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2012年11月18日 (日)

作品展ありがとうございました。

2日前にバリへ戻りました。

今回は7か月ぶりの作品展、はじめてのジコンカさん。

はじめての京都からの搬入で忘れ物もたくさんでしたが、

「器屋さんだから」ってあえて持っていかなかった花器。Photo_2

でも、やっぱり生きたものが欲しいなぁ、とぼやくと

お庭からこんなかわいい鉢植えを貸してくださったり。

大変お世話になりました。

そして。

遠方から迷いながら来てくださった皆さま、

お仕事のお休みまで工面いただいてお越しくださった方々もいらっしゃって

本当に深く感謝しております。

わたしの道案内が足りずにお迷いになった方が多く、大変申し訳ありません。

東京での作品展は今のところ、来年も2回、ジコンカさんで開催の予定です。

次回はぜひ限定カフェも、と、企画中。

これに懲りず、皆さままた次回も是非お運びくださいますように。

ますます楽しんでいただける作品展を目指していきます!

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こちら、作品展前日、設営のときの一コマ。

10月にバグルーで購入したブロックプリントをその足でアーメダバードへ持って行って、無理を言って特急で仕上げてもらった「カッチブラウス」が、ジコンカさんへ予定通りに直送されてきました。Photo_3

箱から出すと、

箱とおんなじ形で出てきた服の重なり具合に

普段はとっても静かな京都スタッフまゆこさんが

思わず「クククク」っと笑った。

確かに、可笑しい。

かわいい、いとおしいかたち。

インドからの熱意がそのまんまかたちに。

バグルーのブロックプリントがクウネルに出ているよ、ってお客様から教えていただいて

(全然知らなかった~~~)

その布でつくられた服がこんな形で出てきました。

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今回は家で一度もご飯を炊かずにほぼ外食に尽きました。

これに反省して昨日はPhoto

一日プチ断食。

きょうも普段の半分だけのごはんで調整中。

京都では近くに

気軽に入れて安くておいしいお店が

たくさんあるのでつい。

東京では、時間が中途半端だからと、ついつい。

京都の場合、ひとりごはんはこんな感じ。

おばんざい文化バンザイ(!)、コンビニ要らずの充実ごはん。

…、で、ついつい、食べすぎるわけです。

まだまだ“はじめまして”な京都です。

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話しが前後しますが、

京都から東京へ向かった11月8日。Photo

早朝出発で「窓側の空席は1席のみ」という滑り込みセーフながら

その窓際で早速爆睡。

ふっと目覚めた折、車窓には、

お久しぶりな富士サンが。

おっと、カメラ、間に合った!

そして再び爆睡という幸先の良い朝なのでした。

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作品展が終わった翌日。

浅井恵子さんが「musuburiさんを見に行く」というので

勝手にご一緒させていただくことに。Photo_2


だって、ほら、お師匠さまだから。

(いえいえ、実はほかにもいろいろと手前勝手な諸事情が……。)

それにしても。

とってもお久しぶりな長谷真由美さん、

会場のcontextさんがこの方の展示には本当によく合っていて。

次から次から入っていらっしゃるお客様のゆるやかな流れもステキでしたし、

久しぶりに拝見したmusuburiさんの布は新鮮でステキでした。

思いつきで、京都toko manisでもいかが?って伺ってみると

いいですよ~、って。

うわぉ、これは楽しみ。

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ところでみなさん。

京都では、

10月にオープンした元恵文社でお勤めだった椹木さんのお店kitが目下話題になっています。

私も流れで2回ほど、いや3回か?Kit

1週間ほどの間に行かせていただきました。

何しろマニス@京都とは徒歩10分圏内。

モリカゲシャツさんの向かいという

とっても分かりやすい場所でもあり。

ついつい寄りたくなっちゃうのは、

ロケーションだけではありませんよ。

居心地の良さ。

古い洋品店をほぼそのまま使っている自然さに

安心感。

私たちの大好きなものたちが心地よく揃っていて。

店内の一角には、渋好みな韓国コーナーが。Kit_2

椹木さんのサイトによれば、

「李青喫茶 李青」は1988年に高麗美術館を創設した鄭詔文氏のご家族である、鄭玲姫さんが運営されているお茶屋さんです。……ご縁あって、このたび李青店内に設置されている図書販売コーナー「李青文庫」をKitの一角にも作っていただくことになりました。美術書を中心とする古本のほか雑貨、食品も販売していただきます。

