2月のバリ
もう東京では桜が咲いちゃっているなんて驚きです。
明日皆さまへ発送する作品展のご案内状、4月11日からのjikonka TOKYOは、
桜満開の並木道を歩いて来ていただくことをネラッていたんですから!わぁ。
どんどん季節はハヤマキになっているのですね。わぁ、わぁ!
そして、その逆を行っている私は、
3月はもう20日というのに「2月のバリ」ってタイトルのブログアップです。
2月がちょっとだけ短い月だというのももはや理由になりませんね~。
しかも思っていた以上にいろんな事がありました。
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お天気雨
2月は嵐の1か月でした。
突風ですだれと瓦が飛び、落ち、壊れました。
時折空と地上の相談が間に合わないみたいに、
夕日が射しているのに大雨とか(笑)。
すだれは建物の雨除けになるのですが、
飛ばないように結びつけるがいいか、
いっそ巻き上げた方がいいか、毎日忙しかった。
そうこうするうち、子供が急に熱出したと思ったら
両あごがみるみる腫れてきて。
1週間して治ったかと思ったら今度は髄膜炎。
合併症なのでした。
何かと落ち着かない春の嵐でした。
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鳥毛清喜さんのお家へ
なぜか、大雨大嵐の日に電話がかかってきました。
鳥毛清喜さんの親友の某織物作家さんからのとある件で、
清喜さんがまず会いましょう、って。
工房件ご自宅へ伺う事になりました。
清喜さんはガラス作家。
バリの高級ホテルの多くのエントランスを飾る作品の
多くは清喜さんのもの。
バリ在住の日本人の作家で第一人者だし、
うん、きっと何かの間違いだろうけれど
きっと春の嵐の仕業と思うけれど、
もちろん以前お目にかかった事はすっかりお忘れだし(笑)。
で、この写真は、清喜さんのテーマの一つである
「仏像」の手の型、ご自邸のリビングの前の庭に置かれているものです。
ガラス作品だから、型が必要。でも、その型が何でできているかと言えば、
発泡スチロールなんだそう。
「この前の嵐でさ、指先が折れちゃって中がバレるようになったよ」、ですって!
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刈り取る前に
刈り取る前に雨とか風でなぎ倒されてしまった稲は、出荷できないらしい。
それで、お天気が難しい間は、刈取りは「なぎ倒されていないところ」が優先順。
このように
そこからまた
新しい芽生えがはじまっているという訳。
3毛作のバリの田んぼ、
世界遺産に登録されたスバックという
とても高度な水利システムで成り立っているのだけど、
諦めも肝心なのでしょうか。
ちなみにバリでのお米の値段は25キロで約2000円です。
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柚木ミサトさんのトーク会
イラストレーターのミサトさんが
バリへ来ました。
きゅうりちゃんと呼ばれているマスコット的なアイコン、
ネットで見たことある人も多いかも?
あるいは震災後、放射線の影響を象徴した
「あかいつぶつぶの絵」を見たことがある人も?
ミサトさんはもともとバリ・リピーターとかでUBUDにお友達もいろいろ。
で、今回はcafe Angkasaにてトーク会をしてもらうことに。
写真左がミサトさん、真ん中は影武者の由美さん、右はsisiの尚美さん。
あかつぶのほか、
原発事故後、ただしく放射線の知識を理解して暮らしていくためのハンドブック「放射線になんか、まけないぞ!」を出版されたエピソードを。
トーク後は今日本で劇場公開中の「おだやかな日常」を上映。
ミサトさんが橋渡しとなって海外ではおそらく初めての上映に。
東京で震災を体験した人にとっては
私も半分くらいしか見られなかった(途中退場!)けれど、
バリにいて震災について限られた情報でしか知らない人にとって
何かに気づくきっかけになっていたらいいなぁ。
最後に、ミサトさんからお守りのような鉤針編みのミニきゅうりちゃん、
「どれでも好きなの選んで~」って。
おたふく療養中のうちの子供に、もらいました。
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続きはまた近々。
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