をひとつのネックレスのようにつないでいる。

マニスをやりはじめたばかりの頃、六本木のAXISギャラリーでの工房SHOBUの展示をたまたま知る機会があり、お伺いして以来、

NUIプロジェクトの土井初音さんからずっとニュースレターを送っていただいていました。

土井さんは、昨年寿退社されたとのこと。

来るのが遅すぎたかな、と、思いながら、この日私をずっと案内してくださったのは

土井さんの代わりにNUIの指導員として入られた壽浦直子さん。Photo_2

なんと、福森伸さんのお嬢さんでした。

素晴らしいバトンタッチです。

今や、大変な注目を浴びている工房SHOBUのプロジェクトですが、

長くなるので概略はこちらで。

http://www.shobu.jp/kobo.html

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知的障害者の人たちのための施設として、今からちょうど40年前にここを設立されたのが福森伸さんのご両親。

その後伸さんの代になり、工房のあり方を今のようなかたちに導いたそうです。

その素晴らしさのひとつは、「障害者を指導しようとしない」こと。伸さんは、度重なる障害者同士のトラブル、脱走者などの問題を「とじこめない」「押さえこまない」ことで乗り越えたそうです。

だから、門もないつくり。Photo_3

寮生活者の部屋も外からのカギはかけない。

工房では、職員(指導員とは呼ばない)は利用者(障害者の方々)にどんなものをつくるのかをゆだねる。

そうしたら、百人が百人、自分の世界のものをつくることを発見したそうです。そうして、数々の問題も次第になくなり平和でエネルギッシュな現在のしょうぶ学園に発展したようです。

専門的な事は分かりませんが、知的障害者の施設として、世界いちばんの発見ではないでしょうか。

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さてさて、早速、工房の見学です。

まずは「木の工房」から。Photo_4

こちらは、もともと体育館だった建物を使っているそうで、広くて天井も高い。

入ると手前は利用者の方々がテーブルを囲んでひとりひとり、自由なものづくりをしていました。

奥は木工所。

製材のための機械から木くずを吸い上げるダクトまで、とても設備が整っている。施設内で使われるテーブル、作業台、椅子、事務用書棚などはすべてここでつくっているそうです。

家具などの木工は比較的障害の軽い方と職員の方が中心。

ほかの皆さんはプレート、カトラリー、木のボタンなどをつくっています。Photo_5

木工は刃物をつかうので危ないことはないのかと思いましたが、利用者の方々は皆自分の仕事のパターンが定着すると黙々と安定して同じものを作りつづけるそうで、大丈夫なんだそうです。

こうしたモノづくりの中で、

作ったものができるだけ商品化して利用者の収入にもなるようにコーディネートするのも職員の皆さんの役割。

作ったものにさらに加工を加えたり、作るものの個性を商品の特徴になるよう下加工したり。

こちらは、かたちになったプレートに利用者のひとりで「ひたすら釘でぼつぼつ模様を入れる」方の作品。Photo_6

まるで、サゴヤシの木肌のような(ある意味バリでは見慣れている)テクスチャーですが、これがお手製とは。

利用者の方は、こうした自分のパターンに気づくとほぼずっと何年でも同じこパターンを作り続ける。

同じテーブルを囲んでいても、ほかの人からの影響はほとんど受けない。つまり、人のものと比較をするという事がない。

すごいことです。

私たちフツウに生きていると、人との比較でほとんど生きているようなものだから。

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お次は陶芸の工房です。

こちらでは、皆さんさらにそれぞれのものづくりをしていました。Photo_7


こちらの方は、ロブスターが好きなんだって。

それから、象さん。

嬉しそうに作ったものを見せてくれて。

確かに無数の象さんと、

時々ロブスターと思しき

細かいヒダヒダのペタッとしたものが並んでいる。

その次の方は、キューブ型に固めた粘土のパーツに

ひたすら削り模様を彫りつづけている。Photo_8

ブロック材のように建築資材に使ったら面白そうですが、

この方のものは今のところ商品化には結びついていないようです。

それにしても、たくさんあります。

手前にあるのは、陶のボタンですね。

マニスでも初期の頃つくっておりました。

懐かしい!

その下の方は、

自閉症とのことで外部の声を嫌ってPhoto_9

耳にイヤホン差しっぱなしなんだそうです。

作業場も他の皆さんとは離れた場所に

孤立する形で。

粘土を細く丸めたパーツをたくさんつくって、

それで何か生き物の根源のパターンのようなかたまりをつくる。

それも、無数に、毎日、ずっと。

すごいことです。

ピンボケボケ(!)でしたが、Photo_10

こちらの方のオブジェがこんな風に積まれているさまには圧倒されました。

人間は、何のために生まれてくるのか。

ひとりひとりは実はこれくらいみんな違うものを生み出すことができるのなら、

なぜ世界は皆同じような人間であろうとするんだろう?