http://kit-s.info/news/ncats/%e5%ba%97%e8%88%97%e6%83%85%e5%a0%b1

……とのこと。

こちらでは「三食」(サムシク)本来の発音はとあえて呼ぶ韓国のオーガニックな食材、特に干し菜を販売しています。

「干し菜は基本的に水に戻すだけ。保存食として長持ちするし、干すことで栄養や甘みがぐっと増すので常備菜を作るのにも手軽で、なにせ美味しい。ほんの数十年前までは韓国でも食糧難の時代が続き、米不足のため干し菜や豆などを足してボリュームアップさせていました。貧しい時代の知恵ながら、結果的にはエキスがしみじみと染み渡る美味しい料理が出来上がりました。忙しい時でも、ご飯と栄養たっぷりの菜とスープがあるだけで元気になります。そんな素朴なご飯が好きです。」って。こちらもサイトからの引用。

http://kit-s.info/news/ncats/food

これから楽しみな企画展もいろいろ。

今後京都へ行くたびに通い詰めることになるでしょう!

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最後に。Photo_3

今回作品展の最終日、

皆さんに許可をいただいて

国会議事堂前、首相官邸前周辺でおこなわれた

「11.11 反原発 1000000 人大占拠」に

参加させていただきました。

直前まではっきりした情報がなかったので迷いましたが、いざ。

午後3時半、雨が降り出した桜新町を出て地下鉄で。

ジコンカの西川さんも「一緒に行きます!」って

賛同してくださいました。Photo_4

作品展の撤去前の2時間、

10万人規模の大集会を練り歩きました。

3.11から1年8か月。

たくさんの人たちが全国から集まっての抗議行動。

田中康夫さんが個人的に配られている白い風船をもらって皆で平和を祈ります。

これからの日本が本当の意味でしっかりと前を向いて歩んでいけますように。

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次回は

12月6日からのtoko manis@京都での初イベント、

浦田由美子さんのフェルト展に合わせて帰国します。

皆さま、初冬の京都へも是非!

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2012年11月10日 (土)

作品展明日まで

金曜日からはじまっておりますjikonka TOKYOさんでの作品展。

お天気にも恵まれ、

素敵な空間で素敵な時間が流れています。

3階建てのこだわり建築の3階全部を

今回使わせていただいています。Img_0449_1024x768

普段はjikonkaさんの服を展示されている空間は、

今だけこんな風に。

こちらのお部屋にはインド布の柄物シリーズを。

おとなりの普段は使っておられないお部屋も特別に開放していただいて、

そちらにウール服と上海木綿の服を展示しています。

きょうまで来て下さった皆様、

楽しいひと時を本当にありがとうございました。

皆様のところへお嫁入りした今回の服たちが

活躍できるといいなぁ、と願っております。

「場所が分かりにくかった~」

「迷って全然違う方向に行っちゃいました」

という方が大多数の中。

どうか分からないまま成り行きでお帰りなった方がいませんでしたよう。

来て下さる皆様、ぜひぜひ、

赤いポイントカードをお忘れなくお持ちくださいますよう。

作品展は明日まで。

明日も楽しみにお待ちしております。

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2012年11月 5日 (月)

