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2012年9月28日 (金)

このごろのバリ

皆さま、お元気でお過ごしですか?

日本ではもう秋の気配でしょうか。

今年も本当に暑かった夏。私はそのほんの一部しか知らないけれど、そのほんの一部でさえ背中にアセモ! だったんですから。その後の暑さや豪雨の繰り返しは、もう想像が追いつかないのです。

これからは食欲の秋ということで、皆さまにおかれましては過酷な夏に消耗したものをしっかり取り戻していただけますように!

さてさて。

9月ももうすぐ終わりに近づいて、私は久しぶりにずるぅぅぅっとバリにかれこれ2か月近く。

その間にこちらではいろいろなことがありましたよ。

気がつけば、あれほど乾燥していたUBUDにもちょっぴり雨が降る様になり、何となく雨期の気配が近づいてきています。

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最初の写真は、8月のガルンガンにさかのぼります。

Hitode_2

フラウさん展への服を送った後、連休最初の日に行ったサヌールビーチ。

うちからは車で45分くらい、子供の学校のすぐ近く、っていうのであまりお休み気分にならないかも、と、思いつつ。

でも、子供にとっては学校とビーチじゃ大違い。長かったはずの夏休みが遊び足りなかったとのことで(むぅぅ!)、朝からとっぷり浜辺三昧。

収穫したのはこのヒトデでした。

膝程度の浅瀬でこんなのが素手で捕えられるなんて。

サヌールはまだまだ自然豊か。

ここのビーチは昔から各国の著名人のお気に入りということで知られているけれど(ミック・ジャガーとか)、バリ人にとっては「彼岸」の場所。これほど観光客が増えたバリだけど、ここに来ると今も静かで癒されるのはバリの神様たちのお陰かな。

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この夏はワタシとしたことが日本からのお客さまがとても多かった。

これまで夏休みにと訪ねて来られる方は多くて3組くらい。Kubun_drink

今年は、何と6組でした。ブラボー!

仕事をちょっと抜けだして皆さまとランチをするのにしばしば訪れたのはメインストリートにある老舗格のCASA LUNA。……しばらくは、毎週のように行きましたなぁ。

そして最近出来たばかりのハノマン通りのKUBUNには、早速ちょっとはまっております。

KAFEというお店と同系列で、KAFEの隣に出来たこのビストロ風レストランはしつらえも凝っている上に料理がすごい。ワインの種類と手ごろさも。

冷えたシャルドネとモロッカン・タジンで1000円ちょっと。パスタもかなりおいしいらしいけれどそこまでなかなか行きつかな~い。

写真はミントとレモンジュースと氷をブレンダーにかけたノンアルコールのフローズンダイキリのようなさわやかなお飲もの。汗ばむ午後が癒されるぅぅ。

ちなみに、このテーブルは足踏みミシンにマーブルの台が乗せられたもの。何てワタシにぴったりな! お料理を待ちながら思わずペダルを踏んじゃうのって、ウレシイやら切ないやら。Kubun_desert

その下のはデザートの一種ですが、もちろんすごくおいしのだけど、まずはお皿として使われている岩盤プレートに誰もが目が行くはず。

バラの花びらが刺さったチョコレート・ムースの下にあるイカットみたいな模様はラズベリーソースとチョコレートでした。

週末ディナーは満席必須、行くなら平日のお昼時かしら。

このほかUBUDには新しいコーヒーショップもいくつか出来ているけどまだチャレンジできていないのがくやしー。

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そして今月来ているお客様は、金澤博さん(ミュージカル俳優さん)とご相棒のテツさん。

男性ながらお二人マニスでいつもいろいろお買い上げ!

バリには年1~3回、お仕事がオフになるときに。Kanazawasan_tjok_a

今まであまりご一緒したことはなかったのですが、今回は来月の私のインド行きに同行されるという事で大分前からスケジュールをいろいろ合わせてきました。

なぜインドへかというと、大変な布好きでいらっしゃる。マニスのバリショップで扱っているブリジット・シンさんのブロックプリントにいたく感動されついにご一緒にインド行きとあいなりました。

今回は来週バリから同じ日に出発することになっており、その前にバリの我々マニスがお世話になっている布工房をいくつかご案内しました。

ここ数年はあまり使っていませんが、Tjok Agungの藍染バティック工房では「キャーキャー」って大騒ぎ。このおっきな方が!(笑)

そして、このバラ柄がどうやらお気に入りに。

「まてまて、まだ時間はたっぷりあるからワークショップに参加してからまたじっくり」、などと、興奮の中にも大変な落ち着きが(笑)。ちなみに今回はインドを入れて1か月のご滞在。

T.Aのバティック、久しぶりに見てとてもいい感じだったのでわたしも早速新規オーダー入れました。

……その後、金澤氏とテツ氏、お昼ご飯をバリスタジオでスタッフと一緒に。Kanazawasan_studio

スタジオのまかないご飯とギャニャールの市場で買ってきたお総菜をいろいろ。楽しかったぁ。

最後に一曲歌ってくださった時には、皆で大感動。

スタジオにいつまでもテノールの余韻が響いているかのようでした。

……インドの旅がホントに楽しみになってきました。

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クニンガンの後、バリスタジオでは二人のスタッフが来なくなりました。ひとりは裁断担当、もうひとりはお昼のまかないとお掃除の人。

経済急成長のインドネシアではものづくりからはどんどん人が離れて、都会への流出がとまりません。マニスでもひところは13人くらいのスタジオスタッフがいて、それも多くがミシンは出来ない初心者で、みんなの手が空かないようにと、残り布で手仕事でバッグをつくったり。それなりに忙しかったことを思い出します。

今は少数精鋭でたった7人だけど(前に比べたら手仕事は減ったものの)ずいぶん質のいいものがつくれるようになっています。

しかし二人も来なくなるとそれはそれはもう大変な大忙し! 

ところが。こんな時代ですが、何とビックリその後4人入りました。

ひとりはうちの主人。ツアー会社を一時休職しての参加。

二人は日本の方です。震災後にバリへ避難されてきた方です。

もうひとりがまかない担当の若い子で。

この体制でこの先どうなるものやらですが、とにかく、新しい風が吹いていて。

バリスタジオ、活気にあふれているのです。

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インド行きまであと少し。

その前に、マニスのフォール&ウィンター服を日本へ送ります!

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