……なんて、事まで考えさせられちゃいます。

さて、お昼の時間が近づいてくると皆さん急にそわそわ。

チャイムが鳴る少し前から職員の皆さんと楽しそうにジョークを言ったりしている。

しょうぶ学園の職員には、専門家は雇用されないそうです。Photo_12

皆、素人からはじめることがSHOBUのスタイルだとか。陶芸工房でも、陶芸家ではない方が採用されここではじめて陶芸に触れることからはじまるらしい。

利用者の皆さんに教えてもらいながら、仕事を覚えていくのだそうです。

機知に溢れています。

無垢なイマジネーションとフツウに育った人のイマジネーション。

創造のバトルですね。

驚きの連続です。

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つづきます。

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2013年7月22日 (月)

7月の日本 その2 鹿児島

7月2日、

朝の新幹線で熊本から鹿児島へ。

最終日なのでギリギリピッタリの時間で行動するつもりがPhoto

なぜか1時間近く早く着いてしまう。

理由は、最後だからと時刻表を見もせず

記憶で行動したから!

そしてこの日ばかりは晴れておりました。

鹿児島中央駅の朝は、開いているお店がほとんどなくて

広いロータリーを無駄にぐるぐる歩いてしまった。

コーヒーを飲みたかっただけなのに、

この日はゼンゼン嗅覚が冴えません。

ミスタードーナツしか見つけられず。Photo_2

そうこうしているうちに、

迷い込んだのが鹿児島駅前朝市。

「灰汁巻」、「かるかん」、「かからんだんご」。

灰汁巻はちまきと呼ばれるけれど、ちまきとは別物らしく、灰汁に漬け込んだもち米を竹の皮で包んで炊いたもの?

中でパツパツに膨らんだお米が自分でお餅になるというモノらしく、きな粉をかけて食べるとか。

かからんだんごは、

かからんという葉に巻いたヨモギ団子(餡が外側が基本?)らしい。

いずれも5月のお節句の頃のおやつらしく。

ふむふむ。Photo_3

市場の様子は、一昔前の雰囲気で包まれる。

昭和な感じのおおらかさ。

魚屋さんではトビ、サバ、カツオ、アカイカ、イサキ、アラ、カワコダイ、天然タイ、カンパチ、といったお魚が並んでいる。

お魚音痴な私ですが、バリにもあるようなタイの仲間が多いと思う。で、トビって何だろう??トビウオ?

花屋さんもおおらかです。

バケツにどさっと、ほら。Photo_5

これもバリの花屋と同じバナナの花が(笑)。

鹿児島かぁ。

真夏はどんなだろう。

冬もあまり寒くなかったりするのでしょうか?

……そうして予定の時間になり、

「菖蒲谷経由」南国交通のバスに乗りこみました。

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この日はなぜか帰路もこの駅前をぐるぐる無駄に動き回り、

あっという間に1時間が過ぎるのでした。

帰路は新幹線の切符を買うのに現金が少し足りずATMを探してぐるぐる。

やっとお金を下ろして金券ショップへ行くと、鹿児島から京都への回数券ってないんだって。

それで結局駅で普通に買いました。鹿児島中央駅。どこか、迷宮。

所要5時間弱。でも、路線検索ではヒコーキでも乗り換えや待ち時間などで4時間ほど、料金も同じくらいだったから、新幹線にしてみたのです。

さてさて、菖蒲学園のお話しはいよいよこの先から。

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2013年7月18日 (木)

7月の日本 その1 熊本

今回のまめたびはすごい長いです。

グランドツアーですから。

毎日書いていますが、

まだまだ先が見えません。

お読みくださっている皆さまには、

ほどほどに飛ばし飛ばしでよろしくお願いします。

福岡の翌日、7月1日はPhoto_2

朝の新幹線で熊本へ。

それがびっくり、近いんですね。

確か、30分ちょっと。

途中から雨が降り始めましたが、熊本に着くころには止みました。

山に囲まれている。

山がきれい。

日本の山は、ほんとうにきれい。


Photo_4

さて、駅前のホテルに荷物を預けて、

タクシーに乗り込み目指すはミディタブレさん。












・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo

アンティーク・インテリアのお店の一角に

ありました。

マニスの服たち。

熊本ではじめてのマニス展。

お伺いした時間は開店の少し前でしたが、

荷物を置いて、店主の後藤さんに

こんにちは、をすると、間もなくお客様が。

それが、とてもおしゃれで

きれいな方ばかりで!Photo_3

本当ですよ。

選んでいただく服も、個性的でその方に本当に良く似合うもので。

こういう時、作っている服が私たちを通り抜けて

次のステージにもう立っているんだな、といつも思う。

お客様がちょっと途切れた時に

さっとお茶を入れてくださる。Photo_5

ステキなオープンキッチンがあるんです。


さすがインテリアのお店ですね。

こんなお店でマニス展を開催いただけるなんて、

ほんとうにうれしいです。

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お昼には、

熊本のからしレンコンと

助六寿司のお弁当をPhoto_6

ご用意くださって。

店内にはワンちゃんもいて

ずっとクンクンされながらいただきました。




夕方ちょっとだけ外出させていただいて

さかむらさんへ。

西麻布でご近所さんだったさかむらさん。

クウネルにも出ていましたが、

熊本へ移転されたのはたしか2年前。Photo_7

茶室「仰松軒」と言えば熊本では皆さんがご存知らしいのですが、

細川家ゆかりのその茶室での花の会をされながら

町なかの一角で西麻布時代と同じく骨董品のお店兼カフェを営んでいました。

西麻布から移転される少し前に会った時

「どんな占いをしてもらってもまったく迷いがないんだよね」って言っていましたが、

さかむらさんの世界は熊本でも着々と根付いている様子でした。

さすがだね!