まめしんぶん 2012冬 3

いよいよ今週末です。

きょうは作品紹介の前に、「お知らせ」でも掲示中の赤いポイントカードについて。

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☆ポイントカード廃止のお知らせ

アトリエマニス作品展、toko manisでお買い上げの際に発行させていただいておりました

ポイントカード(赤い名刺サイズのもの)は、

この11月で廃止させていただくことになりました。

これまでお買い上げのポイントは、 カードがいっぱいにならないものでもスタンプの

個数分を還元させていただきますので以下をご利用ください。

①11月9~11日開催の作品展(@Jikonka TOKYO)で、

お買い上げの際にポイント個数分のお値引をさせていただきます。

作品展にお越しいただける方はどうぞポイントカードをお忘れなく。

②12月末まで京都直営店toko manisにてお買い上げの際に還元させていただきます。

③12月1日~25日の間にポイントカードをお送りいただき、

その分の金額をご指定の口座あてにお振込いたします。

☆ 期間外はご容赦いただけますようご協力をお願いいたします 。

お送りいただく際は
●お名前
●ご住所
●携帯電話番号、またはご自宅の電話番号
●Eメールアドレス
●ご指定の口座銀行名、支店名、名義、口座番号

ご指定の銀行によっては現金書留で送らせていただくことがあるかもしれません。

振り込みまたは発送時期はこちらから直接お知らせをいたします。

ポイントカードはもともと消費税額5%を直接お買い上げの方にのみ

お値引するために設けました。

2013年からは作品展、toko manisでお買い上げの際は税抜き価格にて販売させて

いただきます。

☆東京で開催のマニス展でも「作品展」でないイベントの場合は税込み価格となります。

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では、きょうも「まめしんぶん」です。

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インディゴいろいろ

Sgh_indigo_print_sk今年の冬のインディゴ・シリーズは、

「まめ日記」6月、上海の旅でご紹介した

「中国藍印花布館」の藍印花布です。

川の流れに騎馬民族のような、

横の先にインパクトがある柄。

キャンバス風に厚手なのでウールの季節に、

と、早速取り出して

切り替えを入れたトライバルスカートに。

下の部分には

少数民族の藍染手織り布を使っています。

冬の空気の中で藍の色がよりくっきり映えそうです。

その下は、Pt

マニスのご近所さんチョックさんのバティック。

本当に、歩いてでも行けるくらい近いのですよ。

9月に注文したものが

予定通り出来上がってきました。

今も手描きが中心で藍染で仕事を続ける

この工房は、

今ではすっかり有名になりました。

このイスラミックな

タイル細工のようなパターンが

定番となって以来のことです。

ダイナミックでいて飽きない

こうした定番がPt_2

ここペジェンで生まれたことは

マニスにとっても大きな励みになります。

でも、有名になったので

その分お値段もぐぐぐっとアップ、

……仕方ありませんね。

もはや、バティック界の

一大ブランドかもしれないし。








その他の作品もおススメいろいろ。

会場まで、あと少し。お楽しみに!

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作品展へいらっしゃる皆さまへ

今回の会場ジコンカさんは、最寄駅から徒歩15分ほどかかります。

元気に歩かれる場合は、駅から南側地上へ出て三井住友銀行角の斜め方向の商店街に入ってください。

「サザエさん通り」の看板があちこちに出ています。

ちょっと二股になっていますが、左に直進。

大きな道路、246を渡って桜並木の住宅街をさらにそのまままっすぐ。

バス停の先に深沢高校、日体大があります。日体大を左に途中、駒沢通りへ出るひとつ前の路地を右へ入ります。

右角にある白い建物がジコンカさん。

入口はその建物の角を右に入ったところにあります。

DMの地図は簡略化しています。

ジコンカさんのサイト内の地図が分かりやすいです。

http://jikonka.com/shop/

徒歩では距離が結構ありますので、バスをご利用になる場合は以下。

東急田園都市線「桜新町」よりバス
黒07目黒行き「深沢高校」下車徒歩2分
都立01都立大学駅行き「深沢高校」下車徒歩2分
JR・日比谷線「恵比寿」よりバス
恵32用賀行き「日本体育大学前」下車徒歩2分
東急大井町線「等々力」よりバス
等12成城学園駅行き「日本体育大学前」下車徒歩2分
用06成城学園駅行き「日本体育大学前」下車徒歩2分

それでは皆さま、

ジコンカさんでお目にかかれることを楽しみに

お待ちしております。




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2012年11月 4日 (日)

まめしんぶん 2012冬 2

つづきのきょうは、

いきなりですが(笑)写真をいつもより大きめにアップしてみます。

きょうはカラフルなヴィジュアル版「まめしんぶん」です。

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カラフルなパート

Jemputan_pt


ジュンプタンのパンツ、継続しています。このミント色はとっておき。

1枚しかないのが残念!

