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2012年11月 2日 (金)

10月のバリ

11月になりました。

このところ、びっくりするくらい毎日があっという間。

子供も「一昨日が日曜日だったような気がするくらいだけど今日はもう木曜日なんだねー」って。

皆さまはいかがですか?

あっという間に夜になり、朝になるんだけれど、記憶をひも解けばその一日はすっごく長いことにも気づきます。朝ごはんに食べたバナナとグァバなんて、すごーく遠い過去。

……、という傾向が顕著。

グァバとマンゴーは旬で、地物がパサールで安く買えるこの頃。

ナマの食べ物が食べたい症候群で、サラダでは成り立たず、野菜の浅漬けやらくだものやらをやたらとおいしく食べているのも最近の傾向。

ほにゃらら、それでは10月のバリ日記です。

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10月某日。

主人がひと月くらい前に急に犬を飼い始めました。Photo_2

うちは犬屋敷だから今更なのだけど、実家で飼い始めたのです。

ルナちゃんというきれいなお名前の女の子。

生後まだ2カ月なのに、うちの犬ちゃんたちをしのぐうんと大きい子。

成長したらどんだけおっきくなるのかと(どれだけご飯を食べる子になるのかと)今から心配なのは私だけ? 子供は実家からルナちゃんを連れてきてはお友達のようにして遊ぶ。朝ごはんだって、椅子に乗って一緒がいいって。……」

インドへ行っていた間はどうやらうちでずーっとお泊りだったもよう。……

うちで飼えたらいいのだけど、ここは、気持ちを堅くしてノー。

子犬でこの大きさですから、なぁ。

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某日。Photo_3

デンパサールでプリプリしたエビを買ってきました。

その翌日、偶然にも、すんなりさっぱり炊飯器のセットをし忘れました。

そうか! って。我ながら、瞬時でナイス。

ピラフのようなレシピでパエリャのようにフライパンで炊いてみました。

タマネギとバターとエビ、ローリエはシアワセの味。

底がちょっと焦げたところで火を止めて、おこげがおいしいのですから。

インドネシアはエビの産地。冷凍されないままのエビは最高のご馳走の一つなんです。

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とある日曜日。

休日出勤のスタッフをねぎらって、パサールでジャジャン(バリのお菓子)をいろいろ買って差し入れに。Photo

たまたま他からもいただき物のジャジャンがあって、いろとりどりの取り合わせになりました。

鮮やかな緑色が多いのは、日本のヨモギのように使われるパンダンリーフという葉っぱの色。人工的に見えるけれど天然色なのです。

バナナの葉で包んで蒸したジャックフルーツのもち菓子や、ロンタルというヤシの若い葉っぱを巻き巻きしてかたちづくるおろしココナッツのお菓子などなど。

全部が周囲にあるもので食べた後のほとんどがオーガニックごみで。

すばらしいおやつです。

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デンパサールのスーパーで、黒いヤシの実みたいなのを特売していました。

写真の手前左側のもの。Photo_4

これ、なぁに?

普通のココナッツより小さくて。

そこでひたすら割って剥いているおじさん。

「これ、すごくカタいんだよー」って。

割って剥いたあとの、ジュースと果肉とが売られていて、地元の人たちがわらわらと。カートに入れる前にジュースをその場で飲み始めるオカアサン続出。ええと、レジはまだなんですが…。

ツラれて買ってきましたけど、このジュース、わぉ! 

アラック(ヤシ酒)のように濃厚でした。これはヒミツの味でしたか?

効用が何かは知りませんけれど。

黒いヤシの実の謎は今のところ謎のまま。

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糸屋さん。

いつもは運転係の子にお使いで頼むから、自分では本当に時々しか行かないのだけど。

10年前からまったく変わることのない風景。Photo_5

時々、この埃っぽいお店に自分で買いに行きたくなるのは本当のことです。

鉄の鎖をジャラジャラ言わせながら二階の倉庫から在庫品を下ろしてくる様子とか、番台みたいにちょっと見晴らしのいい机が店の中央にあって店主はお金を受け取っておつりを出すだけ、というのんきなやり方とか。

よく考えてみたら、店番の子たちも10年くらい前からあまり顔ぶれが変わらない。

時間がとまっているような気すらしてしまう、大好きな場所。

インドにもあるけど、タイムトリップな。

たとえケータイで、wifi フリーでも、こういう光景がそのままであることについて。

感謝。

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某日。

インドからバリへ戻り、間もなく帰国という金澤さんにお願いしてマニススタジオスタッフにヴォイストレーニングのワークショップを。Photo_6

まずは声を出しやすくするためのエクササイズ。

しかし、1時間という限られた時間では、ほとんどが汗かきながらエクササイズ。

そうして、後半。

4つのグループに分かれて発声練習。

ド、ミ、ソ、ド~~~、という音階をそれぞれのグループで。

ところが、順次声を出していくところではナカナカなのですが、金澤さんが「せーのっ!」って言って同時にみんなで声を出す段に至って、全員が「ド~~~」の声。

あれっ???

初回はここまでで終了しました。

先が長そうな、マニス・バリスタジオ合唱団。

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某日。

最近UBUDのメインストリートの一角にできたオシャレなコーヒーショップに、銀行へ行くついでにストップオーバー。Photo_7

何でもインドネシア各地のいろんな豆を揃えているという、オシャレなだけではない堅気なコンセプト。

オープンドアなお店には午前中からウエスタンの観光客がどんどん入ってきて、なかなかの人気でしょうか?

店の人にうるさく聞いて選んだアチェ産オーガニック豆を、数日前から毎朝飲んでいますが、新鮮なだけあってなかなか。

店内の黒板を参照のこと。

深めはアチェ産とマンダリン、浅目はバリ産。Photo_8

インドネシアは間もなく米国コーヒー界に売り込もうとしているだけあって、プロモーションにチカラが入っているのかも。

ともあれ、バリってコーヒーも豊富なロケーションだったことを再確認。

欲張ればもっといい焙煎でもっとおいしいコーヒーがきっとつくれるはず。

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日曜日。

KAMIYUIさんというサロンでパーマをかけてもらいました。Photo_10

半年に1回のパーマっていう時間パーマ液が浸透するのを待つ時間。

メガネがかけられないから雑誌も読めないし。この1時間か2時間くらいのあいだに店主のみゆきさんと深い話題で話すことができることは、いつもおまけ以上のリフレッシュになるのです。

UBUDにこんなサロンがあることのシアワセって。

本当は日曜日はお休みのサロンながら、特別にお願いしているのです。

で、いつものクリクリパーマの仕上げ、今回は編み込みにしていただきました。

こんなヘアは自分じゃ絶対にできないから、みゆきさんに写真撮って!ってお願いを。

バリ人もウエスタンも。

人種の交差点のようにいろんなお客さんが訪れるサロンなのです。

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「まめ日記」、

次回は作品展にお目見えする服のご紹介です。

近日中です、どうぞお楽しみに!

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