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ミディタブレさん閉店後、

後藤さんが近くを案内してくださいました。

それがですね、これまた荷物を増やす結果に(笑)。Photo_8

DRAGON BROCANTEさん。

こちらは、東京にあった(もうなくなっちゃったそうです)ロワゾー・ブロカンテの姉妹店ではないですか。

古い旅館跡をお店に。

安川さんという素敵なお姉さんと

いろいろおしゃべりが弾んでしまう。

そして、注染のパンツ試着して似合ったので

買う。試着と買うのがあまりに早い、と後藤さんに褒めていただく(笑)。

だって迷ったら買えなくなるでしょー。

気分はしばし「千と千尋」のようであり。

もうひとつ連れられたのが、LOTUSさん。

こちらは、エスニックな服屋さんという第一印象だったけれど置いてある服がすごい。

これまで全く知らなかったperoというブランド(インド出身のデザイナー、アニース・アロラによるブランド、ジャーナル スタンダード ラックスにも入っているらしい)がまず目に入って、

それならDOSAは? って。もちろんあるし。Photo_9

ARTS&SIENCEももちろん、あるし。

そういうお店なのでした。 peroの服はカディコットンでHAATのような刺しゅう入り。

もちろん、買っちゃいました。

ここでもまた後藤さんに「早いね!」って褒められ(笑)。

写真はNGにてラッピングだけ。

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そしてさらにご飯、

ごちそうになりました。Photo_10

こんなめにうのお店にて。

しかし、連日肉食で来ていた私は

きゅうりとかトマトとかしか食べることができず。ビールだけはいっぱいごちそうになり。

そうそう。

“ぬた”のような「人文字のぐるぐる」っていうのがおいしかったんです。

後藤さんのおすすめで。Photo_11

wikiによれば

地元で採れる「一文字」(小ネギの一種。「人文字」とも表記する)をさっと茹でて氷水にくぐらせ、根元を軸に葉の部分をぐるぐる巻きつけたものを酢味噌につけて食べるぬたに似た料理である[1]

」だって。

ぐるぐる巻いてある食感が、

夏にぴったりなさっぱりしたおかず。


後藤さん、Photo_12

一日ほんとうにほとんど遊んでばかりで過ごさせていただきました。

それなのにたくさんおもてなしをありがとうございました。

夏直前の熊本でしたが、

今週はきっともう暑さのなかを泳ぐような

日々を迎えられているのでは。

熊本の感性、すばらしく。

大好きになりました。

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お次は九州最後、鹿児島です。

明日からちょっとお客さんが見える関係でアップが少し先になるかもしれませんが、

しょうぶ学園のこと。

たっぷりまた書こうと思います。

毎度誤字脱字が多くてあいすみません。お許しを。







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6月の日本 その4 福岡2

工藝風向 foucault

ランチの後、お伺いしたのはPhoto_5

こちらのギャラリーさん。

工藝風向 foucaultというお店。

真ん中のポスターが貼ってある木の壁のところ。

店内は写真NGで残念。

すごく似た雰囲気のご夫婦がやっていらっしゃる(本当に似ていらっしゃるのでびっくり!)。

http://foucaultplus.org/about

フーコーっていう店名、あの思想家フーコーにちなんでいるんですね。

谷さんのレンテン族のコースターが壁にかかっていました。

特別展のガラスと器もすごく今な感じで素敵でしたが、7月は日野明子さん展を開催のようです。

いい意味で、今らしさがあるし。骨太なコンセプトだし。ちょっと好きになりました。

手前にあるレンガの壁のコーヒー屋さんも

三輪さんのおすすめらしく、こちらは次回のお楽しみに。

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群青Photo_6


お店の名前もステキだけれど、

しつらえもとても素敵。

こちらは、iroiroさんというブランド名でタイの伝統服をタイ生産しているメーカーさんでもあり、

群青さんという不定期開催ながらギャラリーショップをされているらしい。

http://iroirostyle.com/about_gunjo/

ちょうど企画展「Native American Hand made Jewelry」の開催中で、

ちょっと魔力のありそうな石などもあり。

でも、全体感はとてもナチュラル。Photo_7

入口に展示されるは、

こんな風な糸だったり紐だったり。

この質感が今ですね。

あ、また「今」って言葉が出ちゃいましたけれど。

生成いろであり、素であり、。

こんなステキなお店なのに、

不定期営業っていうところがもしかしたら福岡?

何だかうらやましくもあり。

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アンタイディーPhoto_8

2年前に、東京で開催したtoko manisでご協力いただいたことのあるアンタイディーさん。

本拠地の福岡店にお伺いすることができるなんて、シアワセです。

ついでに2年前に購入させていただいた私にとっての必需品、

お財布入れのポシェットが壊れていたのを持ち込んで

お修理の依頼を(アンタイディーさんにも念を送りながらの九州上陸だったもので…)。

店内にアトリエがあって、tokoでも展示させていただいたあのバッグは、ここでつくられていたんだな。

ステキなお店の雰囲気も大好きになりました。

http://untidy.main.jp/

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あまねや工芸店

朝は雨、お昼から夏の日差し。

こちらにお伺いする頃には、もう汗ばんでいて。Photo_9

町屋のような奥の窓から緑が見えるおもむきのある

お店では、インドネシアの布や谷さんの布もありました。

2階では「荒木さんの遺したもの展」という催しが前日から始まったばかり。

荒木さんって誰だろう?