Kanta_sk


リサイクルカンタのシリーズ。今回はパッチワークのものが新入荷。

Kanta_saru_pt

カメラのセットがなぜかソフトフォーカスのまま戻せなくなり、こんな写真ですが。

カンタでパンツもつくってみました。

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シルクプリントで

タッサーシルクのハリがあるシルク生地。

インドらしい柄がいろいろ揃いました。こちらもやはりいろいろコンビにして。

Photo_2

板前シャツと呼んでいるカタチ。

背中の切り替え部分とストラップを別柄にしてつくりました。

Photo_4


こちらはタイ・チュニック。パイピングとストップがコンビネーション柄。

Silk_robe


懐かしい、ローブ・ドレス。

貝殻のようなフリルのキャップスリーブとストラップが別柄。

赤とピンクが基調のプリントで。

Photo_5

同形でこちらの柄もおもしろく。

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グジャラート産ブロックプリントで

アーメダバードの細い梯子のような階段を上って

中が満員だったあのお店にて買いました。

Photo_6

またまたコンビネーションが楽しい生地で。

久しぶりに包みボタンでカタックシャツ。


Jkt_2

ハンジャケットもかわいい配色でできました。

Pr


こちらは天然染め、伝統柄。

トライバルスカートと呼んでいるこちらのかたち、今回もいろいろな柄でつくっています。

Patchwork_sk


ちなみに、こちらはラジャスターン産プリントのパッチワークです。

ご案内状にも掲載のもの。

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「まめしんぶん」、もう少し続きます。

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2012年11月 3日 (土)

まめしんぶん 2012冬 1

お待たせをいたしました。

作品展がもうすぐです。

今回はちょっと間があきました。

それで、季節感も秋から冬、その先のシーズンのお出かけ用まで揃う「2012冬」の作品展です。

明日の晩バリから出発ですが、きょうやっと服の種類が揃ったばかり(!)。

インドの生地たちの服もちゃんと間に合いそうです。

新しい服たち、秋から継続の服たち。

その一部をご紹介します。

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ダブル仕立てのインドパンツBrocade_india_pt