……こちらのサイトに出ていました。

http://nagasakirinne.com/?portfolio=%E8%8D%92%E6%9C%A8%E8%8B%B1%E9%9B%84%E3%81%AE%E6%B0%91%E8%97%9D

一部を引用すると、

「2012年11月に急遺した荒木英雄。 40年ほど前、「けやき」の庄司氏と出会い、柳宗悦氏の民藝運動に共感、この頃から古民藝のコレクションを始めました。庄司夫妻と共に長崎での民藝運動を牽引し、長年日本民藝協会長崎県支部の会長を努めました」Photo_10

何でもアフリカの草ビロードのコレクションもあるらしく、気になるところですが(岩立さんのところで見せていただいたばかりなので)、こちらの展示では縄文式土器やヒンドゥ教遺跡の石像やら博物館レベルの立派なものもいろいろ。

もちろん見るだけのつもりが、何かの魔法で(笑)、何となく目に入った錫メッキのトルコ製のお皿を買っちゃいました(あぁぁ、また荷物増えちゃった!)。

こんな風に包んでくださるのでした。

書の練習なのかな。

長くて大判の半紙にかなり上手い(私が言うのも何なんですが)書のいらなくなったもの(かしら?)。

後日読んでみた、

あまねやさんのブログもとてもいい感じで。

http://yoshi-amaneyatuushin.blogspot.com/2013_07_01_archive.html

三輪さんたちが

「マニス展を福岡でやるとしたらどこがいいか」と前向きな質問を店主に向けると、

「福岡ははやりものしか売れないから難しいよ。それこそ布布さんでやればいいじゃない?」って、直球のご意見。

私も、そう思っていたんですよ、三輪さん。

あまねや工芸店。何度も行きたくなりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

梅屋+koyaPhoto_11

車で市街地から40分くらい、という梅屋さんは

週末の夕方、

郊外との幹線道路が渋滞気味でもあり

1時間近くかかって着きました。

よくぞこんな遠くまで連れて来ていただいてしまったものです。

本当に布布の皆さまには感謝です。

梅屋さんでも器の企画展開催中でした。Koya

奥のお住まいかもしれない建物の方で

常設のものを見せていただきました。

koyaというのは、

梅屋さんから数十メートル離れたところにある

新しい建物で、

こちらでは

インドのアズラックの展示会をしていました。

カッチ地方のブロックプリントです。

あぁ、懐かしい!Photo_12

こちらの御親戚の方が

タイで仕入れる木綿地の生地屋さんをされているそうで、

そしてパン屋さんでもあるそうで、

楽しそうなお仕事です。

それにしても、

夕暮れ前の周りの山々の美しかったこと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それなのに、まだまだあるんです。

夏って日が長いから。Photo_13

すごいすごい。

梅屋さんから再び市内に戻り、

閉店前に滑り込むは

ふくやさん。

アンティークと作家もののお店。

どこからどこまでも

案内いただいているから

こんなにたくさん回れるわけです。

一人出来たら、ここは迷うだろう。

だって看板が……、

その向こうでボール遊びしてる小学生に気を取られて……、

完全に見過ごしました。失礼しました。

そして中だって、Photo_14

やっぱり細くて小さいのでした。

店主の方が、

滑り込みの私たちにも嫌な顔せずにお茶を出してくださって。

やっとたどり着いた、という私の心の中を

読まれたのかと(!)。

きっと冬の陽だまりなんかも良く似合う、

時代がかった雰囲気のお店でした。

とりわけこの日は

蚊取り線香がかぐわしい

ほわほわな夕暮れの時間を

ありがとうございました。

外に出たら、

周囲のビルの壁がオレンジ色に反射していて

ほんとうに夏のような一日なのでした。

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でも、まだあるんです。

もう一軒。

読んでいただくのもそろそろ疲れるころかもしれませんが、

もうしばらくお付き合いください。

最後に登場は、福岡に無知な私でも前から知っていたお店。krankさん。Trank

ここが最後だという事も何か象徴的です。

なぜかというと、ここはビックリ箱。

いろいろな方がブログにそのビックリさ加減を表現されているのですが(笑)、

私は案の定写真がいまいちです、すみませぬ。

krankさんとえば、GAZAさんが展覧会もやっていたそうです。ソニアパークさんもお友達なんですか?知名度もさることながら、福岡の名所であることには変わりないのでしょう。

上の写真から順を追いますが、Trank_2

1階・アンティーク家具のkrankさんと3階のmarcelloというセレクト服屋さんは、

入り方がムズカシイ。

まず1階は三輪さんが先に歩いて行って、あ、そうなんだ。

スライドなんですね。

この大きな壁は(笑)。いや、よく見れば取っ手があるので分かるのか。

こんな入りにくいお店でありながら、

中に入ると、びっくり優しいお兄さんが迎えてくださる。

プロジェクターで映し出された星空やぞうさんがぐるぐる回る。

夢のような世界のなかにステキな家具たちが眠っている。Trank_3

ほんとうに眠っているって感じでした。

眠っているのは家具なのか私なのか。

もし仮に一人で入って優しいお兄さんもいなかったとしたら、

どうだったんでしょう?

さて、閉店時間もあるのでお次は3階へ。

なぜ2階じゃなくて3階なのか、

行けばわかるそうで。

「とにかくすごいのよ~!」って

皆さま口を揃えてワクワクしている!

はい、それで早速

krankさんの脇の階段を上がります。

上まで上がりました。

そしたら、屋上でした!Trank_4


こういう感じで芝生だけなの。

ここで混乱して帰っちゃう人もいるんではないか?

「ここまで上がるでしょ、

そしたらそこから降りるのよ」って。

は? 上ったのに降りるの?

確かに、芝生の一部にガラスの部分があって

そこから階下がのぞき見える。Trank_5

服と階段が見えます。

あそこだね!

で、対角線側にある階段(といってもすごく狭い!)

から中をのぞくと、、、、

ちょっと平衡感覚崩れそうな

立体の仕掛けがあったりして。Trank_6

紙風船(紙飛行機?)で

宙にひっぱられそうになっている椅子。
















そこから、

こんなふうにTrank_7

左右を伝うようにして

階段を下りる。


















すごく狭いのです。

幅30センチくらい?Trank_8

ほとんどハシゴ。

そして、着きました。

marcelloさん。

homspunやArts&Sienceや。おなじみのブランドの服が、滑車をつかったいろいろな独創的な什器に飾られている。

とにかく滑車。

サイトのショッピング欄にも少し出ていますね、滑車。

http://www.krank-marcello.com/index.html

お店から出るときに二つの質問をしました。

「帰りも同じ階段から屋上に出て帰るのですか? 近道ないのですか?」

「ここの店舗デザインは誰が?」

最初の質問は多いはず。

「はい。近道あります、こちらからドーゾ」、と「stuff room」の奥のドアを開けてくださる。

二番目は、驚き。

「僕です」って。

1階の優しいお兄さんにも癒されたけど、3階のお兄さんもキラキラ系で。

いい夢見させていただきました。

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何て長い一日だったことでしょう。

お読みいただきほんとうにありがとうございました。

お連れ下さった皆さま、ほんとうにほんとうにありがとうございました。

お次は熊本へ。

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2013年7月16日 (火)

6月の日本 その3 福岡

マニスのお客様であり、チーム浅井(と呼ばれている)のお一人でもあり、

何かとご縁のある三輪素子さん。

私が「福岡でもマニス展やりたいなぁ~」と言うと、

早速福岡の主だったギャラリーさんの資料を送ってくださいました。

そして、今回ようやく機会があり福岡、というか、九州に初上陸。

6月30日、名古屋からヒコーキでぴょーんと飛んでいきました。

今回の九州は、7月1日から開催の熊本・ミディタブレさんでのマニス展にお邪魔するのをきっかけに、その前後に福岡と鹿児島をくっつけたグランドツアーなのです。

全部が片道切符だし、毎日違うところに泊まるし、その下調べと予約だけでもずいぶん時間がかかりました(不慣れなもので…)。

そして福岡には、

この日に合わせて東京から三輪さんも来てくださって、Photo_4

三輪さんの織物仲間の皆さまに

ご案内いただき、

すっごく充実の福岡だったのです。

まずは織物工房「布布(huhu)」の皆さま、

本当にありがとうございました。

三輪さんは10年前にお仕事の関係で

東京に移転されたそうですが、

その前はずっと福岡でこのお仲間と織物をされていたとか。

空港から地下鉄で「赤坂」という駅まで行くと、Photo_5

皆さまがお迎えに来てくださっていました。

ビルの中の広い一室に

展示スペースと工房、染色室が。

水場は元はなかったので

全部あつらえたのだそうです。

織り機がこんなに。Photo_6


織物はたしなまない(ほかにも多くたしなまない)ワタシですが、

ここは何となく文化服装学院の

教室みたいな懐かしさも。

材料は反対側の壁面いっぱいに

つくられた棚にたっぷり

押し込まれています。

さて、皆さまと一息ついたところで

ツアー開始です。

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COZY

まず案内していただいたのは、福岡城跡のお堀端。Cozy_2

ハスが一面に埋め尽くしている素敵なお堀の向かいにある

COZYという、布ものの雑貨屋さん。




こちらは何とショップカードもサイトもないそうですが、

おしゃれなインドのカディコットンのクロスや布巾、キルトがあって

思わずいろいろ買ってしまいました。

今どきインドの布ものはいろいろなプロダクトがあるのですねぇ。

インドへ行っても売ってないかも、な、メイド・イン・インディア。

あぁ、そういえば、こちらのお店は看板もありませんでした。

写真は外からだったらOK、とのことでしたので、これだけパチリ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Photo