暑い季節はプリントで何枚も何枚も作りました。

ウールの季節に異素材が楽しめるよう、

薄手の生地にヘンプやリネンを重ねて

いろいろなインドパンツ。

上は宮廷風渋めのラメ糸入りのブロケード織オーガンジー。

薄くてハリがあるけれど中に薄手のリネンを重ねたら、

柔らかさが出ました。


その下は、

同じくブロケードのカットワークで薄手のコットン。P1100531

こういうインドもありますよね。

濃いめの生成でヘンプと組み合わせました。

自然色のウールと合せて履いてみたくなります。

ほか、

ダークカラーのシェットランドウールリネン&

バリ手織り生地のもの、

ヘンプを表使いにしたものなどなど。

いろいろ履き比べが楽しくなりそうです。


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ウールの服P1100537


今年もウール服は

シェットランドウールリネンを選びました。

堅さが特徴のシェットランドウールと

滑らかさがあるヨーロッパリネンとの

混紡トップ染めの糸で、

縦横に違う色をシャンブレー調に織ったもらったもの。

深みのあるいい色で、

ふっくらしっかり、由緒正しき(?)ウールの着心地に。
Tent_parka
アウターとボトムで7つのデザインを。

中央はテントパーカと呼んでいます。

背中がテントのような形に立体的。

裏地にソフトカラーのクロマーを使った

ちょっと贅沢なハーフコート。

下の写真はインド仕入。

こちらも毎冬おなじみのPhoto

ヒマーチャルプラデーシュ産ヤクウールです。

今回のものはふっくらとやわらかく上品、

存在感あるコートをお探しの方に、おすすめです。

織上がりの色も

部分的にいろいろなのです。

裏地はやわらかい風合いの天然染めのブロックプリント。


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上海木綿の服

秋から作り始めたこちら、今回は種類が豊富に揃います。P1100526

前回もご紹介をしていますが

「上海で出会って、

その後ご縁があってジコンカさんからお分けいただいた」

というからには、

ジコンカさんで開催の今回のメイン服たちです。

秋の回でのまめしんぶんは、

http://ateliermanis.air-nifty.com/blog/2012/08/index.html

以前もご紹介をしましたが

お師匠・浅井恵子さんのお話は、Ns

http://nunocha.exblog.jp/18397974/

ほどほどに目が詰まっていて堅さのある木綿生地は

仕立て映えします。

1反ごとに違う格子の楽しさから

ほぼ全部の服が柄同士のコンビネーション。

つくっている間は

どの柄をどの部分に使うかほんとうに悩ましかった(笑)けれど、

出来上がってみると

それがすごくフィットしているもの、意外だったものSgh_dbl_benz_jkt

いろいろあります。

出来上がってみないと本当のところが分からないのは

どの服にも言えることですが

この木綿はことさら悩ましかった(笑)。

ただ、古いものだけに

若干の汚れがあるもの、水洗いで色が滲んだものもあり

それを捨てずに使っている点をご理解ください。

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まめしんぶん、続きます。

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2012年11月 2日 (金)

10月のバリ

11月になりました。

このところ、びっくりするくらい毎日があっという間。

子供も「一昨日が日曜日だったような気がするくらいだけど今日はもう木曜日なんだねー」って。

皆さまはいかがですか?

あっという間に夜になり、朝になるんだけれど、記憶をひも解けばその一日はすっごく長いことにも気づきます。朝ごはんに食べたバナナとグァバなんて、すごーく遠い過去。

……、という傾向が顕著。

グァバとマンゴーは旬で、地物がパサールで安く買えるこの頃。

ナマの食べ物が食べたい症候群で、サラダでは成り立たず、野菜の浅漬けやらくだものやらをやたらとおいしく食べているのも最近の傾向。

ほにゃらら、それでは10月のバリ日記です。

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10月某日。

主人がひと月くらい前に急に犬を飼い始めました。Photo_2

うちは犬屋敷だから今更なのだけど、実家で飼い始めたのです。

ルナちゃんというきれいなお名前の女の子。

生後まだ2カ月なのに、うちの犬ちゃんたちをしのぐうんと大きい子。

成長したらどんだけおっきくなるのかと(どれだけご飯を食べる子になるのかと)今から心配なのは私だけ? 子供は実家からルナちゃんを連れてきてはお友達のようにして遊ぶ。朝ごはんだって、椅子に乗って一緒がいいって。……」

インドへ行っていた間はどうやらうちでずーっとお泊りだったもよう。……

うちで飼えたらいいのだけど、ここは、気持ちを堅くしてノー。

子犬でこの大きさですから、なぁ。

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某日。Photo_3

デンパサールでプリプリしたエビを買ってきました。

その翌日、偶然にも、すんなりさっぱり炊飯器のセットをし忘れました。

そうか! って。我ながら、瞬時でナイス。

ピラフのようなレシピでパエリャのようにフライパンで炊いてみました。

タマネギとバターとエビ、ローリエはシアワセの味。

底がちょっと焦げたところで火を止めて、おこげがおいしいのですから。

インドネシアはエビの産地。冷凍されないままのエビは最高のご馳走の一つなんです。

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とある日曜日。

休日出勤のスタッフをねぎらって、パサールでジャジャン(バリのお菓子)をいろいろ買って差し入れに。Photo

たまたま他からもいただき物のジャジャンがあって、いろとりどりの取り合わせになりました。

鮮やかな緑色が多いのは、日本のヨモギのように使われるパンダンリーフという葉っぱの色。人工的に見えるけれど天然色なのです。

バナナの葉で包んで蒸したジャックフルーツのもち菓子や、ロンタルというヤシの若い葉っぱを巻き巻きしてかたちづくるおろしココナッツのお菓子などなど。

全部が周囲にあるもので食べた後のほとんどがオーガニックごみで。

すばらしいおやつです。

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デンパサールのスーパーで、黒いヤシの実みたいなのを特売していました。

写真の手前左側のもの。Photo_4

これ、なぁに?

普通のココナッツより小さくて。

そこでひたすら割って剥いているおじさん。

「これ、すごくカタいんだよー」って。

割って剥いたあとの、ジュースと果肉とが売られていて、地元の人たちがわらわらと。カートに入れる前にジュースをその場で飲み始めるオカアサン続出。ええと、レジはまだなんですが…。

ツラれて買ってきましたけど、このジュース、わぉ! 

アラック(ヤシ酒)のように濃厚でした。これはヒミツの味でしたか?

効用が何かは知りませんけれど。

黒いヤシの実の謎は今のところ謎のまま。

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糸屋さん。

いつもは運転係の子にお使いで頼むから、自分では本当に時々しか行かないのだけど。

10年前からまったく変わることのない風景。Photo_5

時々、この埃っぽいお店に自分で買いに行きたくなるのは本当のことです。

鉄の鎖をジャラジャラ言わせながら二階の倉庫から在庫品を下ろしてくる様子とか、番台みたいにちょっと見晴らしのいい机が店の中央にあって店主はお金を受け取っておつりを出すだけ、というのんきなやり方とか。

よく考えてみたら、店番の子たちも10年くらい前からあまり顔ぶれが変わらない。

時間がとまっているような気すらしてしまう、大好きな場所。

インドにもあるけど、タイムトリップな。

たとえケータイで、wifi フリーでも、こういう光景がそのままであることについて。

感謝。

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某日。

インドからバリへ戻り、間もなく帰国という金澤さんにお願いしてマニススタジオスタッフにヴォイストレーニングのワークショップを。Photo_6

まずは声を出しやすくするためのエクササイズ。

しかし、1時間という限られた時間では、ほとんどが汗かきながらエクササイズ。

そうして、後半。

4つのグループに分かれて発声練習。

ド、ミ、ソ、ド~~~、という音階をそれぞれのグループで。

ところが、順次声を出していくところではナカナカなのですが、金澤さんが「せーのっ!」って言って同時にみんなで声を出す段に至って、全員が「ド~~~」の声。

あれっ???

初回はここまでで終了しました。

先が長そうな、マニス・バリスタジオ合唱団。

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某日。

最近UBUDのメインストリートの一角にできたオシャレなコーヒーショップに、銀行へ行くついでにストップオーバー。Photo_7

何でもインドネシア各地のいろんな豆を揃えているという、オシャレなだけではない堅気なコンセプト。

オープンドアなお店には午前中からウエスタンの観光客がどんどん入ってきて、なかなかの人気でしょうか?

店の人にうるさく聞いて選んだアチェ産オーガニック豆を、数日前から毎朝飲んでいますが、新鮮なだけあってなかなか。

店内の黒板を参照のこと。

深めはアチェ産とマンダリン、浅目はバリ産。Photo_8

インドネシアは間もなく米国コーヒー界に売り込もうとしているだけあって、プロモーションにチカラが入っているのかも。

ともあれ、バリってコーヒーも豊富なロケーションだったことを再確認。

欲張ればもっといい焙煎でもっとおいしいコーヒーがきっとつくれるはず。

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日曜日。

KAMIYUIさんというサロンでパーマをかけてもらいました。Photo_10

半年に1回のパーマっていう時間パーマ液が浸透するのを待つ時間。

メガネがかけられないから雑誌も読めないし。この1時間か2時間くらいのあいだに店主のみゆきさんと深い話題で話すことができることは、いつもおまけ以上のリフレッシュになるのです。

UBUDにこんなサロンがあることのシアワセって。

本当は日曜日はお休みのサロンながら、特別にお願いしているのです。

で、いつものクリクリパーマの仕上げ、今回は編み込みにしていただきました。

こんなヘアは自分じゃ絶対にできないから、みゆきさんに写真撮って!ってお願いを。

バリ人もウエスタンも。

人種の交差点のようにいろんなお客さんが訪れるサロンなのです。

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「まめ日記」、

次回は作品展にお目見えする服のご紹介です。

近日中です、どうぞお楽しみに!

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