この通りにはほかに4件のオシャレなお店が並んでいて、

その4件は同系列なんだそう。

内装デザインもとてもおしゃれでした。

子供服のお店、

大人服のお店、

キッチュなエスニック風の雰囲気のお店、

それとカフェを兼ねた服屋さん。

それぞれの建物は違うビルなのだけど、

それぞれが気持ちのいい空間。Photo_2

向かいがこんな風なロータスポンド続きですから

フロム・バリの私には

「あら、ここにtoko manisをもう1件、

いいんじゃない?」なんて

ひとり妄想。

それにしたって、福岡。

こんなスタートにかなりワクワクです。Photo_3

こちらのカフェ、poliQiさんにて本日のお昼ご飯。

http://www.style-spec.co.jp/CL02_07/list.php

おいしいお昼、いただきました。









本日ご案内くださっている織姫さまたちが

こちら。

Photo_4












のびのびとした

ロータスのお堀を前に

こんな素敵なひと時に感謝。1944_l11


最後の写真は、カフェpoliQiさんの

サイトからお借りしました。無断でごめんなさい。

これ、食べたのです。

ハンバーグ。

ふわふわしてておいしかった!

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まめたびグランドツアー@福岡、つづきます。

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6月の日本 その3 南知多

6月29日

マニスが長年お世話になっているアサンブラージュさんへ

やっとこ、行く機会が現れました。

間kosumiさんの3日目の後、

土曜日の朝。

東京から新幹線で名古屋へ、そこから名鉄線に乗って1時間弱。

南知多の端っこは、日本のコートダジュールとも聞いたことがあるような。

最寄駅までお迎えに来ていただいた車に乗り込むと

広々とした視界に海原が見え始めました。

今回はインド布を扱っていらっしゃるkocariさんとマニスのコラボ展ということで、

kocariさんの布で服をつくられたい方がいるかも? と思い、

押しかけオーダー会を。Photo_13

はじめてお目にかかるオーナーのかよこさん。

上下マニス服をお召しですが、

すごくかよこさんなんです。

何ていうか、全身マニスなんだけれど、もうすっかりかよこさん。(…意味不明かも?)

とにかく素晴らしい方です。

オーダー会はゆったりとしかし途切れなく続きまして、あっ、しまった、写真なし!

お店は午後4時に閉店で。

本当にあっという間だったのです。

絶え間なく来ていただいたオーダーお申込みのお客様。

皆さまあれこれお悩みの上、しっかりお決まりになり。ご注文いただきました。

波の音まで聞こえてきそうなお天気のよい土曜日の午後でした。

閉店後にギャラリーの階上のご自宅でお茶をいただきました。Photo

彫刻作家のご主人さまとともに、

アフタヌーンティー。

今までお世話になって積もる話もいっぱいでしたが、

素晴らしいのは、とにかくご自宅ではモノがすべて収納されていることでした。

無駄なものが一切目に触れるところに出ていないんです。

私も実はバリの家ではかなりその方向を目指しているんですが(笑)、かなり中途半端。

かよこさんのお家は、目の前に海原を見渡す素晴らしい景色と、天窓から差し込む暖かい光と、そしてこのスッキリと片付いている住空間とが、しっかりボーダーラインを持って共存しているかのようで。日本の中にもこんな空間があるんだな、と。

キッチンの「小窓」から見えるのは裏手の森。Photo_2

(うん、バリっぽい。)

アサンブラージュさんのミニマルさ、明るい浜辺に面したロケーションに、マニスの高温多湿な(!)服たちをいつも並べていただいていることに、ちょっとした発見があり親近感を感じました。

まだ明るいけれど、夕暮れ時、ジャズのBGMが流れる車で、駅まで送っていただきました。

この少し後、真っ赤な夕日がほとんど水平線をじわじわっと沈んでいくのが見えて、

目に焼き付きました。

アサンブラージュさん、またいつかお邪魔しますね。今度はお泊りで、水着持っていこ。

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で、この日は名古屋駅近くに泊まりました。Photo_3

名古屋、何度も来ているけれど

泊まるの初めて。

まだ9時ごろなのに、へべれけさんがいっぱいの週末。


ぼけぼけのイルミネーションですが、

(まだ飲んでないのよ、これでも)

川沿いの空気がすごくきれいで気持ちよかったのでした。



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グランドツアー、

翌日はボリューム満載の福岡へ。

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2013年7月15日 (月)

6月の日本 その2 黒豆さんへ

6月27日

間kosiumiさんでの展覧会の合間に、東松山にあるGallery黒豆さんへ行ってきました。

黒豆さんの土屋夫妻とばったり出会ったのは、

それこそ、

間kosumiさんとの打ち合わせのときだったから、確か今年の4月。

それまで一度もお目にかかった事はなかったけれど

けろちゃん時代のマニスが何度かお世話になっていたこともあって

Dees Hallさんで展示もされていることから、

「まだ顔を合わせたことのなかったお隣さん」みたいな。

お目にかかって、やはりぜんぜん「初めましてではない」気がしてしまう。

黒豆さんのランプ、皆さまはご存知でしょうか?

アンティークのいろんなパーツを組み合わせて

ほっこり、時代を忘れるようなシンプルなランプ。

ここにそれと分かる写真がなくて申し訳ないのですが。Photo_6

それよりも。

黒豆さんといえばずっと案じていたお店でもありました。

昨年、火事で作業場とお店が燃えてしまったという知らせを聞いて以来、

皆でとても心配していたのですが、

今年1月に新築完成、復活したとのこと。

そう分かったら、是非行きたい!って思ってしまって今回しっかり予定に組み込んで、押しかけました!Photo_7

土屋さんのギャラリーショップには、奥に素敵なキッチン&ダイニングがありました。

こちらでは毎月決まった日に特別メニューのおいしいランチがふるまわれているそう。

よく見ると、あの黒豆さんのランプがあちこちにさりげなく釣る下がっております。

食指が動く動く。(ランプへの。)

お店の写真、ちょっとピンぼけですみません。

実は、外には

看板も何もないらしいのですが、

店内はその周辺のなだらかな田畑や住宅地と比べたら、明らかに異空間。

入ったことがない人には分からないし、Photo_8

通りがかかりでたまたまという事もほぼなさそうな、ヒミツの空間。

それでもやはりファンが多いのは、ネット検索すれば分かります(笑)。

お店と横つながりのお父さん(土屋さんのご主人)の作業場も見せていただきました。

棚には(この棚も一応売り物らしいですが)、

ランプの素材になりそうな古いものたちがいろいろ。

しかしです。

お父さん曰く、ランプづくりは週末だけ。

え? じゃ、ふだんは?Photo_9

「普段は金属加工の町工場ですよ」って。

あら、本当に!

お父さんの作業台で

その日つくられていたのは、

ブルドーザーの部品。

鉄パイプを特定のサイズに切って、

その一端を削って……、という、

びっくりするほど一般的な金属加工の作業。

こうした仕事をしながらPhoto_10

余暇の時間にあの「黒豆さんのランプ」をつくっているなんて

ちょっと驚きです。

あの時代がかった豆電球の1ルクスの明るさの、独特のランプがどういう風に生まれるのかというと、

土屋さんがお父さんに「これとこれでこういうものをつくったら」と、注文することから始まるらしく。

お父さんは職人、お母さんはデザイナー、ってことなのでしょうか。

それにしてもこの新しいギャラリーと作業場の、静かで生き生きとした感覚は。

何だか見えないけれどピカピカとしたものがここにはありますよ。

「でもね、火事の前はもっとすごくいろんなものがあったんだけど。今はこれだけ」って、お父さん。

そんなこと、ないない。Photo_12

以前を見てないからあんまり言えないけれど。でも一言、よくぞここまで!

黒豆さんの歴史はこれからもどんどん更新されると思います。

そばでお孫さんがトンカチで釘を打って遊んでいるところからして。

今回は、小さなシャンデリアを買いました。

京都のtoko manisで使います。

これからは離れていてもずっとお隣さんですよ、黒豆さん! よろしくお願いしますです。

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つづく。またすぐに~。…の、予定。

あ、そうそう。

ちなみに黒豆さんの展覧会が9月にDees Hallで開催されるそうですよ。楽しみです!


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間kosumiさんにて

バリへ戻って1週間。

週末にやっと大きな荷物をひとつ日本へ送りひと段落したところです。

私が日本を発った日の前日、梅雨明け宣言と聞きました。

今回は3週間と長い帰国だったのにほとんどが曇りか雨で

比較的涼しかったので、その後軒並み37度(!)などのニュースに

本当に申し訳ない気持ちになります。

いまが冬の南半球で、

平均気温26度ほどのバリ。

機会があれば皆さんぜひ避暑に来てくださいね。

さて、

ブログの方は大分さかのぼることになります、いつも見てくださっている皆さま

ごめんなさいです。

たくさん書きたいことがあるため、

また写真もたくさん撮ってあるのですが順を追って入れていきます。

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6月25日からの

間kosumiさんでのマニス展。Photo

前日の設営にお伺いすると、

店内はもうすっかり展示のしつらえになっていました。

試着室をつくったり、棚を移動したり。

大きなところは店主の矢野さんが全部やり終えていました。

しかも、出されたのがこれ。

矢野さんのご主人お手製のティラミス。

噂によるとご主人は相当な料理人らしいんです。(いいなぁ!)

お伺いした時間は曇りだったのが、Photo_2

だんだん日が差しはじめ

西向きのギャラリーは素敵な光に包まれます。

階段側にはモノトーンの服、

反対側にはプリントの服を並べて

コントラストのある空間に。

服の配置をゆるゆると決めながら

畳んだり掛けたりやっているところへ

なぜかどんどん人が入ってくる。

「あの~、前日ですよね?」って聞いたのはPhoto_3

私でした。

どんどん入っていらした皆さまは、

矢野さんのごはん友達でした!

その日の夜は

矢野さんのお友達の皆さまと

ご一緒させていただいて

すっごくにぎやかに

電車に乗って帰らなければならないのを忘れ、酔っぱらうまで(!)

飲んじゃいました。

あはははは!!!

しかし、初日はこれからよ。

翌、初日は、何と、ざんざ降り。Photo_4

開店から1時間後くらいにお伺いするとすでにたくさんの皆さまが!

この雨の中何てありがたいことでしょうか。

真鶴からお越しの我師匠、浅井恵子さんは

上下マニスでこちらの素敵なカゴに

台湾からのとあるお土産を入れて

持って来てくださいました。

そのお土産は、

次回マニスの秋服でお目見えすることに

なっております。うふふふふ。

それにしてもずううううっと降っておりました。

ちょっとも止みませんでした。

しかし、人も全く途切れませんでした。

閉店まで楽しくホットな時間が流れました。感謝、感謝の初日でした。

kosumiさんの2日目は、

ちょっと遠出をし欠席。Photo_5

3日目の夕方にまた

ちょっとだけお伺いして、

その時間に集まってくださった皆さん。

右の赤いバッグを持った人は、

山田育子さんという方。

京都から来てくださいました。

詳しくはまた改めてご紹介しますが、

「こんな人、いたんだ!」と、

びっくりしたのが確か4月ごろ。とある英文サイトのリンクからつながったのでした。

それからメールでやり取りして、今回はじめてお目にかかったばかりでありながら

マニスに今後いろいろご協力いただけそうな気配。すごくすごく楽しみです。

インドに通い続けて四半世紀という布コレクターさんなんです。

真ん中は川内たみさん、左は金澤博さん。

……ほか、たくさんの皆さまにお目にかかることが出来ました。

間kosumiの矢野さん、

お越しくださった皆さま、素敵な時間にほんとうに感謝です。

ありがとうございました。

皆さまからいただいたピンクのハート(のようなもの)を抱えて、

また10月に東京へ戻ってまいりますよ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つづく。

でも、すぐに~。

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2013年7月 3日 (水)

6月の日本 その1

6月30日に文字だけのブログを入れましたが、

今日は先週に遡って写真を入れます。

私は昨日の晩京都に着きましたが、__

九州は3日間とも曇りまたは雨。

雨を連れて移動する女といわれております。

で、京都、降り始めました。









・・・・・・・・・・・・・・・・

6月22日、クロマニヨンの森田わかなさんのお話会

無事終了。

来場者があいにく少なくて残念でしたが___2

すばらしいお話しでした。

この日の閉店前に滑り込みでご来店は

スピナッツのポンタさんこと本出ますみさん。

今秋冬でポンタさんが作られる予定のウール素材を

マニスにもご提供いただく予定で、

糸の見本などをご持参いただきました。

ニット糸だとこんなにかわいい編地見本。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

この日は私たちたまたまお呼ばれがあり、___3

ポンタさんもご一緒に。

中国茶のお茶会です。

今回のクロマー展でマニスの服をお買い上げのperuさんと、

お茶会の主宰者である京友禅の高橋周也さんが

時間外に特別に振舞ってくださるとの事で。

わたしはお茶のことなどはあまりに無知なのですが、

たまたま居合わせた方々とのお話しも興味深く___4

とても楽しいひと時でした。

上の写真が高橋さん。

peruさんは台湾から日本に帰化されたそうです。

お茶の種類については簡単な説明がありましたが、

入れ方やお茶の種類ということよりも

peruさんが大切にされていることはこころ。

日本的な間(ま)を取り入れたシンプルなスタイルと

ほとんど飾り気のない道具、

それほど所作にこだわらず、お茶がただひたすら

美しく美味しく開くように心をこめているようでした。
___5

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

6月24日(月)

実は数日前にちょっとショックなことがあり、

ずっと低迷中だったのですが

この日の朝に限って早朝からぱちりと目が覚める。

そうだ、下鴨神社。

ハリのセンセイに聞いた

この周辺で浄化にいいスポット。

「ただし朝できるだけ早くに行ってください」って言われながら、

その日までは朝といえば雨、

前日は遅くまで人と合っているからもちろん起きれない

、というパターンが続いていたのです。

この鳥居は下鴨さんの西側入り口にある河合神社。

薄日の差す朝、木漏れ日が美しく。

女性を守る美麗の神様だそうで、

境内もすっきり気持ちのいい空気。___6

ここを抜けていくと糺の森(ただすのもり)の下鴨さんです。

参道の左右に小さなせせらぎが。

この森に浄化の作用があるそうです。

境内はまだ早朝なので人気も少なく、

でも朝からお参りの人がちらほら。

私もしっかりお参りして、

森林浴して。

やっぱり森が好きだなぁ。

いつも森の隣に住んでいても。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・___7

バスに乗る大通りに出るとお饅頭屋さんが

店を開けて忙しそうにお饅頭をつくっている。

なんとなく台湾の朝を思い出しながら

豆大福とわらびもちを買ってみました。

有名なお店なのだろうな。

出町商店街の入り口付近。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この日は結局仕事はパスさせてもらい、___8

処処の用事を済ませ

午後は「顔面マッサージ」を受けました。

カオのつぼマッサージ。

ほろほろさんという方です。

わかなさんが行って

「すっごく気持ちよかった!」という、

マニスから徒歩1分のところ。

ああ、確かに。気持ちがいいのもあるけれど

かなり顔面が若返ることは確か。

東京の展覧会前にちょうどヨカッタのも確か。

この方、飛田さん。

あとでお知らせしますが、たまたまですが

この方がハリのセンセイにそっくりな件。(!!!)

下鴨さんのヒーリングと飛田さんのマッサージで元気になり、

予定よりも1日早く東京へ向かいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つづく~


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